コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
今回は話は進みませんが、ほのぼの露出回となっております。
なんかね、急にハナコさんに呼び出されちゃった。大事なお話だって言葉も添えられて。誰もいない静かな教室、2人きりでの密会……もしかして、もしかしちゃうのかな?
そのままハナコさんと結ばれて、ハネムーン退学して世界各地を巡る旅路へ……退学したくはないけど、魅力的な将来図で困っちゃうね?
『ハナコお姉様〜』
『メブキちゃんは可愛いですね。そのせいで、メブキちゃんと一つになった指が、秒速8585kmで出たり入ったりを繰り返しちゃいます♡』
『は、ハナコお姉様の指テクが凄すぎて、このままだと異世界にイっちゃう! スプリンクラーメブキになっちゃう!』
『まあ、大好きなお花のハナコさんに、沢山水を掛けてあげるなんて……メブキちゃんってば大胆ですね♡』
『言ってない! イってないよハナコお姉様! あ、ダメ、イっちゃいそう!』
『今日のメブキちゃんは、上のお口もユルユルですね。下の口も合わせてあげますね♡』
『にゃーーーーーんっ!!』
……そういうことも、あるかもしれないよね*1。シャワー、浴びてきた方がいいかな? 初えっちの際、ハナコさんにメブキちゃんはくちゃいですねと言われたら、私の心には消えない傷が永遠に残って、ハナコさんの恋人の立場から一転、ハナコさんの性奴隷へとその身を落としてしまうかもしれないからね。そんなの、悲しすぎる結末だもんね。やっぱり、キレイキレイにしてから行かないとだよ!
「あら? メブキちゃん、これからどこに行くんですか?」
「ハナコさんに会うから、身体をキレイキレイしに行くの!」
「まあ、今からシャワーを浴びるんですね。一緒に浴びても良いですか♡」
「ハナコさんと一緒だと、鼻血出しちゃってキレイキレイできないからダメなの。ハナコさんにクチャいって言われたら、人格崩壊しちゃう」
「私はメブキちゃんなら、どんな状態でも抱きしめられますよ」
「そうなの!? それは嬉しい、な……?」
よしよしと頭を撫でてくれてるおててに気がついて、顔を上げる。ハナコさんが目の前にいて、にっこりと笑いかけてくれてたの。驚いちゃったね? って、え?
「は、ハナコさん!?」
「メブキちゃん、大丈夫ですから一緒に行きましょうね」
私はキレイキレイする前に、ハナコさんによって連れ去られちゃった。ごめんねみんな、次に会う時はハナコお姉様の妹にして性奴隷になっちゃってるかもだけど、今まで通りに仲良くしてくれると嬉しいな?*2
「私、メブキちゃんに頼みたいことがあるんです♡」
「うん、遂にこの時が来ちゃったんだよね……」
「メブキちゃん、もしかして私が伝えたいこと、分かるんですか?」
「ハナコさんのことだから、分かっちゃうの」
微笑んでくれてるハナコさんは、お姉様としての気持ちが芽生えちゃってる感じ。私も、妹としての責務を果たさなきゃだよ……そうだよね、イマジナリーお姉ちゃん*3。
私は服をうんしょと脱ぎ去って、スカートも脱いじゃった。私はハナコさんの眼の前で生まれたばかりの姿に……はなってなくて、下にスクール水着を着てるよ*4。パンツは勿論穿いてないから、このまま水辺に行くとノーパンメブキになっちゃうの。
「……メブキちゃん?」
「ハナコさんが、私を妹にしようとしてるのは分かってるよ。でもね、私にもイマジナリーお姉ちゃんの妹としての矜持があるから。――スク水で決着を付けようって思って」
流石に全裸徘徊は、とってもレベルが高くてできなかった。だからここで、ハナコさんが全裸カバディを仕掛けてきたら私の敗北は決定的になっちゃう。でも、勝負をせずに受け入れることは、今まで家族だったイマジナリーお姉ちゃんに対する裏切りになっちゃうから*5。
「メブキちゃん……本気、なんですね?」
「うん、大好きなハナコさん相手でも、今だけは精一杯に戦うよ!」
ハナコさんは、制服を脱いでくれた。その下には、やっぱり紺色のスク水があって。……あの日、目を奪われちゃったハナコさん、それがいま目の前にいる。他のみんなは居なくて、一対一で。ごくんと唾を飲み込んだのは、そのあまりのえっちさ故に。心の中で、綺麗、素敵、大好き、萌々、みたいに色んなものが心の中でわちゃわちゃしてる。
あの日の夕暮れにハナコさんを見た時、胸がとってもドキドキしたのを覚えてる。多分ね、初めて他の人に憧れたの。この人が素敵だなって強く思ったのは、あの時が初めてだったから*6。
「ハナコさんは、やっぱり素敵な女の子だね」
「メブキちゃんだって、とても可愛らしいですよ?」
「でも、私が一番素敵な女の子って思ったのは、ハナコさんだから」
胸がキュンとする。多分私は、この勝負に負けちゃうんだと思う。でもね、身体はハナコさんの妹になっちゃったとしても、心はイマジナリーお姉ちゃんのものだから。ずっとずっと、今世で死んじゃうまで、イマジナリーお姉ちゃんの妹でいたいから。だから、一生懸命頑張るね。
「ふふ、ありがとうございます。それで、どうやってスク水で勝負するんですか?」
「えっとね、みんなの前でスク水で現れてね、えっちだって思われた人数が多い方が勝ちだよ」
「それは……メブキちゃんは大丈夫ですか?」
「恥ずかしいけど、みんなになら大丈夫!」
いきなりスク水で現れた私達にビックリされちゃうかもしれないけど、それでみんな正常な判断が出来なくなっちゃうんじゃないかって思うんだ。
私とハナコさん、2人でスク水で現れた時、100人中100人がハナコさんの方がえっちと答えるって思うよ。でもね、ここのみんなはハナコさんのスク水に耐性があって、即堕ちダブルピースはしないと思うの。
もしかしたら、私のスク水に興奮しちゃうペチャパイ論者かもしれない。私の勝ち筋は、みんながヒンニュー教徒であること。どうかみんながロリコンでありますように、世界が平和でありますように*7。
この勝負に際して、私は一つだけ策を用意してたよ。それは、こっそりと体操服(ジャージじゃないよ)の上着をスク水の上に羽織ること。するとどうなるのか? ……私の着てるスク水は、まるでブルマみたいに見えちゃうの!
名付けて、ブルマごっこ作戦。新鮮な姿でみんなの前に現れたら、私を睾丸? 贔屓してくれるって思うから! ふへへ、完璧な作戦だよ。もしこれでダメだったら、もうハナコさんの妹になって身体を屈服させられちゃうしかないからね。そうなったら、もうしょうがないね?
「あら、メブキちゃん。ちょっとお着替えしましたね?」
「そうだよハナコさん、簡単には負けないよ! 対戦よろしくお願いします!」
「はい、よろしくお願いします♡」
私達は、みんなが居る教室へと足を踏み入れたの。一瞬、ハナコさんと私の間をおめめが行ったり来たりして、それからみんな時間停止モノのエロゲーみたいに固まっちゃってた。今なら、みんなのおっぱい揉み放題なのかな? 試しに先生のお胸をサワサワとすると、ビックリしたみたいに後ろに下がっちゃってた。時間停止してなかったね?
「ハナコちゃんだけじゃ無くてメブキちゃんまで! 急にどうしちゃったんですか!!」
「ヒフミちゃん、萌え萌え露出バトルの時間だよ! 私とハナコさん、どっちがえっちだと思うかな? 心をロリコンにして答えてね」
「2人揃ってエッチです! そんなこと、しちゃダメなんですよ!」
まずはヒフミちゃん、互角……といった感じだね。うん、ヒフミちゃんは心にすけべ心とロリコーンの意志を抱いている、心優しきモモフレンズファンだからね。ありがとう、私のこともえっちだって思ってくれて*8。
「アズサちゃんはどうかな? どうかな!?」
「急にそんなこと聞かれても、反応に困る」
「甲乙つけ難いということですか♡」
「……よく分からないし、それで良い」
なんとビックリ、ヒフミちゃんだけじゃ無くてアズサちゃんも、幼さへの渇望を抱いてくれてたみたい。じゃなきゃ、ハナコさんと互角なんて言ってくれないしね! 今度、モモトークでもコードネームは、ロリコンコンって呼んであげるね?*9
「…………コハルちゃん、私ってえっちかな?」
そして、目が据わってるコハルちゃんに、恐る恐ると聞いてみる。コハルちゃんはえっちにストイックな、生粋のエロリートだから。きっと、公平な判断をされちゃうと、ハナコさんにえっちさの軍配が上がっちゃうって思うの。だから、上に着てる体操服を、チラリチラリとコハルちゃんの前で上げ下げしてみる。もう、私に残されてる武器は、フェティシズムしかないから。
コハルちゃんは、牝豚を見るみたいに私を眺めてから、ハナコさんの方へとツカツカ歩み寄った。
「あら、コハルちゃん。どうしましたか♡」
「め、め――っ」
「め? メスシリンダーって言いたいのかな、コハルちゃん」
「メブキを壊したのね、ハナコッ!」
「あら?」
ハナコさんの肩を揺さ振りまくろうとして、コハルちゃんは背伸びをする。でも、身長差は大きくて、コハルちゃんはそのままハナコさんのおっぱいに沈んでいった。……う、羨ましくなんかないんだからね!
「えい♡」
「ふわぁ!?」
ハナコさんは、そんなコハルちゃんをお胸で歓迎して。スク水越しにだけど、コハルちゃんはハナコさんと凄くえっちなことをしていた。……流石に、これをされちゃうと勝てないよ。
「コハルちゃん、ぱふぱふ気持ちいい?」
「き、気持ちいい……訳ないでしょ!」
「あん♡」
コハルちゃん、怒りのパイタッチ。ハナコさんのお胸に、コハルちゃんの手は深々と埋もれていた。あまりにえっち過ぎる光景に、思わず視線を逸してしまう。あ、先生と目が合っちゃったね?
「先生、これえっち過ぎないかな?」
「……そうだね」
「ドキドキしちゃうね?」
「しちゃダメだよ」
「胸がキュンキュンしちゃうね?」
「言い直してもダメだよ」
こしょこしょ声で、先生とお話しする。内緒話してるって感じがして、何だかドキドキするね? ……でも、今日も今日とて先生は野暮やぼさんのダメダメ大魔神だった。
自分だってえっちだって思ったから、2人から目を逸らしちゃった筈なのに。先生は卑怯だよ、猥談はお子様にしちゃいけないから、立派な大人の間でしか出来ないのに。先生は子供の振りが上手すぎるね?*10
「ところで先生、私とハナコさんはどっちがえっちだと思う?」
「どっちもいけないと思う」
「……イケない」
私はともかく、ハナコさんのスク水を見てそう思うなら、もしかすると先生はED(エロエロドスケベじゃないよ!)なのかもしれなかった。男の人は、自分のソレが立たなくなると凄く悲しくなっちゃうんだよね? 気がついちゃったら、何だかとっても悲しい気持ちになってきちゃった。だって先生の気持ちになると、すっごく切ない気持ちになっちゃったから*11。
「先生、ナデナデしてあげようか?」
「急にどうしたの、メブキ?」
「おにんにんがね……」
「え?」
「泣きたがってる気がしたから」
「何を言ってるの!?」
先生のお股に視線を向けると、先生は生徒並みのステップで後退した。もしかすると、先生は真の力を隠してる系の実力者なのかも知れなかった。
「先生の先生、おっきできる?」
「メブキはそんなこと、心配しなくていいから!」
「でもね――」
「メブキちゃん、ストップしてください。セクハラです!」
先生のあそこを覗き見ようとした私は、ヒフミちゃんに取り押さえられてそのまま引き剥がされちゃう。周りを見渡すと、ハナコさんとコハルちゃんはまだお話し合いをしてて、アズサちゃんは先生のお股をじっと見つめていた。
「アズサちゃん! アズサちゃんも、やっぱり気になるよね?」
「………………ならない」
「嘘だよ!」
あまりに分かりやすいウソっこに声をあげちゃうけど、ヒフミちゃんにペロロ様饅頭を口に詰められて喋れなくされちゃった。ヒフミちゃんってば、結構武闘派だよね? あ、でもこのお饅頭、すっごく美味しいね?
「もぐもぐ、ごっくん。ヒフミちゃん、ごちそうさまでした!」
「はい、よろしゅうお上がりです。でも、このペロロ様饅頭、本当はおやつの時間に出すつもりだったんですけど……」
「あ、ごめんね、ヒフミちゃん。予定、邪魔するつもりなかったの……」
「美味しかったですか?」
「うん!」
「なら大丈夫です。メブキちゃん、お茶飲みますか?」
「いいの?」
「どうぞ」
そのまま、私達はお茶をすることになっていた。ハナコさんもコハルちゃんも、一緒に席に着いてのんびりさんな空気が流れる。ほわーってするの、とっても良いね?
「ところでメブキちゃん、先程の勝負ですが、互角のおあいこで良いでしょうか?」
「えっとね……コハルちゃん、先生、良いかな?」
おずおずと、結果を聞いてない2人のお顔を見る。どんな結果でも、おとなしく受け入れようという気持ちを持って。
「2人ともヘンタイなのは変わらないし……。あと、メブキはただでさえバカなのに、犯罪者になったら取り返しつかないんだからね!」
「うん、今度は本物のブルマを用意してくるね?」
「誰も脱法ブルマが犯罪だなんて言ってない!」
「私も、甲乙は付けられないから棄権するね」
おめめをぱちぱち、ほっぺをのびのび。ペチンと戻してちょっぴりの痛みを伴っても、夢の中から飛び起きるなんて事象は起きない。なんと驚いたことに、私は奇跡的にハナコさんと引き分けてしまっていた*12。
「私、ハナコさんと同じくらい素敵な女の子ってみんなに思われてたんだね……えへへ、照れちゃうね?」
「私は知ってましたよ、メブキちゃんは素敵な女の子だって」
「ハナコさん!」
「ふふ、だからメブキちゃん。そんな素敵なメブキちゃんに、お願いしたいことがあるんです」
「なんでも言って! ハナコさんの言うことなら、すけべしようやって言われても言うこと聞いちゃうかも!」
「聞いちゃダメ、ゆるゆるメブキ!」
「その時は、コハルちゃんもご一緒してね? 私、全然経験なんてないから」
「私もある訳ないでしょ。エッチなメブキは死刑! 獄門!!」
「それはやりすぎじゃないかな?」
「メブキちゃん、コハルちゃんと楽しくお話しする前に、私のお願いを聞いて下さいね」
ハナコさんは私を抱っこして、お膝に乗っけてくれた。……待って、本当に待って!? ハナコさんのポカポカ体温が伝わってきて、おっぱいの柔らかいのも当たっててなんか凄いよ!
「あん、メブキちゃん、モゾモゾしちゃダメですよ」
「ハナコさん、気持ち良すぎて私、ほら見て? お腹に命が宿りつつあるの、分かるよね?」
「まあ」
「そんなの無いから、お茶の飲み過ぎよ、たぷたぷメブキ。……あと、あんた達いつまでスク水でいるつもりなの? さっさと着替えてこないと死刑よ死刑!」
「では、コハルちゃんに刑罰を執行される前に伝えますけど……私のことも、みんなと同じように呼んで欲しいです♡」
みんなと同じように? ハナコさんは急にどうしたんだろう、ちゃんとお名前で呼んでるけどね? コテンと首を倒すと、ハナコさんはヒフミちゃんを指差した。
「ヒフミちゃん、ですよね?」
「そうだね、ヒフミちゃんだよ」
ハナコさんは頷いて、今度はアズサちゃんを指差した。
「アズサちゃん、ですね?」
「うん、アズサちゃん」
ハナコさんは、次はマジマジと私のお顔を覗き込んできた。ピタッとくっついてのガチ恋距離だから、気がおかしくなっちゃいそうだね?
「では、私は?」
「えっと、ハナコ、ちゃん……さん?」
「もう一声、です♡」
「ハナコ、ちゃん?」
「はい、よくできました」
ハナコさん……あれ、もうハナコちゃんって呼ばないとなのかな? に頭をナデナデされて、ちょっとご満悦になっちゃう。考えてみれば、ヒフミちゃんもアズサちゃんも年上なのに、私ってば結構大胆不敵さんだったのかも?
もしかすると今の私は、春先のクソ雑魚インキャメブキとは違って、つよつよ陽キャメブキなのかもしれなかった。友達が少なそうなイマジナリーお姉ちゃんは、私の前に跪くとお友達が増えるかも知れないね?*13
「ハナコ、ちゃん。えへへ、なんだか照れくさいね?」
「では、照れなくて済むように、これからもたくさん呼んでくださいね」
「うん!」
ちょっとハナコ、ちゃんと仲良くなれた一日。ちょっとずつ、素敵が増えていく毎日。この調子だと、イマジナリーお姉ちゃんと食卓を囲える日も遠くない気がするね? えっとね、楽しみに待ってるから、初めの日はカレーを一緒に食べようね!*14
「イマジナリーお姉ちゃん、ですか」
夜の時間、ハナコはぽつりと呟いた。それは、昼にメブキがポロリと口から漏らした言葉。イマジナリーフレンドの亜種とも言えそうな語感だが、ハナコはメブキの中に誰かがいるのを知っている。そして、メブキの口調から、その人物との仲は決して悪くないということも、また。
「存在しないものの真実を証明することはできるのか、ですね――セイアちゃん」
彼女は、この場にいない筈の友人の名前を口からこぼした。懐かしい気配が、あの日に感じた既視感と重なる。どういう事情で、どうしてそうなっているのかは分からない。けれど、ハナコは半ば確信めいたものを持っていた。今度会えた時に、とことん事情を掘り返そう。そんなことを、心に決めて。
年始早々コロナに罹ってしまったので、ちょっと更新が不安定になるかもしれません。皆様も、お身体には気をつけて下さいまし。