378:普通の名無し
ではこれより、作戦会議を行う。情報はこんな感じだ。
原作は不明。ヒット無し。
現実世界かと思ったが、知らない学校や建築物から創作異世界だと仮定する。
だとすると、見える子ちゃんは主人公かメインキャラクター?
化け物達。見える子ちゃんにだけ見える化け物。何処にでも湧く。
以上か。
379:普通の名無し
サンキュ
380:普通の名無し
助かる
381:普通の名無し
原作が分からないのが辛いな…
382:普通の名無し
うーん…化け物達が出て来るから、何かしらの作品だと思うんだけど
383:普通の名無し
其処は置いておこう。今重要なのは…
384:普通の名無し
見える子ちゃんの処遇やな
385:普通の名無し
いきなり見えるようになったて言ってたから、何かしらの力に目覚めたのかな?
386:普通の名無し
ジャンルが分からんから何とも言えんなぁ…
387:普通の名無し
バトル物なら此処から戦いに巻き込まれる。ホラーミステリー物なら被害者や探偵役かな?
389:普通の名無し
被害者枠は勘弁して欲しいな…
390:普通の名無し
うーん…繋がってるスマホから、色々その世界の情報を検索したけど、余り此方の世界と差異は無さそうだね
391:普通の名無し
えっそんな事出来るの?
392:普通の名無し
うん。今回は現代社会に近いからか、検索機能が使えるみたい
393:普通の名無し
うわっ!本当だ!色々調べられる!
394:普通の名無し
世界毎にルールが有るのか…
395:普通の名無し
前の世界じゃ、こんな事出来なかったしね
396:普通の名無し
話がズレてるズレてる。今は見える子ちゃんをどう助けるかだよ
397:普通の名無し
おっとそうだったな
398:普通の名無し
毎日あの化け物達と会うとか、心がもたないよ
399:普通の名無し
キモいのもグロいのも居たしね…
400:普通の名無し
よく今まで1人で耐えたもんだ
401:普通の名無し
だからこそ何とかしてあげたいけど
402:普通の名無し
方法がなぁ…
403:普通の名無し
バトル物に有りがちな、特殊な技術や組織は無いな
404:普通の名無し
じゃあホラー物?
405:普通の名無し
あくまで検索出来る範囲だから何とも…
406:普通の名無し
取り敢えずジャンルは置いておき、化け物達への対策を考えよう
407:普通の名無し
それが妥当か
408:普通の名無し
て言っても私達素人だよ?
409:普通の名無し
オカルト系はな…
410:普通の名無し
試せそうなのは見える子ちゃん、試したみたいだしな
411:普通の名無し
見た目からして強そうだし、そもそも攻撃が通じるか…
412:普通の名無し
手詰まりかしら…
413:普通の名無し
うーん…
414:普通の名無し
何か…
415:普通の名無し
あっ!
416:普通の名無し
お、何か閃いたか?
417:普通の名無し
餅は餅屋だよ!
418:普通の名無し
?
419:普通の名無し
あー…それがあったか…
420:普通の名無し
どういう事?
421:普通の名無し
でも、彼も行けないんじゃないか?
422:普通の名無し
知識だけでも充分やろ
423:普通の名無し
素人の俺達よりは役に立つか
424:普通の名無し
早速連絡だー!
「で、知識を貸して欲しいと…」
『ああ、あんたなら、詳しいとちゃうんか?』
「最低限の知識はあるがな」
白スーツ姿の男はスマホを耳に宛てながら、スレ民代表と会話をする。
ゲンタイが頼ったのは葛葉キョウジ。悪魔という超常的な者達には、幽霊もカテゴライズされる。
なので幽霊に関しての対処法も、自分達より知っているのではと彼を頼った。しかし…
「俺の専門は悪魔退治だ。除霊やら封印やらは、他の奴の方が上手い」
『さよか…』
「それに俺は、タダ働きは御免だ。何かしらの報酬がなきゃ─」
『あるで』
「──ほう」
そもそも専門が違う。それに高々ガキ1人の為に、タダで動くのも癪である。そう思ったキョウジは話を打ち切ろうとするが、報酬の用意について話すと声色が変わった。
『ワイ等が未来人なのは知っとるな?』
「…ああ、そんな事も言ってたな」
『その、未来の技術の情報を送る』
「──ッ!」
未来の技術の情報。それは出す所に出せば、巨万の富を得られるだろう。何しろ完成形が分かった技術だ。
キョウジは考える。サマナー業には金がかかる。その金を手に入れられる方法があるならば、この話も悪くはないのではと。そして暫く悩んだ後…
「…情報が先だ」
『ちょろまかさへんやろな?』
「はっ!契約は守るさ。……だが、専門じゃないのは本当だ。だから適任な奴を使いに出す」
『適任?おったやろか?』
「あいつだよ。あの
『あー……あん人かぁ…』
交渉は成立した。しかしキョウジが出張る訳ではないらしい。ならば誰が来るのかと聞いたスレ民代表は、その言葉を聞くと心当たりが有るのか納得する。
『……腕は本物やしなぁ』
胡散臭いがその実力は確かだ。それは前に会った時に痛感している。あの時はゲンタイの誰もが驚いたものだ。
「情報確認の後、アイツに連絡する」
『おおきにな』
「フンッ………あばよ」
キョウジは不満げに鼻を鳴らすと通話を切った。
524:普通の名無し
てな感じで上手くいったわ
525:普通の名無し
おつかれ~
526:普通の名無し
相変わらず怖かったわ
527:普通の名無し
未来の技術、ばら撒いて大丈夫なのか?
528:普通の名無し
まあ、それの選別は新しく入った奴に任せたわ
529:普通の名無し
この位の技術ならば、あの時代に出しても問題無いかと
530:普通の名無し
博識ニキ助かるわ〜
531:普通の名無し
私としても、色々な世界を見れるのは興味深いので
532:普通の名無し
本音は?
533:普通の名無し
ケモケモパラダイスを見たい!!!
534:普通の名無し
うーんこの
535:普通の名無し
これさえ無けりゃな
536:普通の名無し
頭いい奴は何処かはずれているんやなって…
537:普通の名無し
ま、これで準備は整ったな
538:普通の名無し
不思議なスマホ同士の通話なら、可能みたいだしな
539:普通の名無し
後は見える子ちゃんに説明して、あの人に託すだけだ
540:普通の名無し
それにしてもあの人が出て来るとはな
541:普通の名無し
胡散臭いけどな
542:普通の名無し
それも個性よ
「えっ!」
(嘘!?今日話したばっかなのに!?)
放課後。スレッド内を見ると、対処方法が出来たと報告されているのを見たみこ。余りの対策の早さに、口から驚きの声が出る。
「どうしたのみこ?」
「あっ、いや急に電源落ちてさ……」
「あー、古いスマホだもんね〜」
みこに話し掛けて来たのは、友人の
拾ったスマホについてハナに質問された時は、久しぶりに見つけた昔のスマホだと説明した。懐かしいので使っていると言うと、ハナも納得してくれた。
「相当気に入ってたんだね!良く見てたし!」
「……うん…気に入ってる」
(気が紛れるしね…)
学校でも、幽霊達はお構いなしに出て来る。その時にスレッドを見れば、励ましの言葉やアドバイスを貰える。それがみこには嬉しかった。
「じゃあ帰ろうか!みこ!」
「そうだね」
(紹介してくれる人って、誰だろう…?)
ハナと帰り支度をし、帰路につくみこ。その胸中は解決方法を提示してくれる人への興味と、不安が入り交じっていた。
「……わ、分かりました。出たら、掛ければ良いんですね?」
(胡散臭いなぁ…)
夜。自身の部屋にて渦中の人物と連絡を取ったみこ。しかし相手の喋り方や声、どれもが胡散臭い。
(実力は本物らしいけど……)
スレッドを覗けば、誰もが実力は本物だから!と書き込んでいる。そして暫くスレッド内で会話をしていると…
781:見える子
来ました
782:普通の名無し
うん、此方からも見えるようになった
783:普通の名無し
やはりアイツラが来ると、動画モードに切り替わるみたいだな
784:普通の名無し
興味深いですね…
785:普通の名無し
それより数!数!
786:普通の名無し
うようよ居るな…
787:普通の名無し
見える子ちゃん!連絡を!
(そ、そうだ。連絡!連絡しなきゃ!)
部屋に居る、
急いで電話を掛けると…
『……ふむ…感じる。感じるぞ……魑魅魍魎の悪鬼達の嘆き、
【何これ〜】
【もしかして見えてる?】
【ヒャハハハハ!!】
(……お願いします!陰陽師さん!!)
此方を認識しているような口振りに、幽霊達はスマホに目を向ける。……と言っても、その目が着いた場所は手や足などと、人が着けている目の場所ではないが。
『ふん!
『ハハァ…!!』
(ミュージック……えっ、音楽…?)
通話越しに男達の野太い声が聞こえた。そしてスマホから軽快なメロディーが流れ始める。
『あらゆる困難が科学で解決する、この平成の時代。人々の閉ざされた心の闇に蔓延る、魑魅魍魎が存在していた─』
(えっ、何この前口上……)
みこが困惑しているうちに、前口上は進んでいく。
『─その名は
『悪霊退散!悪霊退散!怨霊、物の怪、困った時は〜♪』
【ぎゃあああぁ゙ぁ゙!!!】
【嫌だ!消えたくないぃ゙ぃ゙!!】
【ヒャハ……】
「──んんっ!?」
(──嘘でしょッ!?)
ふざけた歌詞や画面に映る、坊主や巫女姿の奇っ怪な踊りに呆れていたみこだが、この音楽が流れた瞬間、幽霊達は苦しみの声を上げながら消えていく。
その光景に驚きの声を上げそうになったが、寸での所で口を押さえた。その間にも奇っ怪な歌は続いていく。
『♪〜イェイ!♪〜イェイ!!〜♪イェイ!!!』
(イェイ、じゃないが)
曲に合わせてテンポよく、合いの手を打つ巫女や僧侶?達に内心でツッコミを入れるみこ。
しかしその効果は絶大で殆どの悪霊達は居なくなった。しかし…
【アハー!】
【何か聞こえるな〜】
(増えた…!?)
音楽に釣られてか、悪霊達がみこの部屋に入って来る。だが、音楽を聴くと悪霊達は苦しみながら消えていく。やがて曲が終わる頃には…
『みんなのヒーロー陰 陽 師ぃぃ〜!!!………成仏しろよ…!』
【ぐわぁぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!】
【ヒィィィ!!!】
【アハハハ…ハハ……】
矢部野彦麿達が歌い終えると、悪霊達は消え去った。そしてみこの部屋には、みこと通話状態のスマホだけが残ったのだった。この状況にみこが始めて発した言葉は…
「…何これ……」
困惑の呟きであった。確かに悪霊達は消えた、消えたのだが、何処か納得出来なかった。
909:普通の名無し
終わったな
910:普通の名無し
いや、確かに同じ会社が作ったけどさ…
911:普通の名無し
矢部野彦麿=芦屋道満。こんなん気付く訳ないやろ
912:普通の名無し
正確には転生体らしいがな
913:普通の名無し
初めて会った時はビックリしたな
914:普通の名無し
何か苦しんでたよね
915:普通の名無し
恐らく、芦屋道満の魂に乗っ取られた姿が真・女神転生の。そうじゃない姿が矢部野彦麿なんだろうな
916:普通の名無し
振り幅デカすぎやろ
917:普通の名無し
まあ、そのお陰で見える子ちゃん助かったし
918:普通の名無し
いちいちあの曲流すのは恥ずかしいみたいだけどね
919:普通の名無し
俺だって恥ずかしいわ
920:見える子
効き目は有るのが質悪いんですよ…
921:普通の名無し
見える子ちゃん!最近どう?
922:普通の名無し
噂をすればか
923:見える子
対処方法は出来たので気は楽になりました。家族にも相談出来ましたし。
924:普通の名無し
確か、お母さんには話したんだよね?
925:普通の名無し
弟さんには話してないんだっけ?
926:見える子
弟は知ったら、何するかわかんないですし…
927:普通の名無し
あー小学生くらいだもんね
928:普通の名無し
しかも男の子。そんな不思議な世界有るって分かったら、興味心で危ない所行っちゃうか
929:普通の名無し
せやね。君子危うきに近寄らず、や
930:普通の名無し
結局、お母さんは信じてくれたの?
931:見える子
動画とか画像とか見たら信じてくれました。気付かなくてごめんって…
932:普通の名無し
このスレッド内にいっぱいあるからな、恐怖画像や動画。
933:普通の名無し
で、お母さんにもあの曲を渡したと
934:普通の名無し
見える子ちゃんがスマホが使えない時は、これで助けて貰えるね
935:普通の名無し
何時も持っている訳じゃないしな
936:見える子
弟や周りには変な目で見られますけどね…
937:普通の名無し
ごめんね
938:普通の名無し
あれしかなくてさ…
939:見える子
いえ!前に比べれば全然平気です!皆さん有難う御座いました!後、矢部野彦麿さんも…
940:普通の名無し
ええんやで
941:普通の名無し
また困った事あったら此処に来なよ
942:普通の名無し
微力ながら助けになるからさ
943:普通の名無し
そうそう!お姉さん、若い子来ると嬉しいわ!
944:普通の名無し
…お姉さん?
945:普通の名無し
冗談もここまで行くとおもろないな
946:普通の名無し
はー!?まだ若いんですがー!?
947:普通の名無し
口調がね…
948:普通の名無し
日頃の行いがね…
「プッ……」
下らない言い争いを眺めながら、みこは吹き出した。その目の前にはニヤついた表情の中年男が居たが…
「皆の頼れる陰陽師…ってね」
『〜♪』
【ぎゃあああぁ゙ぁ゙!!!】
スマホを慣れたように取り出すと、録音した音楽を流す。それを聴いた中年男は、悲鳴を上げながら消えていった。
「みこ〜〜!」
「ハナ!おはよう」
そして最後の書き込みを一瞥すると、友人のハナと合流し、学校に向かうのだった。
1000:普通の名無し
学校、頑張ってね〜\(^o^)/
(その絵文字は古いかな…)
そう思いつつもみこの顔は笑顔だった。幽霊達はまだ居る。しかし、頼れる人達や物がある。前の一人ぼっちだった時に比べれば、今は最高と言っていいだろう。
四谷みこ
最近の悩みはゴッドマザーの弟子を名乗る者が現れた事。
百合川ハナ
みこが変な曲にハマってると勘違いしている。聴く機会が多いので、間違いとも言い切れないのが悔しいとはみこの談。
みこのお母さん
娘の状況に気付けなかった事に落ち込んでいたが、これからは娘を助けようと一念発起。…でも、この曲本当に効くの?
みこの弟
姉ちゃんの曲のセンスは独特だな、と思っている。
矢部野彦麿
前にスレ民達とキョウジによって助けられた陰陽師。放っておくと人格が芦屋道満に呑まれていたので、スレ民達やキョウジには感謝している。しかし、それはそれお金は貰う。払ったのはキョウジ。
葛葉キョウジ
未来の技術の情報を活かし、金を稼いだ。彦麿への報酬は仕方なく払った。契約は守る男。
スレ民達
あれから来る、みこの相談に乗ってあげてる。特に親身なのは絵文字ネキ。