直哉に言わせたいセリフランキング
1位「やっすい挑発やなあ 安過ぎて質の悪さが見え見えやぞ。」
2位「レスポンスラグすぎやろ 無線でFPSやっとんか思たわ。」
3位「人の心とかないんか?」
なお1位2位のセリフは原作の直哉が言ったセリフではないもよう
この学校には他の学校にはない特徴がある。それがSシステムの導入だ。
「今から配る学生証カード。それを使い、敷地内にあるすべての施設を利用したり、売店などで商品を購入することが出来るようになっている。クレジットカードのようなものだな。ただし、ポイントを消費することになるので注意が必要だ。学校内においてこのポイントで買えないものはない。学校の敷地内にあるものなら、何でも購入可能だ」
学生証と一体化したこのポイントカードは学校での現金の意味合いを持つ。あえて紙幣を持たせないことで、学生間で起きる金銭のトラブルを未然に防いだり、あるいはポイントの消耗をチェックすることで、消費癖に目を光らせているのかも知れない。何にせよ、ポイントのでは学校側から無償で提供される。
「施設では機械にこの学生証を通すか、提示することで使用可能だ。使い方はシンプルだから迷うことはないだろう。それからポイントは毎月1日に自動的に振り込まれることになっている。お前たち全員、平等に10万ポイントが既に支給されているはずだ。なお、1ポイントにつき1円の価値がある。それ以上の説明は不要だろう」
(モブ共の小遣いがいくらかは分からんげど、食事代考えてもさすがに10万は多すぎやな。)
直哉は日本を裏で牛耳っている御三家の禪院家出身なこともあってか、いわゆるボンボンというやつなのだが一般的な金銭感覚は持ち合わせいる。
「ポイントの支給額が多いことに驚いたか?この学校は実力で生徒を測る。入学を果たしたお前たちには、それだけの価値と可能性がある。そのことに対する評価みたいなものだ。遠慮することなく使え。ただし、このポイントは卒業後には全て学校側が回収することになっている。現金化したりなんてことは出来ないから、ポイントを貯めても得は無いぞ。振り込まれた後、ポイントをどう使おうがお前たちの自由だ。好きに使ってくれ。仮にポイントを使う必要が無いと思った者は誰かに譲渡しても構わない。だが、無理やりカツアゲするような真似だけはするなよ?学校はいじめ問題にだけは敏感だからな」
(ふーん評価ね、まぁ防犯カメラのこともあるし軽くカマかけてみよか。)
「質問はないか?」
戸惑いと興奮が広がる教室内で、茶柱先生は生徒たちを見渡す。
すると、とある生徒が手を挙げた。
「これって、毎月ちゃんと10万ポイント貰えるんか?佐枝ちゃん」
その質問を聞いてクラス内がザワつく
「何言ってるんだあいつ?」「えっ10万ポイント貰えないの?」「いやいやさっき貰えるって言ってただろ。」
その光景に直哉が苛立ちながら喋る。
「うっさいなぁ…いちいち騒ぐなや雑魚ども」
初対面で雑魚とか言ってしまうあまりの口の悪さに驚いたのか、直哉が再び喋ったことで教室が静かになる。
「で、佐枝ちゃんどうなん?」
「教師のことをちゃん付けで呼ぶな禪院。まあいい⋯逆に聞くがどうしてそう思ったんだ?」
「チッ⋯質問に質問を返すなや⋯。さっき言ってたやろ、【 10万円は今のお前らの評価の値によるもん⠀】っちゅう趣旨の言葉を強調してたやん。」
「まあぶっちゃけカマかけてみただけやけどな、教室に防犯カメラ3つもつけてる学校やで、普通警戒するやろ。」
直哉がそう答えると茶柱がニヤニヤしながら答える。
「防犯カメラのこともか、やはりお前は面白い生徒だな。 先程の質問だか結論から言うと【⠀答えられないだ。】」
「はっ、それじゃあ実質答え言ってるやんけ。」
と直哉が笑いながら答えた。
「他に質問はないか?⋯⋯⋯無いようだな、では良い学生ライフを送ってくれたまえ。入学式は1時間後だからな遅刻するなよ。」
そう言って茶柱は教室を後にした。程なくして、生徒達が騒ぎ出した。
「ねえあなた何者なの?」
直哉に斜め後ろから声がかかり堀北鈴音だと察しながら振り返る。
「どうしたんや鈴音ちゃん。デートのお誘いかいな。」
「ふざけないでくれる。私の勘違いだったようね。やはりあなたみたいな軽薄な人間にさっきのような推理は出来そうにないわ。ただの偶然なんでしょうきっと。」
「鈴音ちゃん、自分の無能さを棚に上げてなに言うとるんや。さすがにダサすぎて見とるこっちが恥ずかしくなってまうわ。」
「それにあれに気づいてたんは別に俺だけやないで。少なくとも君の横の席の清隆くんは、俺の話聞いとる時全然驚いた顔せえへんかったなぁ鈴音ちゃんと違って。」
直哉がそう言うと堀北が綾小路の方を見て睨みつける。それを見て綾小路はそっぽを向いた。
「ねぇどういうことなの綾小路君。」
「いや、俺は昔から感情の起伏が小さいんだ。心の中では驚いていたぞ。本当だ。」
「いや、清隆くん意外と感情、顔に出でるで。さっき俺と握手した時なんてやけに嬉しそうにしてたしなぁ。」
思いもしなかった直哉の言葉を聞いて、綾小路は少し恥ずかしそうな顔をしていると、教室から1人の爽やか風な男の声が響いた。
「入学式までまだ時間があるしせっかくだから交流も兼ねて自己紹介なんでどうかな?」
「賛成ー!私たちまだみんなの名前とか全然分からないし」
1人が口火を切ったことで、迷っていた生徒たちが後に続く。
「僕の名前は平田洋介。中学では普通に洋介って呼ばれることが多かったから気軽に下の名前で呼んで欲しい。趣味はスポーツ全般だけど、特にサッカーが好きでこの学校でもサッカーをするつもりなんだ。よろしく」
提案者である好青年はスラスラと、非の打ちどころがない自己紹介をする。
それに続いてクラスメイトがどんどん自己紹介をしていく。
(チッ⋯雑魚どもの自己紹介なんて聞いてどないすんねん。って言いたいとこやが、可愛い女との交流は大事やからな。しゃーなしか。)
(おっ、あの女は⋯)
今まで完全に惰性で自己紹介を聞いていた直哉が、ある女子高生の自己紹介に反応する。
「私は櫛田桔梗と言います、中学からの友達は1人もこの学校には進学してないので1人ぼっちです。だから早く顔と名前を憶えて、友達になりたいって思ってます。私の最初の目標として、ここにいる全員と仲良くなりたいです。皆の自己紹介が終わったら、是非私と連絡先を交換してください」
(バスの女やんけ、やっぱ可愛ええなぁ 胸もデカいし。しかも鈴音ちゃんと違っていい子そうや。)
直哉がそんなことを考えていると、次自己紹介するはずの不良風の男が怒鳴りだした。
「俺らはガキかよ。自己紹介なんて必要ねえよ、やりたい奴だけでやれ。」
そう吐き捨てると不良風の男が教室を出ていった。
それを皮切りに数人が教室を出て行こうとする。その中には堀北もいた。そんな堀北に直哉が声をかける。
「なんや鈴音ちゃん、自己紹介しないんか?そんなんやといつまで経っても友達できへんで。このままやとババアになってもひとりぼっちやな。」
「個人の自由でしょう?あなたに止める権利はないわ。こんな意味の無いことに付き合っている暇はないの。それにあなたこそ、こういうの嫌いそうじゃない。自己紹介なんて類のもの。」
「コミュ障と一緒にされたないなぁ。俺は大事やと思うで可愛い女と仲良くなるには。」
「結局はそこじゃない。まあいいわ、私は先に失礼するから。」
そう言うと堀北は教室を出で行った。自己紹介を提案した好青年は少し困った顔をしながら次の人に自己紹介をお願いする。しばらくすると綾小路に順番が回ってきた。
「えー⋯⋯えっと、綾小路清隆です。その、えー⋯⋯趣味とかは特にありませんが、皆と仲良くなれるよう頑張ります。」
中身の無さすぎる自己紹介にクラスメイトから乾いた拍手が送られる。
「なんやさっきの自己紹介、さすがに酷すぎやで。まともに自己紹介したことないんか?清隆くんって意外とあがり症なん?」
直哉に煽った口調で言われて綾小路は困った顔で返事をする。
「逆に聞くがああいう場ではなんて言うのが正解なんだ?」
「んー清隆くんはなんか得意なこととかあらへんのか?」
「ピアノと書道なら習っていたぞ。」
「なんやピアノやっとんたんか!それ言えば良かったなぁ男でピアノ得意とか女からモテるで。」
(そうだったのか!)と綾小路が今更ながら感心していると、禪院直哉に自己紹介の順が回ってきた。
「俺、禪院直哉っちゅうやけど、実家が京都やからコテコテの関西弁や。中学んの時は陸上やっとったから足には自信があるで。よろしゅう。」
と今までの発言から考えたら普通すぎる自己紹介を終えて席に座る。
綾小路が少し驚いた顔をしているので、直哉は「どないしたん?」と綾小路に言う。
「いや意外と普通に自己紹介をしていて驚いただけだ。直哉のことだから、クラスメイトのこと雑魚どもとかいったり(さっき普通にいってたけど)、可愛い女の子大歓迎とか言いそうだなと思っただけだぞ。」
「心外やなぁ、さすがに自己紹介でそんなこと言わへんで。池とかいう
カスと一緒にしないでくれや。あんなこと言うたら女から引かれるかバカにされるだけや。」
いつの間にか教室に残っている全員の自己紹介が終わる。すると時間も時間なので直哉と綾小路は世間話をしながら入学式に向かった。
ちなみにこの世界観の高円寺は須藤達と一緒に教室から出ていってしまったのでまだ直哉は高円寺の存在に気づいていません。
あと御三家の立ち位置なんですが、裏で日本を牛耳ってるだけあって、普通に高円寺グループよりも影響力が大きいです。ですか一般知名度は高円寺グループの方が上です。