コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
なんか沢山、ペチペチって音がしてる。超高速ピストンによるモーニングコールなの? イザナギさんとイザナミさんが無知ックスしてる? 日本、今から生まれちゃう? ぬー、それは見たいけど、まだまだ眠たいよぉ*1。
「んにゅー、イマジナリーお姉ちゃん、違うよぉ。そんなに言うなら、国産みえっち録画してきて?*2 私、まだまだおっきできそうにないから……お姉ちゃんのワガママさん」
「メブキちゃん、雨の音ですよ。誰もお国を孕んでません」
「そーなの?」
ハナコちゃんの優しい声に導かれて、目をゆっくり開ける。目の前には、超絶美少女のハナコちゃんが居てくれてる。……幸せな目覚めだね、夢かな?*3
「えいっ」
「あん♡」
ハナコちゃんのおへその位置を予測して、ポチッとするととっても色っぽいお声がする。実はおへそは、乳首と同じくらいの性感帯なのかもしれなかった。もしそうなら、将来的に赤ちゃん産むのも気持ち良くなれる時代とかくるかもしれないね。
……うーん、でも男の子はおにんにんを蹴られると痛いって聞くし、出産も余計に痛くなっちゃうかもしれない。前世で出生率? とかいうのが下がってたのも、出産の度におにんにん蹴られるような痛みをずっと感じちゃってたからかもしれないね?
「朝から何やってるの。えっちなのはダメぇ、しけぇ」
隣のベッドから、とってもねむねむなお声がする。ショボショボおめめのコハルちゃんが、すっごく眠そうにおっきしていた。
「コハルちゃんあのね、私のおへそはここなの、押してみて?」
「なんでよぉ」
よく分からなそうに、コハルちゃんは私のおへそを押してくれた。……特になんともないね? 開発しないと、えっちな気分になれないのかな? だとすると、ハナコちゃんは相当な強者で、幾つもの過酷を乗り越えてきた猛者さんだね。臍の緒おにゃにーだって、きっと夢じゃないよ!*4
「えいっ」
「なによぉ、くすぐったい」
コハルちゃんのおへそも、全然開発されてなかった。コハルちゃんはえっちなの好きだし、私が寝てる間におへそ開発してあげてた方がいいのかもしれない。少子化対策は、おへその開発から始まるイノベーションなのかもしれないね?
「ふふ、朝から仲良しさんですね」
「あとでみんなでイチャイチャしようね?」
「はい♡」
「メブキのヘンタイ! ハナコもダメなんだからね!」
「コハルちゃんったら、イチャイチャという言葉で、どんなパンツの湿り方を期待したんです……か? あっ」
「どうしたの、ハナコちゃん?」
「お洗濯、外に干したままです」
「ま、まずいです! 早く回収しないと!」
ハナコちゃんの指摘に、モモフレ人形達の毛繕いをしてたヒフミちゃんが飛び跳ねて、お外へと駆け出していく。未だに夢の中でモモフレ風呂に浸かって、モテまくり勝ちまくり状態だと思うアズサちゃんを除いて、私達もお洗濯物を回収しに行って……それで。
「汚されちゃった、私の制服……」
「こちらもです、もう一度洗い直すしかありませんね」
目の前には、みんなの服が雨や泥に塗れて山積みになってた。陵辱モノのエロゲーで、女の子達が白濁カルピス液で服を汚されるのを嫌がる理由が、ちょっと分かっちゃう。こんなに汚されちゃうの、すごく嫌だもん。イマジナリーお姉ちゃんも、えっちなお汁で服を汚されたくないよね?*5
うん、やっぱり毎回中に出すを選択するのって正しい選択だったんだよ。キヴォトスでエロゲーが発売されるようになったら、全キヴォトス中出し監視委員会を設置しなきゃだね!*6
「雨の中作業したから、服もびしょびしょ……」
「透けててえっちだね、外で待機してる先生に入ってもらおっか?」
「は? 許すわけないでしょ! 先生も、入ってきたら死刑だから!」
部屋のお外に追い出されちゃってる先生は、やっぱり可哀想だった。後でヌギヌギされたコハルちゃんパンツをあげたら、慰め代わりになるかな? そのまま、一人慰めをしても大丈夫だからね先生。でも、私のパンツでしたらやーだよ?*7
「取り敢えず、お着替えしないと」
「……服がない、全滅している」
「えぇ!?」
おっきしたアズサちゃんの指摘で、私達は過去一番の苦境の中にいるってことが発覚しちゃった。どうしよう、困っちゃった。このままだと、私達は裸で過ごすことになっちゃう。すると、どうなっちゃうか? ちょっと考えると、すぐに答えに行き着いちゃった。
私達の姿を見た先生は、段々とムラムラしてきちゃうの。それで、えっちな気持ちが止められなくて、"みんな大好き、体が目的だけど付き合って!"って宣言しちゃうの*8。それで、私達も先生が大好きだから、それを認めちゃってね。それからえっちしちゃって、みんなで先生のお嫁さんになるしかなくなっちゃうんだよね!
どうしよう、体も冷えちゃってるし、えっちする前にお風呂行かないとだよね。でも、初めてはもう少し、ロマンチックなえっちが良かったな……。やっぱり、一対一のラブラブえっちに憧れがあるから。あ、でも、先生は大人だし、きっとカルピス液の容量も大人らしく一回130ccくらいになっちゃうだろうから、みんなで先生のお相手をした方がいいのかな?*9
「ねぇ、コハルちゃん」
「何? あんたはこっちの洗濯籠持っていって」
「先生って、お射精するときの声って、射爆了だったりするのかな?」
「この状況で何言ってるの!? ……イクに決まってるでしょ、バカ」
「いえ、もしかすると"クッ、アクメ!!"かもしれません」
ハナコちゃんの言うことも、確かに一理あった*10。先生は賢いから、えっちな時も語彙が豊富な可能性はとっても高い筈。隠語や淫語をたくさん使って、女の子の羞恥を煽り散らかすプロかもしれない。To Heart2の貴明くんも、えっちシーンで突如としてAV男優さんみたいになってたし、先生だってそうなる可能性は確かにあるかもしれなかった。
「中で一体なんの話をしてるの!?」
「な、膣? え、エッチなのはダメ、先生でも死刑!!」
「待って、そうじゃないよ。ヒフミ助けて!」
「エッチなことより、先にお洗濯しちゃいましょう!」
ヒフミちゃんの一言で、確かに直ぐにお洗濯しないとってなって。私達は洗濯物をまわしに行って、お着替えがないままシャワーだって浴びちゃった。それでね……なんか、すごいことが始まっちゃったの!
雷が落ちてね、停電しちゃった。洗濯機はびくんとも動かなくなっちゃって、ロックが掛かったまま服を取り出せなくなっちゃって。私達はね……。
「記念すべき第1回、補習授業部の水着パーティーを始めます♡」
「わーいわーい! パチパチパチ!!」
お口とお手てで、精一杯の喜びを一生懸命に表現する。
だって、みんなみんな水着、スク水を来て体育館に集合しているんだよ! 喜びのあまり、マリーちゃんにスク水の画像を送って? ってモモトークしちゃうくらいに嬉しいの。マリーちゃんからは、今度一緒に礼拝しましょうってお返事があったよ。デートのお誘いかな?*11
「あうぅ」
「……」
「なんで、どうしてこんなことに……」
周りを見渡せば、ハナコちゃんも、ヒフミちゃんも、アズサちゃんにコハルちゃんだって、みんなスク水族の生き物になっちゃってる。一人だけスーツを着ている先生は、ちょっぴり仲間はずれさんみたいで、可哀想になっちゃうね。先生だって、水着を着たら素敵な筈なんだもん。
「先生、私ね、趣味用のスク水も持ってきてるの。貸してあげるから、一緒に水着パーティーしよ?」
「メブキの水着はサイズが合わないから……」
「締め付けられて、気持ちよくなっちゃうってこと?」
「サイズが合わなくて、水着が破けちゃうってことだよ」
「そっかぁ」
でも、先生は恥ずかしがり屋さんみたい。ちっちゃい水着でパツパツになっちゃっても、ここに居るみんなは笑ったりしないのに。でも、嫌がっているのに無理やりするのは、先生を陵辱しちゃうのと一緒だから。そんな酷いことは、私には出来そうになかった。いつか、水着が恥ずかしくなくなった時に、先生も水着パーティーしようね?*12
「こんな状況なんです、こうなっては水着パーティーくらいしかすることはありません♡」
「ペロロ様を愛でるとか、もっと他にもできることはある気がしますが……」
「毎晩メブキちゃんが、ペロロさん同士で繁殖しようとしてるみたいにですか?」
「そんなことをしてたんですか!? メブキちゃん、ペロロ様は妖精さんですから、肉欲で繁栄はできないんですよ!」
「そうなの!?」
信じられないような真実。あれだけえっちなお顔をしてるから、絶対に毎夜の如くペロロ様はヘコヘコしてると思ってたのに! ……でも、それって公式が勝手に言ってるだけのことだよね? 私の中のペロロ様は、ちゃんとヘコヘコ腰をして繁殖するんだもん! 今後も、私はペロロ様同士の交尾をやめさせないからね!*13
「ヒフミちゃん、それでも私は生命の神秘を信じるよ。きっとね」
「そもそも、メブキちゃんはまだ60点を取れてませんよね? まだモモフレグッズはプレゼントしてないんですから、勝手にそんなことしちゃダメです!」
「ご、ごめんね、ヒフミちゃん。我慢できなくて、ペロロ様同士で種付けしちゃったの……」
「……メブキちゃん、二度とペロロ様で種付けとかいう言葉を使わないでください。ペロロ様はですね、エッチなことはしないですしトイレにだって行かないんですっ」
「た、確かに、ペロロ様人形におにんにん付いてなかったもんね。次から気をつけるね?」
ヒフミちゃんに言われて、初めて気がついちゃった。衝撃的なことに、ペロロ様におにんにんがなくて、状況証拠的に実はペロロ様はメスだったということを指し示してる。も、もしかして、私は毎晩ペロロ様同士でレズプレイを強要してたってことなの!? 道理でペロロ様も妊娠する気配がなかった筈だよ!*14
「ペロロ様を生やすところから始めないと……」
「メブキちゃん、何か言いましたか?」
「ヒフミちゃんのスク水、可愛いねって!」
「きゅ、急にどうしたんですか。そんなこと言われると、恥ずかしいです……」
さっきまでの怖いヒフミちゃんの気配が嘘みたいに、ちょっと照れた表情をするヒフミちゃん。そうだね、折角の水着パーティーなんだもん。ペロロ様は一旦腋に置いておいて、みんなの水着でドキドキしなきゃだよ! ふむふむ、ヒフミちゃんのおっぱい……凄くいいよね。
「先生、あのね? ヒフミちゃんのおっぱいは成長過程って感じの可愛さがあるのに、ちゃんと分かるくらいにふわっと水着越しに浮いてるの。お手てでモミモミだって出来ちゃう、それなのに先生の手で全部覆ってあげられる大きさなんだよ?」
先生のお耳に、ASMRの要領でこしょこしょする。ヒフミちゃんは、実はとってもかわかわえっちな女の子なんだって、先生のお耳に囁くの*15。
「メブキ、変なこと言っちゃダメ」
「でも先生、お耳が真っ赤だよ?」
「……だからだよ」
「先生?」
ヒフミちゃんを見れなくなっちゃった先生に、ヒフミちゃんが不思議そうに声を掛けて。先生はパンパンってほっぺを叩くと、いつもみたいな感じに笑っていた。
「ヒフミは学校の水着でも可愛いって話を、メブキとしてただけだよ」
「せ、先生まで! メブキちゃん、ペロロ様だけじゃなくて、私でもエッチな話をしちゃダメです!」
「ふへへ、ごめんね?」
猥談はとっても盛り上がる、ちょっと分かっちゃった。思春期の男の子って、いつもこんな美味しい気持ちになってたんだね。でも、猥談は男の子だけの特権じゃないもん。女の子だって、えっちなお話は大好きなんだからね!*16
「み、水着パーティーとかふざけたことするから、アホのメブキが分かりやすく調子にのっちゃってるの! 卑猥な話は禁止、卑猥なヒフミも禁止!!」
「私は卑猥じゃありません!」
「こんなところで水着を着てる時点で、そんなこと言えないじゃない!」
「それはコハルちゃんもです!」
ヒフミちゃんに事実を告げられ、コハルちゃんは真っ赤になって、頭のお羽でお目めを隠しちゃう。そっか、コハルちゃんも、意味もなくスク水を着てる状況が恥ずかしいんだね。……それって、とってもえっちだね?
「ふふ、コハルちゃんの恥ずかしくて弱いところがみんなに見られてる。そう考えると、イケナイ気持ちが止まらなくなりそうですね♡」
「へ、変な目で見るなぁ」
「……別に、コハルは変じゃないと思うけど」
ハナコちゃんに揶揄われたコハルちゃんは、サッとアズサちゃんの背中に隠れちゃう。むーって、アズサちゃんの後ろから唸ってるコハルちゃんは、とっても小動物な感じがして可愛すぎるね? 照れてる子って、女の子も男の子も可愛いのはどうしてなんだろうね?
「うふふ、ごめんなさいコハルちゃん。楽しくて、ついはしゃいでしまっています。ですが、折角のお休みなんです。お互いの深い部分を曝け出し合いましょう。停電中で姿も見えづらいですし、雰囲気は最高です。そうやって、今を有意義に過ごしてみませんか?」
「あはは……確かに、そういう話は合宿の定番ですよね」
「なるほど、それがこの水着パーティーと」
「普通は寝る前とか、そういうものなのに……水着でとかおかしいじゃない!」
「でも、みんな眠る時間帯がバラバラですからね。こんな機会がないと、なんでもありのお喋りなんて出来ませんし」
「それは……そうだけど」
うにゃ、みんなすぐに寝てないの? 私とコハルちゃんはすぐ寝ちゃうけど、他のみんなはそうじゃないのかな? 夜更かししすぎると身体に悪いと思うし、美容の敵だってお話もあるから心配だね。私なんて、いっぱい寝てもまだちょっと眠いのに。
「身構えなくても大丈夫です。ただのお喋りですし、話題もなんでもありですから♡」
「……エッチなのはダメだからね」
「はい、エッチなお話しが楽しいのではなく、みんなとお話しするのが楽しいんですから。私、こういうこと、すっごくしてみたかったんですよね」
「ハナコ、凄く今が楽しいんだね」
「はい、とっても。ついテンションが高くなってしまうくらいに」
「気持ちは分かる。補習授業部に入ってから、私もずっとそういう気持ちだから」
「私もだよ! 補習が決まっちゃって凄く切なかったけど、みんなが一緒にいてくれるから毎日が楽しいの! 勉強だって、一人でやるよりもずっとずっと頑張れてるよ!*17」
ハナコちゃんもアズサちゃんも、この合宿が楽しくて、みんなと一緒が嬉しいって思ってくれている。それって、私と両思いってことだよね?
私も毎日が楽しくて、夏が切なくなくて嬉しくて、何にだって精一杯になれてるの。こんなに楽しい毎日が来るなんて、初めてのことなの。だから、二人が同じ気持ちだって分かったのが、とっても嬉しくて仕方ないよ。夏ってこうなんだって、私はみんなに教えてもらったから*18。
「うん、メブキといると、退屈する暇がなくて楽しい」
「ふぇ?」
わ、わっ、なんか心がゾワゾワってした! 正面からそんなこと言われちゃうと、結構ムズムズする。でも、嬉しいね? ……アズサちゃんってば、やっぱり私の前前世あたりの恋人さんじゃないのかな?
「アズサちゃん、ぎゅー」
「メブキ?」
抱きついたら、何か思い出すかも。もう思ってアズサちゃんをぎゅーしてみたけど、それで分かったのはアズサちゃんがとってもいい匂いがすることと、アズサちゃんの身体が気持ち良いってことだけだった。でも、幸せだね? ぎゅーっ!
「ヘ、ヘンタイメブキ、アズサにセクハラしちゃダメ!」
「にぁーん……」
でも、そんな幸せな時間も、コハルちゃんに引き剥がされて終わっちゃう。とってもドキドキしちゃったのは、水着一枚越しでピッタンコしてたからかな? ……今更だけど、結構大胆なことしちゃってたね?
あ、でも、コハルちゃんも気持ち良いかも。ぎゅーっ!
「な、何するのよエッチ! セクハラはダメなの、投獄!!」
「スリスリもしていい?」
「良いわけないでしょ!」
「にゃんにゃん!」
「シャーっ!」
コハルちゃんに引き剥がされちゃった私は、そのままハナコちゃんへと引き渡されちゃった。…………さ、流石はハナコちゃん、すっごく柔らかいね? 私の身体、堕ちちゃいそう! ぎゅーっ!
「アズサ、大丈夫?」
「別にメブキに危険性はなかった、と思う。でも、ありがとう。コハルはいつも真面目だ」
「ふ、ふん、正義実現委員会のエリートとして、これくらい当然なんだから!」
「勉強も、とても頑張ってる。コハルから学ぶことも多い」
「きゅ、急になに!? アズサ、恥ずかしいこと言ってる!」
「そうなのか。……思ってることをそのまま言ってるだけだけど、話すのも難しいな」
「……私も、アズサのこと、き、嫌いじゃないから」
ハナコちゃんのお胸、フワフワなのにぽよぽよって弾力がある。スリスリってすると、本当にえっちすぎて鼻血が出ちゃいそうになっちゃう。私、幸せだよ!
「あんっ、メブキちゃんは大胆ですね♡」
「にゃんにゃん! 私、ハナコちゃんの飼い猫さんになる!!」
「メブキ、桃味のおしゃぶりあげるから、しばらく静かにしてようか」
「良いの? 先生ありがと!」
先生から貰ったおしゃぶりは、使ったことのない新品さんだった。別に、先生の中古品でも全然良かったのにね。でも、美味しいからなんでもいっか!*19
「アズサちゃん、最初は上手く馴染めるのか心配でしたが……良かったです」
「ヒフミにも、本当に世話になっている。ヒフミの頑張りに、尊敬だって抱いてる。いつもありがとう」
「あ、アズサちゃんっ!! うわーん!!」
ヒフミちゃんが、アズサちゃんにぎゅーって抱きついた。分かるよ、あんなこと言われちゃったら、嬉しくて仕方なくなっちゃうもんね。私も後で、ヒフミちゃんにぎゅーしに行かないと。私もヒフミちゃん大好きだから、それをちゃんと伝えに行かないとだよ。
……それにしても、このおしゃぶり美味しいね?*20
それから、みんなは楽しくお話を続けた。私も、おしゃぶりをしゃぶりながら、定期的にバブバブってコメントをしていたら、先生におしゃぶりを取り上げられちゃった。意地悪だね? でも、お陰で普通に喋れるようになったんだよ!
「今、トリニティの水族館にはゴールドマグロという希少なお魚が展示されているらしいですね」
「それ、ナギサ様から貰った水族館のパンフレットで見ました! 幻の魚と呼ばれてるんですよね?」
「ナギサさんも、見たがっていたのでしょうか? 私も見に行きたいのですが、入場料も安くないので……海に行っても、見られないでしょうね」
「海、か……そういえば一度も行ったことがないな」
「アズサちゃんも? 私も海、行ったことないの」
海、物語で何回も見た場所。けど、前世は勿論、今世でも学校が忙しくて海には行けてなかった。夏休み、補習が無かったら行ってみたかった場所。みんなにも、海に行こうってモモトークしてたのもなんだか懐かしいね?*21
「アズサちゃん、メブキちゃんも……。そうですね、それなら全て終わったら、一度みんなで海に行きましょう!」
「……うん、それは楽しそうだ」
「…………海」
ヒフミちゃんの提案は、素敵で、ワクワクして、胸をキュンキュンしちゃってる。お胸に手を当てると、ハナコちゃんに身体を落とされちゃった時みたいにドキドキしてる。私、やっぱりヒフミちゃんの愛猫さんだったのかな?
「ヒフミちゃん、ぎゅーっ!」
「わ、メブキちゃん!?」
結局、気持ちが抑えられなくて、ヒフミちゃんに抱きついちゃってた。私が海に行きたいって言ってたこと、覚えてくれてたんだって分かっちゃったから。
「えへへー、実はね、私ヒフミちゃんのこと大好きなの!」
「あはは、メブキちゃんったら。でも、嬉しいです」
ヒフミちゃんにナデナデされながら、私達はきっと海に行こうねって約束をしたの。指切りげんまん、嘘ついたら針千本……は可哀想だから、感度3000倍になーちゃう! ゆーびきった♪
「今から楽しみだね、アズサちゃん!」
「うん、楽しみ。今日の水着パーティーも楽しいし、世界が広がる感じがする」
「そだね。経験できるって、こんなに素敵なことだったんだね*22」
「うん、ここに来てから、初めて自由の価値を知った。何より尊ばれる概念かもしれない」
「アズサちゃん、その為にもよく寝て備えましょう。きっちり寝ていないと、うっかりが起こるかもしれませんよ」
「ハナコ……今日は寝坊してごめん」
「いえ、それは良いんです。でも、無理をし続けるのは、やっぱり心配ですから」
ハナコちゃんは、アズサちゃんをとっても心配してるみたいだった。アズサちゃん、夜に寝るのが遅いんだ。
……実はアズサちゃんは性豪で、毎日おにゃにーしないと夜寝れてなかったりするのかな? だとしたら、ウイ先輩棒を遂に使っちゃう時が来るのかな? ウイ先輩に、あなたの初めての相手はアズサちゃんのお尻でしたって、そう伝える日も遠くないのかもしれないね?*23
「アズサちゃん、どうしても辛くなった時は言ってね? 絶対に力になるから!」
「メブキ……ありがとう、頼りにしてる」
「ふへへ、任せてほしいな?」
「メブキがアホアホな笑い方してる……絶対、勘違いしてるパターン」
何故か、コハルちゃんにネコさんの目で見つめられてたけど、私はウイ先輩をよく磨いておくことにしたよ。それで足りなかったら、イマジナリーお姉ちゃんにあげたえっち器具達を持ってくるからね!*24
そんなこんなで、私達の第1回水着パーティーは楽しく素敵に終了したの。アズサちゃんが夜寝られるように、いっぱい安心させてあげようねってお話ししたり、海に行く前にみんなで水着を買いに行こうねって約束もしたり。みんなで新しい水着を買ったら、第2回水着パーティーをする約束もしたの! えへへ、楽しいことが多いと、毎日がウズウズして、忙しく感じるね?
そうして、停電も戻って、お洗濯もできて、充実した一日が過ぎていって……。
「いいえ、まだです! このまま一日が終わりだなんて、そんな勿体無いことはできません!」
終わるんだって思ってたけど、ハナコちゃんが待ったをかけていた。勿論、もうスク水から制服に戻ってる私達は、ハナコちゃんの言葉に耳を傾けた。
「突然のことでしたが、せっかくのお休みじゃないですか。みんなで裸で交わったのに、このままはいお休みなんて──勿体無いです!」
「裸でなんて交わってない!」
「コハルちゃんコハルちゃん、私みんなにぎゅーってしたよ?」
「スク水着てたでしょ!」
「でも、みんな柔らかかったよ?」
「死刑!!」
コハルちゃんに、ほっぺを伸ばされちゃう。むにょんって伸びる私のほっぺを、コハルちゃんはもう扱い慣れてた。春風メブキ取扱免許1級を、コハルちゃんには進呈しなきゃだね。
「今からみんなでこっそり外に出て、お散歩しちゃいましょう♡」
ただ、ハナコちゃんがその提案をした時、コハルちゃんはビックリしたように私のほっぺを離しちゃってた。緩めのぺちんって感覚、なんかほっぺを調教されちゃってるみたい。コハルちゃんは、将来立派なモミモミ師になれちゃうかもね?
「そ、そんなの校則違反じゃん! ダメッ!」
「細かい校則はわかりませんが、皆さん結構やっていると思いますよ。そうですよね、ヒフミさん」
「あ、あはは。そう、ですね? ですが、今は補習授業部での合宿中ですが……良いのでしょうか?」
「合宿所から脱走するわけではありません、すぐそこをぶらつくだけです。コハルちゃん、普段とは違う夜の街並み、こっそりと増えているお店の特別メニュー……なんだか楽しそうだとは思いませんか?」
「きょ、興味はあるけど……」
「私もあるよ、夜のお店!」
あれだよね? お昼には営業してなくて、夜だけ行けるお店! そんなの、ネオン塗れでピンク色なオプションだって付けられちゃう異世界だよ! 絶対に、また死んじゃう前に見ておきたい光景だよ!
あ、でも、私がえっちなことされるのは困るから、その時はコハルちゃんが私を庇ってくれるかな? レズ風俗、ちょっと興味はあるけど、自分でやったりするのは怖いし。
「決まりですね。ちょっと出るだけですし、良いですか先生?」
「うん、いいね。行こっか」
「いいの!?」
先生に許可をもらった私達は、夜の街に繰り出すワルワルガールと化していた。今だけは補習授業部じゃなくて、ヒロピン戦隊アカテンジャーを名乗っておこう。そうしたら補導されちゃっても、本名を名乗らなきゃトリニティを追放になんてならないもんね?
「よーし、ヒロピン戦隊アカテンジャー、出動だよ!」
「メブキちゃん、それはどこかのテロリスト組織と誤解される可能性があるので、また別の機会にお願いします」
ヒロピン戦隊アカテンジャー、出動前に解散! 出動しなきゃヒロピンにならない、完璧な対策だね? ヒフミちゃんは頭脳派の赤点レッドだった。でも、お陰で私はなんかピンチになっちゃってた。
つ、追放されちゃったら、しょかくこう? のデカルトさん達のところに転がり込もっかな*25。