1話
とある王国の市街地で1人の少女と複数人の男達が言い争いになっていた
「おい!どうしてくれんだ!おん?」
「だから謝っとるじゃろ?」
「謝ってすむ問題じゃねえんだよクソガキ。」
「大丈夫ですかい、アニキ?」
「あー痛えなー、こりゃあ腕が折れちまってるよ、おー痛い痛い。」
1人の少女がアニキと呼ばれる男の腕に当たってしまいイチャモンをつけられている、周りの市街地で店を出している人達はいつ喧嘩になるかヒヤヒヤしている
「折れてないじゃろ、どう見ても。
逆にアレで折れるってどんだけ脆いじゃオマエは。」
「ごちゃごちゃうるせえぞクソガキ、アニキが折れてるって言ったら折れてんだよ!いいからとっとと選べ!アニキの女になるか、奴隷として売られるかをな。」
「どっちも嫌なんじゃが、それにワシにはもう心に決めた人がおるでの。」
「ハハッ安心しろよ、その心に決めた人なんかこの俺ギルザーグ様が忘れさせてやるよ。」
そう言ってギルザーグが少女の肩を掴んだ瞬間ギルザーグの景色は反転した
「気安くワシに触るでない下衆が。」
少女が自分よりふたまわりも大きい男を投げ飛ばしたのだ、周りにいた人達も驚いており、1番驚いているのは投げ飛ばされたギルザーグとその取り巻き達である
「ア、アニキが投げ飛ばされた。」
「信じられねえ、あんな非力そうなガキが。」
「お、おい、そんな事言ってねえでアニキ起こすぞ。」
「だ、大丈夫ですかい、アニキ?」
取り巻き達は恐る恐るアニキと呼ばれる男に近づき起こすとギルザーグは突如笑い始めた
「フ、フフフフハハハハ!」
「ア、アニキ?」
「このクソガキがぁ!もうテメェなんかいらねぇ!即刻ボコボコにして奴隷にして売っぱらってやる!テメェらも手伝え!」
「「「「オー!」」」」
ギルザーグは笑い始めたと思ったら突如豹変し剣を構え、取り巻き達も戦闘体制を取り始める
「アニキィ〜、売りに行くまで俺たちで楽しんでも良いですかい?あんな上玉中々いないんで。なあ、お前らもそう思うよな?」
「確かに娼婦の店だとどいつもこいつもヤった気になんねえからな。しかもあんな綺麗な金髪な女は王族以外見たことねえ。」
「まあ体は少々小せえがお前が売られた娼婦の店に通って成長を見守ってやるよ。」
「だからアニキ、あの女痛めすぎないで下さいよ?」
「ふん、好きにしろ。」
男達が聞くに耐えない会話をしていると市街地にいる人達は少女に対して声を出す
「お嬢ちゃん、早く逃げた方がいい、アイツらは本気だ!」
「そうよ、あのベルード団はこの国のお尋ねモノ集団なんだよ、この前も勇気を出して止めようとしてくれた人がみせしめで殺されたんだ、そうなりたくないだろ?早くお逃げ!」
「心配してくれて嬉しいが、気持ちだけ貰っておくのじゃ。」
「ま、まさか、嬢ちゃんアイツらと闘うってーのかい?」
「そのつもりじゃが?」
「馬鹿なマネはやめろって!殺されるぞ!」
少女は逃げずに闘う意志を見せると周りの人達に反対される、だが少女は引く気はなさそうだ、そんな会話をしているとギルザーグ達が少女に斬りかかる構えをしている
「下がっておれ、とっとと片付けてやるのでの。」
「ふん!お前ら顔だけは傷つけるなよ?市場価値が下がるからな。」
「わかってますぜ。くぅ〜楽しみだぜ!」
「貴様らといると変なのがうつりそうじゃし、早々にケリをつけてやるのでの。安心せえ痛みは一瞬じゃ。」
「おもしれえ、やれるもんならやってみやがれ!クソガキ!」
男達は斬りかかると少女は左手を出し指をパチンッと鳴らすと男達は一瞬でその場に倒れ込む
「何回もクソガキと言うでない、こう見えて数百年は生きておるのじゃ。それにワシには立派な名前があるのでの、まあもう聞こえてはおらんか。」