ハイスクールD×D 異世界転生は魔剣と共に   作:ユリウス・クラウディウス

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第一話

最初に気付いたことは眩しいことだ。おそらくは、病院なのだろう。

 

まだ視界がボヤけてはっきりと見えない。だが、なんとなく女性がこちらを覗き込んでるのは分かる。おそらくこの人が母なのだろう。

 

 

 

「アスラウグさん、元気な男の子ですよ~。」

 

......別人であった。

 

.......ん?アスラウグ!?ちょ、待てよ。アスラウグっていったら確かワルキューレだろ?

 

 

そこで、女神のセリフを思い出す。

 

 

なるほど。"生まれる場所や条件"がここで来るのか。

 

 

生まれたばかりということもあり、視界がボヤけているが母の顔を確認する。

F〇teのアスラウグに見た目もそっくりであった。違いとしては、少し髪が長いかその程度であった。

 

 

対して父は.......あれっ?居ないぞ?

 

周りを見渡しても、見えるのは看護婦とかなり弱々しそうな顔(・・・・・・・・・・)をしている母だけである。

 

......もしかしてだけどシングルマザー?これどうなんの!?

 

 

 

......んま、いいか。今から気にしたって負けだべ。

その時の自分に任せよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、早くも5歳になっちまったぜ.....

 

 

 

1歳~4歳までの期間は何をしていたかと言うと......とにかく引越しをした。クロアチアのスプリトに居たかと思えば唐突にイタリアのラヴェンナへ移り、またローマへやらミラノさらにはソワソンなど。

まるで何かから逃れるように(・・・・・・・・・・・・・)引越しを続けたのだった。

 

そして現在、何故か日本にいる。なして?

 

 

 

また、家の都合でローマにいた頃に青髪のパルミラ帝国の女王(ゼノビア)に似た名前だったような子と知り合ったが、まあこれはいいか。あと左目が何故か眼帯と赤い布で覆われてしまっている。

なんでも「今のお前では扱いきれない」とのことらしい。なんやねん。

 

 

 

.......まあ、別に気にする必要は無いだろ。うん。

 

 

あといつの間にか父親が生えていたりする。母さんも、銀髪に碧眼だったはずが、今は赤い目と金髪のロン毛だったりする。まあ、これも気にしなくていいか。

 

 

 

さて、そんなこんなで今日は初めて転生特典を実験してみようと思う。そのために今庭にいる。

 

これまでは、親の目も結構あり何も出来なかった。だが、5歳ともなれば留守番も増えるわけで、人の目を気にせずに実験ができるようになるって訳だ。

 

 

一応神器では無いこともあってか何かしらのイベントで手に入るものかと思ってたが、そうでもなかった。

ということは、おそらく神器と同様内包しているのでは無いのかと考えたわけなんだな。

 

 

 

というわけで早速試してみようと思う。

 

まずはバルムンクを出そうと思うが......どうすればいいのだろうか。

 

 

『( *・ω・)ノ』ザクッ

 

 

そうこう考えていると、唐突に大剣が顕現し地面に刺さった。

 

 

なるほど.......特典を出す場合は、その武器のことを考えればいいのか。何となく出し方はわかった気がした。

 

 

 

そこで次にグラムを出そうとする。

が、現れたのは2本の短剣。おそらく、F〇Oでシグルドが腰に帯刀していた、リジルとフロッティだろう。

 

 

.......???

あれ、おっかしいぞ?何故グラムではない物が出てきたんだ?

 

 

 

まあ、いいや。とりあえず折角取り出したんだし、触ってみるとしますか。

 

 

.......あれっ?

手始めにリジルとフロッティの剣柄を触ってみたが、ふと違和感を感じる。

心臓を鷲掴みされるような、なんとも言えないものであったが、勘違いだろうと思い持ち上げてみる。

 

 

 

「思ったより重いな.......」

 

 

予想よりも重かった。忘れていたが、まだ5歳児である。そらそうなるわ。

 

 

とりあえず両手に持った短剣を振り回してみる。

ヴォン、ヴォン、とラ〇トセーバーのような音が鳴る。

 

 

「っ」

 

 

剣を数分間振っていると、今度は両手に耐え難い痛みが生じる。

焼かれるような、針で刺され続けるような激しく鈍い痛みが襲いかかってきたのだ。

 

耐えきれなくなったのか両方の短剣を離してしまった。

すると、短剣は地面に着地する直前に消えていった。

 

 

 

「......ハァ......ハァ.....まさか.....」

 

 

 

1つ、転生特典で思い出したことがある。”猛毒を添えて”である。まさか、その”猛毒”とは自分に対竜特攻が刺さるということなのか......?

 

 

もしこれが本当だとすれば非常に厄介ではあるが。少し待って欲しい。俺は人間なはず。普通に考えればありえないことである。

 

 

まあ、ええか。先ずは強くなればどうにかなるっしょ。

とりあえず明日の俺に任せることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やあ皆!時間が経つのは早くてもう十歳だ.....。

あれからダメ元で両親に「鍛えて欲しい」と、冷やし土下座したら食い気味に了承してくれた。

 

 

父からは基礎的な魔術と基礎的な体術などを

母からは北欧のルーン魔術を

 

それぞれ教えてもらってる。

.......やっぱ母さんってワルキューレでは......?

 

 

 

さて、そんなことは今はどうでもいい。今俺は絶賛頭を抱えている。何故かって?

 

 

 

神  器  が  出  た  か  ら  だ  よ

 

 

 

 

 

ここだけ聞いたら誰もが「やったな!」と言うだろう。

だがしかし、俺の神器はというとただの十字架(・・・・・・)である。

 

 

眩い光を発するこの十字架は、大人一人を磔にできるサイズになったり、手のひらサイズに小さくなる程度の機能しか無い。

なんやねん、これで敵を殴れとでも言うのか......?

 

 

 

 

転生特典は自分にも大ダメージを受けてしまう特級地雷。

神器は使い道の分からない十字架。

 

 

割とハズレを引いたのかもしれない。

いや、だがその方がいいだろう。ヌルゲー展開ではつまらないからな。まあ、何かあったらその時の俺に任せよう。うん。

 

 

 

 

あ、そういえば今世の名前は「オーギュスト・シグナティウス・マクシムス」って名前らしい。古臭い名前だなぁ......。どちらも先祖の名前から取ってるらしいが。知らんけど。




名前に違和感があった為再考の末にこうなりました
基本色んな要素をちゃんぽんした感じで
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