魔法世界のソルジャー   作:凡人王国

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溢れ出す思い

 

 

 

「...ん...あれ...ここは...」

 

ティアナは体を起こし辺りを見回すと、隣のベッドにいるスバルがいるのに気づいた。

 

「スバル?」

 

「あ、ティア。起きた?」

 

「うん。ここは...」

 

「二人とも起きた?」

 

すると部屋のドアが開き、シャマルが入ってくる。

 

「シャマル先生...」

 

「ティアナ、体の調子はどう? なのはちゃんの訓練弾は優秀だから痛みはないと思うけど。」

 

「...はい、痛みはありません。」

 

「スバルはどう? 祐二くんもかなり手加減してくれたから大丈夫だと思うけど。」

 

「...大丈夫です。」

 

二人とも模擬戦を思い出し、顔色が暗くなる。

 

「二人とも最近ちゃんと寝て無かったでしょう?。かなり熟睡してたわよ。」

 

スバルとティアナはシャマルに言われてすぐに窓をみるとすでに太陽がなく、暗くなっていた。ティアナは部屋に飾ってある時計を見る。

 

「もう9時!?」

 

ティアナは驚きを隠せなかった。模擬戦から何時間も眠っていたことに気づいたからである。気づいたの同時に模擬戦のことを思い出していた。

 

「あの...シャマル先生」

 

「あら、どうかしたの?」

 

「模擬戦って...どうなったんですか?」

 

ティアナがシャマルに聴くと、スバルは気まずいそうになる。

 

「ティアナが祐二くんによって眠らされた後の話だけど、私よりもスバルがよくしってるんじゃない?」

 

シャマルがそう言うと、スバルは重い口を開く。

 

「ティアが眠らされた後....あたしは祐二さんと戦ったんだ。全く歯が立たなかった...。」

 

「そう....」

 

それから、2人はしばらく何も喋らなかった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「なのは、いつまでそこにいる気だ」

 

「祐二くん....」

 

もう空は暗くなっていたが、訓練場にはなのはがまだいた。祐二にはなのはの顔は暗く落ち込んでいるように見えた。

 

「ティアナにしたことを悔やんでいるのか」

 

「...うん、私カッとなってティアナにあんなことを。私の監督不行き届きだよね」

 

「お前のしたことは何も間違っていない。むしろティアナのあの行動に怒らなかったなら俺はお前を怒っていただろう。」

 

「...ありがと、祐二くん。」

 

「それにティアナのことは俺にも責任がある。」

 

「えっ...」

 

祐二はティアナがオーバーワークをしていたこと、そしてそれをやめさせなれなかったことをなのはに話した。

 

「ティアナが.....」

 

「だからお前は自分自身を責めるな。責めるぐらいなら話をしたらどうだ、お前の考えを。」

 

「....うん、そうだよね。明日の朝、ちゃんと話すことにするね、フォワードのみんなと。」

 

「ああそれが <<ALART!!>> なんだ!?」

 

「敵!?」

 

祐二となのはは急いで隊舎に戻る。そして途中フェイト合流し、作戦室に急ぐ。そして到着しロングアーチからミッド海上にガジェットドローン航空型が複数機、旋回飛行していることを聞く。

 

作戦会議の結果、ガジェットドローンが海上にいることと機動六課の新しい情報を出さないようにするため、今回はなのは、フェイト、ヴィータの3人で行うことが決まる。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ヘリのプロペラが回転している。そしてヘリの近くには前線メンバーと祐二が集合している。

 

「今回は空戦だから、出撃は私とフェイト隊長とヴィータ副隊長の3人」

 

「フォワードのみんなはロビーで待機ね。」

 

「そっちの指揮はシグナムだ。留守を頼むぞ」

 

「「「はい」」」

 

「...はい」

 

スバルはやや暗い感じだったが、ほとんどいつも通りだった。だがティアナはあからさまくらい元気がない様子でそしてなのはから顔を背けている。

 

「それから、ティアナは出動待機から外れておこうか」

 

「っ!?」

 

なのはの言葉にティアナはもちろんフォワードの3人も驚きを隠せない。

 

「そのほうがいいな。」

 

「今夜は身体的にベストの状態じゃないだろうし。」

 

なのはから待機から外され、ティアナはなのはに一つを問いかける。

 

「...いうことを聞かないやつは使えないってことですか?」

 

ティアナの言葉に、なのはは顔色を一切変えない。

 

「ティアナ...当たり前のことだよ、それ。」

 

「っ!! 現場での指示や命令はちゃんと聴いてます。教導だってさぼらずやってます!!それ以外の努力まで教えられた通りじゃないとダメなんですか!!「もういい加減だまれ、ティアナ」」

 

祐二はティアナの発言に割り込む。

 

「それ以上は時間の無駄だ。」

 

「...祐二さんは力を持っているからそんなことが言えるんです。私はスバルよりも才能がない、エリオやキャロ見たいなレアスキル持ちじゃない...だから少しでも無理しないと、死ぬ気でやらないと強くなれないじゃないですか!!!」

 

ティアナは心に思っていた本音を一気に叫ぶ。

 

その瞬間、シグナムはティアナの服の襟を掴み、拳を握った状態で振り下ろす。ティアナは倒れ呆然としている。

 

「「シグナムさん/シグナム!?」」

 

「心配するな、加減はした。橘の言う通りこれ以上は時間の無駄だ。ヴァイス!! もう出られるな。」

 

「乗り込んでくれればいつでも!」

 

ヴァイスが答えるとフェイト、ヴィータがヘリに乗り込むが、なのは立ち止まろうとする。

 

「ティアナ...帰ってからちゃんと話をしよう!!そうしないと色々伝わらないから!!」

 

「ほら行くぞ!!」

 

なのははヴィータに引っ張られ強引にヘリに乗り込んだ。

 

 






もう10月...早いですね。
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