おっひさーでございますよ!!いやぁ、最近色々ありましてねぇ、中々書くことが出来なかったんですよぉ!!決して!!決してゲームなどに集中していたから、なーんてことではありませんよ!!
「いやぁ、本当に久しぶりだねぇ司くん」
「俺としてはお前に会いたくなかったよ」
「連れないなぁ……あんなにも激しく夜は愛し合った仲じゃないか」
「ふ・ざ・け・ん・なっ!!」
ケラケラと楽しそうに司をからかう少女――奈々が、椅子にどかっと座り淹れられた珈琲を飲む。
「あ、その珈琲は……!!」
それを見た雪菜が止めようとするが、既に奈々は珈琲を飲んでしまっておりその後が想像できた雪菜達は顔を青くするが……。
「うぅん、いい珈琲だ。それなりに良い豆を使っているね? だが、これは駄目だね。混ぜすぎだ。なんというか黒さを求めすぎ、だね」
「わ、わかるのか……? このコーヒーを」
予想外の評価に珈琲を淹れたエボルトでさえも驚く。それを見て奈々は薄く笑う。
「もちろん。味は最悪だけど、これを淹れた君がなにを思って珈琲を淹れているのか、すぐにわかったよ」
にこやかに、不味い珈琲を飲んだとは思えない笑顔による言葉にエボルトの心がぽかぽかと温かくなる。思えば今まで自分の淹れた珈琲をこんなふうに評価してくれた人はいなかったなぁ、としみじみと涙を流したくなった。
「本音で言ってんのかそれ」
「もちろん本音さ。料理に関してはボクは嘘はつかないからね」
「……そうだったな」
〜〜しばらくして〜〜
「で、結局の所お前はなにしに来たんだ?」
「愛しい君に愛に」
「今はそういった嘘はいらない。要件だけ言ってくれ」
「嘘じゃないんだけどなぁ……まぁいいか。今この世界……いや、様々な世界が黒狐のせいで行き来できなくなっているのは知っているだろ?」
「そうなのか?」
「そうなんだよ……なんで知らないんだよ。まぁ、はぁ……さっきも言った通り黒狐が施した結界のせいで、対象となった仮面ライダーは自由に世界を行き来できなくなった。それにより、君たちや、かの時の王者は困っている。そうだろう? それを知った師匠が、珍しくライバルの弟子を助けてあげたらって言ってくれてね。こうして来たわけだよ」
また一口優雅に珈琲を含み、目の前に出されたケーキをフォークで切り分ける。ケーキを一口食べ、また口を開く。
「今やクロスギーツは様々な場所で仮面ライダーの力を奪っている。このままだと止めることすら難しくなるだろうね」
「そんなことはさせない。でもまぁ、ひとまずはオーマジオウに報告だけはしないといけない……オーロラカーテンが使えないから行けな……そういえばなんでお前オーロラカーテン使えたんだ?」
「対象外だからね、ボクは」
「は……? 対象外?」
「そう。クロスギーツが警戒している仮面ライダーを対象として他の世界へ行けないようにしている。ボクはまだ対象とされていないから力を使えるんだ。こんなふうにね」
そう言って奈々が手をかざすと司の後ろに灰色のオーロラカーテンを開かれていた。
「で、どうする? ボクが対象となっていないうちが今だよ?」
司は黙ってしまう。
司と奈々の関係は、門矢士と海東大樹の関係に近い。違う点があるとすれば、奈々は恋心によるストーカーということだろう。なお、ヤンデレである。
司がすぐに返事できないのは過去に監禁されかけたことがあるからだ。その経験が、奈々の開いたオーロラカーテンをくぐることを拒否していた。
「…………大丈夫なんだな? この先を行っても」
「もちろん。君を監禁……ゲフンゲフン。独り占めするのは全てが終わってからにしようと思ってるからね」
「今思っきり監禁って言ったな? めっちゃ不安になってきたんだけど!!」
「大丈夫大丈夫〜!! ちゃんと時の王者のところに通じてるから」
内心不安だらけになりながらも、司はオーロラカーテンをくぐる覚悟を決める。そして、その一歩を踏み出したその時、
「あ、司さん。もし、オーマジオウさんに会うことがあったらこれを渡しておいてください」
ちょうど地下室から出てきたラビスが引き止めた。
「……嫌な予感がするけど、コレ何・・・…?」
「ラビスラジェッター……私が新しく作ったものです。これには黒狐のエネルギーが込められているので、これを持った状態ならば黒狐によって封じられた世界に行くことができます」
「ほっ、良かった爆弾とかじゃなかった……分かった。渡しておくよ」
ラビスが今まで作製してきた物を知っている身として不安しかなかった司だったが、そういった類いじゃないことにホッとする。
「オーマジオウさんがそれを持つことにより、オーマジオウさんと似た能力を持つ司さんたちも黒狐によって封じられた世界に行くことができるようになります。現状黒狐が封じ込めた世界は多数あるようなのでお気をつけて……今判明しているのは海賊たちが主役の世界ですね。あそこには凄まじい力を持つ怪獣がいるそうです。あとは妖怪たちの理想郷という場所にいる一度死んだ人たちがいる世界、そして似たような世界だけど似ていない外の世界にいる巨人のいる世界、最後に……学園都市にいるゲームマスターの世界」
「なんか聞いたことがある場所ばかりだね……分かった、オーマジオウに伝えておくよ。じゃあ、また会う日まで!!」
司は奈々の開いたオーロラカーテンをくぐり抜け、オーマジオウのいる世界へ戻っていった。
「…………さて、司さんのエネルギーでフルボトル作ろ」
「…………君の持つ好奇心は恐れを知らないのかな?」
「ないと思う」
静かになった室内でポツリと呟いたラビスの言葉に奈々が呆れるが、その肩をエボルトがぽんぽんと優しく叩いた。
一方その頃、司達とは別行動をとっていた裏千束とは言うと……
「師匠〜〜〜〜!! 寂しかったですよぉ〜〜〜〜!!」
「ごめん……普通に忘れてた。存在を」
「酷くないですか!?」
「てっきり作者から忘れられてたものだと……」
「いや師匠、それはメタいですよ!?」
頭をガシガシと掻きながら裏千束が困った表情を見せる。忘れていた弟子……もどきのことを思い出した裏千束は「まさかアイツ死んでないよな?」と内心心配になり、いつもよりも慌てた様子でミラーワールドにやってきた。久しぶりにミラーワールドにある自分の家にやってくると、ソファーでソワソワした様子を見せる弟子こと東條明が座っていたのだ。
「まぁ、私がいない間無事でよかったよ」
「…………師匠が優しい!? 偽物だな!?」
「……」
ゴスッ!!
青筋を浮かべた裏千束はニッコリと微笑むと、上着のポケットから取り出されたリュウガのカードデッキを高く振り上げ、そのまま勢いよく明の脳天めがけて振り下ろした。
「……いやあのね師匠? 確かにボクも失礼なこと言ったよ? 行ったけどさぁ……さすがにカードデッキで頭をぶん殴るのは駄目だと思うんだ。最悪死ぬよ?」
「死んでないからいいだろ」
「よくないよ!?」
それからしばらく話を楽しんでいた裏千束は、リコリスに所属する明から組織のことを聞き、
「へぇ~……リコリスとリリベルの全面戦争ねぇ」
楽しそうに笑っていた。だって戦闘狂だから。
「そうなんです。しかもリリベルには謎の組織が協力してるからうちは勝ち目ないと思っているんです」
「あぁ、マルチバース・ヴィランか」
「なんですかそれ?」
「異世界からやってきた屑どもの集まり」
その通りではあるが言葉を選んでほしいと作者は思った。メタい?ごめんね。
「まぁとにかく……私も警戒しておくよ」
「ありがとうございます!! あ、ボクもカードデッキ手に入れました!」
「……は?」
笑顔でそういう明のとんでもない発言に裏千束がほうけてしまう。その間に明はミラーワールドから去っていった。
「いやちょっと待てクソ弟子ィ!!!!」
裏千束は慌てて追いかけていった。
はてはて、この先どうなることやら。
臨戦ホシノやシロコ*テラー強え!!ウルトラゴジータ4も当たって、赤髪くん復活して……もう涙が止まらねぇや!!
あ、今回はここまでです!!次回から戦争開始しますんでよろしくお願いしやす!!
よければ感想などを書いていってくださると嬉しいでござる。それではまた次回でお会いしましょう!!