< > 念話
( ) 心の中 でいきます。
海上に浮かぶ訓練場にはスバル達フォワード部隊全員と橘祐二がいた。模擬戦といっても実践形式でするためフォワード全員はバリアジャケットをすでに展開している。すると全員の目の前にモニターが現れる。
「じゃあみんなルールを説明するね。時間は5分間。その間に、フォワードのみんなは祐二くんに一撃入れるかフォワード全員逃げ切ることで勝ちとします。判定は私やフェイト隊長、ヴィータ副隊長が判断します。いいかな?」
「「「「はい!」」」」
「了解した」
全員が返答するとモニターが消え、カウントが始まる。
「いくぞ、【ウェア】」
そして祐二の服装はソルジャー1stのソルジャー服に変わる。祐二はバスターソードを右手で握り、模擬戦開始のカウントを待つ。
「ティア、どうする?」
「実力はおそらく隊長クラス...逃げ切ることができると思う??」
「「無理です!!」」
「あたしもそう思う。だから一撃入れよう。」
「「「わかった!/はい!」」」
そしてカウントが始まる。
[3]
[2]
[1]
[START]
「全員、散開!!3分以内で決めるわよ。」
ティアナに言葉でフォワード全員、その場から消えるように移動する。祐二は右手にバスターソードを握ってはいるがその場から動いてはいない。
(おそらく、5分間逃げ切る選択よりも俺に一撃を入れてくる選択をするに違いない。とすると...)
祐二が考えていると、背後から【ウイングロード】でスバルは接近してくる。スバルの拳が祐二に迫るが、祐二はこれを感知し、体を後ろへ向けてバスターソードで迎撃するが、スバルの拳をバスターソードで斬った瞬間、スバル自体が消失してしまう。
(消えた...誰かの魔法による幻というところか)
そして、祐二の前方で建物の一部が壊れて煙が一面に広がり、祐二は目の前を煙で覆われる。
もちろん建物は壊れたのではなく、エリオが内部から壊したのである。煙を広がらせた理由は簡単である。ティアナは祐二を接近戦が得意と見ていたので、少しでも接近戦をしにくくするためにしたのである。
<スバル。いけるわね?>
<うん。ティア!!援護お願いね。>
<こっちが優勢とはいえ気をつけなさい。相手はなのはさんクラスよ。>
<了解>
<エリオ、キャロも準備はいい?>
<<はい>>
<全員これで決めるわよ!スバル!!>
その合図で、スバルは隠れていた建物から飛び出し祐二の背後から攻撃を仕掛ける。祐二は即座に気配を察知して、スバルの方向へ体を向ける。
「【リボルバーキャノン】!!」
「ハッ!!」
祐二はスバルの【リボルバーキャノン】をバスターソードの上段斬りで相殺し、スバルを弾き飛ばす。だがスバルも諦めることなく、接近して拳と足による連撃をするが、祐二はそれらを軽く受け流す。そこにティアナによる魔力弾が迫る。スバルの攻撃と合わせるとかなりの手数だが祐二はそれをもろともせず全てを受け切る。
「くっ!?<スバル、後ろにさがりなさい!!>わかった。」
スバルが祐二と少し距離を取ると、上空からティアナが放った4発の【クロスファイアシュート】が祐二を襲うが、これも全てバスターソードで斬り、消滅させる。
「マッハキャリバー、カートリッジロード!!」
[了解。カートリッジロード]
「うぉぉぉぉぉ、【リボルバーシュート】!!」
「まだまだ甘いぞ!!」
【リボルバーシュート】も祐二はバスターソードを両手持ちに構えて、水平斬りで威力を消す。しかしその時スバルは少し笑みを浮かる
「エリオ、今!!」
「なに!?」
スバル達が祐二と戦っている間、エリオとキャロは今までどこにいたのかというと、煙の中に紛れていた。それはこの時のためだった。
「我が乞うは、疾風の翼。若き槍騎士に、駆け抜ける力を。猛きその身に、力を与える祈りの光を!!【ツインブースト】、【ストライクアンドアクセラレイション】!!」
キャロの補助魔法でエリオとストラーダは強化される。
「気をつけてね、エリオくん!!」
「ありがとうキャロ。いくよ、ストラーダ!!カートリッジロード」
ストラーダから薬莢が飛び出し、ブースターがこれ以上ないほど噴き出す。
「一撃必中!!」
エリオは煙の中から祐二に一直線で突撃する。
「なるほど、ティアナとスバルだけで祐二くんに戦っているのは、煙の中にいたエリオやキャロを気づかせないためか。」
「うん、いい作戦だね。」
なのは、フェイト、ヴィータは模擬戦を見ていた。
「しっかし、あいつはティアナとスバル相手に軽くあしらっているな、ありゃ。」
「しかもまだ"魔法"を使っていない。」
この言葉を聞き、その場が静まりかえる。
「ロングアーチが観測した異様な魔力反応...祐二の魔法だね。」
「うん。今回の模擬戦は祐二くんの強さを知ってもらう他に祐二くんの魔法を見るためでもあったの。」
「AMF内でも通常時と同じように発動できる固有魔法...確か一度は見ておきたい。」
「あいつ...祐二が魔法を使うかどうかはさておいてそろそろフォワード達が仕掛ける頃だ。」
スバルが少し笑みを浮かべた瞬間、祐二は煙の中から気配を感知していた。
(スバル達は囮か。とすれば煙の中にいるのはエリオとキャロか。おそらく、かなり威力のある攻撃をかもしれない。なら...)
祐二が考えているところに煙からエリオが目にも止まらぬ速さで突撃してくる。
「(こちらも)【ヘイスト】」
祐二も【ヘイスト】を発動し、速さを上げる。そして2人の技がぶつかる。
ーリミットブレイク 凶斬りー
ー【メッサー・アングリフ】ー
2人が激突し、爆発音が周りに響き、さらに煙も広がる。
「スバル!!やったかわかる!?」
「わかんないよ。2人が激突寸前までは見えたけど...」
すると、だんだん巻き上げられた煙が無くなり始め、二つの人影は見え始める。一つは立っていて、もう一つは倒れている。
煙が無くなりスバルとティアナの目が見たのは倒れているエリオと立っている橘 祐二であった。
「エリオ!!!」
「エリオくん!!」
スバルとキャロはエリオの元に駆け寄る。
「安心しろ、ある程度加減はした。ただ気絶してるだけだ。すぐに意識はもどる。」
「本当ですか!?」
「ああ。」
(加減したとはいえまさか凶斬りと相殺、いや上回って....)
キャロとスバルは安心し、2人とも座り込む。ティアナもすぐに近くに来てエリオの様子を確認し安堵する。
「けど負けちゃったね。」
「仕方ないわよ。あるだけのことはやったわ。」
「お前ら、俺の服をよく見ろ。」
祐二の言葉に3人は不思議に思いつつも祐二のソルジャー服を見ると、左肩に小さいが何かの攻撃によってつけられたキズがあった。
「これはエリオの攻撃でつけられたものだ。つまりお前らは俺に一撃いれたことになる。」
3人は祐二の言葉が一瞬理解できなかったが、すぐに気を戻し理解した。
「この模擬戦は俺の負けだ。」
戦闘シーンが全然思うように書けません>_<
あと祐二のキャラがブレブレになっているように感じる...