ここは原作対策掲示板!   作:ニンカタ

2 / 7
真・女神転生完!

 

 

520:普通の名無し

折角だし名前つけないか?

 

521:普通の名無し

チーム名みたいの?

 

522:普通の名無し

良いね!何か学生の頃みたいで!

 

523:普通の名無し

年寄り…

 

524:普通の名無し

またブーメランですか

 

525普通の名無し

何か案があるん?

 

526:普通の名無し

言い出しっぺの法則

 

527:普通の名無し

そのまんまだけど、原作対策班だな。

 

528:普通の名無し

まんまやな

 

529:普通の名無し

それに何かダサくない?

 

530:普通の名無し

それに打ちづらいし…

 

 

 

 

 「…あれ?」

 

 我ながら良い名前だと思ったのだが、スレ民の評価は余り良くない。

 だが、他に着ける名前も思い浮かばなかったので、この名前に渋々納得された。

 どうやら彼のネーミングセンスは無かったようだ。

 

 

 

550:普通の名無し

じゃあ、取り敢えず我らゲンタイは、イッチに情報をブッパする所から始める。異論は無いか〜?

 

551:普通の名無し

無いでーす

 

552:普通の名無し

略された…

 

553:普通の名無し

後はイッチが帰って来るのを待つだけやね

 

554:ザ・ヒーロー

遅くなりました!すいません!今気付きました!

 

555:普通の名無し

 

556:普通の名無し

生ザ・ヒーロー来たー!!

 

557:普通の名無し

いよいよか

 

 

 

 

 

 

 フツオことザ・ヒーローは、食事や風呂を済ませると昼間に拾ったスマホの事を思い出す。

 

 「あっ」

 

 母の手伝いやらお使いやらをしているうちに、すっかり忘れていた。自分の部屋に行くと、彼はスマホ?というらしい機械を起動させ、スレッドを開く。

 

 「うわっ!」

 

 いつの間にか、コメントの数が500を超えている事に驚く。そして自分が居なくなった所から、何を書き込まれたかスクロールしていくが…

 

 「んー?何だろコレ…」

 

 文字化けが酷く、何が書かれているのかを読めない。そしてスクロールを終えると、最新の書き込みが更新された。

 

 「僕の事を待ってるのか……」

 

 その文章は読めたので、彼はスレッドに謝罪と今来た事を書き込んだ。すると一気にスレッドの勢いは加速し、自分が来た事への喜びが書き込まれる。

 

 (生ザ・ヒーローって…)

 

 まるで有名人に会ったように喜ぶ彼等に、少々照れたのか頬を掻く。そして書き込みを1つ1つ読んでいると…

 

 「我々は未来人だ……え?どういう事?」

 

 いきなりの未来人発言にザ・ヒーローは驚く。そしてどういう意味か尋ねると、画像や動画のリンク先を見てほしいと誘導された。

 

 「うわぁ……凄いな……」

 

 その動画に映る、未来の建物や機械にザ・ヒーローは目を輝かせた。彼は元々機械類が好きだ。なのでこの時代には珍しく、ほぼ個人のパソコンを所有している。

 

 (本当に未来人なのかな……)

 

 機械に詳しい為か、動画に映る技術は今の技術では真似出来ないだろうと判断したザ・ヒーロー。その心の中は、スレ民達の言葉を信じつつあった。

 

 (信じます、っと……)

 

 そしてそう書き込むとベッドに横たわる。

 

 「ん?何か送られてきた…」

 

 スレッドのリンクをタップすると、何かをダウンロードするスマホ。そしてダウンロードが終わると、あるタイトルが書かれた、丸いアイコンがホーム画面に出た。

 

 「真・女神転生……ゲームかな?」

 

 スレッドを見ると、先ずはそのゲームをプレイして欲しいと書き込まれていた。彼も学生、ゲームの類は大好きだ。何より未来の人々から送られたゲーム。期待を持ちながらプレイを始めるが…

 

 「ドットか……」

 

 余り未来のゲームとは感じない作りに、内心ガッカリするザ・ヒーロー。しかし、一応はプレイするかとスタートボタンをタップする。

 

 「おお…!…横になった」

 

 途中、見づらいなとスマホを傾けると、画面が横向きになる。こんな機能も有るのかと驚きつつ、この画面の方が遊ぶやすいとスマホを横に持ちながらプレイする。

 

 「………」

 

 舞台は吉祥寺。しかも主人公は自分の境遇と瓜二つだ。其処に共感したザ・ヒーローは、無言でゲームを進めていく。

 

 「悪魔か……」

 

 ゲームの中の主人公は悪魔を操り、戦う。何故かその単語が頭に引っかかった。そして…

 

 「母さん……」

 

 悪魔に乗っ取られた母親を、主人公が殺した所で彼の動きが止まる。その瞳からは涙が止め処なく溢れ、胸は張り裂けそうな程に痛かった。

 

 「あら、フツオ。もう寝たんじゃ…きゃっ…!………どうしたの…?」

 「母さん…!母さん…!」

 「……大丈夫よ。此処にいるわ……」

 

 居ても立っても居られなかった彼は、部屋を飛び出し母親を探した。そして母が洗い物をする姿を見つけると、安心し抱きついた。 

 息子の様子にただならぬものを感じた母は、ザ・ヒーローを抱き締めると何も言わずに頭を撫でた。

 

 (守るから…絶対に…)

 

 ザ・ヒーロー、いやフツオは理解した。あのゲームは自分の末路を描いた物語だと。

 そしてこのまま行けば母は死ぬであろう事を。そんな事は認められないと、フツオは内心で母を守る事を、固く決心したのだった。

 

 

 

 

 

 「此処か……」

 

 あの後、自分の立場を理解したフツオはスレ民に質問を投げかけた。すると帰ってきた答えはこうだ。

 

 1 自分達は偶々この世界と繋がった者達。

 2 そして君の末路を知り、どうにかしたいと動いている。

 3 しかし、私達はこの世界に来れない。なので君には協力してほしい。

 

 纏めるとこんな感じだろう。所々難しい言葉は、自分なりに解釈した。…アマラ経路って何だろうか。

 そしてフツオがこの話を理解し、協力する旨を伝えると、ある探偵事務所を訪ねて欲しいと頼まれた。

 それが此処、平崎市にある葛葉探偵事務所だ。

 

 「…あん?……何だガキか…」

 「そういう口調は止めなさいキョウジ!……ハァ……葛葉探偵事務所にようこそ!…用は何かしら?」

 

 コンコンコンとドアを叩き、中から返事を返されたのを確認すると、フツオは事務所のドアを開けた。

 中には白スーツ姿の男性と女性が立っていた。男性は此方が子供だと気付くと、興味を失くしたのか豪華な椅子に腰掛けた。

 その態度と口調を女性が窘めるが、男性は気にせず煙草を吸い始める。その男性の様子に呆れたように溜息を吐くと、気を取り直し、笑顔で挨拶をし、フツオに質問する女性。

 

 「…葛葉キョウジさんと、麗鈴舫(レイ・レイホゥ)さんに、悪魔事件の相談をしに来ました」

 「──!」

 「……何?」

 

 自分達の名前を知っているのはいい。しかしフツオの口から出た、悪魔という言葉に2人は反応する。

 

 「……間違い、じゃねえな…」

 

 椅子に腰掛けながらも、視線だけを送るキョウジ。フツオの瞳からは悪魔への嫌悪を感じた。どうやら言葉の綾では無さそうだ。

 

 「レイホゥ」

 「…分かってる。詳しく聞いても良い?」

 

 キョウジは椅子に座ったまま、レイホゥに声を掛けた。その一言で何を言いたいのか理解したレイホゥは、フツオに向き直りソファに座るよう促した。

 

 『あー聞こえているかな?』

 「…携帯?にしては不思議な形ね…」

 

 フツオは持っていたスマホを取り出すと、通話機能をオンにした。どうやら真・女神転生の世界には行けないが、スマホ越しに通話は出来るらしい。

 

 『本題から入ろう。近々トールマンという駐日アメリカ大使が、日本に向けて核を放つ』

 「なっ!?」

 「…いきなりだな」

 

 スマホ越しに聞こえた爆弾発言に驚くレイホゥ。キョウジも飄々とした態度は崩さないが驚いているようだ。

 

 『何故、彼が核を落とすのかというと、メシア教が関係している』

 「メシア教が…」

 「…成程。やりかねないな…」

 

 メシア教の裏の顔は知っているのか、2人は何処か納得したようだ。そして、これから起こるであろう事をスレ民代表は話していく。

 

 「ふむ……辻褄は合う。しかし…」

 「証拠がないわね」

 

 そう、どれだけそれらしい事を言っても、証拠が無ければ動けないのが彼等だ。これにはスレ民達も悩んだ、どうすればいいかと、しかし結局のところは…

 

 『…今から送る映像や画像を見てくれ』

 

 全ブッパであった。真・女神転生からデビルサマナーシリーズの情報を、相手が納得するまで送り続けた。

 

 「…よくもまあ、こんなに出てくるわね…」

 「・・・」

 

 レイホゥは呆れたように呟く。しかもどれもが、作り話にしては出来が良すぎるので一蹴できない。果ては過去の葛葉ライドウの記録まで映しだした。

 そんなものヤタガラスの重鎮や葛葉しか知り得ないだろう。

 

 「ハァ……分かった、分かった……だから俺の死に様を映すのをやめろ…」

 「プッ…!」

 「おい…今、笑ったか…レイホゥ?」

 「気の所為じゃない?…それよりどうするのキョウジ?」

 

 日頃の鬱憤からか、キョウジの死に様を見ると噴き出すレイホゥ。

 その声に、キョウジがレイホゥを睨みつけるがその時には顔を戻していたので、キョウジも追及は出来なかった。

 

 「調査だよ。調査。……お前達にも手伝ってもらうからな…」

 「…ごめんねフツオ君。もう少し手伝ってくれる?」

 「構いません」

 

 キョウジは煙草を灰皿に捨てると、勢いよく立ち上がる。そしてスマホとフツオを一瞥すると、外に出た。

 その不機嫌な様子のキョウジに代わって、レイホゥはフツオに謝るが、各方面への説明で彼や、彼のスマホが必要だと判断し、素直に協力を仰いだ。

 フツオとしても、事件がどうなるか自身の目で確かめたいのでそれに頷いた。

 スレ民達は言わずもがなである。

 

 

 

 

 

932:普通の名無し

キョウジ様〜♡

 

933:普通の名無し

き、緊張した…

 

934:普通の名無し

電話越しじゃなかったら確実に漏らしたな

 

935:普通の名無し

きたない

 

936:普通の名無し

まあ、そのお陰で丸く収まったしな

 

937:普通の名無し

トールマンもゴトウも逮捕された。悪魔召喚プログラムもばら撒かれていない。原作に比べれば最高だろ

 

938:普通の名無し

スティーブンがどうするかは分からなかったけど良かったわ

 

939:普通の名無し

フツオ君に聞いてもそんな人には会ってないらしいしな

 

940:普通の名無し

今更だけどそのまんまだったな名前

 

941:普通の名無し

ね。後から聞いた時は吹くかと思った

 

942:普通の名無し

本人は気に入ってるみたいだし…

 

943:普通の名無し

そういえばフツオ君、ヒロインらしき人と会ったみたいだね

 

944:普通の名無し

マジ?

 

945:普通の名無し

マジマジ。可愛かったわ、何か良い雰囲気だったし

 

946:普通の名無し

かーっ!羨ましいなぁー!

 

947:普通の名無し

幼なじみの事は振り切ったんだ

 

948:普通の名無し

みたいだね。ヨシオはいい奴だししょうがないよ…

 

949:普通の名無し

いつの間にかヨシオとワルオに会ってるのにはビックリしたわ

 

950:普通の名無し

ワルオは心配だったけど、オザワとケリ付けたみたいで安心した

 

951:普通の名無し

今の所もう一度!キャー!素敵!キョウジ様〜!

 

952:普通の名無し

今は葛葉探偵事務所の見習いやってるんだっけ?

 

953:普通の名無し

そう。面倒なのが増えたってレイホゥさん愚痴ってた

 

954:普通の名無し

実力は本物だしなワルオ

 

955:普通の名無し

だからほっとけないってさ。まあ、目離すと何処でカオスヒーローになるかわかんないしなワルオ

 

956:普通の名無し

キャー!キャー!イヤー!

 

957:普通の名無し

さっきからうるせえな!

 

958:普通の名無し

馬鹿ほっとけ!じゃないと…

 

959:普通の名無し

貴方もキョウジ様の魅力が知りたい?良いわよ教えてあげる!先ずは─

 

960:普通の名無し

ほら

 

961:普通の名無し

うわ、スクロールするのに少し時間掛かったわ

 

962:普通の名無し

事件終わるまでは真面目だったのにな

 

963:普通の名無し

反動ってやつか…

 

964:普通の名無し

悲しいね

 

965:普通の名無し

まさか本当に何とか出来るとはね

 

966:普通の名無し

やってみるもんだね

 

967:普通の名無し

交渉終わった後もヤタガラスの重鎮と話すので疲れたな

 

968:普通の名無し

だからって後の事任せるのやめてな?

 

969:普通の名無し

だって俺もやったんだし…

 

970:普通の名無し

同 調 圧 力

 

971:普通の名無し

まあ…あんた程の人が言うなら…

 

972:普通の名無し

まとめニキには頑張ってもらった

 

973:普通の名無し

えへへ

 

974:普通の名無し

きも

 

975:普通の名無し

調子に乗るなよ

 

976:普通の名無し

次やったらゆるさんからな

 

977:普通の名無し

(´・ω・`)

 

978:普通の名無し

絵文字ネキみたいな事をするな

 

979:普通の名無し

呼んだ(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!?

 

980:普通の名無し

呼んでない呼んでない

 

981:普通の名無し

そんなー(⁠─⁠.⁠─⁠|⁠|⁠)

 

982:普通の名無し

……そろそろ終わりか

 

983:普通の名無し

そうだね

 

984:普通の名無し

短かったけど濃密な日々だったな

 

985:普通の名無し

本物のシャッフラーマハラギオンを見れたのは良かった!

 

986:普通の名無し

それな

 

987:普通の名無し

カッコよかったよね!

 

988:普通の名無し

!?

 

989:普通の名無し

正気にもどってる

 

990:普通の名無し

流石に終わりも近いしね

 

991:普通の名無し

じゃあお開きの言葉頼むわ!まとめニキ!

 

992:普通の名無し

えーと、ゲンタイサイコー!!!

 

993:普通の名無し

何か締まらないな

 

994:普通の名無し

まあ良いでしょう

 

995:普通の名無し

グダグダに終わるのもアタシ達らしいか

 

996:普通の名無し

せやせや

 

997:普通の名無し

さらば

 

998:普通の名無し

またね~!

 

999:普通の名無し

〜真・女神転生、完〜

 

1000:フツオ

有難う御座いました。皆さん!

 

 

 




フツオ
幼なじみに恋心を持っていたが、それは断ち切った。今はヒロインと良い感じ。悪魔は苦手。

パスカル
普通の犬のまま。真・女神転生を知った後のフツオは、パスカルに感謝し、更に可愛がっている。パスカルからしたらよく分からないが、構ってくれる時間が増えたので良し。

かーちゃん
この世界では生きている。最近の楽しみは、フツオの恋模様を見ること。

ヒロイン
名前はまだ無い。トールマンやゴトウが捕まったので、レジスタンスはしていない。なので、ちょっと変わった女の子というだけ。

ヨシオ
フツオの幼なじみと付き合う好青年。餃子にはならない。

ワルオ
キョウジに拾われ、その素質からか、いざという時の体候補に鍛えられている。オザワとはケリを付けた。

真・女神転生トリオ
なんやかんや気が合うのか、偶に会っては遊んでいる。

キョウジ
シドは返り討ちにしたが、自分が死んだ時の予備として、体候補を見繕い始める。今はワルオがお気に入り。

レイレイホゥ
葛葉探偵事務所に問題視が増え、頭を抱えている。一応、ワルオは言う事を聞く方なので、キョウジよりはマシかと思っているが、面倒なものは面倒。

スティーブン
デビルサマナーの方に行ったかと判断し、悪魔召喚プログラムはばら撒かなかった。今は別の世界に行っている。

デビルサマナーの主人公
戦わないし、死ななくなった彼。今日も彼女に振り回されている。

スレ民達
交渉が一番大変だった。自分達より凄い人達ばかりだし。なので交代制で会話役は決められた。キョウジの時はまとめニキ。その甲斐あってか、ハッピーエンドと言っていい結末になった。スレ民達もこれには大満足。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。