五等分のギーツと最強無敵の黒狐   作:タヌキソード

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前回の話

上杉風太郎という高校生に転生した元会社員稲森庄司は、食堂での昼食中に仮面ライダーギーツⅨと遭遇、一度は彼に突っかかられて気分を悪くしたものの、突然食堂に現れたジャマトを倒すべく風太郎は仮面ライダーノワールギーツへと変身しジャマトを撃破、なぜかジャマトに怯えてたギーツⅨに名を聞かれるも咄嗟に思い付いたセリフでその場をしのぎ何とか姿を消したのだった…



新世 Ⅱ : はぐれ黒狐と0点答案を持つ白狐

 

ジャマトの一件があったあと授業は中止になるかと思われたが、何事もなく通常通りに授業は開催される事になった、授業中の俺のクラスの教室に入った時に適当な遅刻理由をつけて授業へと参加、授業を終えたあと妹のらいはからメールが届いた、内容は『今日もご飯一人で食べてる?TELください』というものだった。個室のトイレへと入りそこでらいはに電話をかけたのだが突然大きな声が聞こえてきた

 

 

らいは『お兄ちゃん!!叔父さんから聞いた!?』

 

風太郎(中身は庄司)「ど、どうしたらいは…落ち着いて話してくれ」

 

らいは『あ、ごめんね。うちの借金なくなるかもしれないよ』

 

風太郎(中身は庄司)「は?」

 

 

らいはのその一言に俺は食いつくように話を聞いた

 

 

らいは『叔父さんがいいバイトを見つけたんだ。最近引っ越してきたお金持ちのお家なんだけど、息子さんの家庭教師を探してるらしいんだ。アットホームで楽しい職場!相場の5倍のお給料が貰えるんだって!』

 

風太郎(中身は庄司)「裏の仕事の気配しかしないんだけど…」

 

らいは『…ねぇ知ってる?人間って腎臓が一つ減っても大丈夫らしいんだって』

 

風太郎(中身は庄司)「俺にやれと!?」

 

 

借金とかお金はなんとかしたいけど、その為に自分の腎臓を売るのは流石に嫌だよ…

 

 

らいは『うそうそ、成績悪くて困ってるって言ってたよ。でも、お兄ちゃんなら出来るって信じてるから!』

 

風太郎(中身は庄司)「ちょっと待て、やるなんて一言も…」

 

 

だがその先の言葉は言えなかった

 

 

らいは『これで、お腹いっぱいに食べられるようになるね!』

 

 

なぜなら、電話をしてるらいはの顔がどんなものか分かってしまったからである

 

 

そのあとにまたお腹が鳴った、頭でごまかせても体は誤魔化せないようだ

 

 

風太郎(中身は庄司)「ちなみにその息子ってどんなやつなんだ?」

 

 

らいは『高校生の人だよ。お兄ちゃんの学校に転入するって言ってたし、名前はなんて言ってたっけな…』

 

 

 

 

回想にて

 

 

「転校生の人、名前は中野ナインていうらしいよ」

 

「下の名前と見た目とベストマーッチ!」

 

 

 

 

転校生でお金持ち……間違いない、多分…ギーツⅨの事だな、名前は中野ナインていうのか…見た目にあってるな、それで俺はアイツの家庭教師をするのか?

 

 

風太郎(中身は庄司)「嫌な予感しかしないな…」

 

 

そんな事を言うも、時間は無情に過ぎていくだけだった…

 

 

 

それで今日の休み時間にナインに簡単な問題のプリントを渡してやらせたのだが…

 

 

 

風太郎(中身は庄司)「…28点、想像以上だったな」

 

ナイン「うぅ…」

 

 

 

点がまさかの28だった…なんだこりゃ?天下のギーツⅨがこんな点数を出すとは…

 

 

 

 

半分以上間違えてる答案をナインに返却したあと、鞄の中の参考書を数冊取り出し、筆箱の中にあった付箋を取り出しいくつかのページに貼り付けてやったが、これはナインの苦手な範囲をチェックする為である、家庭教師としてこれからずっと教えてやらなきゃいけなくなるんだからな、ついでに俺がナインの家庭教師をすることになったとナインに言ったら驚かれたよ、最初は疑われたが本当であることを告げた…というか嘘を吐く理由がない、俺もまさかコイツだとは思ってなかったし

 

 

それから約2時間、最終下校時刻まで今後の流れを頭の中で組み立てていきながらナインに勉強を教えた、下校時刻を案内するアナウンスが校内に流れた頃にはすっかり日は落ちており、窓の外は暗くなり始めていた

 

 

ナイン「今日はありがとな!」

 

風太郎(中身は庄司)「明日の放課後にお前の家に行くから準備しておいてくれ、じゃあな」

 

 

下駄箱で靴を履き替えた俺はそのまま帰路へとついたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の昼、俺はいつものように一人で食堂の隅の席を陣取ると、皿に乗せられた料理を食べていた、ここに来る途中でナインを見かけたが友人らしき生徒達数人と同じ席にいたため声をかけることはなかった

 

 

?「上杉~」

 

 

昨日と同様に単語帳を眺めながら昼食を取っていると、正面の方から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。目線をそちらに向けたところ、頬杖をついてこちらを見つめるマグナムブーストフォームの仮面ライダーギーツと目があった、ナインのような豪華さはない、だが心なしかそいつにはナインの面影があった(まあ…ギーツだしね…)

 

 

 

風太郎(中身は庄司)「誰だ、そしてなんで俺の名前を知ってるんだ」

 

?「フフフ…よくぞ聞いてくれた、俺、上杉にお届けものに参ったぜ」

 

 

そいつは二つの答案用紙を付き出してきた

 

 

?「お前が落としたのはこの100点のテストか?それともこの0点のテストか?」

 

 

いつの間にか落としたテストの答案を拾われたようだ、目的の見えない行動を訝しみながら俺は右の自分の答案を指を差した

 

 

風太郎(中身は庄司)「右」

 

?「正直者だな、両方セットでくれてやるよ」

 

風太郎(中身は庄司)「いらねぇよ、誰のだ」

 

?「俺のだ」

 

 

『マグ』と記されたその0点の答案に軽く目を通してみた、採点自体に間違いはなく本当に全問間違えたテストのようだ、ほんと…なんだこりゃ…ギーツも0点取るのか…

 

 

?「上杉の第一印象は『根暗』『友達いなそう』だったが新たに『天才』を加えておくぜ」

 

風太郎(中身は庄司)「全然嬉しくない…いいからさっさと帰ってくれ」

 

?「……まだお礼を言われてない。落とし物を拾って貰ったらありがとうって言うんだぜ、天才なのにそんな事も知らないのか?」

 

風太郎(中身は庄司)「じゃあこれ。たまたま拾った。貸し借りなしだ」

 

 

 

苛立ちを覚えた俺はため息をつきながらまとめて渡された自分のではない答案を相手に突き返してやった

 

 

?「そうか!ありがとうな!」

 

風太郎(中身は庄司)「お礼言っちゃったよ…」

 

 

 

それから時は進み放課後になり、ナインの家へと向かうことになったのだが…ナインの家で俺はとんでもない光景を目にする事になるのだった…

 

 

 

 




閲覧ありがとうございます!今回は戦闘シーンなしの日常回でした、次回にて主人公がナインの家へと向かい、そこでナインの兄弟達と会います、少しだけですが戦闘シーンもあります


次回もお楽しみに!
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