宇沢レイサ。とっても魅力的で可愛らしいですよね。こっから下は俺の妄想で、きっと彼女はこんなことしません。正義の心を持っているはずです。
ガチでぼっちだった頃の宇沢の唯一の友達になりたい。なんなら幼馴染でも良い。
レイちゃんとか呼びたい。宇沢特有のエグ近距離でどぎまぎしたい。
勿論宇沢は宇沢だからカズにゃんにもガンガン絡みに行く。そん時俺もおまけで着いてって、カズにゃん含むスイーツ部にスイーツ奢ったりしたい。奢られたりもしたい。
そんなこんなでいい感じの関係を築いていた時、宇沢についにお友達ができる。
確か本編でもできてましたよね?
でもこのお友達はあんまり良くないお友達でした。でも宇沢は人に見限られるのを何よりも恐れてるから、時々(よくないなぁ…)って思うことはあっても強く言えないんだ…
俺とかカズにゃんは心配して「付き合うのやめた方がいいよ…」みたいなこと言うんだけど
「私の友達が悪いわけないです!さては嫉妬ですかね?〇〇は私くらいしか友達いませんもんねぇ」ニヤニヤ
みたいな強がりするんだ。俺は「はは…」みたいな感じで否定しないんだけど、ちょっとムスッとしたカズにゃんが「いや、私とかスイーツ部のみんなこいつの友達だから」
とか言ってくれると嬉しい。カズにゃん絶対姉御肌なところあると思うんですよね。
それを聞いた宇沢は内心面白くなくて「ふ、ふーんだ!」みたいな感じでお友達のところに行くんだ。そんで
「宇沢ちゃんさぁ…前から気になってたんだけど、あいつと付き合ってんの?」
「なっ!?そ、そんなわけないじゃないですか!」///
「そりゃーそうでしょ!なんかあいつオタクみたいでキモイし!」
「あはは!それ分かる!マージでだせぇし学校来ないでほしいわ~!ね、宇沢ちゃん!」
「そ、そうです。そうです…よね、あんな奴!」
あーあ、意地張っちゃったねぇ。地獄が始まっちゃうよぉ?
「宇沢ちゃんさ、アイツと付き合うのもうやめなよ!キモいでしょ実際。今は私らがいるしさ、絶縁しちゃえ!」
「そーだそーだ!」
「いや私らもずっと宇沢ちゃんと友達になりたかったんだけどなんかキモい奴が付いてきたらやだな~~って!ゴメンね今までw」
「そ、そうですね!宇沢レイサ、やっちゃいます!」
「おーwよく言ったぞ宇沢ちゃん!」
「やっちゃえやっちゃえー!」
(ふん、これで私のありがたみを思い知れば良いんですよ!〇〇!)
「じゃ、じゃあまずは一日無視して…」
「え?何言ってんの宇沢ちゃん。そんなの当たり前じゃん!」
「宇沢ちゃんってばやっぱ優しいよね~!だからあいつもあんなにつけあがるんだよ!」
「分からせちゃおう?あいつが今まで何でここに居られたか!」
「な、何するんですか…?具体的には…」
「そーだなー、まずは決別?の儀式しよ!儀式!」
「いーね!w宇沢ちゃん、その鞄に付けてるダッサいキーホルダー、アイツから貰ったやつなんでしょ?」
「は、はい。そうですけど…」
「捨てちゃいなってそんなの。持ってたら呪われるよ?」
「ちょwA、それ言いすぎだからww!」
「しっかしセンスないよね~。捨てるだけじゃ物足りなくない?どうせならぶっ壊してから捨てようよ!」
「それいいねwよし!やっちゃおう宇沢ちゃん!」
『はい、宇沢さん。お誕生日おめでとう!』
『わあ!こ、これ激レアのやつじゃないですか!ホントに貰って良いんですか?』
『う、うん!(これ出るまでガチャ引いたからしばらく貧乏生活だな…)』
『ありがとうございます!一生大事にしますね!あ、あとその…レイちゃんって呼んでもらっても、い、良いんですよ?』
「あの、こ…これは…」
「ん?何宇沢ちゃん。えっ!?もしかしてできないの?」
「だーかーら!そこで優しさ出しちゃダメなんだって!突き放すのも優しさなんだよ?」
「あ、あうぅ…」
「チッ…宇沢ちゃんはぁ、トリニティのスーパースターなんだよね?」
「は、はい!私、宇沢レイサはトリニティのスーパースターです!」
「自警団もやってるんだよね?じゃあ悪い奴はやっつけなきゃ駄目だよね?」
「は、はい!!その通りです!悪人はやっつけなきゃいけません!」
「じゃあさ、もう言わなくても分かるよね?あいつがいると私たちが嫌な気分になるしさ、宇沢ちゃんもぶっちゃけ嫌いでしょ?あんな奴。」
「うぅ…は、はい…」
あれ?俺何にも悪いことしてなくね?騙されてるじゃんレイちゃん…
「スーパースター!スーパースター!」
「じっけいだん!じっけいだん!」
ほら始まった。陽キャ特有のコール!あれ怖いよなぁ…無論よわよわレイサちゃんは逆らうことなんてできず、葛藤を振り払いキーホルダーを地面に叩きつけます。ひどいね。
「おぉー!!やったねえ宇沢ちゃん!おめでとー!」
「さっすがみんなのアイドル!」
自身に浴びせられる賞賛の声。背徳感、もう後戻りはできないという感覚。
ゾクゾクと背中を撫でるんだ。それは正しいことじゃないけどね!
「宇沢ちゃん!トドメ刺そっ!ほら早く早く!」
「もう一声!宇沢ちゃん!ほら勇気出して!」
「は、はい!」グシャグシャ
宇沢のちっちゃい足でキーホルダーは完全に壊れちゃいます。かわいそう。
それから宇沢は一際大きな賞賛の声を浴び、おうちに帰ります。その夜は興奮で寝付けないんだ…興奮じゃなくて、良心の呵責だよ!気づいて♡
次の日!
朝教室に着いたら、いつも通り俺に話しかけようとするんだけどお友達に遮られちゃうんだ。
「宇沢ちゃん宇沢ちゃん。あいつ悪い奴だから!w忘れちゃダメだよw」
「ウケるwニワトリかよww」
馬鹿にされてるのに自分が面白いと思ってる宇沢哀れで可愛いよ。
お友達のうちの一人が俺に近寄ってきて、
「ねーね、〇〇くーん。これなーんだ?」
つってボッロボロになったキーホルダーを目の前でプラプラさせんの。悲しみ→怒りにシフトする俺。
「レイちゃんに、何したんだあんたら…」
「ちょwwレイちゃんwwwキモ過ぎwww」
「うちら別になーんもしてねぇよな?」
「そそ。それやったの『レイちゃん』だしwwね、今どんな気持ち?」
怒り→絶望にシフトする俺。そらそうよ。
「嘘…だよね?」
「なんかゴミが聞いてきてるよ、ほら宇沢ちゃん答えてあげなよw?」
「泣きそうになってる!キッモー!!ww男として恥ずかしくねーのかよ!!おい!!ww」
「…わ、私は、ずっと〇〇のことが大っ嫌いでした!きょっ、距離近くて気持ち悪いし。呼び方も気持ち悪いし!挙句私の友達を不快な気分にさせました!」
その場に崩れ落ちる俺。そもそも何でこんな目に逢うのか分かんないもん。そりゃ泣くわ
「そーいうこったからさ、二度とあたしらに近寄んなっとぉ!」ドスッ
「うぐ…!」
鳩尾に蹴り一発。おい正義の自警団なにやってる。暴力は流石に止めないと。
あっ何か言いたげな目と伸ばす腕…引っ込めてんじゃないよチキン!
それからというもの、主にレイサを主犯に仕立て上げる感じの俺に対するイジメが始まります。レイサが関わらないやつも始まります。
筆箱隠したりペン折ったり。靴に画びょうとかも良いですねシンプルに。
いじめっ子に逆らうことなんてできませんから、もちろんクラスに味方はいません。授業もハイテクなので教師がいません。『先生』はいますがね。
ある日、ビッグイベントがまた起こります。
「あのぅ…これは流石にやりすぎなんじゃ…」
「だーいじょーぶだって!パイ投げる国とかあるくらいだし、水かけるくらいヘーキだよ。」
宇沢が手に持ってんのはなみなみ水が入ったバケツ。これで教室に入ってきた俺にバッシャーンしちゃうわけです。ひどい。
「ほら、来るよ宇沢ちゃん!GOGO!」
(もとはといえば〇〇が悪いんです。そ、そうですよ!これを機に私に謝ってくれたら私がお友達を説得して…)
自己弁護すんな♡向き合え現実♡
「来た!やっちゃえ!」
「え、えーい!」
水ばっしゃーんだけかと思ったら、勢い余って鉄製バケツが頭にぶつかっちゃう。
あっ血が出始めた!あぶないなぁまったく。
「え…。い、いや、そんなつもりじゃ…」
「うーざーわーちゃんっ、だいじょぶだよ。あんなので死ぬわけないし。おいクズ起きろ、痛いふりしてんじゃねえよ。はい雑巾、ちゃんと床拭いとけよ。」
雑巾を顔に押し付けられ、流れる血もそのままに床を拭く俺。
手伝いたがる宇沢はもちろんお友達にストップかけられちゃうんだ。
流石に早退した俺はビショビショの服のまま帰路につくんだ。で、同じくさぼり中のカズにゃんと出会う。
何かを察したカズサは俺のこと気遣って、あったかいカフェに入ってくれるんだ。
俺はキモイし汚いし何より濡れてるから一緒に入らない方がいいって俺は言うんだ。そしたらカズサちょっとキレるんだ。
「……は?誰に言われたのそれ。濡れてんのはそうだけど、キモイ?汚い?」
言葉を濁す俺。
「とにかく私は気にしないから。スイーツでも食べながらさ、何があったか教えなよ」
気分は放課後デート。いやそれよりも悪いことしてる感。
宇沢がやったってことを悟られないように流れを説明すると、キレて台パンするカズにゃん。やだイケメン…
「許せない…そんな、そんなのっておかしいじゃん!アンタは何にも悪いことしてないのに!」
宇沢の友達にやられたところまで話すと、勘のいいカズサは気づく。
「ねえ、それ宇沢にもやられたんでしょ」
肩跳ねる俺。
「分かるよ。アンタすっごく辛そうな顔してるもん。今。」
泣きそうになる俺。
「良いよ、泣いちゃえ。全部吐き出しなよ、胸貸したげるからさ。特別だよ?」
借りて良いんですか!?!?!?とか煩悩破裂させることなくカズサの胸の中でわんわん泣く俺。カフェのマスター静観。客少なくて良かった…
幼子をあやすようにぎゅっとしてくれるカズサの胸でしばらく泣き通して、急に恥ずかしくなって離れる。
「あれ?もういいんだ。可愛いとこもっと見せてくれても良いのに。」
「す、すみませんでした…その、服も汚してしまって…」
「あー、いや気にしないでよ。鼻水付けなかったでしょ?」
「は、はい!勿論!」
「自分が限界なのにそうやって他人に気遣いできるとこ、私は尊敬するよ。」
赤面する俺。
「帰って着替えてからもし時間あったらさ、スイーツ部遊びに来なよ。ナツも会いたがってたし。」
「はい!行かせていただきます!」
「んじゃ、かえろっか。途中まで付いてっても良い?」
「大丈夫ですけど…変な目で見られますよこんなずぶ濡れ男。」
「私が気にしないんだから大丈夫。」
「な、なら良いんですが…あ、お勘定僕がしますね。」
「いや、悪いって。私が引っ張ってきたのに」
「いえ、胸のレンタル代と思ってもらえれば。」
「…ありがと。でもやっぱちょっとキモイかも///」
(ずるいよ、〇〇は。///それはそうと宇沢ぶっころす)
(最近…特に今日のは、やりすぎな気がします…)
やっと気づくレイちゃん可愛いね♡でももう遅いよ♡
「ちょ…ちょっとモモトークを確認…」
画面を開いてはみるものの、何を送ればいいのか分からない。5分ほど考えてみたが何も浮かばないのでスマホをしまい、自分の部屋で横になる。
するとすぐに、スマホが振動した。
メッセージの送信主を確認すると、やっぱり俺。
(やっと仲直りする気になりましたか…!)
ってどや顔と安堵の表情決めてトーク画面開けたら絶望顔に早変わり。
『ずっと嫌だったんだよね、気づかなかった。ごめん』
『もう話しかけないから。モモトークもこれで最後にする』
『たとえ嘘でも嬉しかった。今までありがとう』
俺は涙を堪えつつ宇沢をブロックするんだ。ほんとはしたくないけどね!
涙を堪えてるのは俺だけじゃない。いやぼろぼろ零れてるけど!
「ぁ…わ、わたし…なんてことを…。」
今更後悔しても遅いよ?泣くなよレイちゃん。君が望んだ結果だよ♡
どんどん浮かんでくる俺との数年間の思い出。血の気が引いちゃうの可愛いよ♡急いで電話かけるけどブロックされてるから出ないんだ。あてもなく走り出すと、良く知った人物と出会う。
「あ、き、杏山カズサ!こんなところで奇遇ですね!何してるんですか?」
〇〇と別れた帰り道、スイーツ部のみんなが集まっているであろうケーキショップに向かう途中、今一番会いたくて会いたくない奴に出くわす。
心なしか、目元が腫れているような気もする。
「何って…スイーツ部のみんなとケーキ食べに行くところだけど。」
「ぁ、あの!〇〇を知りませんか!?」
いきなり核心を突いてくる。前まではこいつのこういうところを好んでもいたのだが、今やそうもいかない。
「…何?〇〇に何か用?」
「あ…あの、ちょっと話が…あるというか…」
ここまで来てまだはっきり「自分が悪かった」ってはっきり表明できないのダサいね♡
でもその態度がキャスパリーグの怒りを買う!
「…あー、え?あんたあいつのことずっと嫌ってたんじゃないの?」
「え…何でそれを…?」
「いや普通にあいつから聞いたよ。可哀相に、あいつ泣いてたよ。そりゃそうだよね、親友と思ってた人に急に裏切られて、大切なものも壊されて。」
「う゛、うぅ~~!!う゛ええぇえええ!!!」
あーあ、限界来ちゃったね宇沢。汚く泣くのかわいいね♡
「そんで今更謝ろうって?ちょっと虫が良すぎるんじゃない?」
「お願いします!〇〇の居場所を…!」
「いや知らないし。頑張って探したら?」
「もし見つけたら教えてください!」
シュバッと走り去る宇沢。『今までありがとう』が頭の中を反芻するんだ。
(まさかもう…いや、そんなわけないですよね…!お願い…お願い…!)
息を切らして色んな思い出スポットを駆け回るレイサ。でもどこにも俺はいない。
「お待たせ」
「やあやぁ。遅かったじゃないかキャスパリーグ。」
「カズサさん、今日は〇〇さんが奢ってくれるそうですよ♪」
「ふふ、ヨシミは残念だったな。今日に限って来られないなんて」
「あんた…ホントにお金大丈夫なんでしょうね?」
「?大丈夫ですよ。クラスの人には偽の財布を渡してあるので。」
「ちょっ!?それどういうこと?聞いてないんだけど!」
「〇〇…?ひょっとして、イジメでも受けているのかい?」
「で、でも…何でですか?イジメられる理由が無いような…」
「うーん、イジメに理由なんか無いんでしょうけど、強いて言うならほら、僕弱いですし。あと見た目も悪いとか。あとやっぱ男だからなんですかねぇ…」
その後、カズにゃんに促されて嫌々ながら他にもされたことを言うんだ。ただし宇沢の名前は決して出さない。
むむ…って顔するカズにゃん。
「うん、うん。辛かっただろう。もっと早く私達に相談してくれれば良かったのに。ほら、私も胸くらい貸してあげよう、ほらほら。」
赤面する俺。ナツに威嚇するカズにゃん。
「本当に辛かったら、学校を休むのも手ですよ?」
「そうだねぇ。〇〇は座学はそこそこ良かっただろう?ちょっとくらい休んだらどうだい?」
「…僕が休むと、きっと他の人が狙われます。」
名前こそ出さないけど、宇沢のことです。カズにゃんも気づいてます。
「その、うまく言葉にできないんですが、〇〇さんはかっこいいと思います!」
「そうだね。クソザコナメクジで陰キャでも、かっこいいところはあると思う、私もね
。」
ちょっと頬を赤らめながら言ってくれる二人。やだ俺モテモテじゃん
一方田所宇沢。門限が近いので半泣きで寮の自室に戻って泣く。
宝箱的な奴から思い出の品引っ張り出してまた泣く。
んで次の日
「あの…も、もうやめませんか?」
「なーに言ってんの宇沢ちゃーん!w今更ビビっちゃったの?大丈夫大丈夫!アイツ弱いし!なんか面倒なことになったら殺しちゃえば良いんだよ!w」
「あはは!A、ちょっとそれ言い過ぎだって!」
「でもそうだよね。あいつ一発撃ったら死んじゃうんだよw」
「『ついうっかり』殺しちゃうかも?きゃははっ!」
「わ、私は…」
「え?何?」
「私はもうやめたいです…これ以上〇〇を傷つけたくありません…」
「ッスゥーーーッ。チッつまんね?どうする?(小声)」
「あー、じゃあこうしようゴニョゴニョ(小声)」
「マジ?それエグすぎw最高!w」
「あーじゃあさ、宇沢ちゃん。学校終わったら捕まえられるだけ虫捕まえてきて」
「虫…ですか?私は虫苦手じゃないので別に大丈夫ですけど…なんでですか?」
「理科のやつ?に要るの。あ、クモとかも捕ってきて欲しいな。毒無い奴ね!」
「いっぱい捕まえれたらこれも返したげる。」キーホルダープラーン
「は、はい!宇沢レイサにお任せください!」
やっとイジメじゃないことで人に頼られて嬉しいレイサ。昔を思い出しながらいっぱい捕まえるよ!
しばらくして、モモトーク一通。
『宇沢ちゃーん、今捕まえてるやつ持って校舎裏来て』
なんやかんや虫かご一杯になった獲物を片手に校舎裏へ向かう。そこにはーーーー
ボコボコにされた俺の姿が!!
「え、な、何してるんですか!?」
「え?別にうちらがこいつボコるのは勝手じゃん?」
「そそwあ、変な動きしたらこいつの頭ぶち抜くから。」
銃を頭に押し付けられる俺。クソ雑魚男ですまない…
「おおーw!いっぱい捕ったねぇw」
「よかったじゃん〇〇w成長期なんでしょw?」
「はい?な、何をするつもりなんですか!?」
困惑することしかできない宇沢可愛いね♡察せ♡
「はい!宇沢ちゃんには特別に割りばしあげるね!これであーんってしてあげな?」
「……はい?…え?」
「大丈夫だってwこういう動画結構上がってるし、食べても死なないでしょ多分w」
「ほら早く。殺されたい?こいつ」チャキ
「う…うぅ…」ガクガク
「おっw!前菜は生きのいいカマキリちゃんですw!!」
「鎌が痛そうですが、大丈夫でしょうかw!?」
「ヒュー!ラブラブじゃんwあっついねー!」
終始黙る俺。すっげえ嫌だけど口開ける。咀嚼。
広がる苦味。体が拒絶するタイプの味と、最悪の食感。
「あ、そうそう。それ二人で食べてもらうから。お前残したらレイちゃんwwに食べさすことになるから気張れよwww」
それを聞いた俺、目の色を変えて虫を食べる、食べる、食べる。
レイちゃんが張り切っていっぱい捕ってきたせいで滅茶苦茶きついけど食べる。
土の味がする何かの幼虫、鱗粉が喉に張り付く蛾、ガチで固くて食えたもんじゃないカブトムシ。
飲みこむ度に俺より辛そうな顔するレイサ。そんな顔するなよ。傷つくじゃないか…
あんなに酷いこといっぱい言われて、いっぱいイジメも受けたのに、果敢に宇沢を護る俺。
なお絵面は最悪である。差し出された虫をひたすらに生で食べる男…youtuberじゃなければとんだ精神異常者である。
そんな俺を見て、ひったすらに泣きながら虫を差し出すことしかできないレイサ。いやお前も食えよ!食ってほしくないから俺が頑張ってるけど!!あ、最後の一匹やんけパクー
突然、俺の頭に銃を当ててた奴がぶっ倒れる。何事かと全員の視線が集まったその先には…
正義の雌猫、キャスパリーグ参戦!!
一発でヘイローが消し飛ぶ(気絶)威力のフルパワー拳骨がトリカスを襲う!!!
3人に勝てるわけ…勝っちゃったよなんなんだこのおにゃんこは。
宇沢もぶん殴ろうとするし、宇沢も顔をきゅっとして痛みを覚悟するんだけど、俺が懇願してやめてもらうんだ。俺は二人には仲良くしてほしいし、こんなこと(謙遜)で喧嘩してほしくないからね。
「…っ!なんでっ!?なんであんたはいっつもそうやって…!!」
「……すみません。助けていただいてありがとうございました、杏山さん。」
「詳しい話は保健室で聞くから。歩ける?」
「大丈夫でs…いてて…」
「大丈夫じゃないね?肩貸すよ?」
「イヤソンナ…悪いですって。」
「じゃあお姫様抱っこしたげる。どっちがいい?」
ニヤつくカズにゃん。可愛い♡
「じゃ、じゃあ肩を…」
「よ…っと。いや軽くない?ちゃんと食べてる?」
ええ今たぁんと食べましたとも。大自然の食事をね!!
「わ、私も…!」
あれ?いたんだ宇沢。何にも言わないから帰っちゃったのかと思ったよ。
「は?あんたさぁ…いい加減にしてよ!!」
ブチギレカズサ。肩を貸してなかったら掴みかかっている勢いだ。
「ひっ…」
怯えるしかできない宇沢。
「あんたさぁ、こいつが何も言わないからって勘違いしてるよね、ずっと。今も内心『こうやって距離を戻していけば…次第にまた元の関係に…』とか思ってんでしょ?バレバレだっつーの、ホント最低。」
「ち、ちが…私はそんな…」
「黙れって。じゃあ何?あんた一言でもあの後こいつに謝ったの?」
「い、いや…それは、まだでs「ほらやっぱり。あんた最低だよ、ちょっとは骨がある奴だと思ってた私がバカだった。二度と私達に関わらないでね。」」
ここまで言われたらもう何も言えないねえレイちゃん。全部正論だしねえ…
遠ざかっていく俺らを見てその場にうつぶせになって静かに泣くことしかできない宇沢可愛いよ♡
~保健室~
「まさか担当の人が出払ってるなんて…」
恋愛漫画秘伝、無人保健室の術である。
「やー、君も傷が絶えないねえ、〇〇」
「本当に大丈夫なんですか…?学校に来るにしても、先生に相談とか…」
「そ、そうよ!私先生と仲いいから、話するんだったら…」
放課後スイーツ部、総出でお見舞いである。優しい。
「どれ、服を脱ごうか〇〇」
「なななななななナツ!!!???あんたいきなり何言って…はっ!放課後の保健室!大人はいない…!」ブツブツ
「ヨシミが妙な勘違いをしているようだが、断じて違うからね?患部を見るためだからね?」
そういうことならと自分の身体に価値なんか無いと思ってる俺はおもむろに服を脱ぐ。
指の隙間からガン見してるアイリちゃん可愛いね。直視できないカズにゃんも情けなくてかわいいね♡
しかし、上着を脱いだ時点で態度を急変させる面々。なんで?ただ今まで殴られたり蹴られたりつねられたり引っかかれたりチクチクされたり根性焼きされたりした跡が残ってるだけだよ?
「それ…もうおふざけでは済まないぞ…」
あのナツちゃんが戦慄している。珍し。
「ひどいです…こんな…こんなこと…」
ポロポロ泣き出すアイリちゃん。泣かないで
取り敢えず赤かったり青かったりするところに湿布を貼ってもらい、ベッドに寝かされる俺。
大げさだな~と思ってると突如吐き気が!!そらそうよ、あんなもん食ってたんだから。
カズにゃんはギリ遅かったから見てなかったのかな?グロテスクな場面見せてなかったなら良かった~
「う…ぐ…」
「吐きそうなんですか?待ってください、今袋を…」
気が利くねアイリちゃん、でもごめん。それより…
「むこう、むいでっぇ゛お゛ぉえっヴぉぉおえぇえ…」
びっちゃびっちゃとあふれ出すおゲロ。なお見知ったオーソドックスなゲロではなく、なんか緑だったりするゲロである。未消化の虫がグロい~!(千鳥)
「な、〇〇?それ、なに?」
訳が分からずフリーズするヨシミ。ある意味彼女が最もマシな判断を取れたといえる。
響き渡るゲロのカルテット。いやごめんて、まさかそんなと思わないじゃん…
アイリちゃんはそらそうやろと思うけど、ナツカズサは珍しいね♡嘔吐姿も可愛いよナツ。
そんな地獄もあったねと~♪
黙々と片づけをする四人。俺のせいだし、動こうとするんだけど止められるんだ。なんで?ちょっと痛いだけだし骨折れてないからふっつーに動けるよ俺。
って言ってもやっぱり止められた。解せぬ。
「…で、何なんだいさっきのは?」
「えっと…昆虫食を…」
「嘘は付かなくていいから。どうせあいつらでしょ?」
「はい……」
「本当に許せません。いくらなんでもエスカレートしすぎです!!」
ぷんぷんアイリちゃん。目が怖いよ…
そしてここで衝撃の事実に気付くカズにゃん。あれ?俺の前にいたのって確か…
逃げてーッ!!レイサ逃げてーっ!!!
続き書くかも…書かないかも…
続きいる?
-
いる(ハピエン)
-
いる(バドエン)
-
本編優先して♥️