文章パートはこれで終わりです
次に掲示板をやって完結扱いにします
本当はエデン条約全部終わらせたいけど何日かけても形にならなかったので、書きたかった事を掲示板でそれっぽく書いて終わりにします
感想、評価、お気に入りしてくださった皆様もしてないけど読んでくださった方々も感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
拙い文ですがよければどうぞ
呼び出された
ナギサにランを上回る速さがあろうとアジ・ダカーハがランの動きをカバーし、アジ・ダカーハへの攻撃はランが受け止める事でほぼ通らない。
対してランの攻撃は、蛇の巨体により逃げ道の制限や噛みつき、光線による誘導のせいで避けきれない。ランの攻撃を避けてもアジ・ダカーハの攻撃が弱いわけでは無いため何度も何度も受ける事は出来ない。
着々と傷を増やし追い詰められるナギサと、サポートのお陰か目立った傷のないラン。
戦況の膠着は崩れ去っていた。
「「「Gugyaaaaaaa!!!!!!!!!!!」」」
巨体に見合わない恐るべき速さで主の敵に噛みつこうとする真ん中の頭。
見るからに危険な光を
ランの泥から生成された彼らは味方の攻撃で傷つこうとも、欠けた部位を補充する事ができる。故に躊躇なく同士討ちになるような威力の攻撃を叩き込まんとする。
そんな脅威を見ているだけのナギサでは無い。
迫り来る頭をギリギリで回避する。多少の擦り傷には目を瞑り、インファイトを仕掛けにかかる。巨体に見合わない速さがあれど器用に小回りが効くわけでは無い。ナギサの速さであれば十分に翻弄できる。
「光よ!」
遠距離攻撃の準備をしている二つの頭には、光で剣を作り出し差し向ける事で妨害をする。
「貫け!」
「「GaaaaaaaAAAAA!!!!!!」」
迎撃のため放たれた黒い光線と白い光剣が衝突し大きな爆発を起こす。
煙で視界が覆われる中、真っ直ぐに突っ込んできた槍を弾く
が
真ん中の頭に飛ばしてもらう事で勢いを付けたランの飛び蹴りがナギサに突き刺さる
「ぐっ、痛ぅっ!」
「やっと、隙を晒したなぁ!」
先程自分で弾いた槍の様に飛ぶナギサに追撃の手は止まらない
同じ様に左右の頭が光線をチャージし、真ん中の頭で潰そうとするアジ・ダカーハ。
空中のナギサを巨大な頭で地面に押し潰し、更に黒い光線を放ってトドメを刺しにかかる。
爆発
ドゴォォーーーーン!!!!!!
ふと、声が聞こえた
『…ギ……ナ……!ナギサ!しっかりしたまえ!ナギサ!』
『ナギちゃん………?先生…………?だ、大丈夫だよね?ちゃんと戻ってくるよね?わ、私が……』
ええ、大丈夫ですよ
安心してください。
必ず戻ります、だから力を………
「「「Gruuuuuuu……………」」」
「………………」
攻撃で消し飛んだ頭を再生させながら油断なくナギサが倒れている場所を見つめる。
今の攻撃はかなりの火力がある。
一度カイザーPMCの軍隊に向けて頭1つの光線を放った事があるが、大部隊が玩具のように吹き飛ぶ事となった。
それを2本に、頭で叩きつけもしている。
神秘が強くなろうと元になったのは、非戦闘員に分類されるナギサだ。護身程度に動ける事は知っていたし、一対一で見せたあの動きから強くなっている事は分かるが耐久力が高くなったわけでは無い。
しかしナギサから感じる神秘は弱まるどころか強くなっている。
ランが警戒を辞めず注視しているのはそれが理由だった。
「………………?……なんだ、この風?」
ふと可笑しな風が頬を撫でる
やさしく傷に触れるかの様な弱い風
だがこんな風が今吹くことは異常だ。
この風の発生源は……!
「「Gyaaaaaa?!?!?!」」
「なっ!?グハッ!?!?」
瞬間、アジ・ダカーハの首が一本切られ、ランを衝撃が襲う。
悲鳴に気を取られたとはいえ警戒は続けていたにも関わらず、感知できないほどのスピード。
防御できずモロに入った一撃から復帰する頃にはアジ・ダカーハは切り倒され、目の前には力の増した天使が立っていた。
「土壇場で覚醒ってか?数の有利無くなったし不利になっちまったなぁ。それに傷、治ってんねぇ?ずるいなぁ……」
「ずるくはありません、ズルいのは2対1を仕掛けてきたランさんの方です。……それにこの力もうまく扱えていませんからね。見かけだけです」
「……正直にどうも。これで終わらせてやる」
「ええ、終わらせましょう」
一拍
「はぁぁぁぁぁあ!!!!」
「やぁぁぁぁぁあ!!!!」
互いの拳が互いの胸を打つ
「っ、ごほ」
「ぐぅ、ぬぅぅ……」
立っていたのはランだった。
いくら回復したとはいえスピードタイプのナギサではパワータイプのランに力では敵わない。
しかし、これまでの戦いで傷を負ったランの力では意識を落とすまでいかなかったようだ。
「く、うっ……まだ、まだ…です…!」
「今はここまで、だよナギサさん。他の奴らしくったみたいでね。安心しなよ。先生、生きてるってさ。他の生徒たちが探しにきてるみたいだし、終わりだね。」
「ラン、さん……!私は……!」
「………………」
「ナギサ様ー!」
「音が聞こえなくなった!終わったのかもしれない!急いで!」
「他の救助者もはやく運んで!」
「先生も運ばれたらしい、ゲヘナに!」
「どこですかー!」
「…………諦め切れないなら、アリウス校舎に来てみな」
「………!」
「俺の実験的には問題なくデータ取れただろうし、協力感謝ってやつ。今、動けないレベルでダメージあるのに突撃出来るとは思ってないけど、まぁ頑張ればこれんじゃ無い?」
「わ、たしは……行きます……よ」
「貴女を、連れ戻すと……決めましたから」
「期待しないで待ってんね。……………ああ俺だ、聞こえてる。了解、今からそっちに行く……………じゃあね、ナギサさん」
「かならず、あなたを………」
「!ナギサ様を発見しました!」
「聞こえますか?!ナギサ様?!何か反応を!」
「…………意識あります!!!」
「急いで治療を!」
この小説でのナギサ様のモチーフ紹介
ラファエル
ラファエルという名前はヘブライ語で「神は癒される」という意味であり、ユダヤ教の伝統で癒しを司る天使とされている。
儀式魔術の照応体系では、天使たちとさまざまな事物や概念との象徴的対応関係が設定されており、ラファエルは黄色、東、風に関連付けられている
ラファエルは治癒を司る大天使であり、怪我や病気といったものに限らず、魂や精神を安らげることもできるので、「天界の医者」とも呼ぶべき存在。エメラルドグリーン色の光を身にまとっており、ラファエルが存在する空間はストレスが消え、邪悪なものを浄化してくれる。トビト記では水筒や杖を有した姿で現れて旅人を守るという伝承があり、一説では、旅人を災いから守ってくれるとも考えられている大天使