執筆中にデータが一度吹き飛んでしまったので、後から作成し直した話になります。タイトルに特別な意味はありません。
吹き飛んだときは3時間ほど心が折れました。
次話もふき取んだものになります。
「帰り道なら一人になると思ったんだが・・・・
中々チャンスが無いな。」
「なんで俺までこんなことを・・・・・」
放課後。風太郎と一緒に中野さんへ対するストーカー行為をしていた。
昼食後も結局話かけられなかったらしい。
帰り道まで付き合わされている。何やってんだろ。
絶賛ストーキングだぞこれ。通報されたら何も反論できない。
「今日はバイトがあるから途中までしか付き合えないからなー・・・」
「可能な限りで構わん!手伝ってくれ。あと、そっちの中野には声かけてくれたんだろうな!」
「一応ね・・・・ただ悪いが、頼りにならんと思うよ。」
なんか面白そうだから二人で頑張って と言われたからな。
完全に弄ばれている。純情な男達の願いを踏みにじりおって。
「クッ・・・・謝るタイミングがねぇ!」
「・・・・二人で楽しい・・・?」
「え・・・?うん。割とね?こういうのが趣味なんだ。」
「いやこの体制辛いっす 位置が絶妙すぎる。」
茶髪のセミロング、青のヘッドホンをつけている子に見つかった。
中野さんと一緒に帰っていた1人である。声を掛けられた。まあバレるわな。
つーか痛いって。腰に来るって。バイトに支障出るって。
俺と風太郎は観光地によくある穴あきパネルの裏から観察していた。
風太郎は立ってるだけだから良いけど、俺は中腰としゃがみの間みたいな位置。
空いた穴に顏入れて写真をとるあのパネルを使っている。正式名称は知らない。
ストーキングの隠れ場所としてとっさに選んだのがコレというのはセンスが無さすぎる。
考えたのは俺じゃない。この子です。上杉くんです。
「ふーん・・・・女子高生を眺める趣味・・・・予備軍。」
「通報するの辞めて?あと友達の五月ちゃんにも言うなよ?」
「わかった・・・・・でも、あの子は友達じゃない・・・・」
「は?」
そういって走って行ってしまった。
「「えぇ・・・・・」」
「凪・・・・・」
「・・・・・」
「女って・・・・・・恐ろしいな・・・・・」
「・・・流石に何かを勘違いしてるんじゃないか。俺達。とりあえず行こう。」
「すげぇマンションだな・・・・マジモンの金持ちじゃねぇか。」
「悪役みたいなセリフだね、風太郎。獲物の品定めみたいだった。」
二人してタワマンの敷地内で悪党と化していた。中野さんはここを目指していた。
まあ確かに凄い。ここに住んでいるのか。流石は元黒薔薇女子生徒。
そして・・・・さっきの二人が居る。1人は声を掛けてくれた友達じゃない子。
もう1人は・・・・
「キミ達ストーカー?用があるなら聞くけど?」
「お前たちじゃ話になら「しつこい。キミ達モテないっしょ?・・・・早く帰れよ。」
キッツ。普通に怖い。顔にドスが効いてるもん。声じゃない。顏。
ロングの髪の前髪ぱっつんの子だ。
今のところ一番強敵。かなり苦手なタイプだ。
初対面同志というのは大体お互い遠慮するものだが、
ストーキング疑惑の為かかなり高圧的。・・・・疑惑じゃないけど。
こわいです。
「・・・・帰るも何も、ここは僕の家ですけど?」
「えっ?マジ!・・・ごめん!」
やるな風太郎。とっさにしては上手い返しだ。
「焼肉抜き・・・・でしょ。ダイエット中・・・?」
「クッ・・・・!」
バレてるし。途端、脱兎のごとく風太郎が逃げだした。
いや、逃げ出したのではなく・・・・突っ込んでいった。マンションに!
「おい風太郎!」「やっぱりストーカーじゃない!」
「待った待った!全部話すから聞いてくれ!
怪しい者・・・・だったけど、悪意があるわけじゃないんだ!」
「言い訳無用よ!とりあえず土下座しなさい!」
「えぇ・・・公衆の面前で土下座ですか・・・・」
風太郎はマンションの中に行ってしまった。これは・・・・犠牲になれということか・・・・
まんまとスケープゴートにされてしまった。
「あれー?ナギくん!どう?上手く行った?」
「行ってなぁい!!事情は知ってるんだから助けてくれよ中野さん!」
どうやら背後にうちのクラスの中野さんが居るらしい。
何とか助かりそうだ。
「お昼に席を譲ってくれた優しい人です!」
「そうです!自分あの時助けた優しい人です!だから助けて!
あといい加減・・・そろそろ・・・・つらく・・・」
リボンの子もいた。
怖い子に首根っこを掴まれていて苦しい。ちょっとホントに・・・・酸素が・・・・
「っ!ごめんやり過ぎた!」
ようやく離してもらえた。我ながら結構ギリギリだったかもしれない。
視界がおかしい。黒と白で一時的にチカチカしている。頭が痛い。酸素が足りていない。
「はー・・・・ハー・・・・助かった。
ありがとう。離してくれて・・・・」
「ごめんってば。でも、元はといえばあんた達が悪いのよ!
早く理由を話しなさい!」
「二乃、ナギ君達は私たちの家庭教師に来たみたいだよ。」
「家庭教師!?なんであんた達なのよ!同い年でしょ!?」
「俺はただの付き添いだよ・・・メインはさっきの上杉 風太郎。家庭教師なのは彼だけ。」
そういえばそうだ。同じ学年だよな。まあうちの相棒は勉強となると全国トップクラスだからな。
同級生の家庭教師ならそこまで不思議なことではない。
ようやく息が整ってきた。
「ふー・・・ふー・・・・・・ありがとう。助かったよ中野さん。」
「どういたしまして。でも、ここからは名前で呼んでくれるかな?」
「い、一花さんだっけ?急になんで?」
「私達・・・・・全員中野。」
「みんな姉妹!五つ子なのです!」
「・・・・・マジ?」
よく見たら・・・・確かに顔立ちが似ている。
双子は嘘で、五つ子だったのか!
「自分は有坂 凪。・・・・よろしく」
「二乃よ。名前くらいは教えておいてあげる。」
「・・・三玖。」
「中野 四葉です!よろしくお願いします!」
二つ結びのリボンのぱっつんでキツイ子が二乃。
茶髪のヘッドフォンの子が三玖。
大きいリボンをつけたボブカットの子が四葉。
・・・・・覚えられるかな。
「・・・・どうしてストーカーしてたの?」
「それは・・・うちの風太郎が五月ちゃんに謝罪したかったようでね。
一人になるタイミングを伺ってたんだ。
キミらが5つ子だなんて知らなかったから。」
誤解は解けたのでエレベーターに乗って部屋に向かっている。
風太郎が癇癪を起した相手、赤いロングの子は五月というらしい。
漢字は五月だが読み方はいつき。まぎわらしい。今後に支障が出そうだ。
「有坂さんは上杉さんのお友達なんですよね!今日も一緒にお昼ご飯食べてました!」
「一応ね。けど風太郎あんなんだからねぇ。
下手すると友達じゃなくて使える駒みたいに思ってるかもしれないねぇ。」
「あはは。割り切ったドライな関係だね。」
エレベータが止まりドアが開く。30階・・・・・凄いな。
タワマンに圧倒される。でもこういうの管理費が毎月かかるから買った後も家賃みたいなの払うんだよなぁ。確か。
部屋の位置を見ると、風太郎が五月ちゃんを壁ドンしていた。
・・・・昨日から男らしすぎるな。
「・・・・何故だ!何故誰もいない!!」
「まぁあんなことがあったらねぇ。」
部屋に案内されたはいいものの、4人は部屋の中に潜ってしまった。
仕方ないだろう。印象は良くなかった。とはいっても・・・・
「はいはーい!私がいまーす!お二人ともお水をどうぞ!」
「ありがとう。」
リボンの四女、四葉は居る。
理由はわからないが、恐らく風太郎は四葉に懐かれている。食堂の一件もあるし。
ひとまず、俺はここで引き上げよう。
「風太郎」
「なんだ、凪」
「誤解は解けたようだし、帰っていいか?時間ギリギリだ。」
「ああ。悪かった、バイトだったな。」
「あとは頑張りたまえ。上杉先生。」
この状況を見るともう少しいた方が良いかもしれないが、バイトはサボれない。
心苦しいが帰らせてもらおう。
「じゃあ四葉ちゃん、他4人によろしく。」
「はい!またきてくださいね!」
「お邪魔しましたー」
マンションから離れて、急いでバイト先に向かう。
あぁ、頭が痛い。まだ酸素が足りていないかな。今日は力仕事じゃないといいんだけど。
「上杉さん!」
「四葉・・・だっけか?0点の。」
「有坂さんって、どういう人なんですか?」
「あいつは・・・・冷めた奴だが、素直で、いたずら好きで、俺の親友だ。」
ネット小説の利点を活かして、読みやすいように改行を多めに入れているつもりです。やり過ぎかなと思う事もちょっとあるので、ご意見をお待ちしております。
内容を少し変えました。読み返したら二乃と四葉が被ってました。