戦姫絶唱シンフォギアRAGEAR 作:白菜を身にまとった生命体
己の命を燃やし、ノイズを倒そうとした女性の前に現れた少年は白銀のベルトを腰に巻くと東洋の龍が描かれた黄色とオレンジ、そして黒の槍のような鍵をベルトに装填すると、それを回す。すると、白銀のベルトが光りだした。
「変身!」
『RAGEAR THE Gungnir! CONNECTING THE SPEAR!』
すると、少年の体に変化が起き、黄色のラインが入った橙色の体を持ち、黒いマントを羽織る龍の戦士になる。
「さぁ、ライブ開始だ!」
そう言った少年は足に付いているパワージャッキ『ドラゴニックジャッカー』の反動を利用してノイズに近づき、その拳で粉々に砕く。
「来い!アームドニール!」
そう言った瞬間、少年の手に槍が現れると槍にある取手を2回倒し、持ち手にあるトリガーを押す。
『REBELLION!』
「リベリオ・メテオ!」
槍は竜巻を帯びると、少年は地面に突き刺す。すると、地面から数多の竜巻が獲物を追いかける蛇のようにノイズを塵にしていった。
「…あれを一瞬で」
「…久々に変身したが、中々やれるな」
『とは言え、鍛えていなかったわけではないだろう?』
「まぁそうだけどな…というか、シェム・ハ。民間人は?」
『お前が開けた穴から全員逃げ延びている』
「そうか、それは良かった…じゃ、さっさと帰るか」
そう言った少年はその場を去ろうとすると、後ろにいた女性に呼び止められる。
「待て!」
「…天羽奏さんか」
「…お前は、一体…」
「仮面ライダーレギア。正義の味方をしてる、お節介さ」
そうしてレギアは、その場を去っていった。
ー
「…えっと、怒られちゃった?」
「まぁ、はい…」
「そうよねぇ…だってまだ他のキーが修復出来てないのに行っちゃったんだから…」
そう話し合いながらたんこぶを摩る女性に対して、少年 立花響はあまり気にしていなかった。
「まぁ、当分はアダム派の錬金術師を捕まえないといけないからね」
「世界各地でしたっけ…はぁ…」
そんな会話をしていると、ドタドタと誰かが走ってくる音がする。
「…来ちゃったみたいね」
「…とりあえず離れててください」
そう言った響は腰を落とし、待ち構えると奥から女性が響に抱きついてきた。
「響!!!」
「やっぱりマリアさんかぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
勢いを受け止めきれず、勢いよく滑った響にマリアと言われた女性は締め付けるように抱きしめていた。
「響!よしよしして!」
「…一応、先輩なんだよな…」
「うーん…響に心開きすぎて子供になっちゃってるわね…」
「…とりあえず、離れてください!」
「嫌」
「…」
「うーん、私に助けを求められても…」
「…このまま行きましょうか」
響はそう言いながらマリアと言われた女性を抱えながら立ち上がり、歩き始めた。
次回 会場占拠:3人の装者