五等分の花嫁 ~家庭教師の助手~   作:I-Ris

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あの後、0時30分まで中庭に隠れていたが、

風太郎は現れなかった。仕方ないので俺も部屋に帰って寝た。

とてもさむかったです。まだ3月だからな。

 

 

私たちの関係を終わらせたい そう言っていた。家庭教師をやめろ と言う意味か。

妹ではない とも言っていた。あれは思えば・・・・・

同年代のレディに対してはちょっとデリカシーのない発言だったかな。

らいはちゃんなら良いけれど。

 

俺もミスターノンデリカシーの事をバカにできなかったようだ。

ごめん相棒。俺も大概だった。

 

 

・・・風太郎に、今回の話を聞こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起床して、朝風呂に浸かる。

 

「・・・・デミグラス!」

「は、はんばーぐ!」

「オッケー・・・」

 

風太郎と二人で混浴の温泉に入っていた。

五月本人を特定し、呼び出すことが出来た。

五月は恥ずかしいらしく女湯に入っている。そらそーだ。

 

男湯と女湯の間に混浴があるため、距離が生まれてしまう。

スムーズな会話をするならばどちらかは混浴に入らなければならない。

 

 

「凪。・・・お前は23時に、何を言われたんだ。」

「教師と生徒の関係を終わらせたい と言われたね。

あと、妹扱いしないでほしいと。・・・それについては、申し訳ない。

だが、途中で五月ではないことに気づいた。・・・・誰かがわからないが。」

 

「なるほど・・・俺もほぼ同じだ。家庭教師はもう結構。

この関係に終止符を打ちたい と言われた。」

「あれ?中庭には来なかっただろう。いつどこで聞いたんだ?」

「道中ですれ違って、そこで会話をした。結果的にあのじいさんに投げ飛ばされたがな。」

「何をやらかしたらそんな展開になるんだい?」

 

 

あのおじちゃんやるなぁ。結構年を食ってるだろうに。

平均よりちょっと身長が高い一般青年を投げるとか。歯向かわない方が良いな。

年の功というやつか。

 

 

「二人ともそんなことを・・・・・どちらも、わたしではありません。」

 

「決まりだな。あの中の誰かが、俺達を拒絶している。

心当たりはないか?」

 

拒絶・・・・あまり考えたくはなかった。

もしそうであれば、また色々と落ち込むな。俺は。

少なくともいい友達で良い教え子であると、こちらはそう思っていたんだが・・・・

 

 

ガラガラガラ

 

「あら?アンタとは風呂場でよく合うわね?ナギも居るけど・・・・まあ、いいわ。」

 

会話の途中で二乃が登場。わざわざ混浴に入ってきたのか。

バスタオル姿である。初めて見たな。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・いやいやいやいや、良くないだろ。

 

今から俺は何を見せられるって言うんだ。

二乃が温泉に浸かっている風太郎に近づいてきた。

 

 

 

 

 

「どーせ一緒になったんだし、体でも洗ってあげようか?・・・フー君。」

 

うお。マジか、ダイナミックアプローチ。

 

 

二乃選手、風太郎に光速の剛速球。さあ風太郎選手どう打ち返す。

観客の俺の目の前で、目くるめく官能の火がついてしまうのか。

そして二乃投手の顔が真っ赤。絶対無理してる。だから言ったじゃん。良くないって。

既に二乃投手と打者風太郎はゼロ距離まで近づいてしまっている。

ここまで来たらもう俺は逃げられないぞ。全く動けん。張り子の虎だ。

 

 

 

「お、お前・・・・・」

 

「うん?」

 

 

 

 

「一つ良いか、誰だ?」

「え?」

「はぁ?」

 

 

 

 

 

「五月じゃない・・・・四葉・・・・いや、しかし・・・」

「~~~~~っっ!!!バカぁぁぁぁぁぁ!!!」カーン

「あーあ。」

 

 

風太郎選手。何を思ったかホームベースの上で仁王立ち。

体にボールを受けながら三球三振。

 

実際は二乃の投げた桶が風太郎の頭にヒット。ピッチャー二乃は羞恥心のあまり帰っていった。

この場合、ピッチャー返しで負傷退場か?・・・・良い表現が浮かばないな。

だってバッターもピッチャーも同時に負傷してるんだぜ?そんなケースある?

 

 

風太郎選手は直撃した桶により頭に大きなたんこぶが出来ている。

自業自得だと思う。せっかく二乃が勇気出したのに。

あんなに顔真っ赤だったのに。めちゃくちゃ頑張ってると思うよ?アレ。

キミは何回そのちゃぶ台をひっくり返せば満足するんだい?

 

 

三玖ごめんね。散々勇気出せとか頑張れとか言ったけど多分意味ないわ。

もう首根っこ掴んで好きですって言って真正面からキスするしかないよ。

 

 

でもそれでも 罰ゲームか ドッキリだろ 他の連中出てこい みたいなこと言うかもしれない。

そうなったらもう手の施しようがない。

らいはちゃんごめん。風太郎おにいちゃんは茨の道を歩むそうです。俺の手には負えません。

 

 

 

 

 

 

「今のはあなたが悪いです。」

「そうだねぇ。」

「無茶言うな。全員同じ顔なんだぞ。」

「全てが同じ顔ではないと思いますよ。現に、私達や昨日のナギ君は見分けられています。」

「俺は正月の福笑いがなければわからなかったよ。」

 

たまたまです。運が良かったです。

変装の対象が五月じゃなかったら終わってた。

 

 

「しかし・・・疑問です。

あれほどあなたを嫌っていた二乃が、どういう風の吹き回しでしょう。」

「二乃だったか・・・」

「どう見ても二乃だろ……」

 

あれは間違いなく二乃。

あんなこと出来るのは二乃しかいない。他3人は羞恥心で不可能。

三玖は言わずもがな。髪の問題もある。二乃より長いとウィッグを使えない。

一花も以前バスタオル姿を見られ変態と言った。余裕はあるものの、羞恥心はある。

四葉くんも恐らく恥ずかしがって無理。そんなことは多分しない。

二乃だって風太郎を好きでなければこんなことをしていないだろう。

 

 

「二乃だけではありません。一花も。三玖も。四葉も。

・・・・春休みに入ってから様子がおかしいのです。

昨夜はそれを確かめるために、上杉くんを呼び出しました。」

「あ。じゃあ俺のアレは違うんだね。」

「そうです。ナギくんには手紙を出していません。」

 

手紙の差出人から別か・・・・

筆跡で分からないかな。一応保管してある。

 

 

「そんなことより、偽五月問題だ。

あいつの真意を理解できないままじゃ、家庭教師終了になりかねん。」

 

「でも・・・・わたしは偽五月の気持ちもわかります。真意はわかりませんが、

もう利害一致のパートナーではないという事です。

試験勉強、花火大会、林間学校、年末年始・・・・

これだけ多くの時間を共有してきたんですから・・・・もう、友達でしょ?」

 

 

へー。風太郎もカッコいい表現するね。

姉妹と俺は利害一致のパートナーである。そう言ったわけだ。

・・・もう、認めればいいのに。林間学校の準備してた当たりからは、もうちゃんと友達だ。

一緒にスキーまでしてるんだぜ。

 

 

ただ・・・・それを恥ずかしがってこう言っちゃうのが、うちの相棒なんだけどね。

そこが良いんだよ。わかるかなぁーコレ。わかんないよなぁー。

 

 

「よし・・・・しょうがない。やるか。・・・お悩み相談。」

「お悩み相談ねぇ。」

 

上杉先生によるカウンセリングを開始するようだ。

話を聞いて、家庭教師解消を防ぐ。真っ直ぐな解決法。良いね。

 

「凪。五月。手伝ってくれ。」

「うし。任しとけ。上杉参謀、作戦をご教授願おうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カウンセラー上杉は昨日の中野父の反応を見る限り、

歓迎されていないし、予定外の存在だ。だから、風太郎が見つかるとまずい。

 

そこで、五月と俺で中野父の時間稼ぎをし、その間に姉妹へ接触してもらうことにした。

・・・・丁度、聞きたいこともあるし。

 

 

「お父さん。・・・・少しお話があるのですが。」

 

「・・・・なんだい。・・・・有坂くんも一緒か。」

 

「ええ。おかげ様で。リフレッシュさせてもらってます。」

 

「それは、良かった。」

 

「えーっと、ですね・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・あの、五月さん?」

 

 

引き出しないなぁ。1発目からっすか。

なんかないんか、なんか。キミら普段そんなに話すことないんだろ。

仕方ない。俺が出る。その間に何か考えてくれ。

 

 

 

 

「中野さん。・・・・どうして、今回俺をご招待頂けたんですか。」

 

「・・・・・言っただろう?彼女たちのカードキーを回収してくれた事、

そしてアパートに移った後、私と江端の代わりに面倒を見てくれた礼だ。」

 

「ナ、ナギくんが?面倒を?」

 

「そう。こう見えてもナギくんは裏で色々やっているのです。

ですが・・・・・本当に、それだけなのでしょうか。

何か、他の意図もあってこうしているのではないか。

俺は疑り深いので・・・・そう思ってしまうんですよ。」

 

 

「・・・・キミと五月君はとても仲が良い。私はそう見ている。

だから、キミに娘たちの事をもっと知ってもらおうと思ってね。

・・・・この旅館の中で、五月君以外の娘たちを見たかい。」

 

 

「その話・・・昨日も同じ話題が出ました。

一度も、見ていません。」

 

「・・・どうしてか、わかるかね。」

 

 

 

「最初は、中野さんが別の場所に連れて行っているのだと思っていました。

・・・・が、違いました。・・・・5人全員が、五月の格好をしている。如何でしょう。」

 

昨日、俺があった人物は五月ではない。

そして、旅館では五月の姿しか見ていない。なら、こういう事。

 

変装の対象が五月なのは、髪の長さによるものだろう。

短い髪を長くするならウィッグをつければ済む。しかし逆だとそうはいかない。

なら、他の四人は一番髪の長い五月になるのが楽。

・・・・全員が一緒の姿であれば、誰でも良かったんだろうか?

 

 

「・・・思っていた通り、キミは思慮深い人間だ。」

 

当たりっぽい。

 

 

「いえ。理由まで・・・・わかりません。」

 

「そう・・・・いや、充分だよ。そこまでわかればね。

理由は、娘たちから聞くといい。・・・・案内しよう。」

 

「!・・・いえ、ちょっと気になることがありまして。

今は、失礼させていただきます。また、改めて伺います。」

 

「そうかね。いつでも部屋に来るといい。」

 

「はい。じゃあ五月。俺はこれで。あとは頼むよ。」

 

「は、はい。ナギくん。」

 

 

部屋の中に戻る流れになってしまったので、逃げた。

中では風太郎が姉妹とお悩み相談をしている最中だ。

同じ格好をしている理由ね。なんだろ。あとで聞こう。

 

・・・・風太郎は上手くやれたかな。

部屋に戻って、一度ゆっくりする。

あとは五月にお任せしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽めの休憩を終え、廊下をとぼとぼと歩く。

広い旅館だが、今のところ中野家、上杉家以外の人を見ていない。

静かだ。

 

 

「じいさん!!いや!師匠!!お願いがあります!!」

 

 

静かだった。過去形である。旅館はたった今うるさくなった。

風太郎である。受付の人物・・・・姉妹の祖父に向かって両膝両手をついている。

 

 

「どした風太郎。」

「凪!師匠は凄いぞ!五月の格好をしている三玖を一発で見抜いた!」

「へー というかカウンセリングは上手く行ったのかい。」

「それどころではなくなった!今はこっちが最優先だ!」

「そうなの・・・・」

 

 

上手く行かなかったんだな。しょうがない。

あの後五月も結構頑張って時間稼ぎをしたようだが。

 

 

「~~~~~」

「はい!ありがとうございます!凪!お前も来い!」

「い、いや。俺は遠慮しておくよ。」

「そうか!なら俺だけで行く!」

 

 

 

風太郎の剣幕に押され断ってしまった。

姉妹の判別方法ね。・・・四葉くんが言っていたことと一緒だったりして。

 

愛さえあれば って言ってた。俺には一生無理だな。

風太郎には頑張ってほしい。やる気がある今がチャンス。

師匠に鍛えてもらえ。俺はいい。遠慮しとく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」

 

風太郎が廊下にいたという事は、お悩み相談は終わっている。

先ほどの中野父の話を思い出し、中野家の部屋に行ったところ、

見事に5人の五月が佇んでいた。誰も何もしゃべってくれない。

 

 

「・・・ダメ。さっぱりわからん。」

 

「「「「「残念でしたー」」」」」

 

こんなのどうやって見分けを付ければいいんだよ。

無理だろ。集中して声を聞けばある程度特定はできるけど。

 

「風太郎はわかったのかい?」

 

「ぜーんぜん。一人もわからなかったよ。」

 

 

「だよなぁ。・・・・・降参。降参だ。だから・・・イージーモードにしても良いかい。

顏だ。至近距離で顔をちゃんと見れば、五月だけはわかるかもしれない。」

 

昨日は五月ではないと判別することは出来た。

だから、今日は五月を特定してみる。

 

 

 

 

 

「!・・・・どうぞ。」

 

「・・・・よし!リベンジだ。じっとしていてくれ。

顔を近づけて、キミたちの眼を見る。それ以外は何もしないから、安心してくれ。」

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

 

「左から行こう。

・・・・・大丈夫だ。集中しろ。やれる。そうだろう?」

 

 

 

一人ずつ至近距離で顏を覗いていく。

・・・・・違う。

 

 

 

・・・・・違う。

 

 

 

・・・・・・・・違う。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・そう。この目。この子はいつも、素直で真っ直ぐな眼をしている。

 

あの時。・・・・テスト勉強の時、肝試しの時、リフトの時。

 

いつも・・・そうなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・残り一人は見なくていい。キミだ!」

 

「「「「!!」」」」

 

「せ、正解です!」

 

 

「おっしゃぁああああ!見たかオラァ!!

よし!もう無理!ギブアップ!有坂くんは20点どまりです!」

 

中学高校で始めて風太郎にテストで勝った瞬間である。達成感半端ない。

とても疲れた。めちゃくちゃ集中した。自信はあったけど。

 

 

「な、なんでわかるのよ!?五月だけ!」

 

「正月に福笑いやったでしょ・・・・その時に集中して見たからね。

あれが頭に焼き付いてるんだよ、二乃。」

 

「え!アタシもわかるって言うの!?」

 

 

「集中して声を聞けばね・・・・微妙に違うから。

声を制限されたら五月しかわかんない。

けど、多分もう間違えることはないね。

・・・・と言っても、こうやって近づいて顔をじっと見ないとわからない。」

 

 

「・・・そ、そう・・・・・」

 

 

「五月は、いつも話す時にちゃんと相手の顔を見て話す。

だからこそ、余計に意識して覚えてしまうね。」

 

 

「す、凄いです、ナギ君。」

 

 

「神経使って疲れたわ。もう部屋に戻る・・・・・

待った。キミたちの父親から言われてた。なんでこの旅館の中だけみんな五月になるの?」

 

「私たちのおじいちゃんが・・・5人同じじゃない私達を見て、

仲が悪くなったんじゃないかと思って、倒れたことがあるんです。」

 

「昔はみんな一緒だったから。そういう事よ。」

 

 

前に見た子供のころのアルバム。あの時は全員が同じ髪型だった。

それを引きずっているのだろう。

 

「なるほど。理解した。よし、頭が痛い。知恵熱だ。帰って昼寝するよ。

失礼しました。・・・・・あ、そうだ。ちょっとその状態で写真撮らせて。」

 

 

・・・・一つ思い出した。

 

 

 

 

いるじゃないか。うちの学校に。姉妹を見分けることが出来た人物が。

 

写真を見て当ててもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

部屋を出て、廊下を歩き自分の部屋に向かう。

一旦昼寝しよう。疲れた。寝れるかどうかわかんないけど。

 

「・・・・・・!」 ドン!

 

「ん?」

 

一人・・・追いかけてきていた。

五月の格好で。・・・・誰だろう。壁を叩き、こちらを振り向かせた。

 

 

「・・・・・」

 

「・・・・・ごめん。無理。」

 

「・・・・・・っ!」

 

走って帰っていった。

・・・・誰なんだ。本当に。この距離では五月かどうかもわからない。

あれを見分けられるとは。確かに凄いな。愛とは。

 

 

だが、昨日俺にアプローチしてきた人物は誰なのか。

・・・・・多分、わかった。冷静に考えると、三人。

そして、あのコミュニケーションを思い出し、一人に絞った。

3分の1。単純な期待値は33.3%。

 

 

今のところ、俺には五月以外見分けられない。

五月だとしても、完璧に見分けるには至近距離まで近づいて眼を凝視しなければいけない。

 

だから、一つ一つの言葉、性格による行動予測などのヒントをつかい、

パズルを組み立てるしかない。風太郎が好むやり方だろう。

あの時は五月だと思い込んでいて声色をよく聞いていなかった。この手は使えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ・・・・この旅行中にその答え合わせをする機会はなかった。

一度、回答を心の奥底にしまっておく。

 

 

今回の旅行はその後特に何もなく、あっという間に終わりを告げた。

風太郎は、色々あったんだろうけれど。俺は詳しい事を聞いていない。

とりあえず、家庭教師はこのまま継続となった。

 

時は過ぎ、もうすぐ3年生と言う所。

まだ少し、春休みは残っていた。

 





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