鏡のファースト(完結)   作:プロトタイプ・ゼロ

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こんばっちゃ!!久しぶりの投稿やで!!
なんか最近熱くなってきとるよなぁ……熱いの大嫌いやわ。はよ冬になってくれへんかねぇ?まぁ、冬もそこまで好きとちゃうんやがな。
まぁみなさんも熱中症とかに気をつけてこの夏を乗り越えてくださいな!!それでは本編行ってみよ〜〜!!


第二十四話「願いの代償」

 

 

 

 燃える。全てが燃える。今まで暮らしてきたここが、東京が。そして彼女たちとの思い出の錬金アカデミーが。ただ別世界から侵略してきた奴らのせいで、全てが消え去ろうとしている。

 

 なぜお前らはそんな残酷なことができる。

 

 なぜそんな躊躇いもなく人を殺せる。

 

 神はそんなに偉大なのか? 僕から大事な人を奪っておいて……そんなの、許せるわけねぇだろ!!

 

 絶対に許せない。消してやる。お前ら全員……絶対に!!

 

 許せない。許せない。許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!

 

 お前たちを殺すために、僕は……俺は仮面ライダーの力を手に入れてやる!!

 

「なら、我が力を与えてくれようぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

「ミカ達は無事……なんだな?」

 

「あぁ、多少の火傷とかはあるがな」

 

「そっか……よかったぁ」

 

 オレの言葉を聞きへなへなと床に女の子座りしてしまうほど、裏千束は安心しきった顔でいる。それを見て、以前から感じていた違和感を今終わりにしてやってもいいかもしれねぇ。

 

「なぁ、前から聞こうと思ってんだが」

 

「なに?」

 

「お前さ、結局はどういう存在なの?」

 

 その瞬間、高密度の殺意が店の中に充満し、仕事疲れで机に突っ伏していた司や雪菜が飛び跳ねて起き出し、丁度地下から出てきたラビスが頭を冷蔵庫の天井にぶつけ、ゲームをしていた宗一とパラドが転げ落ちた。

 

 なるほど。この質問はこいつにとってはタブー的なものか。なら、時期を早まったかもしれねぇな。まだオレはコイツからは信用されてねぇ。何度か店のコーヒーを飲みに来ているらしいが、道中で見かけた程度でオレはコイツとはそこまで接点があるわけじゃねぇ。

 

 まぁ、殺意だけで殺す気はないだろうが……。

 

「なんで、それを聞きたい?」

 

「さてねぇ〜? 言いたくねぇなら別に言わなくていいぜ?」

 

「ちっ……」

 

 一回目を伏せると、裏千束はいつものような鋭い目つきに戻る。

 

「別に言いたくないわけじゃないさ。ただ、あんまり知られたくないだけ」

 

「いや、それは言いたくないと同じなんじゃ……?」

 

「あ"ぁ"ん?」

 

「あ、ごめん」

 

 余計なことを言おうとしたパラドが人睨みで黙らされる。おもろ。

 

 ってか、こうして見ると……本当に違和感しかねぇな。姿形、それも魂レベルまでコイツは本物の千束と同じだ。だが、どこか違う。

 

 ミラーワールドと現実世界を行き来したりできる点や、ミラーモンスターを使役できる点など、色々な要素はあるが……コイツが千束の鏡面人物だと仮定するにしてもだ、ただの鏡面人物だと決めつけるにはまだ足りない。

 

『エボルト様、あの人からは時計の力を感じます』

 

『ん? それって確かラビスちゃんが以前どっかから拾ってきたライドウォッチのことか?』

 

『はい。警戒はしておくべきと思うのですが』

 

『まぁ、いいだろ。今のところは』

 

 そういや、ここに初めて入店した裏千束を見たラビスちゃんが言ってたな。なるほど……ちょっくらカマかけてみるか。

 

「なぁ、黒ちゃんや」

 

「その呼び方定着してるよな……みんな。まぁ、いいけど……で、なに?」

 

「お前、ライドウォッチのこと知ってる?」

 

「……っ!!」

 

 あ、警戒心高まったな。後ろにいる奴等は「なんで今ライドウォッチ?」って顔してるな。いや、一人……二人か。司と雪菜は何かに気づいたようにして思えるな。くくく、コイツはァおもしれぇ。

 

「はぁ……まぁ、いつかはバレると思ってたけどさ……こんなに早く気づかれるなんて思わないじゃん」

 

「へぇ……認めるんだな?」

 

「あぁ。認めるよ」

 

「ちょ、ちょっとまってくれ!? どういうことだよ!!」

 

 今まで傍観していた我らがイッチこと宗一が椅子を蹴り倒す勢いで立ち上がると、裏千束に迫りよる。

 

「別に、私の存在定義にライドウォッチが関係してるってだけ。それ以上でもそれ以下でもないよ」

 

「いやいやいや!! わりとそれ重要だよね!?」

 

「そうだね、重要だよ。たけど別に言う必要はない」

 

「だ、だけどさ」

 

「別にいいじゃねぇか相棒」

 

 このまま放っておいてもよさそうだったが、喧嘩になるかもしれないから一応止めに入る。宗一の肩を掴み、裏千束から離す。

 

「ちょ、エボルト!?」

 

「いいか相棒? オレは今回聞く必要があるかもしれなかったから聞いたけだ。無理に聞こうとは思っちゃいねぇ。無理に聞き出して仲間入りできなくなるのも問題だからな」

 

「いや今まで散々裏切ってきたお前がなに言ってんだよ」

 

「それを言われるとキツイねぇ……」

 

 本当にキツい。たしかにさ、オレ結構やらかしていろんな人裏切ってきたよ? うん、本当のことだからさ。でと今は別にいいじゃんかよぉ。

 

「やった罪は消えないってやつだね」

 

「黒ちゃんや〜酷くない?」

 

「は? 言われて当然のことしてるじゃんお前」

 

「あの時オーマジオウに消されなかったことが幸運なだけだからね」

 

 司も雪菜も酷くない? てか、ラビスちゃんは? いつもならここでキレ散らかしてるはずなのに……。

 

「あ、頭が……うぅ〜」

 

 あ、ぶつけた箇所が思ってた以上に痛かったらしい。頭を押さえてしゃがんてた。可愛いかよ。

 

「なるほどなぁ〜? 今までそいつの情報を得ようとして動いていたけど、思わぬ情報をもらっちまったぜ」

 

 たしかになぁ……ん?

 

 聞き覚えのない声がして、そちらに顔を向けるとカウンター席に腰を下ろした黒い狐がいた。うん、いた……は? え、待って……なんでいるの?

 

「おまっ、お前ぇ!! 黒狐!!」

 

「クロスギーツな!! いい加減名前を覚えろよお前ら」

 

 今にも飛びかかりそうなほど敵意を剥き出しにした裏千束がなんとか我慢しながら黒狐……クロスギーツを睨みつけている。他の面々もいつでも変身できるように身構えている。ラビスちゃんはまだ頭が痛いらしい。

 

「そんな警戒すんなよなぁ〜」

 

「お前を無警戒でいられるわけないだろ」

 

「それもそっだなぁ」

 

 なるほどなぁ。コイツ普段は回りくどいやり方で場をかき乱して、力を示すときは実力を出すタイプか。見てわかっちまった……オレと似てやがる。だが、その強さも裏を支配する力も……おそらくオレ以上だ。

 

 多分今戦っても勝てねぇだろう。オレは警戒はしながら、身構えるのをやめた。

 

「それで? お前は一体なんの目的でここに来たっていうんだ?」

 

「やれやれ……まだ気づいていないお前らにちょっとしたヒントを与えてやろうって思ってな」

 

「ヒント、だと……?」

 

「そう、ヒントだ。爆破されたリコリコに行ってみろ」

 

 それだけ言ってクロスギーツはモヤのようになって消えた。宗一や司が「待て!!」と掴み寄ろうとしたが、ふたりともお互いの頭をぶつけただけで終わる。

 

 爆破されたリコリコに行ってなにがあるっていうんだ……クロスギーツの野郎。アイツの考えてることがなにもわからねぇ。

 

「ま、まぁ……とにかくリコリコに行ってみればいいんじゃないかな?」

 

「賛成だぜ、正直まだ日は経っていないとはいえ、あそこの様子も気になるしな」

 

 雪菜とパラドの言葉に俺たちは頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 クロスギーツの言葉からリコリコにやってきた雪菜、司、ラビス、エボルトの四人。パラドと宗一は念の為に店に残って敵が来た時の時に残ることになり、裏千束はミラーワールドでできることを探しに。

 

「めちゃくちゃだな……ここに、ン・ダグバ・ゼバがいたなんて」

 

「それも、原作よりも強化されてるんだよね? よく勝てたよね」

 

「ふふん! 私の作ったガシャットを使って戦ったんですから当然ですね!!」

 

「…………(なんだ、この違和感)」

 

 3人が話す中、ただ一人エボルトだけは瓦礫かとしたこの場所に違和感を覚えた。

 

 誰かいる……。

 

「……」

 

 やってきたのは頭を伏せたボロボロの赤い制服を着た少年だった。目元を隠すボサボサの茶髪、そこから覗く淀んだ瞳、ふらふらと4人の方へ歩く少年は、途中でピタリと足を止めると頭を上げた。

 

「あぁ、人がいたんだ……へぇ、まだ、いたんだ……そうなんだ」

 

 少年はこわれた笑みを浮かべながら懐から何かを取り出す。

 

「な、それは……!! なぜお前がそれを持っている!!」

 

「知ってんのか司?」

 

「あぁ……ドレッドライバー。何者かによって盗み出された、うちで管理してた禁忌のドライバーだ」

 

 少年はバックルの状態でドレッドライバーを腰に当て戒律帯「ドゥアトレンジ」が展開される。そしてカードホルダーから1枚のカードを取り出す。そこには列車の絵柄がある。

 

【STEAMLINER】

 

 ヴェヴェルセッターと呼ばれるレプリケミーカード狂化装置にレプリスチームライナーケミーカードをスラッシュすることで中にいるレプリスチームライナーケミーを狂化して理性を奪うことで錬金術式展開準備状態にする。

 

「ははっ……変…………身っ!!」

 

 その後ヴェヴェルセッターの後ろには変身用のスロットにレプリスチームライナーケミーカードを装填しネクベトヴォークと呼ばれるレバーを左側へ開く。

 

 身体から黒い霧に包まれたレプリスチームライナーと焔が顕現。レプリスチームライナーが周りを走り回った後、焔が身体を包み同時に黒い霧を纏った骨が全身に巻き付き変身が完了が終わる。さながら生きたまま火葬されているかのようである。

 

【ドレッド・零式】

 

「仮面ライダー………………ドレッド、零式」

 

 仮面ライダードレッドへの変身が完了した瞬間、凄まじい覇気が4人を襲い、そして吹き飛ばす。

 

「あの人が、くれたこの力……で、俺は……はははっ!! 全てを、滅ぼしてやる……っ!!」

 

 その姿を見て司は歯噛みする。司が禁忌のドライバーと言った通り、このドライバーはとても危険であり、変身者に対して相当の負担をかける。それこそ使い続ければいずれ肉体は衰弱し、死に至るほどに。そういった禁忌と呼べるドライバーをガーディアンズは保管していたのだが、いつの間にか2つのドライバーが盗まれてしまっていたのだ。

 

「やるしかねぇか」

 

「やろう!!」

 

「あれを回収しないと」

 

「研究したい」

 

 雪菜が体内からオルタリングを出し、エボルトはエボルドライバーを、ラビスはラビスドライバーを、司はネオディケイドライバーを、それぞれ腰に装着する。

 

 雪菜は両手を交差させたあと、右腕を一度前に出してから引き、そのあと右手を刀のように構えながらゆっくりと前方に突き出し、オルタリングの両端にあるスイッチを押す。

 

 エボルトとラビスはそれぞれのボトルを数回振ったあとドライバーに装填しレバーを回す。

 

 司はネオディケイドライバーのサイドハンドルを引いたあとライドブッカーからネオディケイドのカメンライドカードを取り出し、ネオディケイドライバーに装填するとサイドハンドルを押し込む。

 

「「「「変身っ!!」」」」

 

 仮面ライダーアギト・グランドフォーム、仮面ライダーエボル・コブラフォーム、仮面ライダーラビスギャラクシーフェニックスフォーム、仮面ライダーネオディケイドへと変身を遂げた4人は一斉に仮面ライダードレッド零式へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
いつもこんな駄作を読んでくださり、皆さんには感謝しか言葉が出ないです
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