ここは原作対策掲示板!   作:ニンカタ

4 / 7
この場面を書きたいが為に、書いたと言っても過言ではないです。


一応、一件落着!

 

 

378:普通の名無し

ではこれより、作戦会議を行う。情報はこんな感じだ。

 

原作は不明。ヒット無し。

現実世界かと思ったが、知らない学校や建築物から創作異世界だと仮定する。

だとすると、見える子ちゃんは主人公かメインキャラクター?

化け物達。見える子ちゃんにだけ見える化け物。何処にでも湧く。

 

以上か。

 

379:普通の名無し

サンキュ

 

380:普通の名無し

助かる

 

381:普通の名無し

原作が分からないのが辛いな…

 

382:普通の名無し

うーん…化け物達が出て来るから、何かしらの作品だと思うんだけど

 

383:普通の名無し

其処は置いておこう。今重要なのは…

 

384:普通の名無し

見える子ちゃんの処遇やな

 

385:普通の名無し

いきなり見えるようになったて言ってたから、何かしらの力に目覚めたのかな?

 

386:普通の名無し

ジャンルが分からんから何とも言えんなぁ…

 

387:普通の名無し

バトル物なら此処から戦いに巻き込まれる。ホラーミステリー物なら被害者や探偵役かな?

 

389:普通の名無し

被害者枠は勘弁して欲しいな…

 

390:普通の名無し

うーん…繋がってるスマホから、色々その世界の情報を検索したけど、余り此方の世界と差異は無さそうだね

 

391:普通の名無し

えっそんな事出来るの?

 

392:普通の名無し

うん。今回は現代社会に近いからか、検索機能が使えるみたい

 

393:普通の名無し

うわっ!本当だ!色々調べられる!

 

394:普通の名無し

世界毎にルールが有るのか…

 

395:普通の名無し

前の世界じゃ、こんな事出来なかったしね

 

396:普通の名無し

話がズレてるズレてる。今は見える子ちゃんをどう助けるかだよ

 

397:普通の名無し

おっとそうだったな

 

398:普通の名無し

毎日あの化け物達と会うとか、心がもたないよ

 

399:普通の名無し

キモいのもグロいのも居たしね…

 

400:普通の名無し

よく今まで1人で耐えたもんだ

 

401:普通の名無し

だからこそ何とかしてあげたいけど

 

402:普通の名無し

方法がなぁ…

 

403:普通の名無し

バトル物に有りがちな、特殊な技術や組織は無いな

 

404:普通の名無し

じゃあホラー物?

 

405:普通の名無し

あくまで検索出来る範囲だから何とも…

 

406:普通の名無し

取り敢えずジャンルは置いておき、化け物達への対策を考えよう

 

407:普通の名無し

それが妥当か

 

408:普通の名無し

て言っても私達素人だよ?

 

409:普通の名無し

オカルト系はな…

 

410:普通の名無し

試せそうなのは見える子ちゃん、試したみたいだしな

 

411:普通の名無し

見た目からして強そうだし、そもそも攻撃が通じるか…

 

412:普通の名無し

手詰まりかしら…

 

413:普通の名無し

うーん…

 

414:普通の名無し

何か…

 

415:普通の名無し

あっ!

 

416:普通の名無し

お、何か閃いたか?

 

417:普通の名無し

餅は餅屋だよ!

 

418:普通の名無し

 

419:普通の名無し

あー…それがあったか…

 

420:普通の名無し

どういう事?

 

421:普通の名無し

でも、彼も行けないんじゃないか?

 

422:普通の名無し

知識だけでも充分やろ

 

423:普通の名無し

素人の俺達よりは役に立つか

 

424:普通の名無し

早速連絡だー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 「で、知識を貸して欲しいと…」

 『ああ、あんたなら、詳しいとちゃうんか?』

 「最低限の知識はあるがな」

 

 白スーツ姿の男はスマホを耳に宛てながら、スレ民代表と会話をする。

 ゲンタイが頼ったのは葛葉キョウジ。悪魔という超常的な者達には、幽霊もカテゴライズされる。

 なので幽霊に関しての対処法も、自分達より知っているのではと彼を頼った。しかし…

 

 「俺の専門は悪魔退治だ。除霊やら封印やらは、他の奴の方が上手い」

 『さよか…』

 「それに俺は、タダ働きは御免だ。何かしらの報酬がなきゃ─」

 『あるで』

 「──ほう」

 

 そもそも専門が違う。それに高々ガキ1人の為に、タダで動くのも癪である。そう思ったキョウジは話を打ち切ろうとするが、報酬の用意について話すと声色が変わった。

 

 『ワイ等が未来人なのは知っとるな?』

 「…ああ、そんな事も言ってたな」

 『その、未来の技術の情報を送る』

 「──ッ!」

 

 未来の技術の情報。それは出す所に出せば、巨万の富を得られるだろう。何しろ完成形が分かった技術だ。

 キョウジは考える。サマナー業には金がかかる。その金を手に入れられる方法があるならば、この話も悪くはないのではと。そして暫く悩んだ後…

 

 「…情報が先だ」

 『ちょろまかさへんやろな?』

 「はっ!契約は守るさ。……だが、専門じゃないのは本当だ。だから適任な奴を使いに出す」

 『適任?おったやろか?』

 「あいつだよ。あの()()()()奴」

 『あー……あん人かぁ…』

 

 交渉は成立した。しかしキョウジが出張る訳ではないらしい。ならば誰が来るのかと聞いたスレ民代表は、その言葉を聞くと心当たりが有るのか納得する。

 

 『……腕は本物やしなぁ』

 

 胡散臭いがその実力は確かだ。それは前に会った時に痛感している。あの時はゲンタイの誰もが驚いたものだ。

 

 「情報確認の後、アイツに連絡する」

 『おおきにな』

 「フンッ………あばよ」

 

 キョウジは不満げに鼻を鳴らすと通話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

524:普通の名無し

てな感じで上手くいったわ

 

525:普通の名無し

おつかれ~

 

526:普通の名無し

相変わらず怖かったわ

 

527:普通の名無し

未来の技術、ばら撒いて大丈夫なのか?

 

528:普通の名無し

まあ、それの選別は新しく入った奴に任せたわ

 

529:普通の名無し

この位の技術ならば、あの時代に出しても問題無いかと

 

530:普通の名無し

博識ニキ助かるわ〜

 

531:普通の名無し

私としても、色々な世界を見れるのは興味深いので

 

532:普通の名無し

本音は?

 

533:普通の名無し

ケモケモパラダイスを見たい!!!

 

534:普通の名無し

うーんこの

 

535:普通の名無し

これさえ無けりゃな

 

536:普通の名無し

頭いい奴は何処かはずれているんやなって…

 

537:普通の名無し

ま、これで準備は整ったな

 

538:普通の名無し

不思議なスマホ同士の通話なら、可能みたいだしな

 

539:普通の名無し

後は見える子ちゃんに説明して、あの人に託すだけだ

 

540:普通の名無し

それにしてもあの人が出て来るとはな

 

541:普通の名無し

胡散臭いけどな

 

542:普通の名無し

それも個性よ

 

 

 

 

 

 

 

 「えっ!」

 (嘘!?今日話したばっかなのに!?)

 

 放課後。スレッド内を見ると、対処方法が出来たと報告されているのを見たみこ。余りの対策の早さに、口から驚きの声が出る。

 

 「どうしたのみこ?」

 「あっ、いや急に電源落ちてさ……」

 「あー、古いスマホだもんね〜」

 

 みこに話し掛けて来たのは、友人の百合川(ゆりかわ)ハナ。彼女は霊媒体質ではないので幽霊は見えない。なので近くに居る幽霊が体に纏わりついても、どこ吹く風だ。

 拾ったスマホについてハナに質問された時は、久しぶりに見つけた昔のスマホだと説明した。懐かしいので使っていると言うと、ハナも納得してくれた。

 

 「相当気に入ってたんだね!良く見てたし!」

 「……うん…気に入ってる」

 (気が紛れるしね…)

 

 学校でも、幽霊達はお構いなしに出て来る。その時にスレッドを見れば、励ましの言葉やアドバイスを貰える。それがみこには嬉しかった。

 

 「じゃあ帰ろうか!みこ!」

 「そうだね」

 (紹介してくれる人って、誰だろう…?)

 

 ハナと帰り支度をし、帰路につくみこ。その胸中は解決方法を提示してくれる人への興味と、不安が入り交じっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……わ、分かりました。出たら、掛ければ良いんですね?」

 (胡散臭いなぁ…)

 

 夜。自身の部屋にて渦中の人物と連絡を取ったみこ。しかし相手の喋り方や声、どれもが胡散臭い。

 

 (実力は本物らしいけど……)

 

 スレッドを覗けば、誰もが実力は本物だから!と書き込んでいる。そして暫くスレッド内で会話をしていると…

 

 

 

 

 

 

781:見える子

来ました

 

782:普通の名無し

うん、此方からも見えるようになった

 

783:普通の名無し

やはりアイツラが来ると、動画モードに切り替わるみたいだな

 

784:普通の名無し

興味深いですね…

 

785:普通の名無し

それより数!数!

 

786:普通の名無し

うようよ居るな…

 

787:普通の名無し

見える子ちゃん!連絡を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 (そ、そうだ。連絡!連絡しなきゃ!)

 

 部屋に居る、(おびただ)しい数の幽霊に圧倒されていたが、スレッド内の書き込みに正気に戻るみこ。

 急いで電話を掛けると…

 

 『……ふむ…感じる。感じるぞ……魑魅魍魎の悪鬼達の嘆き、(そね)みがな……』

 【何これ〜】

 【もしかして見えてる?】

 【ヒャハハハハ!!】

 (……お願いします!陰陽師さん!!)

 

 此方を認識しているような口振りに、幽霊達はスマホに目を向ける。……と言っても、その目が着いた場所は手や足などと、人が着けている目の場所ではないが。

 

 『ふん!()くぞ!皆の者!ミュージック、スタート!!』

 『ハハァ…!!』

 (ミュージック……えっ、音楽…?)

 

 通話越しに男達の野太い声が聞こえた。そしてスマホから軽快なメロディーが流れ始める。

 

 『あらゆる困難が科学で解決する、この平成の時代。人々の閉ざされた心の闇に蔓延る、魑魅魍魎が存在していた─』

 (えっ、何この前口上……)

 

 みこが困惑しているうちに、前口上は進んでいく。

 

 『─その名は矢部野彦麿(やべのひこまろ)。そう、人は彼を陰陽師と呼ぶ!』

 『悪霊退散!悪霊退散!怨霊、物の怪、困った時は〜♪』

 【ぎゃあああぁ゙ぁ゙!!!】

 【嫌だ!消えたくないぃ゙ぃ゙!!】

 【ヒャハ……】

 「──んんっ!?」

 (──嘘でしょッ!?)

 

 ふざけた歌詞や画面に映る、坊主や巫女姿の奇っ怪な踊りに呆れていたみこだが、この音楽が流れた瞬間、幽霊達は苦しみの声を上げながら消えていく。

 その光景に驚きの声を上げそうになったが、寸での所で口を押さえた。その間にも奇っ怪な歌は続いていく。

 

 『♪〜イェイ!♪〜イェイ!!〜♪イェイ!!!』

 (イェイ、じゃないが)

 

 曲に合わせてテンポよく、合いの手を打つ巫女や僧侶?達に内心でツッコミを入れるみこ。

 しかしその効果は絶大で殆どの悪霊達は居なくなった。しかし…

 

 【アハー!】

 【何か聞こえるな〜】

 (増えた…!?)

 

 音楽に釣られてか、悪霊達がみこの部屋に入って来る。だが、音楽を聴くと悪霊達は苦しみながら消えていく。やがて曲が終わる頃には…

 

 『みんなのヒーロー陰 陽 師ぃぃ〜!!!………成仏しろよ…!』

 【ぐわぁぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!】

 【ヒィィィ!!!】

 【アハハハ…ハハ……】

 

 矢部野彦麿達が歌い終えると、悪霊達は消え去った。そしてみこの部屋には、みこと通話状態のスマホだけが残ったのだった。この状況にみこが始めて発した言葉は…

 

 「…何これ……」

 

 困惑の呟きであった。確かに悪霊達は消えた、消えたのだが、何処か納得出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

909:普通の名無し

終わったな

 

910:普通の名無し

いや、確かに同じ会社が作ったけどさ…

 

911:普通の名無し

矢部野彦麿=芦屋道満。こんなん気付く訳ないやろ

 

912:普通の名無し

正確には転生体らしいがな

 

913:普通の名無し

初めて会った時はビックリしたな

 

914:普通の名無し

何か苦しんでたよね

 

915:普通の名無し

恐らく、芦屋道満の魂に乗っ取られた姿が真・女神転生の。そうじゃない姿が矢部野彦麿なんだろうな

 

916:普通の名無し

振り幅デカすぎやろ

 

917:普通の名無し

まあ、そのお陰で見える子ちゃん助かったし

 

918:普通の名無し

いちいちあの曲流すのは恥ずかしいみたいだけどね

 

919:普通の名無し

俺だって恥ずかしいわ

 

920:見える子

効き目は有るのが質悪いんですよ…

 

921:普通の名無し

見える子ちゃん!最近どう?

 

922:普通の名無し

噂をすればか

 

923:見える子

対処方法は出来たので気は楽になりました。家族にも相談出来ましたし。

 

924:普通の名無し

確か、お母さんには話したんだよね?

 

925:普通の名無し

弟さんには話してないんだっけ?

 

926:見える子

弟は知ったら、何するかわかんないですし…

 

927:普通の名無し

あー小学生くらいだもんね

 

928:普通の名無し

しかも男の子。そんな不思議な世界有るって分かったら、興味心で危ない所行っちゃうか

 

929:普通の名無し

せやね。君子危うきに近寄らず、や

 

930:普通の名無し

結局、お母さんは信じてくれたの?

 

931:見える子

動画とか画像とか見たら信じてくれました。気付かなくてごめんって…

 

932:普通の名無し

このスレッド内にいっぱいあるからな、恐怖画像や動画。

 

933:普通の名無し

で、お母さんにもあの曲を渡したと

 

934:普通の名無し

見える子ちゃんがスマホが使えない時は、これで助けて貰えるね

 

935:普通の名無し

何時も持っている訳じゃないしな

 

936:見える子

弟や周りには変な目で見られますけどね…

 

937:普通の名無し

ごめんね

 

938:普通の名無し

あれしかなくてさ…

 

939:見える子

いえ!前に比べれば全然平気です!皆さん有難う御座いました!後、矢部野彦麿さんも…

 

940:普通の名無し

ええんやで

 

941:普通の名無し

また困った事あったら此処に来なよ

 

942:普通の名無し

微力ながら助けになるからさ

 

943:普通の名無し

そうそう!お姉さん、若い子来ると嬉しいわ!

 

944:普通の名無し

…お姉さん?

 

945:普通の名無し

冗談もここまで行くとおもろないな

 

946:普通の名無し

はー!?まだ若いんですがー!?

 

947:普通の名無し

口調がね…

 

948:普通の名無し

日頃の行いがね…

 

 

 

 

 

 

 「プッ……」

 

 下らない言い争いを眺めながら、みこは吹き出した。その目の前にはニヤついた表情の中年男が居たが…

 

 「皆の頼れる陰陽師…ってね」

 『〜♪』

 【ぎゃあああぁ゙ぁ゙!!!】

 

 スマホを慣れたように取り出すと、録音した音楽を流す。それを聴いた中年男は、悲鳴を上げながら消えていった。

 

 「みこ〜〜!」

 「ハナ!おはよう」

 

 そして最後の書き込みを一瞥すると、友人のハナと合流し、学校に向かうのだった。

 

 

 

 

 

1000:普通の名無し

学校、頑張ってね〜\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/

 

 

 

 

 (その絵文字は古いかな…)

 

 そう思いつつもみこの顔は笑顔だった。幽霊達はまだ居る。しかし、頼れる人達や物がある。前の一人ぼっちだった時に比べれば、今は最高と言っていいだろう。

 四谷(よつや)みこの学校に向かう足取りは、昔よりも軽く、そして穏やかだった。

 

 

 




四谷みこ
最近の悩みはゴッドマザーの弟子を名乗る者が現れた事。

百合川ハナ
みこが変な曲にハマってると勘違いしている。聴く機会が多いので、間違いとも言い切れないのが悔しいとはみこの談。

みこのお母さん
娘の状況に気付けなかった事に落ち込んでいたが、これからは娘を助けようと一念発起。…でも、この曲本当に効くの?

みこの弟
姉ちゃんの曲のセンスは独特だな、と思っている。

矢部野彦麿
前にスレ民達とキョウジによって助けられた陰陽師。放っておくと人格が芦屋道満に呑まれていたので、スレ民達やキョウジには感謝している。しかし、それはそれお金は貰う。払ったのはキョウジ。

葛葉キョウジ
未来の技術の情報を活かし、金を稼いだ。彦麿への報酬は仕方なく払った。契約は守る男。

スレ民達
あれから来る、みこの相談に乗ってあげてる。特に親身なのは絵文字ネキ。
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