コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
後日談です、偶に思い出して投稿しますので、よろしくお願いします。
re 水に流そう
ある日のお休み。
私は魔法瓶にカレーを詰めて、それをおにんにんみたいにぶら下げながら学校の中庭に来たの*1。そこでは、サッちゃんさん達4人が一生懸命汗を掻きながら、お庭整備をしていたから。
「お前は……」
「サッちゃんさん達、こにゃにゃちは!」
目を見開いて、まるでマンチカンがチンチンしてマンマンしている光景を見ちゃったかの様な目で私を見てるサッちゃんさん*2。私の存在、猫さんの交尾じゃないよ!
「えへへ、久しぶりですねぇ」
みんな固まってる中で、ヒヨリちゃんだけが私に手を振ってくれる。やっぱり、お漏らしで結ばれた絆って大切だね*3。こうして、気持ちを伝え合えるんだもん! セイアお姉ちゃんも仲良くなりたい人がいたら、ちゃんとお漏らししないとダメなんだからね?*4
「この子は……」
「ミサキさんも、こんにちは!」
暑い作業中なのに、ずっとマスクをしてるミサキさん。話したことはなかったけど、私がサッちゃんさん達にハイエースされてる時に、みんなを連れて助けに来てくれたって聞いてるの。つまりは、性技の味方ってこと!*5
「……何しに来たの」
そんなミサキさんはクールビューティーみたいで、もしかするとクーデレ系女子かもしれない冷やっこさがあったの。夏場に一緒させてもらってると、クーラー要らずかもしれないね?
「カレーを持ってきたんだよ! いっぱい食べて、妊婦さんみたいなお腹になってくれても良いんだからね!」
今日の魔法瓶は何時も使ってるやつじゃなくて、普通のカレーを詰めるためにチューンナップされた特製魔法瓶なの! 深夜通販で買ったやつ、お姉ちゃんには無駄遣いばかりしてって言われたから、無駄遣いじゃないところを見せないといけないの!*6
今日のカレーはじゃがいも沢山だし、いっぱい食べてじゃがいもを孕めたら無限に食べ放題なんだよ?*7アリウスのみんなはご飯に困ってたって聞いたし、サッちゃんさんも私を品種改良しておしっこを飲もうって考えてたくらいだもんね。沢山食べて、沢山孕んで食糧難を解決してね?*8
「そんなに食べられないから」
「……口移しがいいってことです?」
「サオリ、これ会話が出来ないんだけど……サオリ?」
「ん? あぁ、カレーは美味い」
「そんな話、してないけど」
サッちゃんさんは、今日は私をぼやーって見てて、ミサキさんの言葉があんまり聞こえてないみたい。でも、カレーの美味しさを分かってくれてるので、味覚はしっかりしてるみたい。良かった!
「カレー、食べますか!」
「飲み物は?」
「カレーだよ!」
「カレーは飲み物じゃないですぅ」
ヒヨリちゃんが、何かおかしなことを言ってる。
カレーは食べ物でもあるし、飲み物でもあるんだよ? なのに、それを否定するってことは、他に飲むものにアテがあるの? ……待って、まさかそういうこと!?*9
「……わ、私のおしっこの方が飲みたいってことなの!? ヒヨリちゃん、やっぱりおもらしお姉ちゃんなんだね!!*10」
「もうイヤですっ、おしっこはイヤなんですゔぅ!!!」
「一体何が……やっぱりいい、聞きたくない」
突如として10メートルくらい離れるヒヨリちゃんは、私のおもらし射程距離から出て行っちゃった。おしっこを飲むより見ながらカレーを食べるのがオツって、そんな趣向なんだね。……それはあまりにえっちな性癖すぎないかな?*11
「……飲み物は、ちゃんと持ってきてある」
そんな中で、今日もガスマスクを装着してるアツコさんが、クーラーボックスを掲げる。流石は、お姉さん属性つよつよお姉さんのアツコさんだね! おしっこなんて、必要なかったんだよ!!*12
「会いに来てくれたんだ、メブキ」
「うん、アツコさん達のお顔が見たくて。ちゃんと怪我、治ったんだね!」
あの時の触手さんとの戦いは、本当に酷かった。
アツコさんはドスケベレオタードを着せられて拘束されてて、サッちゃんさんは拷問リョナえっちを強要されて*13本当に大変なことになっていたから。……ウイ先輩棒だって、帰らぬ棒になっちゃったし*14。
折角の触手さんなのに拷問リョナえっちしかできなかった不能触手さんは、もう直ぐ完成予定のイマジナリーお姉ちゃん棒で一度わからせてあげた方がいいのかもしれないね?*15 ちゃんと射精できる触手さんに品種改良して、えっちビデオに出演することが禊になるの*16。
でも、こうしてまた会えて良かったよ。怪我が治ってるってセイアお姉ちゃんから聞いて、会わなきゃって使命感でこっち来たし*17。みんな元気そうで安心、えっちな治療はされてなかったんだね!*18
「…………その、元気か?」
「元気だよ!」
サッちゃんさんの問い掛けに、おっきい声をお返しする。元気もりもり過ぎて、カレーもモリモリ作っちゃったから。お姉ちゃんはなんだか分かんないけどキレてた、痔でキレやすくなってるのかな? 痔はキレたら怖いっていうもんね*19。
「不器用すぎない、リーダー?」
ミサキさんにぶきっちょ呼ばわりされたサッちゃんさんは、帽子のツバを深くしてた。……草抜き下手っぴなのが、手淫の上手さと関連性があるってことなのかな?*20
「アツコちゃんも、何だか遠慮がちですね」
一方で手淫が上手なはずのアツコさんも*21、頭撫でてくれるかなーって期待して来たのに撫でてくれてないの。私の頭はいつでもフリーで、撫で放題月額0円スマイルつきなのにね。撫でられないなんておかしいね?
「どうしたの二人とも、私は猫だからいっぱい撫でてくれて良いんだよ?」
「猫要素どこなの」
「にゃーーん!」
ミサキさんにネコだとアピールするために雄叫び(ううん、私は女の子だから雌叫びだね*22)を上げると、何故だかミサキさんはネコのおにんにんはトゲトゲしいと知った時みたいな顔をしてたの。私、生えてないよ?
「元気ないですか?」
でも、こんなにネコな私に、サッちゃんさんもアツコさんも近付いてきてくれないし、笑ってもくれないの。だから、私の方からにゃーんってしに行ったの。スリスリって気持ち良いし、きっとねこさん堕ちしてくれるって信じて*23。
「……メブキは、変わらないね」
そうして、最初にねこねこ面に堕ちたのはアツコさん! 私の圧倒的な猫パワーに絆されて、飼い主として覚醒しちゃったの*24。だから、凄く上手に優しくナデナデってしてくれてるんだよね……にゃーん。
「メブキ、あのね」
ナデナデしてくれながら、アツコさんはお口を開いて。私は、スリスリしながらお耳を立ててたの。
「──ずっと、あなたに謝りたかった。あの日、あの時、私が選んだことであなたに……死を与えることになった*25」
「今の私は元気だから、大丈夫なんだよ!」
「ううん、終わり良かったとしても、全てが許されるわけじゃない。今も、時々夢を見るの。あの時のあなたが、マダムに砕かれてしまう夢を」
アツコさんはナデナデをやめちゃって、悲しそうな目で私を見つめてる。悪いことをしちゃったから、叱ってって言ってるみたいに。
ちょっと考えてみる。ここで私がもし男の子なら、服を脱いでもらってベッドの上でハネムーンしちゃうかもしれない*26。だけど、残念なことにキチンと女の子だからそれもできないの。
だから、もうちょっと考えて。ピキン(勃起の音じゃないよ!)*27って閃いちゃったの。そうだ、アツコさんにはあれがあったよねって。
「ならね、あのえちえちレオタードで、私とツーショット写真を撮ってくれないかな?*28」
アツコさんのえちレオタードは、もしかするとハナコちゃんのスク水と同じくらいえっちなんじゃないかって*29。十字架に縛りプレイされてて、遠くからしか見えなかったけど、服の下に隠れてたアツコさんの美少女体型に私は可能性を感じ取れたんだよ!
「……分かった」
「姫、正気?」
「それで、メブキがスッキリするなら」
「大丈夫だよ! スッキリえっちじゃなくて、二人でエヘ顔ダブルピースの写真撮るだけだから!」
どうしてだか、ミサキさんに交尾中のワンちゃんを見るような目で見られてるけど、それよりも今はアツコさん! シュルシュルってコートを脱ぐと、下からあの時に見たえちえちレオタードが姿を現したの。
……やっぱり、私の目に狂いはなかったよ! アツコさんは、えっち過ぎる才能があるんだ!!
「ぎゅーしても良いですか!」
「良いけど」
「わーいっ!」
私も服を脱ぎ捨てて、*30スク水一貫でアツコさんにぎゅーっする。ピチピチレオタードに、ポカポカアツコさんがお花の匂いで私を迎えてくれる。
私、蝶々になった気分! あ、でも、アツコさんの蜜を吸ったりはしないよ? おまんまんは大切なところだから、キレイキレイするにはちゃんと好きな人にクンニリングスでクリーニングしてもらわないといけないもんね!*31
「じゃあアツコさん、お写真撮りますね?」
「うん」
「撮る時はダブルピースですよ?」
「うん*32」
「ありがとうございます!
じゃあいくね? はい、ピース!」
カシャっとスマホカメラの音がして、私とアツコさんのえっち写真が無事に撮れたの。えへへ、一緒に際どくて素敵な写真だね? 汗掻いてるのも、なんか夏って感じで素敵! ……て、あれ?
そこで、気がついちゃった。
今日は暑くて、私もアツコさんも汗でびっしょり。私の水着、ほんのり湿ってるしアツコさんのレオタードもムレムレ(ムラムラじゃないよ!)してる。
汗かいた私、アツコさんにくちゃいって思われてない!?
「あ、アツコさん、お鼻大丈夫? フレグランスメブキで、気分悪くなってない?*33」
「……メブキはミルクの匂い」
だから、大丈夫ってアツコさんがナデナデしてくれて、ホッとしちゃう。
良かった、くちゃい私がえちボロ雑巾と勘違いされちゃって、先生から"精子を拭くのがメブキの仕事だから、私のおにんにんもキレイキレイにクンニリングスしてくれないかい?"なんて言われる展開はないんだね!*34
あとね、先生。
男の子はフェラチオって言って、クンニリングスは女の子の特権だから男の子がされようって思ったらダメなんだよ?*35
……あっ、でも、TSした人達には、言い方を配慮しないとダメなのかな? クリさん舐めてても、自分は男の子って思ってるならフェラチオしてるんだよって言ってあげた方が喜ぶの?
うーん、分かんない!
取り敢えず、先生のモモトークに、さっき撮った写真と一緒にTSフェラクンニ配慮論を送信する。先生なら、きっとこの難題だって分かる筈だし!*36
「アツコさん! えちえちで可愛い写真、ありがとうございました!!」
「……本当にこんなので良いの?」
不安そうなお顔をしてるアツコさんは、まだ自分のえっちな才能に気がついてないみたい。アツコさんに、私がどれだけえっちな素敵さを見出したかを知らないのかな?
「私、すごく嬉しいよ?」
「そうなんだ」
ニコニコになっちゃいながら、アツコさんは素敵だよって伝えると、やっぱり頭を撫でてくれるの。それがとっても気持ちよくて、ヒフミちゃんにモモトークする。
『ごめんヒフミちゃん、今日だけアツコさんのネコさんになるね?』
『メブキちゃん、メブキちゃんはネコさんではないです』
『じゃあ、私イヌさんなの?
バターメブキ、しなきゃダメ?』
『メブキちゃんは、私の友達の人間さんです』
ヒフミちゃんは、私のこと人間さんだって言ってくれてる。でも、セイアお姉ちゃんの妹だし、もしかしたら狐さんの可能性もないかな? でも、お友達って言ってくれたのが嬉しいから、おーるおっけーだよ!
「次は私、か……」
「サッちゃんさんも、ごめんなさいしたかったってことですか?」
「そうだ」
アツコさんが服を着直してる中で、サッちゃんさんが今度は私の前に立って。どうしてか、真っ赤になってプルプル震えていたの。
「……もしかして、おしっこ漏れそうです?」
「違うっ」
おしっこ、違ったみたい。じゃあ、何でプルプルしてるの? ウイ先輩棒、サッちゃんさんの膣内に潜伏してたりする?
「……っ、好きにするといい」
サッちゃんさんは震えながら、えっち過ぎるノースリーブインナーに手を掛けていた。
……まさか、ここで脱いじゃって、私をぬきぬきしようって思ってるの!?
「ダメッ、サッちゃんさん、待って!」
慌てて、その手を止める。私たち、恋人じゃないから。確かにサッちゃんさん、絶対おっぱい綺麗だし美乳だって思うけど、それで私とツーショットダブルピース写真を撮っちゃえば、完全に許されない絵面になっちゃう。
私、春を買う少女って噂されて、春風メブキから春売メブキに改名する事になっちゃったら、流石に許されなくてセイアお姉ちゃん共々トリニティから追放されちゃうもん! そんなのヤだよ!!
「……私には、そんな価値もないということか」
「違うよ! サッちゃんさんは綺麗で、モデルさんみたいで、脱がれるとドキドキしちゃうって思うよ!」
「では、何故?」
「サッちゃんさんは、そのままの服が一番えっちだからだよ!」
「……?」
なんか、不思議そうなお顔。もしかして、サッちゃんさんはえちえち身体なのに、無知無知なのかな?
……そっか、アリウスってえっちな教育受けられないし、あんな場所までえっち本だって流れてこないもんね。だったら、私が教えてあげなきゃだよ!
「聞いてね、サッちゃんさん。実はね、サッちゃんさんって、すごく美少女で可愛くて綺麗で、キュンキュンってしちゃう素敵な女の子なの!」
「急に何を……」
「だから、簡単にそんなことしちゃダメ! 好きな人と、大切なことする時じゃないといけないんだよ!」
ね? って後ろのみんなにも確かめると、コクコクと頷いてくれた。うん、えっちなのは良いけど、実際にするなら好きな人とじゃないと去勢だもん。
コハルちゃんの気持ち、ちょっとだけ分かったかも。コハルちゃんって純愛至上主義者で、そうじゃなきゃヤダってことなんだよね。
"えっちなのはダメ、しけぇ"は="好きな人とじゃなきゃダメ、メッ!"ってことなの。コハルちゃん、私も今度から、許せそうにないえっち展開を見かけたらしけぇ宣告するね? 一緒に宣告、しようね?
「サオリ、思い詰めすぎ」
「ミサキ、だが……」
「脱いでどうする気? もう少し、ヒヨリを見習って」
サッちゃんさんに目を向けられて、ヒヨリちゃんは、え? って困った顔をしてた。おもらしの極意とかヒヨリちゃんから聞いて、それでごめんねってしようとしてるのかな? 私、別におもらしが性癖じゃないから、そんなのされても困っちゃうよ。
「え、私が、な、何ですか?」
「何の罪悪感もないし、普通に仲良く話せてる。サオリも、これくらい必要」
「いや、ヒヨリは元から悪くない。悪いのは全て、実行犯の私だ」
「……サッちゃん、それなら私が一番許されないよ」
「姫、それは違う」
「……違わない」
気が付いたら、私に謝りたいってお話の筈が、誰が悪いかって話になっちゃってた。悪いのは触手さんだしみんなは悪くないのに、お話の方向性が変な方向にいっちゃってる。まるで、悪い不良さんにえっちされそうな親友を庇う女の子みたいに。
……私、悪い不良さんじゃないのに。
「ね、ヒヨリちゃん」
「やはり人生は、辛くて苦しいモノなのですね……」
「ヒヨリちゃんってば!」
遠い目になってたヒヨリちゃんに、お話しする。他のみんなは、何か暗いお顔で大変そうだから。
「は、はい!?」
「私、どうすれば良いかな!」
「何で私に聞くんですか!?」
「ヒヨリちゃんが、ヒヨリちゃんだからだよ!」
「い、意味が分かりません」
「分かって!」
そう言ったら、ヒヨリちゃんまでおめめを回し始めちゃった。ヒヨリちゃんを分からせたいけど、そんな時間はないしヒヨリちゃんはメスガキじゃないから、そんなことしたら犯罪になっちゃう。
だから、もう自分で考えちゃおう。ヒヨリちゃんは大丈夫で、アツコさんとサッちゃんさんはメンタルヘラヘラになってる訳を。
……もしかして、そういうことなの?
「みんな、聞いて!*37」
気がついちゃった、とんでもないことに。ヒヨリちゃんとみんなの違いなんて、たった一つだけ。
──お漏らしお姉ちゃんか否か、それだけだもんね?
「私、お漏らしします!*38」
「お前は急に何を言ってる!?」
落ち込んでいたサッちゃんさんが、マンチカンの痴漢現場に遭遇しちゃった時みたいに目を見開く。それで、私は確信した。サッちゃんさん元気になったし、これが正解だってことを*39。
待っててね、二人とも。
今すぐ罪悪感ごと、おしっことして流してあげるから!*40
私は自決用の利尿剤をごっくんして*41、もう後戻りできなくしてから、アツコさんとサッちゃんさんにニッコリ笑顔を見せる。もう大丈夫だからって、そんなに悩まなくていいんだよって。
「私ね、二人と仲良くしたいし、いっぱいお話だってしたいの。お友達になりたいって、そう思ってるよ」
「それとお漏らしに、一体何の因果がある!」
「お漏らしで生まれる絆もある。それを、ヒヨリちゃんが教えてくれたの」
そうだよね、ヒヨリちゃんって手を繋ぐ。私の膀胱、緩々メブキになってきてる。多分、もう直ぐだね?
「ち、違います! 確かに、お漏らしと誘拐でお互い様だと思ってますけど、そんな絆はありません!!*42」
「でもね、私の膀胱はヒヨリちゃんのことを覚えてるよ? お漏らしお姉ちゃん、久しぶりって喋ってるの*43」
「頭おかしいの?」
「おかしくなってるのは膀胱だよ!*44」
ミサキさんは辛辣ビューティーで、その言葉で膀胱が張り切って準備しちゃってる、もう耐えられそうにない。
……本当はお漏らしなんてイヤだけど、みんなのためだもん。私のお漏らしで救われるアツコさんとサッちゃんさんが居る。そう思うと、ちょっと救いがあるよね?
「ごめんね、ヒヨリちゃん。今日も一緒してね?」
「え?」
ヒヨリちゃんの手をギュッと強く握って、私は目を閉じる。それで、来ちゃったの。耐えきれずに決壊しちゃう、いつかのアリウスに繋がるダンジョンの時みたいに。
「またですか!? またなんですか!!!」
「ごめんね?」
「えへ、えへへへ。やっぱり、人生は辛くて、苦しくて、おしっこのにおいに満ちてるんですね……」
「これからもよろしくね、ヒヨリちゃん!*45」
ジョボジョボと、紙パンツ越しに放水されるオシッコ。結構な勢いで、紙パンツが耐えられずに地面にも放水される。飛散したおしっこは、やっぱりヒヨリちゃんにも着弾する。ヒヨリちゃんは、レイプ目になっちゃってた*46。
「……うん、終わったよ!」
私の尊厳も終わっちゃったのを確認して、二人の方を向く。二人とも、ネコさんがおしっこしてるのかと思って近づいたら、知らないおじさんが電柱にオシッコ掛けてた時の目をしてた。ヒヨリちゃん、電柱さんじゃないのにね?*47
「そういう訳なの」
「どういう訳だ!?」
キレ気味に叫ぶサッちゃんさんは、もしかするとヒヨリちゃんにオシッコが跳んじゃったことを怒ってるのかもしれなかった。ヒヨリちゃん、ごめんね? でも、この状況で頼れるのは、ヒヨリちゃんしか居なかったから……*48。
「悪いものは、全部おしっこにして流れたの。水に流しておしまいで、新しいパンツを穿いたら一からやり直せるの。サッちゃんさんも、パンツはちゃんと穿き替えますよね?*49」
「それは……そうだが」
「それと一緒。ヒヨリちゃんだって、シャワーでキレイキレイすれば、もうお漏らしなんてしないの*50」
「お漏らししたのは、メブキちゃんだけですぅ」
「ね、私たち仲良し!」
「苦しみ友達ですか、えへへ」
「お漏らし友達だよ!*51」
連れションしたら仲良くなれる理論で、私はサッちゃんさんに迫った。私にごめんねってしてくれたら、もう汚れはゴシゴシして取れたもの同然だから。ずっとお漏らしのくちゃいにおいを気にして生きてくなんて、そんなのおバカすぎるもん!
「私、みんなと連れションしちゃったし、連れションするのは友達同士だけだから。もうみんなとも、私は友達だよ?」
サッちゃんさんは遠い目をして、お空を見上げてた。アツコさんは少し考えながら、コクコクと頷いて。ミサキさんは、これの掃除私がするの? とすごく嫌そうなお顔をしてた*52。
ミサキさん、あとで一緒に仲良しお掃除しようね!
「……メブキ、私と友達に、なってくれる?」
お漏らしのにおいが漂う中で、最初にそう言ってくれたのはアツコさんだった。嬉しくって、思いっきり私は頷いちゃう。
「私の方こそ、アツコさんのこと好き好きだから嬉しいよ、よろしく!」
「うん、よろしく」
そうして、アツコさんにそっと背中を押されて、サッちゃんさんも私の前に来てくれた。……お漏らし踏んじゃってるけど、大丈夫かな?*53
「私は、その……」
「うん」
「お前に、ずっと謝りたかった。……すまない、メブキ」
「謝ってくれて、ありがと! これからもよろしくね、サッちゃんさん!」
多分、初めてメブキって呼んでくれた。それだけなのに、なんか嬉しいね? えへへ、やっぱり、お名前呼んでもらえるのって、素敵なことなんだね!
サッちゃんさんのおててを繋いで、握手する。悪いものは全部おしっこ行きになったし、これで今から私たちはお友達だね!
「……無茶苦茶すぎ、バカみたい」
「ミサキさんとも、仲良くしたいです!」
「近付かないで、サオリみたいに濡れたくないから」
じーっ、とミサキさんを見つめると、そっと拒否されちゃった。ちょっとしょんぼり。でも、ミサキさんの言葉は、それだけで終わらなくて。
「……サオリも姫も、ずっと元気がなかった。けど、明日からは元に戻れると思う。二人に赦しをくれて……感謝、してる」
……ミサキさんは、クールビューティツンデレひややっこマスクさんなのかな? 私、ちゃんとツンデレさん好きだから、安心してね?
「ミサキさんも、みんなを連れてきてくれてありがとうございます! お陰で、ちゃんと生き返れました!!*54」
ちょっと、ミサキさんと睨めっこする。無表情だけど、目を逸らさないでくれるミサキさん。だから一所懸命、ありがとうって気持ちを視線に乗せる。
私、ミサキさんがいなきゃ、詰んじゃってたと思うから。みんなが恩人だけど、一番の命の恩人はミサキさんだって、お話聞いてて思ったし。
「……そう」
最後まで表情を変えなかったけど、ミサキさんはうんって頷いてくれた。私の気持ちも伝わって、ごめんなさいだけじゃなくて、ありがとうっていうのも伝えられた。
ナギ様の時みたいに、ちゃんと仲直りできて良かった。
私もミサキさんにありがとうって言えたし、きっと今日は良い日なんだね!*55
それから、私たちはお漏らしの後片付けをして、みんなでカレーを食べながらスープカレーを飲んだの。
みんな美味しいって言ってくれて、とっても嬉しい(嬉ションはしなかったよ)。ウキウキメブキになっちゃったし、もっとカレーの素晴らしさを広めていきたいね?*56
アンケートを置いておくので、答えてくださると喜びます。
追記
ありがとうございます、出来レースくらいの結果が出ましたね!
とりあえず、改訂してイマジナリーお姉ちゃんを呼んできました!
実はお姉ちゃんはお昼寝をすることでイマジナリーお姉ちゃんと化し、注釈欄に呼ぶことができます。どう致しましょうか?
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すやすやFOXですまない(来てもらう)
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イケないFOXですまない(来ない)
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にゃーん(メブキの鳴き声)