市街地を去ったリディアとソフィアは宿を探して歩き回っている、ソフィアはパンをモグモグしながらリディアに話しかけるが飲み込まずに喋っているため上手く聞き取れない
「のおリディアよ、ワシら...どれくらい...宿を探して...おるんじゃ?」
「あのさ、全部飲み込んでから喋ってくんない?てかお行儀悪いから宿で食べなさいよ。いや進めた私もあれだけどさ。
てか全然宿が取れない、何処も空いてないってどうなってんの。」
そうリディアが嘆くと全部食べ終わったソフィアが落ちていた新聞を拾いそれをリディアに見せた
「リディアよ、これなんて書いてあるんじゃ?」
「ん?新聞か、ちょっと待ってね...あーなるほどだからこんなに人が多いのか。うわー来る時期間違えたかもなあ。」
「で、なんて書いてあったのじゃ?」
「2日後に大きな祭りがあるんだってさ、それも何の祭りかは明かされずに当日サプライズ発表なんだって...なんでサプライズ?」
「祭りじゃと!?祭りという事は美味しい物が沢山出るという事ではないか!これは出るしかないではないか、なあリディア!」
興奮してるソフィアを宥めているとリディアが人とぶつかり尻餅をつかせてしまった
「あ、ごめん、大丈夫?」
そう言い手を差し出しぶつかった人を立たせる、その人はフードを深く被っておりソフィアよりちょっと身長が高いぐらいの少女だった
「あ、ありがとございます、こちらこそごめんなさい、前を見て歩いてなかった私も...悪いの...で...ひっ!」
リディアの手を取りお礼と謝罪を言っている途中で少女は怯えてしまうがつかさずソフィアが言葉をかける
「そんなに怯えなくても大丈夫じゃ、リディアはこんな怖い仮面を付けているが怪しい奴ではないから落ち着くのじゃ。」
「え、あ、すいません、その...見た目で判断してしまって。」
「いや、別にいいよ、そういう覚悟を持ってこの仮面つけてるから。まあ気になると思うけど深くは聞かないで。」
「それでお主は何かから逃げているのか?
ずいぶん周りを警戒しておるが。」
ソフィアが少女に聞くと少女は2人の手を取り路地裏に連れて行きそこで話そうとする
「あなた達は旅人ですよね?」
「まあ、そうなるのかな。」
「なら早くこの国から逃げて下さい、ここはもう時期無法の国になります。」
「どういう事?」
「2日後にお祭りがあるのはご存知ですか?」
「ああ、ワシらその祭りに行く予定じゃ。その祭りがどうしたのじゃ?」
「お願いです、そのお祭りには参加せず今すぐこの国から逃げて下さい、理由は言えませんがお願いします!」
少女は泣きながら頭を下げた