ホグワーツに入学して半年が経過した。
私の行動範囲は授業の教室と食事を摂る大広間、あと図書室がルーティン化してしまった。
教師以外、授業外で人と関わることが極端に少ないため、暇さえあれば図書室で授業の復習をしていた。
入学当初の失敗から下手に他人に関わると誤解や余計な面倒事を引き起こすことを学んだ。
それでも、必要最低限の愛想笑いで穏便にやり過ごそうとしたが、何故かタイミング悪く寮生の不信感を煽る出来事が重なり、最近は会話も面倒になり、定型文しか返さないように努めたら今度は愛想のない、協調性のないハグレモノ扱いを受け始めた。
無視されるとか、あからさまに避けられる対応はまだいい。厄介なのは同級生の幼さゆえの悪意のない制裁と言う名の嫌がらせが困る。私物を隠されたり、壊されたりするのは地味に困るのだ。
ハッフルパフ生は寛容な印象があるが、群れとして協力性を蔑ろにすると途端に牙を向いてくる。
指先が赤くなり羽ペンを持つ手が震える。
寮の談話室のほうが地下なので温かいが、行けば集中砲火で勉強どころではない。
せめて暖炉の近くの席に座りたいがそういう所は大抵早いもの勝ちで人も多い。
「寒い………冬眠したい」
窓の外は雪で吹雪いている。ずっと家に引き籠もっていたからイギリスの冬がこんなに厳しいなんて知らなかった。日本が恋しい。
「失礼、隣いいかな?」
そんな声に顔を上げると黄色と黒のネクタイに穴熊の刺繍。
珍しい。
同寮の生徒が私に話しかけるなんて。
黒髪と灰色の瞳の男子生徒は私の横の席を指さした。
「勝手にすれば」
「ありがとう」
男子生徒は私の隣に座ると勉強道具を広げ始めた。
どうやら魔法史の課題らしい。
ーーーあれ?
そのテーマ私が先週出された課題と同じ?
て、ことはこいつ同級生か。
「あの、ミス・パヴィエル………」
「なに」
男子生徒と目があった。
ん?よく見ると、どっかで見たことある顔のような。…………いや、寮が同じなら毎日どこかで顔くらい見てるか。
「これ、良かったら………寒いよね」
そう言って男子生徒が渡してきたのは青色の炎が揺らめく結晶のついた腕輪。
「なにこれ」
「魔法懐炉だよ。使い切りの消耗品だけど、炎が灯ってる間は体を温めてくれるんだ」
よく見ると男子生徒の右腕にも同じものが嵌められている。
差し出された腕輪と男子生徒を交互に見る。
これはあれか?
親切のふりした嫌がらせの一種か?
実は懐炉と言っても火傷するくらい熱かったり、つけた途端に爆発するとか?
今の私の状況で他者から安易に物を貰うのは危険だな。この前もふくろう便に紛れたオデキ薬が送られてきたこともあった。
すぐに
「いらない」
「え、そっか………あの、僕って君に嫌われてるかな?」
「?」
流石に私も初対面の相手を理由なく嫌ったりしない。第一印象がよっぽどでないかぎり。
「まず、だれ?」
「ぇ!………………ごめん、名乗ってなかったね。セドリック・ディゴリーだよ。君と同じ一年だ」
セドリック・ディゴリー………。
あぁ、4巻目でヴォルデモート復活のための最初の犠牲になって死ぬキャラクターか。
そういえば、ハリー・ポッターより2つ年上だったな。
「あの、覚えてないかな?僕たち入学前の列車で一緒にいたんだけど…………… 」
「………………あっ」
そういえばあの時コンパートメントに入ってきた子供がこんな顔だった気がする。
原作キャラだったのか。
「嫌ってはないよ。興味がないだけ」
原作キャラならモブでも、名前だけしか出てこないキャラでも関わりたくない。
好き嫌い以前の問題だ。
素早く勉強道具を片付け、鞄にしまう。
「あ、待って!」
席を立って立ち去ろうとしたところで腕を掴まれた。何なんだ、こいつ。
「じゃあ!どうすれば僕に興味を持ってくれる?」
はぁ?
不味いな。
今のは特に声が大きいので、司書のマダム・ピンスが不届き者の気配を察知した気がする。
こいつのせいで図書室の立ち入りを禁止されたらたまらない。
振りほどこうにも、なんかすごい力入れて握ってるし。
「さぁね、勉強とか運動で目立って、嫌でも耳に話が入ってくればいいんじゃない?(適当)」
「………………」
半分投げやり回答に一瞬力が弱まりその隙に私はなるべく足音を消してその場を立ち去る。
角を曲がったところでマダム・ピンスとすれ違った。
危ない、危ない。
これからは図書室の利用も気をつけよう。
◇ ◆ ◇
朝食の後、私はフランメに連れられてフリーレンと森の中を歩く。
フリーレンの怪我も問題ないようなので早速今日から修行を始めるらしい。
ていうか、今更だけどフリーレンはよくこんな女に師事しようとか思ったな。
いい加減だし、鬼畜の極みだぞ。
本当にいいのか?
「なんか言ったか?エミリア」
「いーえ!何も」
何も言ってないのに、フランメがいい笑顔でこちらを振り向いた。こいつ私の記憶を勝手に解析して開心術とか獲得してないよな?
「フランメ」
「
フリーレンがフランメを呼び捨てにするとフランメが敬称に訂正させた。
「………私は魔族に全てを奪われた」
「私もだ」
フリーレンの言葉にフランメが静かに同意する。
「魔族を根絶やしにしたいと思うぐらい憎い」
「私もだ」
この二人表情変えず物騒なこと言うな。
こわっ。
「けれども私は魔法が好きで……」
「私もだ。だから、魔法を愚弄する卑怯者は私たちだけでいい」
「………卑怯者じゃないよ」
私の言葉にフリーレンとフランメの視線が向けられる。
「卑怯者じゃない。戦争にルールなんてない。武力、魔力、知略、全てを賢く扱い、相手を上回った者だけが正義なんだ。負けた側が何を言っても、それに意味は残されない。価値は残らない。知略で魔族を欺けたフランメが正義なんだよ」
この二人は卑屈になりすぎてる。
○
私たちは森の奥、開けた場所に出るといつも通り、私は杖をしまって自分の魔力に神経を研ぎ澄ませ、自分の魔力を内側に押さえ込む。
「修行って、何をすればいいの?」
「体外に放出する魔力を十分の一以下に抑えてみろ、ほら、お手本」
フランメが私を指差す。
フリーレンは私を一瞥し真似るように魔力を抑え始める。そして私の魔力探知からフリーレンの絶大な魔力が急速に薄れる。
「流石だな、フリーレン。よく抑えられている」
「この程度エルフなら誰でもできるよ」
「だってよ?吸血鬼は不器用だな。そんな抑え方だと一目見て制限してるのがバレるぞ」
「うっさい。話しかけるな、噛みつくぞ」
あっさりとフリーレンの魔力はフランメと同じくらい脆弱な反応になった。その魔力に制限特有の不安定さやブレはない。
対して私は自分でも揺れを自覚するくらい魔力が揺らぎ、フリーレンやフランメのような自然な魔力の波が出来ず、大人しく抑えられない。
ちっ、魔力探知はすぐ習得できたのに!
「後は並行して基本訓練だ。基礎的な魔力を上げていく」
「それだけでいいの?」
「簡単だろ?」
フランメがチラリとこちらを見て鼻で笑った。
はいはい。どうせ私はそんな簡単なことの始めっから躓いてる魔法使いですよーだ。
いちいち嫌味なやつだ。
「………ところでこの魔力の制限はいつまで続ければいいの?あんまり長いと疲れるんだけど」
「私と同じくらい。フリーレン、エミリア、お前たちは一生をかけて魔族を欺くんだ」
「私は別に魔族に恨みとかないし、自分の世界に帰るまでの生き抜く力さえ手に入れば別にいいんだけどね」
「向上心のないやつ」
うっさい。
「エミリアは魔族に恨みがないの?」
「ないよ。私の身内はこの世界にはいないし、親交があるのはフランメだけだ。だから誰かを殺されたって言う経験はないかな」
フランメが魔族にやられるって言うのも想像できないし、そもそも私がフランメの仇を討つって思うのかすら分からない。
時々、本当に魔族に食われてしまえって思うことはあるけど。
「………そんなで魔族と戦えるの?あいつらは言葉で人類を欺く。狡猾だよ、同情を誘い、約束なんて守らない。ゲス野郎だ」
「問題ない。全く戦ったことがないわけじゃないから。フランメの討伐依頼に何度か同行したよ。ね、フランメ?」
「あ、あぁ。容赦な……見事に仕留めてたぞ」
そうだろそうだろ。
ついでにどんな呪文が効くか分からなくて色々試したからな。
人の言葉を話すだけの猛獣の相手なんて死喰い人達の相手に比べたら良心なんて痛まないしいい的だった。
でも、意外だったな。
笑い続ける呪文が致命傷になるなんて。
人って笑い続けたら酸素不足で本当に死ぬんだ。人じゃなくて魔族だけど。
絶対、向こうでもこんな呪文でマヌケな死亡した奴なんていないぞ。
「ふーん」
「お、やっぱり疑うか?なら、この場でこいつと模擬戦でもするか?」
「おい、私の許可は?」
勝手に何言ってんだ。
嫌だよ。
だって、私は魔力操作は慣れたけど、まだこっちの魔法を何一つ習得してない。
何度も言うけど私は自分に不利な戦いはしない主義なんだ。
「嫌だよ。断固拒否」
昨日のフリーレンの負傷……。
傷跡の位置や深さなどから察するに、派手に攻撃魔法を打ち合ったことで出来た打身、擦り傷、切り傷。
それらの傷は、昔読ませてもらった闇祓いが事件捜査研修で叩き込まれる『魔法使いの一般的な決闘』『それによる負傷痕の判別の仕方』のマニュアル内容とほぼ同じだった。
お手本のような戦闘、それでも、フリーレンはフランメが警戒する将軍魔族と正面からでも戦って勝ったのだ。
真正面から、卑怯な手を使わず、瀕死になったとは言え物量で押し切れた。
底の知れないフランメの相手も嫌だが、はっきりと実力を示されても戦いたいとは思えない。
何より再生するとはいっても怪我したくない。
「ほぉ………フリーレン、どうやらエミリアはお前に負けるのを恐れているらしい」
「はぁ?」
フランメの口角が少し上がり、こっちを見下ろしている。
煽ろうってか?
ふん、そんな手に乗るか。
子供じゃないんだ。
フランメの時は油断と年下に足元を見られて意地になったが、同じ手は食わない。
「はいはい。そうだよ、私は自分に確実な勝算がないと戦いたくないの」
「なんだ、あっさり認めるのか?」
「強い相手とできるだけ戦いたくないっていうのは当然でしょ。勿論、練習として模擬戦する理由は理解してるし、必要だと思うけど、せめてまともに魔法が使えるようになってからすべきだよ」
最低限フランメの扱う『
「今、使える魔法で勝負するつもりはないのか?いい勝負だと思うがな」
「勝負にはなるだろうけど、確実に勝てる決め手が欲しい」
たかが模擬戦でも、いや、模擬戦だからこそ手加減はしても手抜きや慢心をするべきじゃない。奥の手は何個でも用意しておくべき。
用意のない状態で戦闘なんてアホのすることだ。
後、何をするにしても負けたくない。
「………そうだな。勝てない戦いはするべきじゃない。逃げる、隠れる、不意打ちする。常日頃から私が言っていることだ。それが悪いとは思わん。だが……」
なんだよ?
「散々私をコケ下そうとしているお前が、妹弟子のフリーレンにすら
………………………。
「たかが挨拶程度の魔法の打ち合いに
……………………………………。
「しかし、それもそうだなお前はこの半年、
…………………………………………………ふーん。
「悪かったな、お前の
なるほど………………………………フランメが私をどう思ってたのかよーく分かった。
「やってやるわ。ぶち殺されたいのかテメェ。舐めんな」
そして、フリーレンは妹弟子じゃない。
○
私とフリーレンは向かい合うように杖を持って構え、フランメが審判のように間に立つ。
「軽い練習だからな。先に相手に一発魔法を当てた方が勝ちだ」
嬉しそうに浮かれているフランメの顔を全力でぶん殴りたい衝動を抑えつつ、フリーレンの動きから目を離さない。
「私が言い出したことだけど、エミリアは本当にいいの?」
「問題ない。気が変わった、あの性悪魔法使いをギャフンと言わせたい」
これが終わったら問答無用で呪いを飛ばしてやる。勿論、私基準の優しい魔法だ。
「二人とも用意はいいか?」
「うん」
「どうぞ」
「それでは、始め!」
フランメの合図と同時に私はフリーレンの背後に姿くらましをして無言の失神呪文を放つ。赤い閃光がフリーレンに真っ直ぐ飛んでいくが………ま、そうか。半ば予想していたがそれはあっさりフリーレンの防御魔法に弾かれた。
「それ、心臓に悪いね。何処から来るか分からない」
「よく言うよ。魔力探知で瞬時に察知して丸分かりなくせに」
ううむ。やっぱり魔力を完全に消すとまでいかなくとも、この制御の不安定さを無くさないと魔力探知の範囲内に入ったら不意打ちもすぐバレる。
「やっぱり、今の私じゃ姿を消すのも、瞬間移動も意味なさそうだ」
「対処できないくらい連続高速でやられたら分からないかも知れないよ?」
「嫌だよ。コレやり過ぎると酔うからね」
「酔うんだ……」
先行は私だった。
次はフリーレンの攻撃が私に迫る。
「
悪霊の炎にも似た炎の渦が私を襲う。
「
それを最高位の盾呪文で防ぐ。
私を囲うように球体の盾が炎を防ぎ、その隙に杖を地面に突き刺す。
「
激しい渦を巻いた炎が杖先から生じた障壁により一瞬で沈静化される。
「
「
私の杖先から出た透明な刃とフリーレンの魔法の刃がぶつかり合い、周囲の木々が大きく波打ち、その余波が両者の頬に一本の筋を入れた。
もっとも、私のはすぐに再生したが。
それにフリーレンは不満そうに眉を顰める。
「ちょっとそれ、狡くない?」
そんなこと言われても………。
「私の意志とは関係なく治るからね。
近くの大岩を浮遊呪文で飛ばす。
「
「
浮かした大岩を迫り来る雷に身代わりとしてぶつけ、姿勢を低くし、フリーレンに接近する。
ドドドドッ!!!
衝突の爆風に身を隠し、砕け散った岩のかけらをこっそり拾い上げる。
「
「っ!」
しかし、足元が凍り、滑った拍子にバランスを崩す。
「
そんな隙をフリーレンが見逃すはずなく、追撃が迫るのを地面に爪を立て、逆立ちからのバク転で距離をとり、なんとか避ける。
「今のは隙を突けたと思ったんだけどな」
「この程度でやられてたらとっくに死んでるよ。
爆破呪文がフリーレンの足元に着弾し、再び砂埃が巻き上がる。身軽なフリーレンの身体が爆発の余波で吹っ飛ぶ。
「
武装解除呪文で追撃するがフリーレンは空中で見事に防御を展開して防ぎ切った。
反応速度が早いな。
やっぱり有言呪文じゃ遅い。
なら無言呪文で使える攻撃魔法、失神呪文と衝撃呪文で押し切るしかないか。
私とフリーレンの攻撃魔法の応戦は息つく暇もなく繰り返される。
でも………。
こうして撃ち合いの攻防を続けているうちにフリーレンも私がこの二つしか無言呪文を習得してないことに気づくことは時間の問題だ。
「魔法の撃ち合いは決着がつかないね」
「そうだね」
「
「ッ!プロテゴ」
咄嗟に盾呪文で防いだが視界の端で黒い光を捉え、すぐに左に頭を曲げる。
同時に私の頭部があったところに同じ魔法の追撃が通過した。
逃げ遅れた数本の髪が切り取られる。
「やっぱり………その防御魔法、強力だけど持続時間が短いね。一つ魔法を防いだら消えちゃうのか。しかも、一々かけ直さなきゃいけない」
盾呪文の弱点ばれちゃったか………。
「そして魔力の消費も激しい。エミリアは魔力の隠蔽が未完成だから分かりやすいよ。あんなに魔力があったのに、もう、それだけしかない」
「…………」
杖を持つ手が手汗で滲む。
その疲労が私の残り魔力を自覚させる。
「色んな魔法が見れて楽しかったよ、もう終わらせる。
「プロテゴ!」
自分の周囲に盾呪文を展開するが風の渦が無情にも私を防御ごと飲み込む。
風に巻き上げられ、自分の身体が上空に飛ばされる。
あぁ、これは無理だ。てか、高くて怖い。
無理無理無理無理!!
私は5メートル以上の高さは無理なの!
うぇっぷ………回転で酔いそう。
盾呪文の方も限界が近い。障壁にヒビが入り始めてる。地上を見下ろすと更に赤い光が風の渦を飲み込んで近づいてくる。
コレは避けようがない。
仕方ない。受けるしかないか。
握りしめていた破片を落とす。
盾が消失し、私の体は生身で竜巻の衝撃をモロに受ける。体中のあちこちに風による切り傷が走り、四肢が引き千切られそうな痛みが走る。
「ーーーー」
うまくいってよ。
そして私は迫り来る炎に飲み込まれた。
地上で二人の戦闘を観戦していたフランメは弟子の魔法が友人を飲み込んだを見て、勝敗を察した。
フリーレンの竜巻を起こす魔法が更に風を炎に変える魔法を上乗せしたことで炎の渦が発生し、これが人間ならまず生きていないだろう、とさえ思った。
彼女相手ならもう少しやらなきゃダメージを負わないが、このままでは周囲の森に飛び火しかねないので辞めさせよう。
そう思い、フリーレンに声をかけようとしたところでフリーレンは自身の勝利を悟ったのか魔法を消し、フランメは上空に飛ばされた友人の姿を探して目を凝らす。
黒い点のような物体が徐々に速度を上げて降ってくるのを確認し、受け止めてやろうと手を翳したところでソレの顔が笑っていることに気がついた。
その時、突如として感知した強力な魔力反応。
反応するより先にフリーレンの立っている地面に魔法陣が出現し、身体が薄い氷のような膜で覆われ、身動きを封じられる。
ハッとフリーレンが上空から落ちてくる人物と視線を交わらせた時には赤い閃光が彼女の眼前に迫り、フリーレンは無抵抗でその呪文を受けた。衝撃によりフリーレンの体は後方に飛ばされ、杖を手放してしまう。
魔法を撃った彼女は地上が近づいてくると、背中から蝙蝠のような真っ黒な羽根を出し、空中で回転して速度を落とし、ゆっくりと地面に降り立った。
髪はボサボサ、顔や体には無数の擦り傷や切り傷が刻まれ、服の裾は所々焦げている。
はっきり言って満身創痍で勝利した者の格好じゃない。
しかし、その表情はどこか安堵と悪戯が成功した子供のような顔をしている。
「私の勝ち」
オリジナル魔法
風を刃に変える魔法(シルディリーネ)
地面を凍らす魔法(ネフザーレス)
暗黒の光線を放つ魔法(ブラインジェル)
※読み方は適当につけた。
エミリア
日本人前世を持つ吸血鬼。
魔法族に生まれ、屈強余興を経てある人物と結ばれた。孫までいる。
普段は冷静、慎重。しかし、負けず嫌いで頑固な性格。負け話をされるのを嫌がる。
時々口が悪くなる。
フランメにかける呪いを厳選中。
勝利の決め手は次回で。
フランメ
初めて友人の吸血鬼らしい姿を見た。
飛べたのか。
思ったより、エミリアが執念深いことを見誤った。次回全力で逃げる。
フリーレン
エミリアの魔法に興味津々。
負けたけど、これなら魔族相手でもそうそう遅れは取らないと安心した。割と本気で戦った。
オリ主の挿絵が完成しました。
デジタル素人が描いたのでクオリティは低いですが、こんな感じの主人公です。
服装は現地に合わせました。
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下書きだけで一週間もかかった………手描きのほうが早かったかも。