仮面の女とパン屋の親子と話していると店のベルがなり良いみなりのした男が入ってきた
「よお、貧乏人親子共。繁盛してるかな?」
「何しにきたんですか、今月分は予定日に返しましたよね?」
「おいおい聞いてないのか、今月から返済日は月に2回になったんだ。だから父上に頼まれてこの俺がわざわざ取り立てに来てやったんだよ。」
「そ、そんな!聞いてないですよ!!」
「いや、言ってるはずだぜ?さては、聞いてないフリして踏み倒そうってか?甘いんだよ、これだから貧乏人はいやなんだ、こんな美味しくもねえパンなんか売りやがって。おら!さっさと払わねえか!」
男はそういうと棚に並べてあるパンを蹴り上げて棚から落ちたパンを思いっきり踏み潰した...かの様に思えたが床にパンは1つも落ちておらず男は思わず周りを見渡すと仮面の女が棚から落ちたパンを全部トレーの上にのっけていた
「だ、誰だ貴様!?」
「私?ただの客だよ。」
仮面の女はそういうとトレーに乗せたパンを少女に渡す
「はい、これ床に落ちる前に取ったから大丈夫だよ。」
「え、あ,はいありがとうございます。」
「おい、俺を貴様無視するな!」
男は激昂するが仮面の女は男を無視して会話を親子と続けるが親子2人は男を気にしながら女と会話を続ける
「あ、あとさ今の全部買うよ。」
「えっと...構いませんけど良いんですか?さっきお金が足りないってって。」
「ああ、別に無いわけじゃなくてね、この国の滞在中に使う分のお金の事だから、気にしないで。」
「こちらとしては助かるけどこんなに食べれるの?」
「実は一緒に旅してる子がいるんだけど、その子が馬鹿みたいに食べるからあっても困らないんだよね。」
「その子と2人で旅してるんですか?」
うんそうだよた仮面の女が答えると男は限界に達したのかいい加減にしろと声を荒げ始める
「お前ら!人を無視して盛り上がってんじゃねーぞ!払うのか払わねえのかどっちだ!!言っとくが1日も待ったりしないからな
もし払えねなら俺たちの経営してる店で働いてもらうからな!」
「いくら?」
「あぁ?」
「だから私がこの人達の借金、それも全額払うよ?」
「残り39万7436ギルだよ!どうせ払えねだろ!」
「ちょ、ちょっと!なんで貴方が払おうとしてるの!?
私達は大丈夫ですから!あ、あの無理を承知でお願いしますあと半月待ってください、必ず今月分は払いますから!」
母親はそういうと土下座でお願いする
「だから1日も待たねえって言ってんだろ!
払えねえなら仕方ねえ、俺たちの店で親子揃って死ぬまで働いてもらうからな。」
男がそう言うと男の前に袋が置かれる、男がそれを拾って中を開けると大量のギルが入っていた
「多分40万ぐらいは入ってると思うから。それで全額返済って事で。」
「クソが!」
男はそう吐き捨てると店から出て行った
「うーん、なんかイチャモンつけられると思ったけど...まあいいや。」
「あの!ほんとに良かったんですか?何も貴方が代わりに払う事なんか無いのに...」
「そうですよ!私達返せるものなんか何も無いのに!」
「別に何か返して欲しくてやったわけじゃないし、私がやりたくてやったんだよ...って言っても納得してくれないか。」
するわけないじゃないですかと親子揃って言われ仮面の女はうーんと腕を組み悩むと何か思いつき、次の瞬間仮面の女は走って店から逃げ出した
親子2人は一瞬何が起きたかわからなかった