フェンリルに勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない   作:ノシ棒

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発ッ! 売ッ!
RB発売ッッ! レイジバースト発売ッッッ! レイジバースト発ッッ売ッッ!!!!
感無量です。泣けてくるw


ごっどいーたー:18噛 GE2

フラッギング――――――。

Fragment Grenade (破片手榴弾)を語源とする造語。

フラッギングを題材とした映画を発端とし、ベトナム戦争時に破片手榴弾を用いた上行為が多発、社会問題に発展した。

軍隊、さらには小隊内で発生する不祥事のため、事故あるいは通常の戦死として処理されることがほとんどであったという。

その語意は、上官、同僚殺し――――――。

 

 

 

 

□ ■ □

 

 

 

 

こうきて、こうっ! こうきて・・・・・・こうっ! 

こうきてこうきてこうっ! 何か違うな・・・・・・。

違和感が取れない。

神機様がしれっと戻ってきたのはいいけど、何て言ったらいいか、こう。手放しで喜べないっていうか。

データのコンバートに失敗したみたいな。

鉛を血管に溶かし込んだような倦怠感を全身に感じる。

アーティフィシャルCNSとの連結が上手くいってないんじゃないか、これ。

検査結果はオールグリーン、まったく問題なしで、感覚的なものですねっていうのが結論だったけども。

感覚的なものだっていうなら、微妙な差異を感じるのは、やっぱりこう、うーん。

アーティフィシャルCNCの伝達が、もっと・・・・・・俺のイメージじゃコンマ秒早いはずなんだけど。

いや、脳内俺ツエーですねって言われたらそれで終わりだけど、どうも気になっちゃうなあ。

違和感がまずあって、だから・・・・・・お帰りって言ってやれないのが、ちょっとだけ寂しい。

 

いえ、それ以外はいつもと同じなんですけどね?

ミッションカウンターで上から順番に下まで全部、任務にチェック入れようとしやがったりね?

新兵っていう設定だからまだ低難易度任務しかリストにないけど、君、やろうとしてるね?

デスマーチ、やろうとしてるよね?

お願いだからやめてください! ほんとお願いしますからやめてください!

勘弁してよ神機様ぁ!

 

「おーう、おつかれー。やっぱ良い事あった後は気合が入るな。生ユノ、良かったぁ・・・・・・」

 

――――――ソッカーザンネンダヨアエナクテ。

 

「そうだよ! 災難だったよなユウも。ほんとすれ違いで生ユノ逃すとか・・・・・・そういやジュリウスとサバイバル訓練で泊り掛けしてたんだっけ? レアイベントっていったら、ジュリウスがサバイバル訓練してる姿もレアイベントだけど」

 

――――――まあ、時間潰しに俺から頼んだんだけども。中身は延々カードゲーム大会だったよ。

二人ポーカーとか、マギカギャザリングとか、遊具王とか・・・・・・あとは、軍艦これくしょんとかもしたり。

あいつのデッキガチ構成でやんの。遊具王はデッキ破壊中心だし、軍これは潜水艦編成とかまじ鬼畜。なんだよ、戦艦は全て大破させるのが作法でちとか。くそう、駆逐さえ育っていたら・・・・・・。

 

「お、おう・・・・・・? えっと、ジュリウス、だよなそれ?」

 

――――――うん。そんで飯事情はサバイバルだったから、食料になる動植物なんていなくて、腹が減って腹が減ってもうね。最後の方どのアラガミが美味そうかとか、そんな話ししかしなかったよ。食わないけど、それ考えたことない?

 

「いや、えっと」

 

――――――腹が減って極限状態になると何て言うか、リミッターが外れるよな。一番盛り上がったのがフランのどのラインがくるかって話しでさ。俺は太ももから背筋にかけてのラインがムーブメントだって言ったら、ジュリウスは膝の裏だって。

シンプルイズベスト。そういうのもあるのか。勉強になった。

 

「たぶんそれ、違うジュリウスだわ。フライアって外からゴッドイーター雇ってるし、同名別人のジュリウスさん何人か見たことあるから」

 

――――――たぶんそうね。じゃあジュリウスさんってことで。

フランに隠れてこっそり菓子類とかのミッションアイテム持ち込んでてさ、マシュマロをこう、フォークに刺してだな、ランプの火で焼いてやったらうまいうまいって食ってたよ、ジュリウスさん。

 

「何それ超美味そう」

 

あとコーラの瓶開けるの失敗して服べちょべちょにしてたよ、ジュリウスさん。そんでパン一で洗濯してた。

 

「・・・・・・ユノよかったな! ほんと、生ユノよかった! カーッ、もったいないわー、お前会えなかったとかもったいないわー、カーッ!」

 

「おーい二人ともーっ! んんーっ、おつかれさまっ! 実地訓練も慣れてきたねえ」

 

「おっすおつかれナナ。今さーユノの話ししてたんだよ。どうよどうよ、初めてユノに会った感想は! 俺もうすっげー興奮しちゃってさあ!」

 

「おー! ユノさん綺麗だったねえ! 目がおっきくて、睫毛が長くて、もう美少女ーって感じ!」

 

――――――いやいや、ナナも美少女だよ。負けてない負けてない。

 

「やっだもー! 棒読みー! にへへへ」

 

「でもお前はレア博士みたいなタイプが好みなんっしょ? グレム局長の執務室で即行博士のこと口説いてたじゃん」

 

「へえ、ほー、ふーん、そうなんだ。へえ」

 

――――――いいことを教えてやる。極東じゃあな、ああいう台詞の最後にはキリッというSEを付けるんだ。

あら局長室に何の用? いえ、博士に会いに来ました・・・・・・キリッ。こういうことだ。ここまでが流れ、様式美だ。

つまり本気じゃないんだ。いいね?

 

「アッ、ハイ。そんな必死になんなくても・・・・・・」

 

「ユウって本気じゃないのに女の人にそういうこと言えるんだ」

 

――――――わあ、やぶ蛇!

 

「微妙にユウへの風当たり強くない? ナナ」

 

「んーん、普通だよーこれくらい。ていてい」

 

――――――痛い痛い。肩いたい。

 

「遠慮がないっていうか、兄妹みたいなーって感じ?」

 

「おーっ、いいねーそれ。お兄ちゃーん!」

 

――――――ははは、こやつめ。

 

飛びつくナナ。肘に感じる天国が!

役得ヤッター! 知的好奇心が刺激されるぅ! ビバ・ムーブメント!

知的と言いつつ、ビバはイタリア語でムーブメントは英語だというツッコミは不用である!

今はこのムーブメントに浸っていたい・・・・・・。

ああ、癒される・・・・・・なんかもう、アーティフィシャルCNSだのCNCだの、どうでもよくなってくるな!

 

「ところでさ、また新入りが来るって話、聞いた?」

 

「えっ、知らない知らない! 初耳だよー! わあ、新しい仲間かあ・・・・・・新しい家族、だね」

 

「おっ、それラケル先生風?」

 

「にへへ・・・・・・やったねアバちゃん、家族がふえるよ!」

 

――――――お、おう! やったな! わかったからぬいぐるみに話しかけるのはやめなさい。そのアバドンの手人形を外すんだ、いますぐ。

 

「でさ、その話なんだけど・・・・・・」

 

「なになに? 内緒の話?」

 

「実はさ、その新人、あんまりいい噂がないんだよ。聞いた話によると、前いたとこの支部で上官を・・・・・・」

 

――――――ストップ。

 

ロミオの口をふさぐ。

むぐぐ、と手を当てられたロミオが不満顔に睨む。

 

「ぶはあっ、ちょっ、何すんだよ!」

 

――――――例えばさ。

 

「はあ?」

 

――――――例えば、そいつがいけ好かない奴だったとしたら、別に仲良くする必要なんてないさ。お前が嫌いだって言うなら、配給品の差し止めくらいまでなら手伝ってやってもいい。

 

「いや、そこまでやろうなんて言ってないけど・・・・・・」

 

――――――でも、そこまでだ。そこまでだよ。そこまでなんだ。そこまでで終わりなんだ。

殴ってもいい。蹴飛ばしてもいい。唾を吐きかけて、いじめ抜いてやってもいい。嫌っていても、憎んでいても、それは仲間だ。ぎりぎりのところで、仲間でいられるんだ。

 

「わ、わけわかんねーって。結局何が言いたいわけ?」

 

――――――仲間を淫売扱いするのが、一番やっちゃいけないことだ。それをしたら、仲間ですらなくなる。わかるよな? ロミオ、お前にならわかるはずだ。だろう? 

 

「あー、えっと・・・・・・」

 

「私・・・・・・わかる気がする。仲間のはずの人達に、隠れてひそひそぼそぼそされてたら、一番やだなって思うもん」

 

――――――それでキツイ思いした奴を俺は知ってる。ま、味方に後ろ指差しちゃあかんでしょ、ってこと。悪いね、説教臭くなって。

 

「お、おう! いや、俺も冗談だって。ただ良い奴じゃないかもしれないって、それだけのことだからさ!」

 

――――――むかつく奴だったら、お前むっかつくなあで正面から当っていけばいいさ。そんで色々教えてやったらいい。そこんとこ頼んだぜ、先輩。

 

「おう! へへ、俺にまかせとけって! やな奴だったら俺がガツンと言ってやっからさ!」

 

「ひゅーっ! ロミオ先輩頼もしーっ! ・・・・・・ねね、ユウ」

 

――――――んー?

 

「ありがとね」

 

――――――んー。

 

「ちょっとだけ、ちょっとだけだよ? ユウのこと怖いなって思っちゃった。背筋がひやっとして、ぞわぞわーってして・・・・・・でも、ああいう怖さなら、私嫌いじゃないよ。えへへ、そんだけ! 先帰ってるね!」

 

――――――んー、足早いな。

 

ふっひー。真面目モードはとんと続きませんわー。

ていうか俺が真面目になんなきゃいけないってどゆことよ。

このおちゃらけリョウタロ・・・・・・はっちゃけユウ君がよお。

なんていうか、純正培養というか。養殖ものというか。ハウス栽培というか。

“無菌室”育ちなんだろうなあ、フライアの面子は。

たしか、マグノリアコンパスだっけ?

児童擁護施設だって聞いたけど、どんな場所だったのやら。

ナナやロミオの身のこなしを見ればわかる。あれは一朝一夕で身に付くものじゃない。明らかな軍事教練の痕跡、その結果だ。

つまり幼少期から戦闘行動に慣れ親しんできたってことだ。

ゴッドイーターの資格の有無は比較的幼い段階から解るとはいえ、腕輪を嵌める前から訓練を施されていた、ということだ。

仮にも児童擁護施設っていうのに、どうよそれ。ていうか軍事訓練のノウハウを持ってる児童擁護施設とか嫌すぎる。ソルジャー養成所じゃん。

ラケル博士の家が運営していたんだっけ?

フライア直下の施設となれば、予備戦力の“プール”と考えるのが自然なのだろうか。いや、しかしなあ。うーん。

こりゃあ、児童擁護の名前に俺が夢を見過ぎてるのかな? このご時勢でまともな施設なんて存在しないだろうし。

やだなー、また暗い話になりそう。

 

ロミオもまあ、これでまったく悪気がないんだから、何と言うべきか。コウタみたいな気配りは望めないよなと思う。

ほんと、コウタは奇跡みたいな性格してるよ。あれは家族のおかげもあるけど、環境が劣悪すぎたせいだろうなあ。泥から砂金ってああいうのを言うんだろうな。

そう、コウタは基本が泥なんだ。だから最後の最後で卑劣な手段をとることも、卑怯な選択をすることも厭わない。自分で泥をひっかぶる覚悟がある。自分の内側から染み出てきた泥をも。

ロミオは、あいつは根っこの部分が純すぎる。

自分自身の暗い部分に染まって、流されてしまうかもしれない。

性格はとてもいい奴だ。明朗快活でいてわかりやすい。

でも、いい奴なんだけど、清すぎる。

危うい。

 

隊長さんも無茶なことを言ってくれるよ。

カバーするにしても限界があるってこと、解ってるのかね。

どこか知らないところで自爆して、そんで自滅してくパターンのような気がしてならない。

そうなったら俺がどうこうできないっていうのに。

前途多難、だなあ。

 

おーいお前も早くこいよー、なんて手を振るロミオ。

そうだな、今日は帰ろう。

フライアに・・・・・・家に帰ろう。

そんで駆逐のレベリングをするのだ!

改ニ! 改ニ!

潜水艦どもなんぞオリョクル海の海底に叩き込んでくれるわーッ!

 

 

 

 

□ ■ □

 

 

 

 

殴られて吹っ飛ぶロミオ。

このクソガキがムカついたから殴っただけだ――――――そう言い残し、踵を返して立ち去る男。

長身痩躯。しかし紫のジャケットで覆われた身体は、鍛えこまれた戦うための身体。

黒の長髪は、ジャケットの色に合わせたワークキャップでまとめられている。

細い顎先から左頬に掛けて走る傷は、不覚傷ではない。無骨な戦いの歴史を感じさせる傷跡である。

あらゆる装飾を排除した。戦うために打ち鍛えられた刀剣を思わせる男。

それが『ギルバート・マクレイン』に感じた第一印象だった。

 

――――――そう、言うなれば刀剣男子。これは売れる。

 

「ユウ。しっかりサポートしてやってくれ」

 

――――――やめろ離せェ! 当然のように肩を掴むんじゃない! 俺は現実逃避に忙しいんだよ、押し付けるんじゃねーってばよちきしょん!

 

「カードで負た負債をチャラにして欲しくはないのか?」

 

――――――ファーーーー汚いなさすがブラッド隊長汚い!

 

「今回の件は不問に処す。戦場に私情は持ち込まぬよう、各自関係を修復しておくこと。では解散」

 

――――――いつかその頭のアホ毛ひっこ抜いてやるからな! 覚えてろよジュリウス! このプリンス! プリウス!

 

「ユウ、ちょっと待って、ユウ!」

 

――――――プンスコプンスカ激おこだよ! なんだよナナ・・・・・・くっ、元気になっちゃう悔しい!

 

「あのね、おでんパンを人にあげるとさ・・・・・・ユウみたいに受け取ってくれるか、笑ってツッこんでくれるんだよね。でも、いらない、って言う人がたまにいて・・・・・・」

 

――――――たまにいて?

 

「そういう人って、だいたい何かに追い詰められてる気がする」

 

――――――・・・・・・。

 

「先輩と新人さん、仲良くしてほしいな・・・・・・」

 

――――――ちょっと行ってくる。

 

「あ・・・・・・うん!」

 

何かもう・・・・・・何か。

こういうの今後全部俺にきそうな気がする。

俺はブラッド専属のカウンセラーじゃねーっつーの!

極東じゃソーマ担当だったのに・・・・・・何ゆえ俺が・・・・・・解せぬ。

もういいよ成るように成れだ。

オラァ! 俺参上!

展望フロアにINしたお!

 

「なんだ、追いかけてきたのか? 暇な奴め・・・・・・俺の処分が決まったのか?」

 

――――――お前の処分はお前がぶん殴ったロミオと仲良くすること。仲直りだ!

 

「ハッ・・・・・・そりゃあいい」

 

――――――あのさあ、悪気があって言ったんじゃないってわかってるでしょ。そんな頭悪いようには見えないし、もうちょっとこう、大人になって受け流してやれなかったの?

 

「配属早々つまんないものを見せたことは詫びるよ。後でロミオにも言っておくか・・・・・・」

 

――――――俺は噂なんて気にしないぜ、だったっけ? ロミオの台詞。

 

「詫びると言ったはずだが?」

 

ギルバートの眼が剣呑な光を帯びたのを肩を竦めていなす。

ロミオも正面からぶつかっていけよとは言ったけど、正直すぎんでしょこれ。

誰でも触れてほしくないことの一つや二つはあるだろうに。

その"臭い”だけでもダメだって事がさあ。

 

――――――周りがごちゃごちゃ言うと煩わしくて身動きとれなくなる、っていうのは、わかるつもりだよ。

 

「その腕輪・・・・・・そうか、お前も元新型使いか」

 

旧型、旧新型から第三世代神機に“コンバート”される際、そのゴッドイーターが嵌めていた腕輪は完全に取り去られることはない。

腕に癒着して外せない部品が多々存在するためだ。そのため、外装を取り外し、アタッチメントを追加して元に戻すという手段がとられている。

俺が腕輪をコンバートした時も、完全に腕輪は除去されてはいなかった。手首と外腕部の骨に打ち込まれた第二世代由来のパーツが露出していたのを覚えている。

どこまで腕輪が分解されるかは洗浄深度に関わるため個人差があるが、それに元の腕輪を被せ追加部品を装着させる方式が一般的であるとか。

俺はほとんど分解できたから、コンバートは楽だったそうな。

世代更新した結果、純粋な新世代神機使いの腕輪に比べ、少しだけ大きい腕輪となるのだ。

とはいっても一見しただけでは変わった所は解らない。並べて比べてみれば違いが解る。それくらいの微妙な違い。

整備士や機械技術に興味のある者はこういったスケールに敏感で、一目で解るのだろう。

ギルバートとお互いの腕輪を掲げてみせる。ほんの少しだけ大きな腕輪。

第二世代からコンバートした者の証拠である。

 

――――――正直、黒色にはまだ慣れないよ。ずっと赤だったから、色々思い入れがありすぎて。黒に変わったから、それまでのことがチャラになるなんてないしさ。

 

「そうだな・・・・・・ああ、その通りだ」

 

――――――新兵ってことになってるけど、まあ、それなりに色んなことは経験したつもりだよ。色んなものを見て来た。よくないものばっかりを。

他人の経歴なんて気にしたって意味がないって、ゴッドイーターになったものは皆解ってるから、そこは根掘り葉掘りされなくて助かってるけど。

だから、たまにそういう、やるせないことが起きるってことも解ってるつもりだよ。キレるなよ? “そういうこと”が“起きる”ってことを、知ってるだけだからな。

 

「そういうこと、だと?」

 

――――――最近だとジュリウスと一緒に任務に行った帰りに、偶然カルト宗教団体にかち合ったりとか?

テスカポリトカを神様扱いしてて、生贄とか捧げちゃって、もうなーって感じの。あんまりにもエグすぎてジュリウスが“きちゃって”。

普段大人しい奴がキレると怖いなほんと・・・・・・後でサバイバル訓練に連れ出してさ、カードゲームとか教えてみたら思いのほか楽しかったみたいで喜んでたけど。でもたまに考え込んでることあるから、色々残ってるんだろうなあ。

 

「ふん、胸糞悪い・・・・・・どこもかしこも」

 

――――――地獄だなあ。笑えてくる。

 

なんか怪しいことしてる奴らがいるってんで現場に踏み込んだら、カルト宗教集団の暗黒サバト真っ最中だったってオチ。

“一通り”儀式が終わった後の、まったりムード・・・・・・ビデオ上映してた所に突撃したんだよね。

女の子が嬲られて殺されるムービーだった。

スナッフフィルムだよ。小さい子ども専門の。黒の章とか自分たちで名前つけてさ、そいつらは映像作品として楽しんでた。

どんなだったかな・・・・・・ちょっと小生意気な長女に、元気な次女、クールな三女を円にして並べて、ギロチンを付けてさ、紐を長女に咥えさせて、とか。そんな感じだったはず。胸糞悪いから頭から消去してた。

そいつらそれ観てエキサイトしてたよ。心の底から。そんな映像が延々と何百時間と垂れ流されてた。

 

――――――ま、戦ってりゃいろいろあるよ。それは知ってるつもりだけど、実際つらいよなってだけ。

 

「そうだな」

 

――――――仲間が死んだり、アラガミになっちゃったりさ。きついよ。

 

「・・・・・・」

 

クリティカルヒット。

反応を見る限り、女か。

本当は隊長がやるべき“処置”を、何らかの事情で自分がやるハメになった、ってところか。

規定と違うもんだから、そんで上の判断が遅れて隠蔽工作が甘くなって、マスコミが嗅ぎ付けて騒ぎ立てた。

こんな感じだろうなあ。

 

「だから・・・・・・なんだ? 何が言いたい」

 

――――――今後ともよろしくってこと。

 

シェイクハンド。握手握手。

ありがとうギルバート君。でもね、目の前で盛大なため息を吐かれるとちょっとキツイからやめようね。

 

「どこにでもいんだな・・・・・・おせっかいな奴ってのは」

 

――――――ふぁん? 何?

 

「いや。俺のことはギルでいい。堅苦しいのはごめんだ・・・・・・まあ、今後ともよろしくな」

 

――――――ああ、よろしくな。就任祝いに任務終わりにでも一杯おごるよ。ムーブメントの話しとかしようぜ。

 

「ああ・・・・・・ムーブメント? ん、んん?」

 

自分から愛称を広げようとしマクレイン・ギル。

今後とも、よろしくやっていけるのだろうか。不安でならない。

前途多難である。

 

うん・・・・・・。

初期アリサよりマシ! 初期ソーマよりマシ!

ふぇぇもう限界だよぉ。

誰かコータ呼んできてコータァ!

俺の癒しを、極東から、誰かァ!

 

 

 

 

□ ■ □

 

 

 

 

「僕は栄えある極東支部第一部隊所属・・・・・・エミール! フォン! シュトラスブルクだッ!」

 

誰がこいつを呼んでこいと言った。

 

 

 

 




みなさんこんにちは。
いやあ、レイジバースト、発売しましたね!
以前から発売前情報を追っていたせいか、思っていたよりも冷静な自分に驚いています。
ま、こんなものでしょう。みなさんもこれくらいで取り乱したりしませんよね。

(ブラッド!ブラッド!ジュリウス!ロミオぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!アリサシエルナナエリナフランユノヒバリリッカツバキサクヤムツミヤエラケルレアリヴィカルビぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!アリサたんの銀髪ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
漫画版のエリナたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメも放送されるし良かったねシエルたん!あぁあああああ!かわいい!ナナたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック3巻も発売されるし嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ゴッドイーターは現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!極東ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のギルが僕を見てる?
表紙絵のリンドウが僕を見てるぞ!ジュリウスが僕を見てるぞ!挿絵のソーマが僕を見てるぞ!!
野郎共が僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!でもこっち見んなよ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはゴッドイーターがいる!!やったよムツミちゃん!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのシエルちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアリサ様ぁあ!!ナ、ナナー!!エリナぁああああああ!!!フランヒバリッカぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ極東へ届け!!極東のゴッドイーターへ届け! )

今回の投稿分、発売にあわせようと思ったけど無理でした。くー。
いつもより文量少なめでごめんなさい。その分、会話多めでお送りいたしますので!

はい、次回の投稿は、極東を守りにいかなければならないので、しばらく現実(リアル)に忙しくなるため遅れそうです。
みんなもそうだよね?
でもおかしいな。画面の向こうが現実(リアル)のはずなのに、この液晶を通り抜けられないんだ・・・・・・。

GERBのハードによる違いも自己検証しました。
HDMI端子接続のPS4とVita版を比較した結果、おパンツ高画質。おパンツ高画質!
明らかにおパンツ高画質でしたぞ!
あと、続編ですから光エフェクトがじゃんじゃんバリバリ派手になってるんですが、Vita版だとよく処理オチします。
バレットエディットで放射や多重レーザー、メテオ系の画面広範囲に効果が及ぶものを多用される方はちょっと気になるかもしれません。
ロード読み込みは明らかにPS4の方が早いですね。
Vitaでもマルチで棒立ちになってリンクエイドコース、とまではいきませんのでご安心を!
でも悩みますよね。
Vita版にして画面を近距離から本能の赴くままにベッドの中でprprするのがいいか。
PS4版にして高解像度でおパンツおっぱい揺れをワイン片手に貴族っぽく鑑賞するのがいいか。
おパンツ教とおっぱい教の仁義無き戦いが今、幕を開ける・・・!

そういえばゴッドイーターで宗教といえば。
漫画や小説の中にもちらほらと公式欝ワードとシチュが盛り込まれてて、なんていうかすごくざわざわしますよね。
なんだよ五番目の月とか・・・・・・世界がぶっ壊れるかもしれない代物がわんさかある極東の保管庫に入室できる権限を持った科学者が、その構成員であるとか。
中枢に食い込まれてんじゃん・・・・・・やべぇよ、やべぇよ・・・・・・榊さんの眼がカッ!てなってるじゃんやべぇよ・・・・・・。榊さんの眼をカッ!させるとか相当のもんですよ・・・・・・。
あと一般人を拉致して生贄にしまくったとか普通にやばい。
わあ、ざわざわするう。

序盤から中盤にかけてのフライアの空気も普通に悪いですし、こじれた人間関係とか部隊内のギクシャクした連携とか個々人の暗い過去とかゲーム性の裏に隠されてて、実はGEってドM仕様ゲーだっていう。
ヤッター! たぁぁんのすぃいいいいーっ!
フロムとかの死にゲーとかポケモンの厳選してる時の背徳感とか本当は怖い幻想郷とか轟沈とか、ゾクゾクする自分はドMだと思いましたまる。

ひゅーっ、リヴィちゃん登場するまで徹夜でやるぜぇーーーッ!


※小ネタ1
『サバイバルミッションへは菓子類の持込は禁止されております』
というチュートリアルメッセージが、ゲーム内で表示される。
オペレーターによる注意事項→フランに隠れて菓子持ち込みふひひw
※小ネタ2
艦これE5-丙でクリアしましたひゃっはー。
E2甲で51cm連装砲ちゃんゲットして力尽きたんだお・・・・・・。
横鎮でも資源カツカツでケッコン艦1隻しかいない提督もいるんだよっ

※活動報告は夜頃に更新します。今回は東方でー。

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