ホームルームの時間が終わると、俺の周りに生徒が集まり、俺は質問攻めにあった。
まぁ質問と言っても、好きな食べ物は何かとか、得意な教科は何とか、そこまで大した者でも無いから良かったが。
中村「ねぇねぇ響君!響君ってさぁ、好きな女の子のタイプとかあるの!」
彼女は、確か中村莉桜、だったな。
E組全員(((((今まで平和だったのにいきなり爆弾を投下しやがったぞコイツ!?)))))
響「好きな女の子のタイプ…か。…悪いがそれは答えられないな」
E組全員(((((まぁ、そりゃそうだよな)))))
俺がそう返すと、中村はチェーっとつまらなそうに言った。
暫くして授業が始まったのだった。
…授業後
有希子「どうだった?殺せんせーの授業」
響「あぁ、とても分かりやすかった。今までも色々な教育を受けてきたが、殺せんせーのが一番だな」
殺せんせーの授業は、聞いていて退屈にならないし、触手をうまく使った授業もあったので、とても面白かった。
殺せんせー「どうですか響君、先生の授業は?」
響「殺せんせーですか。今ちょうど、殺せんせーの授業が分かりやすかった、と言う話をしてたんです」
殺せんせー「それは何より。皆さんとも仲良さそうですね」
響「えぇ、仲良くさせてもらっています」
本当に、楽しいな。
放課後、俺は有希子と一緒に下校していた。
有希子「でもびっくりしたよ。まさか響君がE組に来るなんて」
響「俺の方こそ、名簿を見るまでは分からなかったよ。有希子がE組にいたとはね」
有希子「うっ、それは…」
響「……まぁ、話したく無いことは話さなくてもいいよ。……でも、少しくらいは相談してほしいかな」
そう言うと俺は、周りに人がいないことを確認し、有希子を抱き寄せる。
響「だって、俺と君は…
『許嫁』なんだから」
有希子「んっ!」
そう言うと俺は、有希子とキスをする。
有希子もいきなりで最初は驚いていたが、その後すぐに緊張を解き、そのままキスを続けた。
時間にして十秒位だろうか?暫くしてからお互いに唇を離した。
有希子「ぷはっ!…もう、いきなりすぎるよ」
響「…すまない。どうしてもしたくなってね」
俺が申し訳なさそうに言うと、有希子は俺の頬を両手で包み込んできた。
有希子「謝らなくてもいいよ。私も響君とはずっとしたかったんだから」
有希子は笑顔でそう言った。あぁ、有希子のその顔を見るだけで心がスッキリするよ。
俺がそう思っていると、持っていたスマホから着信音が鳴った。
響「はい、もしもし?」
キバット『おう響!早速仕事の時間だぜ!」
そうキバットに電話越しで伝えられた俺は、持っていた腕時計を見た。
響「…成程、確かに時間だな。…分かった、すぐに行く」
俺はそう言うと、通話を切る。
響「有希子…」
有希子「うん、分かってる。いってらっしゃい」
響「…あぁ、行ってきます」
俺はそう言うと、ある場所へと向かうのだった。
次回、王の時間