なのはとティアナが和解してから1週間が立っていた。ティアナはあれからエリオやキャロとも打ち解けている様子だった。
一方祐二は
「いきなりやけど、明日の午後祐二くんはお休みや!!」
「...はやて、いきなりすぎるだろ」
フォワード達の今日の訓練を終えた後、はやてから突然呼ばれていた。
「フォワード達がここ最近ずっと訓練、出動だったから明日の午後は訓練をオフにしよう思うてな。祐二くんここに入ってからずっとフォワード達の訓練してくれたやろ。だから明日の午後はフォワード達と祐二くんはお休み。祐二くんだってたまには休みたいと思うたしね。」
「祐二さんはゆっくり休んでくださいです!!」
「...わかったよ、じゃあありがたくもらおう。丁度行きたいところもあったからな」
祐二が行きたいところとはオークション警護任務のときになのはが話していたミッドチルダで一番美味しいと評判のアイスが売っている店である。
(いきなりだったが、評判のアイスを食べられることになるとは、ああなんて幸せなんだ...)
祐二ははやてとリインがいるにも関わらずいつもの姿とはうって違い満面の笑みを浮かべて意識が飛んでいる。
「祐二くん....戻って来てくれると助かるねんけど」
「っ!? す、すまん!!」
「ええよ。祐二くんがそんな顔になるのは見てるこっちも新鮮で面白いから。」
「ですね、はやてちゃん。」
部隊長室はいつも通り平和である。
ーーーーーーーーーーーー
そして翌日の午後、フォワード達は街へ繰り出している。
「あれ、祐二くんも何処かへ行くの?」
「ああ、お前が前に行ってた例のアイスを買いにな。」
例のアイスと聞いた瞬間、なのはは祐二に言われた言葉も同時に思い出し、顔がほのかに赤くなっていた。
「あ、あのアイスだよね。場所わかるの?」
「ヴィータが教えてくれた。」
「さすがヴィータちゃん...アイスの情報なら何でも知ってるね。」
「じゃあ、俺は行ってくる。」
「ちょっと待って祐二くん!!私も行くよ。」
「別に俺一人でも問題ないが...」
「ダメ、アイスをあげるって前に約束したの。」
「けどお前今日は隊舎で待機するはずじゃ」
フォワード達が午後休みにしたからといって、なのはやフェイトなどの隊長陣も休みというわけではない。隊長陣は隊舎で待機という予定だった。
「ちょっと待ってて!!」
そういうと、なのはは怒涛の勢いで誰かと話し始めた。
「はやてちゃん「どうしたん?」今日の午後ちょっと祐二くんに着いていくから「え?なのはちゃん隊舎で待機する」祐二くんに着いていくから「けど、待機..」お話...しようか「はい、わかりました」はやてちゃん、ありがとう!!」
(なのはが今魔王みたいに見えたのは気のせいだろうか?)
「そうだよ」
「心を読まれるだと!?」
「まあ、それは置いといて。私がそのアイス店にを案内するよ。」
「た、助かる。」
祐二はその時感じていた。なのはは色々と真っ直ぐな奴であると、そう...色々と。
ーーーーーーーーーー
祐二はなのはとともに例のアイス店に来ている。
「あれ、なのはさん、祐二さん?」
そこには、私服姿のスバルとティアナも来ていた。
「スバル達もこの店に来たのか」
「はい!!」
「スバルがここのアイスは絶品っていつも言っていたのでせっかくだから食べようと思って」
「ヴィータちゃんといい、スバルといい、アイス好きは知っているお店なのようだね。」
場所は大通り沿いから少し奥に入ったところにあり、店自体は大きくはないが少し行列が出来ていることから、人気店であることがわかる。
「ティア早く買おう!!」
「はいはい、わかってるわよ」
「私達も行こうか」
「ああ!!」
(祐二くん、目が血走っているよ...)
そして数十分後
「「あの、祐二くん/スバル?」」
「「何だ、なのは/何、ティア?」」
「「何個アイスのせてるの!?」」
「「5個だけど何か」」
祐二とスバルはコーンの上にアイスを5個のせていた。もちろん、お店のメニューにはダブル、トリプルはあったがフィフスは無かった。
「スバル、そんなに食べられるの」
「平気、平気!!」
「アイスはいくらでも食べられる。アイスとはそういうものだ、ティアナ。うん美味いな、さすがミッドで評判のアイス!!」
その後、祐二とスバルはさらに5個食べていた。その様子を見ていたなのはとティアナは二人のアイス好きに呆れていた。
ーーーーーーーーーーー
「ドクター、いいのですか?彼女を」
「彼女のためにはああするしかない。彼らから逃れるためには、わかってくれ。」
「...はい。」