こっから本格的に本編いきます!作者です。
作者の作品的に本編にオリ主を深く関わらせるのは初の試みなのでドキドキしますね。あっでもオリ主の登場は後の方です。名前は出すつもりなんですけどねー。
どの程度で原作の大幅なコピーになってしまうのかの判断がついているとは正直言えないので、有識者の方にはアドバイス頂きたいですね。
それでは少し情報を挟んでから本編をどうぞ
ランがナギサに渡した情報
①トリニティの裏切り者の正体
②アリウスの裏切り者の正体
③セイアちゃんの生死&ミネ団長の所在
④条約の日にアリウスから襲撃がくること
⑤ランの製造方法
⑥ランに行われる実験の次の段階
⑦実験に用いる神秘の強化方法とその影響の考察
ティーパーティー
「こんにちは、先生。こうしてお会いするのは初めまして、ですね。ティーパーティーのホスト、桐藤ナギサと申します。そしてこちらは、同じくティーパーティーのメンバー、聖園ミカさんです。」
「よろしくね、先生!」
「改めまして、お初にお目にかかります。私たちがトリニティの生徒会、ティーパーティーです。」
連邦生徒会長が立ち上げた超法的機関であるシャーレ。その「先生」は現在、トリニティにて、学園の生徒会たるティーパーティーのメンバーと話し合いを行なっていた。
「それにしても、これが噂の先生かー。ヘイローが無くて、羽も無いくらいかな?あんまり私たちと変わらない感じなんだね?なるほどー、ふーん、…………うん。私は結構良いと思う!!ナギちゃん的にはどう?」
「……………」
「?…ナギちゃーん?私の声聞こえてるー?」
「……聞こえていますよ、ミカさん。ですが、初対面でそういった話はあまり礼儀がなっていませんよ。愛が溢れるのは結構ですが、時と場所は選んでくださいね。」
「うぅ、それは確かに……。先生、ごめんね?まあとりあえず、これからよろしくってことで!」
"こちらこそ、よろしく"
初対面の印象としては静と動といったところだろうか。
静であるナギサは規則正しく背筋を伸ばしており、表情もあまり変わらない。そしてその視線は真っ直ぐこちらを射抜いている。時折、紅茶を飲んでいるがその所作も落ち着きがあって正しくお嬢様の様である。
反して動であるミカは椅子に座ってこそいるが、コロコロと変わる表情に興味深そうにこちらに向けられる視線。立っていれば先生の周りをグルグルと回って観察しているのではないだろうか?と思わせるほどの活発を持っているだろう。
「……………」
「………ふふっ」
そんな2人はよろしく、といった先生を興味深そうに観察していた。
ナギサはまだ見極めている最中なのか少々表情が硬く、対してミカはお眼鏡に適ったのか少し嬉しそうだ。
「………トリニティの外の方が、このティーパーティーの場に招待されたのは、私の記憶では先生が初めてです。普段は、トリニティの一般の生徒たちも簡単には招待されない席でして………。」
「あー、ナギちゃんちょっといやらしい!恩着せがましい感じー!それに簡単には招待されないって言ってるけど、普通に招待している子もいるじゃーん!」
「………失礼しました、先生。そう言った意図は無かったのですが。………ミカさん。」
「あー………うん、ごめん。大人しくしてるね。できるだけ。」
「………では、あらためまして。こうして先生をご招待したのは、少々お願いしたい事がありまして。」
"お願い?"
「おおっ、ナギちゃんいきなりだね?!もうちょっとこう、アイスブレイクとか要らないの?ちょっとした雑談とかは?例えば、天気いいですねとか、オススメのお店の紹介、とか。そういう小粋なジョークとかは挟まないの?」
「ほらティーパーティーって基本的には社交界なんだし?ティーパーティーの在り方としての問題だからなんだからさー、そこら辺きちんとしないと私、ダメだと思うなー!」
「………ミカさん。今は一応私がホストです。私の方法に従ってください。」
「…………」
「…………」
"えっと……じゃあ、あなたたちが、トリニティの生徒会長なんだよね?"
「おお、先生の方から空気を読んでくれた!ほら、ナギちゃんみた?!これこそが大人の話術!自然な気遣いによる会話の誘導だよ!いやぁー流石先生だよねー、ナギちゃん!」
「はい、仰る通り、トリニティ総合学園の生徒会長たちですね。」
「あれ、ナギちゃん無視?もしかして無視した?さっきも無視しかけてたよね?おーい?」
「トリニティの生徒会長は複数人います。簡単に言えば昔、各分派の代表が争いを解決するために集まって開いたことが始まりですね。三つの学園の代表を筆頭としてティーパーティーが開かれ、和解への流れが生まれたんですね。」
「えっ、ひどーい……ぐすん。私ちょっと傷ついた……。ナギちゃんが本当に無視した……。ひどくない?私たち一応十年来の幼馴染なのに、私の扱いが雑になってきている気がする……。あの子たちと比べると雲泥のさだよ……。嫌がらせだぁ……ぐすん。」
「その後トリニティの生徒会はティーパーティーという通称で呼ばれ、各分派の代表がホストとして順番に主催を勤めているのですが………」
空気が変わる。
ミカがどれだけ騒ごうとも一切触れず、先生に対して説明を行なっていたナギサの雰囲気が変化していく。状況的に見ればその場は怒気に支配されると思うだろう。
しかし、その場を支配したのは圧倒的な神秘。ある意味では畏れとも言えるものだ。ナギサから漏れ出す感じたこともない様な
その時、先生は見た。
ナギサのマロンタルトの様な黄色の瞳にエメラルドグリーンが少し混じるのを
"な、ナギサ?"
思わず先生は声を上げるてしまう。叱られた対象であるミカは顔を背けているからかナギサの瞳に起こっている現象には気づいていない様だ。正面に座っていたからこそ気づけた異様な事。急に変わった雰囲気も含めてナギサを心配しての事であった。
「……」
先生が声を掛けた事でナギサの視線が先生に向く。先ほどまでの何処か観察している様なものでは無く、謎の圧力を感じさせるもの。普段ならば少し気圧されてしまうかもしれないが、今の先生は不思議と落ち着いていた。そのおかげでナギサの視線を真っ直ぐと見返す事ができたのだ。
視線が交わったのはどれほどの時間が経っただろうか?そんな事も分からないほどの緊張感に包まれていた場はナギサがポツリと呟いた事で霧散する。
「……すみません。失礼しました、先生。それに、ミカさんも。お恥ずかしながら、私、少々荒ぶってしまっていた様ですね。」
「……いやー、怖い怖い。」
"……いや、大丈夫だよ。"
ひとまずナギサの雰囲気がもとに戻ったので先生は安心する。しかし、本題に入る前にこの様な雰囲気になってしまうとは一体どんなお願いをされるのだろうか?今から少々不安を覚える先生だった。
例え分かったのだとしても、証拠がなければ確証は得られない。
例え情報が真実であると確信してしまう様な証拠を得ても、情報を疑ってしまう心がある。
側から見たら茶番に見えても、戦力を整える、準備をする、作戦を練る、絆を確かめる為には時間が必要だ。おおよそ把握したナギサだけの問題では無く、トリニティ全体に関わる問題だから。
次へと繋げる事ができる、欲しいものを欲しいと言える人材がいる。故に時間が必要なのだ。
トリニティどころかキヴォトス全土に関わる問題を前に私情を通すのであればやはり、時間も力も何もかも必要だ。
努力・友情・勝利のような、なんとかなってしまう常套句は必要ない。奇跡も、偶然も必要ない。ナギサは己の手で、友との未来を必然にする為に、覚悟してきたのだ。
後はそう、今ここで、ほんのちょっとの運を乗り越えるだけ。
そうしてナギサは机の上に置いてある、