コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
『コハルちゃん、私はスク水とかの方が好きだけど、コハルちゃんを悩殺するためにマイクロビキニ買ってくるね?』
『あんたがマイクロビキニなんか着たら、貧乳過ぎてズリ落ちちゃうでしょ! ……まさか、それが狙い?
そうやって、真っ平らなメブキ平原を見せつけて、みんなをロリコンにするつもりなのね。そんなこと、絶対に許さないんだから! エッチなのはダメ、死刑!!』
『……言い過ぎじゃないかな? コハルちゃんだって、お山じゃなくて丘陵くらいだよ』
『あんたよりはあるから良いの。でも、あんた一人に買いに行かせたら、とんでもない事になるから、一緒に行く』
『コハルちゃんのお着替え水着ショーとか、してくれる?』
『しない!』
そんなモモトークでのやり取りがあって、私とコハルちゃんは一夏の青春を過ごすために水着を買いにきたの。海で先生にナンパされるためにも、とびっきりえち可愛いのを選んじゃうんだからね!*1
「コハルちゃんコハルちゃん、これ!」
「何よそのビキニ、明らかにサイズ合ってないじゃない」
「ギャップ萌えだよ?*2」
「隙間産業って訳? そんなスカスカ、許されるわけ無いでしょ!」
「にゃーっ!」
私が持ってきたクソデカ黒ビキニは、邪智淫虐なコハルちゃんによって取り上げられてしまった。コハルちゃんは、どうして私のアダルティさが開花するって信じられないんだろうね?*3
もしかしたら、装備品によってデカパイメブキが生まれるかもしれないのに。ツクール製のエロゲーなら、そういう事が起こる時もあるのに!!
「コハルちゃん、いつからソフ倫に所属するようになったの? 私のえっちさが開放されちゃうのが、そんなに怖いの? コハルちゃんは私のペチャパイを見て安心してるから、πスラッシュ二乗になっちゃうのを恐れてるんだ!!」
「やっぱり! 一人で買い物してたら、メブキ平原の雄大さを見せつける気だったんでしょ。そんなの、わいせつ物陳列罪で死刑よ!」
「コハルちゃん違うよ、わいせつ物チンチン罪だよ*4」
「メブキはわいせつ物チンチン罪で死刑!!」
コハルちゃんにありもしない法律と罪状をでっち上げられた私は、仕方なくクソデカ黒ビキニを諦めることになっちゃった*5。
もしかすると、選んだ水着を尽くコハルちゃんにえっち判定を食らってしまった私は、みんなとの初めての海をスク水で迎えることになっちゃうかもしれない。それはそれで美味しいけど、合宿中にアレだけスク水を見た先生はぼっきっきする気配を見せなかったの。
多分、信じられないことにスク水は先生の性癖じゃないんだね。スク水ハナコちゃん愛好家として、誠に遺憾の意を述べざるを得ないけど*6、それはそれとして先生にえっちく思ってもらえる水着を選びたいの。
ずっとムラムラさせたまま、合宿では先生を我慢させちゃってたから。先生がおっきして、私にえちえちな波動を向けてきたら、その時こそウイ先輩棒の出番だよ。興奮してたら、多分痛くないと思うし、先生もお尻を開発されたら気持ちいい筈だし*7! 先に座薬で具合を良くしておくのも、ちょっとしたテクニックになるかもしれないね?
「じゃあコハルちゃん、これなんかどう?」
次に持ってきたのは、バチバチハイレグな競泳水着さん。鋭角が完全にキマってるけど、これが最速の泳ぎを実現するための設計なんだから仕方ないよね? きっとスク水は、この踏み込みが足りてなかったから先生はダメだよってなったんだと思うの。
きっとこの競泳水着さんなら、”何だこの食い込みは!? メブキの角度がどれくらいか調べれば、羅針盤の代わりになるかもしれない。調べねば!”ってなってくれるだろうし*8、これは期待値が高いよ!
「ダメに決まってるでしょ! スパッツ型のなら兎も角、これは許されざる角度よ。馬鹿なんじゃないの?」
「コハルちゃん何言ってるの。競泳水着さんがえっちな筈ないんだよ?*9」
「嘘つき! ハイレグずらしして、先生に開発されるつもりの癖に! メブキがそういうシチュ好きだって、一緒に本読んで知ってるんだから! そうなったら、あんたも先生も死刑よ死刑!」
「違うよ? 先生とガッチャンコするのはウイ先輩棒だから、私は先生をおっきさせる係なだけだよ?」
「先生のお尻を!? 何がしたいのよそれ!!」
「先生とウイ先輩棒に、気持ちよくなってもらおうと思って?」
「しけぇ!!」
私のハイレグ競泳水着さんは、コハルちゃんの手によって取り上げられちゃった。確かに、私はこういう水着が好みだし、ハナコちゃんには常時水着でいて欲しいって思ってるくらいだけれど、それにしたってコハルちゃんはえっちな妄想が得意すぎるね?
私がハイレグ潮吹きをして、先生の種子をムクムク育てて発芽させようなんて考え、そんなの結婚してからじゃないとダメなんだからね! そういうのが許されるのは、水泳部女子だけだってエロゲーの法則ではなってるもん!(例外はあるよ!)
「コハルちゃん、だったらコハルちゃんはどんな水着買うの? まさか自分だけ、えちえちハイレグ競泳水着の上からクソデカビキニを着て、過積載コハルちゃんになろうとしてる?」
「何の意味があるのよ!」
「海辺の視線を独り占めできちゃうとか?」
「バカを見る目で見られてるじゃない!」
「コハルちゃんはバカじゃないよ!」
「うるさい、アホアホメブキ!」
そんなこと言いながら、コハルちゃんは自分で着る水着を持ってきてた。……花柄のリボンビキニ?
「コハルちゃん、それは貝殻じゃないよ?*10」
「貝殻が店で売ってるわけ無いでしょ! 何着せようって思ってたのよ!!」
「夏って感じ、するよね?」
「夏なのはクソバカメブキの頭の中!」
早速、試着室にコハルちゃんは入っていった。きっと、中でお着替えをしてる最中。……そぉっと、そっとだよ?*11
「えいっ」
コソッと試着室に侵入、コハルちゃんの今日のブラジャーはライトグリーンだったよ!
「え? な、なに入ってきてるの!?」
「好きな子の着替えを覗くの、そういうお約束があるって聞いて?」
「バカ、出てって!!」
「ダメかな?」
「許すわけ無いでしょ、ヘンタイ!」
コハルちゃんのお着替えをジーッと眺めようと思ったけど、全然許してくれなかった。男の子じゃないから妊娠なんてしないのに、コハルちゃんのケチンボ!*12
「……外で全裸待機してたら、撃つから」
「お店に来てる人たちに見られちゃうから、そんなの恥ずかしくて出来ないよ!」
「私の見たくせに」
「私のも見せたげるね、コハルちゃんだけ特別だよ?」
「いらない」
「……今日の私は青色ブラジャーの、ブルースカイメブキだよ!」
「いらないって言ってるでしょ!」
怒りながら、カーテンをしゃーして出てきたコハルちゃんは、やらしいよりも可愛らしいっていう感じの水着さんだった。
「可愛いね、コハルちゃん!」
「ふんだっ」
プイって顔を背けられちゃったけど、私がえっちだから見ちゃダメとは言われてない。コハルちゃんが着てるのは、黒のリボンビキニに花柄が散りばめられてる落ち着いた水着。素直に、可愛いねって褒めてあげられちゃうカワカワ水着だった。
「……ちゃんと、似合ってる水着を買わなきゃダメなんだから」
「さっきの二つ、私が着たらダメダメだったかな?」
「似合ってる要素、一つもなかったじゃない」
「そっかー*13」
コハルちゃんに言われて、私は試着室の鏡を覗き込む。鏡には、ちんまりとしたロリが一匹立ってたの。……うーん、確かにこれでえちすぎる水着を着ても、背伸びしてる感が出てきちゃってるかも。私の身体だと、水着が本体で身体が乗っ取られちゃってるもんね。
「ねー、コハルちゃん。私に似合ってる水着って何かな?」
「女児水着」
そっか……うん、そだね。
いつもだったら、コハルちゃんをイジワル星人認定してたと思うの。でも、こうしてちゃんと自分を見つめ直したら、あんまり無理しない方がいいかなって感じがしちゃった*14。
……先生にメロメロになってもらうのは、もうちょっと後の方がいいかもしれないね。ごめんね、ウイ先輩棒。いつかきちんと、あなたの大好きな先生のお尻で、ちゃんと童貞を捨てさせてあげるからね*15。
「これ、とか?」
「さっきよりかは、全然いいんじゃない?」
私が持ってきたのは、スカートがついてるピンクのワンピースの水着。ロリって感じが強すぎるけど、私の身体はロリータだったから。中身はアダルティな、どこからどう見ても大人なつよつよメブキなんだけどね?
「それじゃあ着替えちゃうね?」
「うん……って、ちょっと! なんで私の試着室使ってるのよ!」
私が上半身を脱いじゃってるところに、コハルちゃんが踏み込んできちゃった。えっとね、私知ってるよ。こういう時に言う言葉、古典的なお約束!
「コハルちゃんのえっちぃ!」
「なっ、違うわよ! バカ!!」
まるで自分が覗かれちゃったみたいな言葉を残して、コハルちゃんはカーテンをしゃーした。これでブラジャーの見せ合いっこしたから、おあいこ様だね*16。もしかするとお見合いの語源は、こんな感じで見せつけあいっこするって感じだったのかも*17。私、コハルちゃんとお見合いしちゃった!
んしょ、と。うん、着れたよ。鏡には映ってるの、なんか小学生の女の子みたいだけどきっと気のせいだよね。私の大人力で、ロリデバフは全部吹き飛ばしてあるはずなんだもん。
「どーかな、コハルちゃん!」
早速、コハルちゃんに水着を見せちゃう。ピンクの生地に、短いスカートがふわりと揺れる。スカートの中から見える水着の部分……そんなえっちくないけど、可愛いって言ってもらえるかな?*18
「悪くないんじゃない?」
「可愛い?」
「…………一応は」
「やったっ!」
嬉しいね、ぴょんって跳ねるとスカートも一緒にユラユラするね。見せパンしてる人って、こんな気持ちで着てるのかな? 絶対えっちなことしか考えてないでしょって思ってたのに、もしかするとオシャレの可能性も出てきちゃったね。
あ、そうだ!
「コハルちゃん、ツーショット撮ろ?」
「エッチなことに使わない?」
「ツーショット写真で、目線の加工なんて入れたりしないよ!」
「それなら別に、良いけど」
折角コハルちゃんと水着、買いに来たんだもん。水着記念日として、大切な日にしちゃうもんね。
試着室の中にコハルちゃんと一緒に入って、スマホの位置を決めてー……はい、ピース!
「撮れたよ!」
「見せて」
「はい」
コハルちゃんにスマホを渡して、一緒に写真を確認する。うん、スマホで片手が塞がっててダブルピース出来なかったけど*19、ちゃんと可愛く撮れてるね。私はニコニコ、コハルちゃんはちょっぴり仏頂面。でも、どんなコハルちゃんでもやっぱり可愛いの。まるで猫さんみたい、羨ましいね?
「私の方にも送るから」
「うん、私待ち受けにするね!」
「やめてよ恥ずかしいから」
「コハルちゃんの身体は、ちゃんとロリ可愛くて恥ずかしくなんてないよ!」
「あんたの言葉が百倍恥ずかしいの、エロガキメブキ!」
「メスガキメブキだよ、進化したらマスカキメブキになっちゃうのかな?*20」
「なっちゃダメ、死刑!!」
「コハルちゃんの手で、私に快感を教えてくれるってこと?」
「保健の教科書に、えっちのしかた書いてあるの! 私で気持ちよくなろうとしちゃダメ、ドスケベメブキ!」
何故だか、私はコハルちゃんにおにゃにーを推奨されちゃっていた。一緒におにゃにーすることで、マスカキ感想会を開こうとしてるのかな? 恥ずかしいから、共犯者として私が必要になっちゃったんだね。もう、本当にコハルちゃんはえっちなんだから!
「今日も後で、えっち本読もうね?」
「もっと小さな声で言って! ……帰ってからね」
コハルちゃんを家にお泊りさせることを画策させつつ、私達は一緒にお着替えをし始めた。おんなじ試着室にお着替えあるから、仕方ないよね? あ、そうだ。さっきの写真を待ち受けにちゃんとして、先生にもメールで送っておいてっと……これでよしっと。
「コハルちゃん、帰ろっ──」
帰ろっかって声を掛けかけたところで、誰かからモモトークが届いた通知音がした。見てみると、ヒフミちゃんからのもの。その内容は……。
『海に行きましょう、みんなで!』
補習授業部のグループモモトークに届いたもの、顔を上げるとコハルちゃんとお目々が合う。おんなじタイミングで、ヒフミちゃんが送ってくれたモモトークを見たんだよね。えへへ、遂に来ちゃったんだね、この時が!
「コハルちゃん、行こっか!」
「明日から正義実現委員会で訓練があるから、直ぐには無理」
………………?
「生理が来ませんし病院に行ってきますって言ったら、ハスミ先輩さんなら許してくれるよ?」
「そんな事実はないし、ハスミ先輩なら心配して付いてきちゃうでしょ、嘘つきメブキ!」
「私が赤ちゃん役をするから、コハルちゃんはちゃんとおっぱい飲ませてくれれば良いよ」
「幾らあんたがお子様でも、赤ちゃんにしてはデカすぎるし!」
「大丈夫、人間じゃなくてお馬さんの赤ちゃんになりきるからね*21。コハルちゃんは、旦那さんっぽいお馬さんをいま直ぐ連れてきて!」
「私が馬となんて付き合う訳無いでしょ、バカバカメブキ!」
「コハルちゃんは愛情深いから、ワンナイトラブなんてしないよ! ちゃんと付き合ってる設定にして!」
「前提が無理って言ってるのよ!」
結局、コハルちゃんは妊娠したことにしてくれなかったし、駄々っ子メブキになってもおねだりは通用しなかったよ。でも、ちゃんと正実での用事が終わったら、海に一緒してくれるって言ってくれたし、私は夏に二回、海に行っちゃうことになったよ! あと、コハルちゃんだけじゃなくて、ハナコちゃんも来られないんだって、憤怒*22!
そうして、買ったばかりの水着を片手に、ヒフミちゃんやアズサちゃんと合流した私達は、いざ海へ向かうために戦車を借りたの! 照りつける太陽やくすぐったい砂浜、眩しい海、それに戦車があれば素敵だっていうのがヒフミちゃんの言い分なんだって!
……正直分かんないけど、前世でも戦車道? とかいうのが流行ってたらしいし、そういうものなんだろうね。
──そうして、戦車を借りた私達は、正実と戦闘になって数時間の戦闘の末にお縄に就くことになっちゃってた。おかしいね?*23
◯月※日
イマジナリーお姉ちゃん、私は今この日記を正実の牢屋で書いています。もしお姉ちゃんがおにゃにーをしようと思い私の身体を借りた時、牢屋にヒフミちゃんやアズサちゃん共々幽閉されているのに気が付いて、二人の前で公開おにゃにーをするかどうか迷ってしまわれるかもしれません。ですが、その時は迷わずに私の身体を使ってください。イマジナリーお姉ちゃんには我慢させてばっかりだから、私の身体を借りている時くらいは好きにしてほしいので。ですが、どうか膜だけは残しておいてください。暗くて見え辛いので、これくらいで終わります。
あなたの愛する妹より すこここ
追伸:しほー取引? によって、釈放されました。明日、海に行ってきます! 正実の人と一緒に!!
◯月※日
君が買った水着のこと、君のセクハラが最近エスカレートしていること、正実に捕縛されたこと、様々書きたいことはあるけれども最初にこれだけは言わせて欲しい。私も君のことが好きだよ。すこなる単語は、君の中ではそういう定義らしいからね、敢えて返事をすることにした。もうかしこの原型の跡形もなくなったが、こちらの方が平和で良いのかもしれないね。
それにしても、君だけでなくヒフミまで暴走するとは、案外君達は似た者同士のやんちゃ者なのかもしれないね。今回は悪意がなかったし、情状酌量の余地があったから許されたが、あまりはしゃぎ過ぎるのは良くないよ。次からは気をつけるように。
さて、今日は君に返事をするためだけに身体を借りている。なので、特に何もしてはいなかったんだ。一言、君に書き記して置こうと思っただけだからね。
行ってらっしゃい、君が楽しいと思える思い出を作って欲しい。きっと、それが一生物になる筈だからね。
君の夏に、喜びが満ちることを願っている姉より
追伸:水着を着ていくのは良いが、ちゃんと下着も持っていくように