コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
射精耐久ジェンガとは何か、というお問い合わせが数件あったので、イマジナリーお姉ちゃんに解説してもらうことにいたしました。ご了承の程、よろしくお願いします。
先生が活動している連邦捜査部シャーレには、当番って制度があるの。これは、先生がえっちしたい生徒さんを呼び出してペロペロする制度らしいんだけど*1、今日は何と! 私が呼び出されちゃったんだよ!! えへへ、合宿明けにシャーレに所属する書類を頑張って書いた甲斐があったよ!
先生ったら、ずっと私にムラムラしてたし、遂に我慢できなくなっちゃったんだね。良いよ、ちゃんとお嫁さんの一人にしてくれるなら、わたし受け入れてあげるからね。でも、おせっせ友達になりたいんですって言われたら、先生のおにんにんで射精耐久ジェンガを始めて*2結婚したいっていうまでビクンビクンさせてあげないんだから!*3
……ところで、男の人は寸止めを沢山したら、ずっとおにんにんは大きくなり続けるのかな? 射精耐久ジェンガで30cmくらいに先生のをできたら、クロノススクールにキヴォトスギネス記録ですって先生のおにんにんを撮影してもらおうね。そうしたら、先生はつよつよおにんにんの持ち主として一躍モテモテ有名人になれるし、私は一級おにんにん盆栽師として尊敬されちゃうね!*4
「先生、おはよう!」
「うん、おはようメブキ」
「先生おはようするの、なんだか久しぶり?」
「合宿から、そんな時間経ってないと思うけど」
「先生には、毎日だって言いたいんだよ!」
「そっか、寂しくなったらいつでも遊びに来てくれて良いから」
「それじゃあね、フウカたんがいる時が良い! お菓子作り、教えてもらいたいから! イマジナリーお姉ちゃんや先生に食べてもらうの!」
「うん、フウカにも伝えておくね」
先生は書類の隙間から、いつもと同じ優しいお返事をくれたの。……なんか書類の配置が、オークが姫騎士を囲むみたいな格好。大丈夫かな、先生。書類がありすぎて、えっちする前に倦怠期に入っちゃわないか心配だよ。お仕事より私を優先して、なんて頑張ってる先生に言えないしね*5。
「先生、私に出来ることあったら言ってね。先生をお手伝いするために、今日は来たんだから!」
「ありがとうメブキ……えっと、それじゃあこれ。書類の計算があってるか、電卓で確かめてくれないかな? それができたら、その書類たちはハンコを押すだけだから」
「分かった、頑張るね!」
先生が早くえっちな気持ちになれるように、私も気合を入れていかないとだよ!
「…………先生、どうして数字にはえっちな意味が沢山隠されてるんだろうね*6」
「メブキ?」
「19、69、85、072、ゼロ、ゼロ、ゼロ……この数字たちを見ていると、私は今実はえっちなことをされちゃってるんじゃないかって思うの。あと、全部漢数字で書いてあるのは、何か深い淫棒があるのかな? こんなの見てたら、頭が犯されてる感じがするよ*7」
「……そろそろ休憩にしようか」
あれから2時間、先生は想像していたよりも手早く書類を処理して、あれだけあった山を半分にまで減らしていた。実はお勉強を教えるお仕事以外も、キチンとできる先生だったんだね!
きっと、何か強烈なバフ、例えば私とえっちしたいという気持ちもあるんだと思う。先生の期待に応えるためにも、この書類を片付け終わったらシャワーを浴びにいかないとだよ。……でもね、その前に私の頭がパーンってなりそう。ぐにゃってなっちゃってるの、まるで合宿の最後ら辺の時みたいに*8。
「あうあう、頭が終わっちゃいそう。漢数字がね、私を殴って来て頭の中で喋り始めるの。おらっ、しゃぶれ! まだまだ入るんだろう、このすけべが! って*9」
「すごい頑張ってくれてたんだね、ありがとう。それは全部気のせいだから、ゆっくり休んで」
「先生、頭なでなでして? 頑張ってる私に、色々と優しくしてほしいよ」
「うん、メブキのお陰ですごく助かってる」
先生のおてて、本当に大人の人の手で安心する。将来の夢に、先生のお膝の上でにゃんにゃんするペルシャ猫を加えてもいいかもしれないね? でも、気持ち良すぎて、このままじゃ寝ちゃいそう。まだお手伝いをしなきゃなのに、先生のナデポパワーに屈しちゃいそうなの!
「にゃんにゃん……先生のおてて、気持ちいね? 気持ち良すぎるけど、先生はこれで何人の女の子をタブラかして来たの? 私は記念すべき100人目で、先生はドスケベ棒陰茎なの?(弁慶じゃないよ!)*10」
「……君にとって、私はその、股間のアレなの?」
「先生、不安なの? 自分は実は全身ドスケベ人間で、世界中の女の子は自分のフェロモンにやられてるだけで先生の中身を見てないんじゃないかって」
「メブキ、待って。変な設定生やそうとしないで!」
「生やす? 実は先生は元々女の子で、今はTSしちゃって男の子なの? ……だから不安なんだね、先生は。でも、大丈夫だよ。私、先生が女の子でも男の子でも、どっちでも大好きだからね*11」
「メブキ、本当に待って!? こっちも頭がグニャッてして来たから!!」
先生も、たくさんの書類を処理して、とっても疲れてるみたい。頑張ってて偉いね、本当に。
「なでなでするね、先生。先生も疲れてるみたいだから、ゆっくり休まなくちゃダメなんだよ?」
「……ありがとう、でいいのかなぁ」
「お礼を言える先生は偉いね」
頑張って疲れちゃった人には、全肯定メブキと化して癒しを届けちゃうよ。イヤラシはまた後でだね、先生。
「よしよし、偉い偉い。偉い先生は、おっぱいを飲んでスヤスヤしようね?」
「メブキは恥ずかしくないの?」
「今日はえっちするために呼んだのに、先生は変なこと聞くね?」
「何のことなの!?」
「私に言わせて、恥ずかしがらせる趣向なのかな? 先生ってば、えっち心を分かりすぎだね?」
「……私は今、メブキにセクハラされてる気分だよ」
「そなの? ……私のセクハラ、気持ちいい?」
「人にセクハラして喜んじゃダメ」
「違うよ? 人にじゃなくて、先生とイチャイチャして喜んでるの*12」
「勝手にイチャイチャしちゃダメ」
先生は恥ずかしがり屋さんごっこが好きなのか、私にメってしてきた。なんか、お兄ちゃんと病室でやってたみたいで懐かしい。えへへ、なんか心がぽかぽかしちゃうね。
「イチャイチャより、ヌチャヌチャってこと? これからヌチャりますって言わなきゃダメなの? でもね、私には耳掻きをする使命があるから、今はイチャイチャさせてね?」
「……イマジナリーお姉ちゃんから聞いてるよ。耳掻き、機会があればメブキにしてあげてって」
「? 私が先生にするんだよ?」
「メブキの耳、掃除できてないんだよね?」
「…………先生、それはデリカシーが足りてないんだよ?」
イマジナリーお姉ちゃんが耳掻きしなさいって日記に書いてたから、先生にしてあげようと思ったのに*13、先生は好きな子をいじめるタイプの男の子なのかな? 好きなら好きって言ってくれた方が、素直に受け入れられるのにね。
「ほら、メブキ」
でも、先生がポンポンってお膝を叩いてるのに、私は逆らえなかった*14。年上彼氏の優しい耳掻き、そんなシチュエーションは妄想の中にしか存在してなかったのに、いま目の前にあるんだから。先生にホジホジ調教されちゃうなら、それはもう仕方のないことだもんね。
「先生は本当に、コハルちゃんくらい仕方ないんだから」
「メブキといると、コハルの気持ちが少しずつわかる様になるね」
「っ、先生! コハルちゃんとは同じくらい、私のこと好きになっちゃったの!?*15」
先生ってば、素直になれないからって例えが分かり易すぎるね。そんなの、実質告白と同義なんだよ? 私には心の彼女のウイ先輩がいるけど、先生は心の彼氏にしてあげてもいいんだからね!*16
「ふへへ、年上お兄ちゃん系彼氏だなんて、先生は属性過多のハーレム属性なんだから! 十人目くらいの奥さん枠にしてね!」
「メブキにも、誰か良い人がいるから」
「そうなの、ウイ先輩が私にはいるんだよ! でもね、私は先生のことも大好きだから、二股できる系の女の子になろうかなって」
「勝手に二股されたら、その子も泣いちゃうよ」
「先生は将来ウイ先輩も含めて百股するから、なんの問題もないんだよ!*17」
「問題しかないの間違いだね。あと、私はそんなことしないよ」
「そんなことないよ!」
先生のお膝にダイブして、スリスリと甘えちゃう。ちょっと硬めな先生のお膝が、私の女の子の部分に顎クイしながら囁いてくる。私の女になれよ、今ならビクンビクンできるぜって。
「にゃーん!」
そのまま、私は先生のおにんにんで盆栽を始めるためにお顔を擦り付けようとしてたら、先生にお手てでお膝に押さえつけられちゃった。屈服させられる感触を私に植え付けて、大和撫子なお嫁さんにしようってことなの?
「メブキ、ダメだよ」
「ひゃ、ひゃい……」
そっと押さえつけられたまま、先生に囁かれた私はビクンとしちゃった。身体の力が抜けて、先生のお膝に静かに頭を預けることに。
な、なんか背中がゾワゾワってしちゃったね? 私いま、先生にきもちよくされちゃったの? はわ、はわわ!?*18
「や、優しくしてね、先生……」
「安心して、メブキを傷つけたりなんかしないから」
こくんと頷いて、先生の棒を力を抜いて受け入れる。先生は、優しくて頼りになる素敵な人だから、その言葉に嘘がないと信じて。
はぅ、穴に棒が挿入されて、コリコリと周囲を掻きながら入ってくるよ! カリカリ、カリカリって優しくされて、手慣れているみたいに私のかゆい所を掻いてくの。あ、奥、届いちゃった……*19。
「にゃん、にゃん……っ」
「メブキ、ムズムズしないで。受け入れて」
「が、頑張る。頑張って、先生の受け入れるからっ」
「うん、メブキ、結構汚れてるから時間掛かっちゃうけど、我慢できる?」
「私のためにしてくれてるもん、先生上手できもちいから大丈夫……気持ち良いから、身体が動いちゃうの。頑張って耐えるから、もっとして、先生」
「ゆっくりするから、ね?」
「うん」
棒を出したり入れたりされて、私の内側からパリパリ剥がされていく汚れ。……私、女の子なのに、こんなことされちゃったら、先生に意識してもらえなくなっちゃうのかな?*20
ごめんね、先生。こんな汚れた女の子なんて、お嫁さんにしたくないよね。私、先生のお嫁さんにならなれるかなって思ってたけど、汚い所をこんなに見せちゃったら、嫌になっちゃうよね。胸が切ない感じ……でも、きもちいいのに逆らえない。私、快感に流されちゃう、ダメな女の子だよ。……それでも、こんな私でも良いって、そう言ってくれないかな、先生*21。
「せんせぇ、何でそんなに上手なの?」
「伊達に年上じゃないから」
「誰かにしてあげたりとかは?」
「自分のしかやったことないよ」
……先生は一人ですると、すごく上達するタイプの人なんだね。なら、先生が毎日おにゃにーしてたとしたら、あっという間に性豪さんだね。私が手を加えるまでもなく、もう巨大なおにんにんさんなのかな? 道理で、女の子を気持ちよく……私をすごく気持ちよくできるはずだよ!*22
何度も何度でも、先生の棒は私をカリカリして、隅から隅まで私のお耳を開拓していく。右耳を、最後にふぅって息吹き掛けられたのはビックリしちゃったけど、何だか恋人さんみたいな気持ちがすごくして幸せさんな感じだったよ*23。
「はぅ……せんせー、とっても気持ちよかったよ?」
「そっか、ありがとう、メブキ。でもね、まだだよ?」
「え?」
「まだ、左耳が残ってるから」
……私、先生に何度もされちゃったら、本当に快楽堕ちしちゃわないよね? 来年度から、ペットなメブキと飼い主せんせーなんて題名で、コハルちゃんにえっちな漫画描かれちゃったりしないよね? にゃーん。
あ、深いっ! だめっ、痛いのに気持ち良いの! こんなの初めて!!
あっ、あっ! 身体がビクンって跳ねちゃって、先生に無理やり抑えられちゃう! 先生に無理やりされて、私の内側がパリパリ剥がされてくのぉ!
先生の棒、私のきもちい所を確実にコスコスってしてくる。私の気持ち良い所、全部分かっちゃったんだ。女の子の弱点、全部知っちゃったんだ。……私、先生なしで生きてけなくされちゃってる?
最後のふーってやつ、本当にゾワゾワする。堕ちろってされてる感じで、身体だけはもう確実に堕ちちゃってる。心は堕ちてませんって主張したいけど、元から先生のこと大好きだから、それも難しいの。私、今日から先生のお嫁さん奴隷として生きていくしかないんだね……悪くないかも*24。
「終わったよ、メブキ……どうしたの?」
「えっとね、先生。……末長くよろしくお願いします!」
「急になんなの!?」
「私と先生、身体の相性がバッチリなの。身体だけの関係なんて嫌だから、今日から私は先生のお嫁さんなんだよ?」
「耳かきで恋人を決めちゃダメだよ!」
「にゃあん」
先生にポンポンされて促されるけど、私は先生の太腿にピタってしたまま動かない。だって、ここが私の楽園なんだもん。合宿中に聞いたエデン条約って、つまりはそういうことなの?
先生の耳掻きでキヴォトスのみんなを籠絡していったら世界平和が達成できる……流石はトリニティの偉い人だよ。こんな完璧な計画、今までの政治で見たことないもん。桐藤ナギサ様、会ったことはないけど本当に頭が良い人なんだね*25。
「メブキ、スリスリしてないで起きて。一緒にお菓子食べよう」
「お菓子?」
「フウカが作り置きしてくれてる焼き菓子があるから、一緒に食べよう?」
「フウカたんの!?」
ガバッと私は起き上がっていた。だって、フウカたんのお菓子は、きっとあの時に食べさせてもらったアイスと同じくらい美味しいに決まってるもん!
「コーヒー淹れてくるけど、メブキはジュースの方が良い?」
「私、コーヒー飲めるよ! ……お砂糖、あるよね?」
先生は頷いてくれたけど、ちょっとお顔が笑ってた。何だか、子供扱いされちゃったみたいで悔しいね? でも、お砂糖を入れたコーヒーは大人って感じの甘くて苦い感じ。あれは結構好きだから、笑われちゃってもお砂糖は譲らないよ!
「はい、どうぞ」
「わーい! ありがとう、先生!」
先生が渡してくれたコーヒーに、早速お砂糖をサッサって入れる。大体4杯くらい。これで、甘いのに苦い謎のコーヒーができちゃうの。あと、フウカたんのお菓子はフィナンシェっていう、クラスの子が時々分けてくれるうまうま焼き菓子だったよ! 流石だね、フウカたん!
「それじゃあ、いただきます!」
「はい、いただきます」
早速、フウカたんのお菓子を口に入れると、バターがしっかりしてて(バター犬じゃないよ!)お口にしっかり味を主張してくる。お口をフウカたんでいっぱいにされる感覚、流石はお料理上手だね!それから、先生にもらったコーヒー。こっちはというと……。
「うにゃ?」
なんか、ウイ先輩のところで飲んだのと味が違う。苦くて甘いんだけど、酸味とか口当たりとかがなんか違う感じ。コーヒーって、全部一緒じゃないんだね。ウイ先輩のとこでしか飲まないから、初めて知ったよ! 味は、ウイ先輩のとこで飲んだのの方が美味しい感じ。でもね──。
「お菓子もコーヒーも美味しいね!」
「そうだね」
先生と飲むコーヒーも、それに負けないくらいに美味しく感じる。何というか、雰囲気で? ウイ先輩と飲むコーヒーはほにゃあって感じだけど、先生と飲むコーヒーはほわぁって感じ。言葉にするにはややこしい感覚、不思議だね?*26
「ご馳走様でした! 先生とフウカたんのお陰で、お仕事まだまだ頑張れるよ!!」
「ご馳走様でした。頼りにしてるけど、休憩したくなったらいつでも言ってね」
「うん! ……また膝枕、してくれる?」
「そうだね、メブキが疲れちゃってる時なら、ね」
そう言ってくれた先生は、ちょっとイタズラっぽいお顔をしてたの。何だか、先生とまたちょっと仲良くなれた感じがしたね。
「あれ、ベッド……誰かいるの?」
先生のお声が聞こえて、ビクッと身体が震えちゃう。先生が気が付かずにベッドに入ってきてくれて、なし崩し的に同衾しちゃう計画、ドキドキ同衾計画は一瞬にして水の泡になっちゃったの*27。
「ダレモイナイヨー」
「メブキ?」
シーツを捲られちゃって、シャーレの休憩室のベッドに潜んでいたの、先生にバレちゃった。でも、先生も悪いんだよ? まだまだ頑張れるのに、もう暗くなってきたし今日は終了だなんて言うんだもん。
私、先生のお手伝いできない、猫の手以下だって思われてるみたいだったもん。悔しくて、ムムッとして、先生が残業万歳してる間、ずっと待ってたんだ。本当はカレーでも作ってようって思ったけど、シャーレの冷蔵庫にはカレーの材料が全然なくて、お菓子ばっかりだったの。酷いね?*28
「メブキ、帰らないとダメでしょ」
「先生こそ、こんなに残業して……私、手伝えたんだよ?」
プクってほっぺが勝手に膨らんじゃう。大人だからって、沢山残業して良い理由にはならないもん。前世の病院のテレビで、教員の人が残業鬱で亡くなってるっていうの、見たことあるもん。先生だって、無理してたらボロボロになっちゃうもん!*29
「もっとね、私を信用してくれても良いんだよ?」
「……そっか、ごめんね。メブキは信用されてないって感じちゃったんだね。でも、それは違うよ」
「私の方こそ、違うよ。先生が無理して、身体を壊しちゃうのがヤなだけだもん」
先生の前で可愛くない顔なんてしたくないけど、ムスッとした顔のままそんなことを言っちゃって。先生も、困ったお顔で私を見てる。先生にイジワルしたいわけじゃないから、そうされると私も困っちゃうし……しょうがないなぁ、先生は。
「先生、あんまり無茶しないって約束、してくれる?」
「……そうだね、必要な時以外はしないって約束するよ」
私が指切りを迫ると、先生は苦笑いしながら小指を絡めてくれた。もう、今後もしっかり監視するからね! 生徒みんなで、先生が残業しすぎないように共有しちゃうんだから、覚悟してよね!*30
「あ、えっとね、先生。それから、今日なんだけど……」
「もう暗いし、仕方ないから泊まっていって」
「ありがと、先生! 折角だから、ゲームしちゃう? 私、テイルズ・サガ・クロニクル2ってゲームが気になってるよ!」
「もう寝ないとダメでしょ」
「今日もダメダメ星人だね、先生は! 先っぽだけ、体験版部分だけで良いから!」
「ごめんメブキ。実はそのゲーム、もうプレイ済みなんだ」
「そうなの!?」
「面白いゲームだって胸を張って言えるから、メブキも時間がある時に楽しんでほしいかな」
「そっかぁ、それなら仕方ないね」
説得されちゃった私は、大人しくおねんねしようとして……先生がお部屋から出ようとしたから、その袖をギュッと掴んだ。
「メブキ?」
「ベッド、ここにしかないよね。ソファなんかで寝たら、いっぱい残業して疲れてるんだからダメなんだよ!」
「でもねメブキ、先生と生徒が同じベッドで寝るのは、それ以上にダメなことなんだよ」
「じゃあ、今だけお兄ちゃんと妹だもん。イマジナリーお姉ちゃんと結婚して、婿入りしたんだもん! それなら大丈夫でしょ!!*31」
「そんな事実はないから、厳しいかな」
「イマジナリーお姉ちゃんは、イマジナリーだから先生くらいしかお嫁さんにもらってくれないんだよ! 先生、イマジナリーお姉ちゃんとも結婚してあげて!*32」
「……君たち、流石は姉妹だね*33」
「よくわかんないこと言われても、騙くらかされないよ!」
プンプンしてるから、先生のおてては離さない。そうして、ジッと我慢し合うこと何分か。先生は、深いため息を吐いて頷いてくれた。
「分かってくれると思ってたよ、お兄ちゃん!」
「お兄ちゃんじゃなくて、先生。あと、誰にも言っちゃダメだし、エッチなこともしちゃダメだよ?」
「大丈夫だよ先生、お手て繋いで寝るだけだもん」
渋々って感じでベッドに入ってきた先生に、私は合宿所でみんなに言ったように告げた。
「お休みなさい、先生」
「お休み、メブキ」
あの合宿で、みんなとの距離はたくさん縮まった。でも、先生だけはお部屋が別で、一人なろう合宿状態だったから。私と先生との距離はあんまり縮まらなくて、でも他のみんなは先生とも仲良くなってたの。私、みんなのこと見てたから、ちゃんと気が付いてたんだよ?*34
それが仲間外れさんにされてるみたいで、ちょっと嫌だったの。イマジナリーお姉ちゃんも、気が付いたらみんな存在を知ってたし。だから、私もちょっとずつ距離を埋めていくんだよ。みんなや先生とも、もっともっと仲良くなるの!
そうしたら、今度は仲間外れになんかされないし、イマジナリーお姉ちゃんも私に相談してくれるようになってくれると思うの! 好感度が足りてなかったからトゥルーエンドに行けないなんて、エロゲーには良くあることだしね!
先生のお手てをギュッとすると、優しく握り返してくれた。安心して、落ち着ける温かさ。なんだか、とっても、よく寝れそうだよ……*35。
◯月△日
昨日は、先生と一緒の布団で寝て、先生が私の穴に棒を差したり抜いたりしてくれました。先生はとっても上手で、他の人にはやったことないなんて言ってましたので、無限のドスケベ才能値があるものと思われます。しかも、2回もしてくれたのです。きっと、先生は絶倫なのだと思われます。いつか、イマジナリーお姉ちゃんがビクンビクンする姿も見たいので、夢の中で一緒に練習しましょうね。
あと、先生が残業しちゃう対策として、シャーレの当番表のところに張り紙をしました。先生は残業をしすぎると、ストレスから1人えっちをしてしまうので、生徒の皆様におかれましてはそんな先生を見掛けたら、優しくベッドに運んで続きを手伝ってあげてください、ってものを。これで、先生が毎日を安心して暮らせたら幸いです。
あなたの愛する妹より イ◯ポ
◯月▽日
君が先生を気遣えて偉いこと、シャーレ当番を無事に終えられて褒めたいこと、ベッドで同衾したことについてのこと、様々書きたいことはあるけれども最初にこれだけは指摘させて欲しい。かしこだと何遍も書いているだろう! かしことは失礼しますとの意味合いであって、断じて勃起不全による不能に関する事柄ではないんだ!!!
出来ればこんなこと、君の報告を毎日楽しみにしている場で書きたくなんかはなかったし、そもそも勃起などという言葉を私が文字に起こすなんてことも頭がおかしくなりそうな事態なんだ。誠に反省して、一から作法を学び直して欲しい。
先生については、私も心配しているところだった。だから、君の行いについては褒めてあげたい。ただ、内容が些か不適切だし、先生は1人えっちを職場でするはずがないのだから、後日私が新しい貼り紙に貼り替えようと思う(それ以前に、早瀬ユウカ辺りが張り紙を破り捨ててそうではあるが)。
今日はナギサ、君は会ったことないだろうが、ティーパーティーの桐藤ナギサと会ってきた。補習授業部では君や私を含め、皆に迷惑をかけたと反省しているみたいで、近々君にも謝罪をしたいという申し入れがあった。その時が来たら、ぜひ応じてあげて欲しい。
君の毎日に寄り添っている姉より
追伸:君が私の婚姻に口を出そうなんて、100年早い