分かってくれ
後京都弁わかんなすぎて感覚でやったから変かも
「ちょっと聞いてるの?!」
朝早く運行するバスの車内で女性の甲高い声が響いた。
「あなた、あなたに言ってるの!そこのイヤホンつけてるキミ!お年寄りのお婆さんが立ってるんだけど、高校生なんだから席変わってあげなさいよ」
「あ〜なんやババア、 ブスのくせしていちいち声かけてくんなや、化粧濃すぎるんじゃクソアマが」
一見高校生には見えないほどガタイのいい男が女性に対して容赦の無い言葉を放ちすぐさまイヤホンを付け直す
「ハァ?なんなの高校生のくせして大人に対してなんていう口を聞くの?!ねえなんか返事をしなさい!!ねえ聞いてるの?!イヤホンを取りなさい!!」
男の言葉を受けて女性の声はさらにヒートアップして行く。そこに1人の女子高生らしき人が優しい口調で声をかけた。
「ねえそこのキミ、もしよかったらでいいんだけど、お婆さんのために席を変わってくれると嬉しいな!」
すると例の男はイヤホンを取った。
「ほーん、君さっきのババアと違ってべっぴんさんやね、制服も同じやし、俺は禪院直哉 、君名前なんていうんや? 後でお茶でも行こうか〜」
まさかいきなり口説かれるとは思ってもいなかったようで女子高生は少し動揺しながら答える。
「えーっと…いきなりそんな事言われても少し困っちゃうな「ねえ!私を無視しないでもらえる!?」」
先程の女性が会話に割り込んできて男は露骨に不機嫌な顔になる。
「ちっ、なんやまじでいちいちカマってくんなや。ブスのくせに空気まで読まれへんのか。ブスでアホとか終わってんな、そんなんやから…」
「ガキのくせしてさっきからなんなの!!あんたねぇた「まあまあ落ち着いてください」」
まじでキレる3秒前だった女性を女子高校生が宥める。結局その男は最後まで席を代わらず、他に座っていた人が席をお婆さんに譲ったおかげでこの件は一応片付いたが、先程まで気まずかった雰囲気は残ったままだった。
禪院直哉はバスを降りて目的地の「高度育成高等学校」に到着した。
(ちっ、、雑魚のクセしていちいちこっち見てくんなや)
先程まで同じバスに乗っていたもの達から強い視線を感じたが、なにごとも無かったように歩いて行く。
「高度育成高等学校」
東京の埋立地にある日本政府が作り上げた、未来を支える人材を育成する全国屈指の名門校。希望する進学、就職先にほぼ100%応える学校。
3年間外部との連絡は断たれる上、学校の敷地内から出るのは禁止された寮生活になるが、60万平米を超える敷地内は小さな街になっており、何1つ不自由なく過ごす事のできる楽園のような学校。
禪院直哉はこの学校で3年間過ごすことになっている。
「俺のクラスはどこかいな」
クラス分けの表をしばらく眺めているとある場所で目が止まる
「ほーん、Dクラスかいな、まああたり前やけど知ってる奴はおらんな」
特にすることもないのでそのまま教室に向かう。すると教室へ向かう途中である疑問がわいてきた。
(いくらなんでも防犯カメラ多すぎひん?防犯用にしては明らかに多すぎやろ。なんのためにつけてるんや?)
(それにしてもさっきから周りを見るに結構べっぴんさんの数が多いな、これは期待出来そうやね)
そんなことを考えているうちに教室の前に着いた。ドアを開けるとまだ教室にはあまり人が居ないこともあってか静かだった。教室にも防犯カメラが複数台ありさらに疑問が深まるがとりあえず、前に貼ってある座席表を確認して自分の席に向かう。すると自分の後ろと斜め後ろにはもう人がおり、禪院直哉は男の方には見向きもせず斜め後ろのTheやまとなでしこ風の本を読んでる女子に話しかける。
「俺、禪院直哉ゅうんやけど、君べっぴんさんやね、この後お茶でも行かへん?」
出会って早々に今日、2度目のナンパをかます。後ろの男が少し驚いたようにこちらを見ているがこの男は全く気にしていない。斜め後ろの女子はこちらの方を見向きもせず無視をきめている。
しばらく立っても返事がないので禪院直哉は少し苛立ちながらもう一度話しかけようとするとすると後ろの男から声がかかった。
「俺もさっき話しかけたんだか返事をしてくれないんだ」
「なんやお前、雑魚のクセしてはなしかけんなっ⋯⋯」
声をした方向に向かって少しドスの効いた声で威嚇して男の方を見たが、男の体を見た瞬間思わず絶句してしまった。
(なんやこの男は!!⋯⋯
服の上からでも分かる綺麗に引き締まった筋肉、座っているときでさせえ一切ブレない体幹、そして俺のことを注意深く観察しているその目、こいつ人目見ただけで分かる!ただもんじゃあらへん。少なくとも普通に鍛えとったらこんな風にはならへんな、普段から「実践」を知っとる体や!、俺じゃこいつに暴力では勝てん。こいつ一流の傭兵なんか?それとも御三家の人間かなんかなん?とりあえず一つ分かることはこいつ⋯⋯あっち側の人間や!!)
禪院直哉がしばらく黙っているので男は不思議そうに見つめていると直哉が口を開いた。
「さっきは少し口悪くてすまんかったな、俺禪院直哉っうんやけど君はなんて言う名前なんや?」
男は急に口調が変わって少し驚いているようにも見えたが素直に直哉の問に答える。
「あー、俺の名前は綾小路清隆。趣味とかは、、特にないけどどうぞよろしく。」
当たり障りのない会話を済ませると直哉がいきなりきりかかる。
「君一体なにもんや?」
男は少し驚いたように見えるが落ち着いた声で返す
「済まない、なんのことを言っているんだ?」
「その体のことを言っとるんや、俺の目は誤魔化せへんで、少なくともただもんじゃあらへんことは分かる。普通に鍛えただけじゃこうはならんからな。」
「俺、、少し筋肉が付きやすい体質なんだ。中学まで帰宅部だったから多分勘違いだと思うぞ。」
「ふーんあくまでしらを切るつもりなんや、まあええ、君の過去には興味あらへんからな。清隆くんか、俺のこと気軽に直哉って呼んでくれて構わへんで、君とは仲良く出来そうや。」
直哉が握手のために手を出すと少し嬉しそうな表情をしながら綾小路も握手をする。
すると先程まで沈黙を貫いていた席から声がきこえてくる。
「あなた達さっきからうるさいのだけど」
今まで一言も話していなかった女子高生から声をかけられて綾小路が少し動揺している。
「あっ悪いな、「なんやせっかく無言を貫いとったんに結局カマって欲しくて声掛けてたんか、さすがにダサすぎやで無言ちゃん」」
綾小路が謝罪しようすると、直哉がバカにした口調で女子高生を貶す。
「なんなのあなた、初対面の相手に対して、あと私の名前は堀北鈴音よ。一言目がナンパってどういう神経してるの?きっと親からまともな教育を受けて来なかったのね可哀想。」
直哉は1言われたら10で返す男、彼にレスバで勝てる者はそうそういない。
「はっ、初対面の相手に無視決めるコミュニケーション障害の奴にだけは言われたないなぁ。そんなトゲトゲしとるとすーぐ社会で干されるで。いやーあかんわ、あかんで鈴音ちゃん 。せっかく顔が良いんのに勿体ないで。気ー強い女は嫌いやないがここまでだと可愛げがあらへんな。おめでとさん、鈴音ちゃんこのままだとアラフォーまで独身確定や。精々早めに結婚相談所に登録するのをおすすめしとくで。」
突然目のまえで口喧嘩が始まり、初めてのことで綾小路が対処に困っていると、
チャイムがなった。 それとほぼ同時に女性が入って来てその女性の声が教室に響く。
「席につけ」
もう教室には全ての生徒が来ておりいつの間にか騒がしくなっていた教室が、教師による声だと分かると徐々に静かになり全員が席に着いた。
「初めまして。私がDクラスの担任を務める茶柱佐枝だ。担当教科は日本史を担当している。この学校には学年ごとのクラス替えが存在しないため、基本的には3年間、私が君たちの担任を務めることになるな。1時間後には入学式が始まるが、その前にこの学校に関する説明をする。」
そう言って、担任から学校の資料がクラスの全員に回された。
よう実スペック
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禪院直哉
性別 男
身長 179cm
体重 80kg
学力 A
知力 B-
判断力 C+
身体能力 A+
協調性 D-
高い学力と身体能力を兼ね備えおり、陸上競技
の全国大会で優勝するなどの華々しい成績をお
おめているがその反面、クラスメイトのことを
見下す様な暴言を平気て吐いたり不良との喧嘩に
明け暮れていたりと問題行動が多く見られる。
入学試験でも筆記試験は全体トップクラスの点数
だったが面接では終始舐めた態度を取り続け
面接官を困惑させた。
よって今後の性格面での成長を期待してDクラス
への所属に決定する。
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直哉の実力を分かりやすく説明すると、学力は坂柳と堀北の間ぐらいです。運動面は足は綾小路よりも早く、筋力は高円寺よりも弱いです。体格は身長体重を見てくれれば分かると思いますが高円寺に近い体格です。まあゴリラ廻戦のキャラなんでね。格闘技は禪院家でしごかれてたのでかなり出来ますがさすがに綾小路には勝てません。まあでもある程度は勝負になります。それでもある程度なのでしっかり差があります。