戦姫絶唱シンフォギアRAGEAR   作:白菜を身にまとった生命体

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レイジングストライカー

レギア専用のバイク。時速340㎞で走行でき、高出力のフォニックゲインを生成する機関を持ち、それをエネルギー源としている。どの形態で乗ってもいいのだが、アメノハバキリアーマー限定で別形態が存在する。


事変開幕:それでも私は戦う

響はセレナと、奏と翼は後に現れた二人の装者と闘う。

 

響はアームドラームという剣でセレナの槍をさばきつつ、的確にダメージを与えていく。

 

「どうしてあなたが!アガートラームを!!!」

 

「機密情報だ!」

 

そう言うと、響はアームドラームを蛇腹剣のようにすると、槍を前に突き出して突撃してきたセレナの攻撃を回避しつつ、腰に巻き付かせるとそのまま地面に振り下ろした。

 

「セレナ!」

 

すると、翼と闘っていたシュルシャガナの装者 月読調がセレナの前に立つと兎の耳のように長い部分から丸鋸を発射して響を下がらせる。響は後退しながらアームドラームですべて切り落とすと、今度は調と闘う。

 

「一つ聞きたいけど、なんでこんなことを?」

 

「…どうしてそれを聞くの」

 

「いや、さっきから明確な悪意を感じないからな…何か無理してやってると思っただけだ」

 

「ッ!あなたには関係ない!」

 

「この戦いに関わった時点で関係大有りだ!」

 

調は響に接近すると、ヘッドギアから巨大な丸鋸を射出してアームに取り付けると響に向けて振り下ろす【γ式・卍火車

響はそれをアームドラームで防ぐ。

 

「私たちのことを知らないで!そんなの、ただの偽善者だ!」

 

「あぁ!はっきり言うが俺は偽善者だ!だがな!」

 

響はそう言うと巨大丸鋸を押し返すと、アームドラームの柄にあるトリガーを1回押す。すると、アームドニールに銀色のエネルギーが集まりだす。

 

「偽善で誰かを救えるなら!偽善者だろうと構わない!」

 

「ッ!!?」

 

そうして、響は横にアームドラームを振ると銀色の斬撃が放たれた。

 

「マリアーデ!!!」

 

その斬撃を調は巨大丸鋸で防ぐが相殺しきれず、そのまま壁に激突した。

 

「調ぇ!」

 

「調ちゃん!」

 

「うぅ…ッ!」

 

調はゆっくりと立ち上がると、彼女たちはとある通信を聞く。

 

「…わかりました」

 

「あっ!待て!」

 

「逃がさない!」

 

翼と奏は逃走を図ろうとするセレナ達に気付き足止めをしようとしたが、突如空から巨大な緑色のノイズがゆっくりと降ってくる。2人はそのノイズに攻撃するが、そのノイズは分裂した。

 

「マジか!?」

 

『分裂…いや、増殖と分裂を同時に行うタイプのようだな』

 

「…つまり、馬鹿みたいなパワーで倒すしかないってことか」

 

『その通りだ…どうやらあちら側もそれに気づいたみたいだな』

 

響はシェム・ハからそう聞いて翼達の方を見ると、二課に属しているもう1人の装者 雪音クリスが現れた。

 

「遅れたってレギア!?」

 

「…君は、まさかあの時の…」

 

「今はそういうのはいいから!」

 

奏はそう言うと、お互いの手を繋ぎ、歌い出す。

 

『絶唱か』

 

「…ちょっと無茶するぞ」

 

『構わん、ガングニールアーマーであのパワーを繋いでこい』

 

響はそう言うと、ガングニールアーマーになり刺しているガングニールギアーズキーを3回回すと、人の絶唱によって放たれているエネルギーを槍に集める。奏達はそれに驚愕したが、それでも絶唱は止めず歌い終えると響はアームドニールの取手を2回押す。

 

「リベリオ・メテオ…エクストラァァァァァ!」

 

そうして放った必殺技は巨大ノイズを容易く飲み込み、一片も残さず消滅させた。そして、それを見た響は片膝をついた。

 

「やっぱり、絶唱の負荷を全部請け負うのはキツイな…」

 

『当たり前だ。貴様がただの人間(・・・・・)ではなかったからそれだけで済んだのだ』

 

「お、おい!大丈夫か!」

 

奏達も絶唱を使って負荷がなかったことに驚愕していたが、息を切らしている響を見てそう言う。

 

「大丈夫だ…とりあえず、今は帰る」

 

響はそう言うと何処からか石を取り出すとその石を割り、転移した。

 

 

「…響、そのたんこぶは…」

 

「バカやってシェム・ハ共々怒られました…サンジェルマンさんに」

 

「…うふふ」

 

響はあの後、マリアが意識を失ったことを知り急いで医務室に向かおうとしたが、目から血を流してる響を見て何かやらかしたなと分かったサンジェルマンに怒られ、ゲンコツを受けた。

 

「…というか、マリアさん。記憶が戻ったと聞いたんだが」

 

「…えぇ、あのライブ会場の映像でね」

 

そう言ったマリアはゆっくりと話し始めた。

 

自分がF.I.Sにてフィーネの魂の器を見出す観測対象として育てられたこと。

セレナは妹であり、調と切歌とは家族のような関係だったこと。

ネフィリムという完全聖遺物の暴走を止めるために絶唱を行い、死にかけたことを。

 

「…マリアさんはあの人達…セレナさん達をどうしたいんですか」

 

「…みんなの性格は私が1番知ってる…だから止めたい。無理をしてあんなことをしているみんなを…」

 

「なら、力になるよ。マリアさんには色々と恩があるし」

 

「ありがとう、響」

 

響はそう言うとマリアは響を抱きしめた。

 

「…お前達…」

 

そしてその場をサンジェルマンに見られ、顔を赤らめたサンジェルマンに怒られたのであった。




次回 銀腕錬衣:新たなる力
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