黒狼鳥女のヒーローアカデミア 作:極限獰猛傀異克服歴戦王辿異種黒狼鳥
事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュース。以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま、時は流れる。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。世界では一つの職業が脚光を浴びていた。
生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・
私は生まれた時から"個性"を持っていた。鳥人間とトカゲ人間を混ぜたような変な生き物を思わせる、ちょっと珍しい異形型の個性。
朧気ながら覚えている幼稚園に入りたての時の記憶では、何かと仲間はずれにされていた気がする。見た目が
あれは……幼稚園最後の年だったかな。5歳になって他のみんなも"個性"が出てきた頃、クラスのみんなはよく分からない結束力で私を攻撃してきた。"お前は
先生はそれとなく止めようとしてたようだけど、個性の優劣という年の差を容易く覆しなおかつ分かりやすい『格』の付け方がこの
そんな中、肝心の私は何をしても無反応。あいつらからすればそれはまぁ面白くなかったんだろう。内容は日を追う事にエスカレートしていって、とうとう私を怒らせるまでに至ったってワケ。
そのきっかけは、それはもうしょーもない理由だった。『楽しみにしていた弁当を横取りされた』。ただそれだけの理由(当時の私にとっては十分すぎる理由だったけどね)で怒った私は、初めて人をぶん殴った。
その瞬間、私は凄まじい快感を覚えて、闘う事の歓びを知ったんだ。アドレナリンがドバドバと湧いて出て全身を満たして、それから───(中略)───そして、気づけば私は病院のベッドで寝かされていた。あの時、騒ぎを聞き付けた先生が個性で強制的に眠らせたらしい。
その後、投薬による戦闘欲求の抑制も試された。でもまた喧嘩を起こして、それをきっかけに肉体が生み出すアドレナリンの津波によって簡単に投薬治療は意味をなさない事を証明することになった。今思えば当たり前だけどね。何せ戦闘モードになった私の行動優先順位は戦闘>>>>>>>>越えられない壁>>>>>3大欲求なのだから。薬ごときじゃ抑制は無理な話だ。
とまぁ、今まで知らぬ間に溜めに溜めた戦闘衝動を抑えきれずに悩まされたこともあったけど、それも8歳までの話。近所に引っ越してきたウサギのお姉さんが私の欲求を満たしてくれた。私は闘ってて最高に楽しいし、お姉さんの方も「少しは蹴り甲斐があって朝のウォーミングアップにちょうど良い」って言ってる。こういうのをwin-winな関係って言うらしいね。ちなみにウサギのお姉さんは有名人……らしい。どういう界隈で有名だとか、そういう詳しい事は全然知らないけど、よく声をかけられているのを見る。
予定が合えばウサギのお姉さんと闘いに明け暮れていた中学3年生になりたての頃、ウサギのお姉さんが最高に面白い提案をしてきた。ヒーロー免許の取得だ。
プロヒーロー。合法的に闘える(これ、私的にはめちゃくちゃ重要。あれこれ文句言われると楽しいものも全く楽しめなくなる)最高の職業らしくて、ウサギのお姉さんもプロヒーローなんだって。私ったら闘う事と寝る事と食べる事、それから闘う事しか頭になかったものだから、そんな素晴らしい仕事があるなんて知らなかった!!!
今までママに怒られない程度の最低限しかやってない勉強も頑張った。最初は尻すぼみ気味な進み方だったけど、知識があればもっと楽しく闘える事に気がつけば更に楽しく取り組めた。何事も興味があれば何とやらだ。
素行もできるだけ良くなるように我慢した。その分ウサギのお姉さんともっと闘りあって無理やり欲求を満たした。多少の不満も先を思えば我慢できた。私ってえらい。
距離的な都合でママ達からは士傑を勧められたけど、断固反対の姿勢をとってやった。あんな見た目だけでも堅苦しくて規則でガチガチに縛ってる場所にいたら、私ブチ切れちゃうもの。
その点雄英はそういう所が比較的ユルいから、上手く説得してそっちを目指す方向に持っていった。校風が『自由』だなんて、滅茶苦茶に魅力的すぎる。それを思えば偏差値79や倍率300倍なんて、道端の石ころ以下のカスみたいな障害だ。
あはははっ!! 3ヶ月後の実技が本当に楽しみ!! 雄英の先生と闘えるのかな!! ……っとと、まずは入学出来なきゃ意味ないよね。来年の雄英高校ヒーロー科1年生の中に、
プロフィールは書いた方が良い?
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要らぬ……