コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
その日のお姉ちゃんは、何かがおかしかったの。
「メブキ、今日はこちらのシャンプーを使って欲しい」
「ふぇ? いつものお揃いシャンプー、今日は使わないの?」
「あぁ、偶には気分転換しようと思ってね」
シャンプーを、今まで使ったことないバラの匂いのするやつにしてみたり。
「メブキ、悪いが尻尾もよく洗って欲しい」
「……うんち、付いちゃったの?」
「付くわけがないんだ! ……偶には、労りも必要だと思ってね」
「ほえー」
いつも以上に、尻尾をもふもふにしてって言ってきたり。
「お姉ちゃん、脇さんそんなにゴシゴシして、痛くない?」
「大丈夫さ、偶にはタオルで擦っておかないとね」
お姉ちゃんのお肌よわよわでいつも手で洗ってるのに、今回はタオルで脇をピカピカにしちゃってたり(やっぱり、お肌が赤くなっちゃってたよ)。
とにかく、いつも以上にキレイキレイして、ツヤツヤお姉ちゃんモードになっちゃってたの。
それだけじゃなくて、お風呂から上がってベッドに入る前も、お姉ちゃんはいつもと違っちゃってた。
履いてるパンツが、白のシルクで出来たフリフリのやつになっちゃってたし。髪や尻尾のドライヤーも、いつも以上に丁寧にしてたし。
しかもね、極め付けはこれなの。
「メブキ、アロマオイルを背中に塗ってくれないかい?」
「アロマオイルを!?」
えっちなマッサージ店で定番の、普通に気持ちいいマッサージをされていた筈なのに、いつの間にか乳首やおまんまんをテカテカオイルでシコシコされちゃってることで定評のある、あのオイルマッサージ!?
「できる限り、ムラなく塗って欲しいんだ。できるかい?」
ウキウキお姉ちゃんな声音で、パジャマの上をぬぎぬぎしながら、そんなことをお願いしてきて。……私、分かっちゃったの。
──お姉ちゃんは、私を誘惑してる誘い受け横乳ミルキーお姉ちゃんになろうとしているってことを!
だから、あそこまでお風呂場で綺麗にして、勝負下着まで用意していたの。
トドメにアロマオイルで、お姉ちゃんの白くて綺麗でピカピカな身体をいっぱいサワサワさせて、私の理性を木っ端微塵にしちゃうのがお姉ちゃんの企みなんだって。
名探偵な私は、お姉ちゃんのイケない淫惑の全てを見切っちゃったの。
多分、私がずっと貞淑な女の子だったから、将来イキ遅れないかって心配してくれてたんだよね? それで、レズえっちを経験させて、
"女の子同士でもイけるんだ、メブキ。君の名前通り、おまんまんのお豆さんを発芽させて、明日は理想の自分になろう。明日の君は檜のメブキだ"
って、あすおなろうの教イクをして、私の性癖多様性を先生のおにんにんを受け入れたおまんまんくらい、広げようとしてくれてるんだよね?
お姉ちゃんは優しいから、それが私のためなんだって思ってるって分かっちゃう。
……でもね、ごめんねお姉ちゃん。
「お姉ちゃん、私初めては恋人さんになった人がいいの。ちゃんとね、えっちする人は自分で選べるんだよ? だからね、お姉ちゃん──私、お姉ちゃんのお豆さんをジャックとお豆さんの木みたいにシコシコおっきくなんて出来ないよ!」
「そんなこと、私がキミにお願いするわけないだろうっ。一体私に、何をするつもりなんだ!?」
お姉ちゃんはビクンっておにんにんみたいに起き上がって、はだけていた上半身、つまりはおっぱいを両手で隠したの。
それから、まるでオークに囲まれた姫騎士さんみたいな目で、私のこと見てきたの。
……私、もしかしてお姉ちゃんに、檜じゃなくてオークの木だって思われちゃってたの?
そ、そんなの冤罪だよ!
「違うの、お姉ちゃん! 私はちゃんとメブ木で、私のままスクスク成長していくの! オークなんかには、絶対にならないよ!!」
「オークでもポークでも、そんなのはどちらでも良いっ。私にえっちなことをしないと、そう誓うんだ!」
どうしてか、お姉ちゃんがお豆さん洗い(レズさん達の筆おろしって意味だよ!)させようとしてたのに、いつの間にか私がお姉ちゃんにえっちなマッサージを施して、屈服させようとしていた竿役メブキみたいに思われちゃってたの。
私、おにんにん生えてないよ!
「お姉ちゃん、私にレズ姉妹えっちして、世界の可能性をおまんまんみたいに広げようとしてくれてたんだよ、ね?」
「私はアロマオイルを塗って欲しいと頼んだんだ! どれだけ曲解したとしても、姉妹レズえっちでキミの世界も私の大事なところも広げようとは受け取れないだろうっ!!」
あんなにえっちにゆーわくしてきたのに、お姉ちゃんは全部えっちなのを私のせいにしてきて、自分は清楚な女の子だと思い込もうとしていた。ずるっこだね?
「じゃあ、本当にアロマオイルを塗るだけで、レズえっちクジラさんごっこはしないんだね!」
「するわけがないんだ!」
「ほんとのほんとに、えっちなレズマッサージしなくて良いんだね!!」
「して良いわけがないんだ!!」
「……ほんとにしないの?」
「残念がらないでくれ!!!」
こうして、私は本当にお姉ちゃんに、レズえっちマッサージをする訳でもなく、普通にお背中ににゅるにゅるアロママッサージをしただけで終わっちゃったの。おかしいね?
でも、一緒にベッドでお休みした時は、フローラルなお姉ちゃんの良い匂いでいっぱいになって、とってもスヤスヤできたから全部チャラなんだよ!
明日からも、お姉ちゃんににゅるにゅるマッサージ、しちゃおっかなぁ。
「そういうことがあったの、ハナコちゃん!」
「そうだったんですね、メブキちゃん」
次の日、私はお姉ちゃんが良い匂いで世界一の抱き枕狐お姉ちゃんなんだよって、ウキウキしながらお話ししてたの*1。
だって、ぐっすりスヤスヤで、とっても気持ちよかったんだもん!(えっちな意味じゃないよ!)*2
だからね、決めたの。
ほぼ完成して、声も実装しちゃってるイマジナリーお姉ちゃん棒だけど、アロマ機能も追加で発注しちゃおうって!*3
これで、もしイマジナリーお姉ちゃん棒が本懐を果たす(果てる?)時が来ても、良い匂いに包まれながら先生のお尻でビクンビクンできるって思うし!*4
先生の絶頂と一緒に、イマジナリーお姉ちゃん棒のお股から、アロマをプシャーってするの!*5
匂いは記憶を呼び起こすって言うし、きっと先生やイマジナリーお姉ちゃん棒にとって、世界で一番素敵な思い出になっちゃうね?*6
だから、朝のうちに仕様変更の発注をしちゃったんだよ!*7
「私、借り入れメブキになっちゃったけど、究極完全態のびゅっびゅって出来るイマジナリーお姉ちゃん棒のためなら仕方なかったんだよ!」
貯金がほとんどなかった私は、足りない資金を借金で賄うしかなかったの*8。
「メブキちゃん、お金を借りたんですか?」
「うん、でも大丈夫だよ!」
心配してくれてるハナコちゃんは、今日もやっぱり優しかった。でも、心配掛けるのは良くないから、直ぐに大丈夫なんだよって伝える。
「安心して、ハナコちゃん。借りたのは3万円だけだから!*9」
これくらいなら、1ヶ月もあれば返済できちゃうから、大丈夫なんだよ!
胸を張ってそう伝えるとハナコちゃんはね、私の目を見て、ゆっくりとした口調でお話しし始めたの。
ハナコちゃん、メッてする時のお顔になってる……*10。
「メブキちゃん、お金を借りるのは悪いことではありません。自分の手では届かないことをする時、どうしても急場を凌がねばならない時、必要に駆られてのことでしたらそれも一つの選択です。ですが……」
ちょっとの間、ハナコちゃんは屈んで、私と視線を合わせて。
「今回のメブキちゃんは、少し我慢すればお金を借りずとも、セイアちゃんの棒をびゅっびゅってさせることができた筈です。そうですよね?*11」
今のハナコちゃんは、歳下の女の子を叱る時の近所のお姉さんのお顔、してたの。
……確かに、ハナコちゃんの言う通りだ。
エロゲーでも、風俗で働くのは借金塗れで首が回らなくなって、乳首を差し出すしかなくなった女の子ばっかりだったし*12。
私、1ヶ月我慢したら、イマジナリーお姉ちゃん棒のおにんにん機能、強化できたの。なのに我慢できなくて、そーろーメブキになって、借金しちゃってた*13。
たった3万円だから、良いよねって思って。
そーろーなの、良くないって知ってたのに……。
「あぅ、ごめんなさいハナコちゃん」
「反省できるメブキちゃんは偉いですね」
しょんぼりして、ごめんなさいした私を、ハナコちゃんはナデナデしてくれた。ナデナデしながら、続きのお話をしてくれたの。
「お金には、責任が伴います。ちょっとしたことで、こんな筈ではなかったのにという事態を招くこともあるんです。……もし、メブキちゃんがお金を返すことができなくなったら、どうなると思いますか?」
ハナコちゃんの言葉で、私の脳裏に過ったのは──お風呂屋さんって単語。その過程が、エロゲーやえっち本の知識と混ざって、脳裏にありありと浮かんできちゃったの。
女衒のコハルちゃんに、クンニリングスを仕込まれちゃう私*14。
レズ風俗に売り飛ばされて、ねこねこメブキって源氏名を名乗り始めちゃう私*15。
私のことが大好きな先生がTSしてレズ風俗にやって来て、"おまんまんがま◯こって名前なのは、男の人と違って一マン回連続でイクことが出来る女の子の特徴から来ているんだよ"って課外授業をしつつ、実際に一万回イかされちゃった私*16。
全部終わった後、頑張りすぎた私のおまんまんは、まっくろくろすけのおまんまんになっちゃって、先生から"こんな真っ黒なおまんまんの女の子とは、結婚できないんだ。ごめんメブキ"って言われちゃう私。
──先生がこんなこと言う筈ないでしょ、ふざけないで!!!*17
そんな許されない、真っ黒なおまんまんの未来がクパァって広がっちゃってたの。
「私、お風呂屋さんに何か行きたくないよっ」
心の底から、そんな悲しい未来は嫌だって思って。
ハナコちゃんに、今の私の気持ちを口にしたの。
いっぱいいっぱい反省して、直ぐにお金を返さなきゃって気持ちにいっぱいになってるって。
でも、ハナコちゃんはゆっくりと首を振って。
「メブキちゃんは、お風呂屋さんに行きません」
「……そなの?」
もしかして、えっちビデオの方に出演するってことなのかな?*18
こてんって首を傾げてると、ハナコちゃんは"それはですね"って悲しい目をして、それを告げたの。
「──メブキちゃんの代わりに、セイアちゃんがお風呂屋さんで働くからです*19」
「お姉ちゃんがお風呂屋さんでおまんまんご奉仕を!?*20」
ビックリして、お口をパクパクってさせちゃう。
だって、私がお金を借りただけで、お姉ちゃんは全然関係ないもん!*21
「にゃんでですかっ!」
無実の借金からお姉ちゃんを守ってあげたくて、私は身を乗り出しちゃってたの。
そんなの、絶対に間違ってるから!
「──メブキちゃんを、大切な妹を守るためです。メブキちゃんのために、セイアちゃんが自発的にお風呂屋さん勤務を始めてしまいます*22」
でも、そんな私の決意は、ハナコちゃんのその言葉で吹き飛んじゃった。
……だって、お姉ちゃんは優しいから。
ハナコちゃんの予測に、納得、しちゃったから*23。
おめめが、勝手にウルウルして来ちゃう。
お姉ちゃんが可哀想で、お胸がいっぱい痛くて*24。
「こんなの、そんなの……っ、絶対にダメだもん! おまんまんが木っ端微塵になった挙げ句、先生にポイされちゃうなんてそんなのお姉ちゃん可哀想すぎるよ!! 先生はそんなことしないけど!!!*25」
「ですが、メブキちゃんがお金を借りることになんの躊躇いも持たなくなったら、いずれは訪れてしまう未来です*26」
「グスッ、ぜ、絶対に許さないもん!」
「でしたら、メブキちゃんはどうするべきですか?」
ハナコちゃんに言われて、私は胸の猫さんを起立させたの。
そんな悲しいこととお姉ちゃんの愛液に塗れた並淫行世界への分岐を、絶対に阻止するために!*27
「私、直ぐにお金返してくる! 今後も、無闇にお金借りしないよ!*28」
先生のおにんにんくらいの固い決意を持って涙を拭い、メガハナコちゃんに誓いを立てると……やっと、ハナコちゃんは微笑んでくれたの。
「脅かしすぎてしまいましたね、ごめんなさい*29」
優しく、ナデナデってしてくれる。
胸がいっぱいになって、おっぱいがおっきくなっちゃいそうなナデナデだった。
「ですが、お金を借りるということを、メブキちゃんには安易に選択して欲しくなかったんです。お金が絡むと、豹変する人もいますから……」
……全部、ハナコちゃんの言う通りだね。
キヴォトスに来てから、みんな優しくて、そんな当たり前のことも忘れちゃってた。
私、G線上の魔王をちゃんとプレイしてたのに、そんなことも忘れちゃってたなんて──エロゲーマー失格だよ!
「心配かけちゃって、ごめんなさい」
「いいえ、こちらこそ言い過ぎました。……口煩く言ってしまったのに、メブキちゃんは私を心配させてしまったって思ってくれるのですね」
「にゃ?」
なんか、ハナコちゃんにぎゅーってされた。
いい匂いが、いっぱいおっぱい広がってくの。
世界一の良い匂い、甘えたくなっちゃう。
やっぱり、ハナコちゃんは私のお姉様だったんだね……*30。
「そんなメブキちゃんが、大好きってことです」
「!? 私も、いっぱいハナコちゃんが大好きだよ!」
私たち、やっぱり両想いだったの!
だからね、お姉ちゃん。
ハナコちゃんは、お姉様であってお姉ちゃんじゃないから……。
だから、ハナコちゃんの前だけねこねこメブキになることを許してください! 沢山にゃんにゃんしちゃうこと、許してください!!*31
うにゃーーーーんっ!!*32
「それではメブキちゃん、お小言はここまでです。折角ですし、楽しいお話をしましょうか♡」
「にゃーん!」
ハナコちゃんにぎゅーって抱き付いて、そのデカデカおっぱいの柔らかさで猫さんになっていた私に、ハナコちゃんはそう提案して。
そっと耳元で、ASMRみたいに囁いたの。
「──セイアちゃん、きっと先生に会うために身体を清めていたんです♡」
「そうなの!?」
その囁きに、私は猫さんから人間に引き戻されちゃった。
だってそれは、間違いなく一大事だったから。
ハナコちゃんに言われて、昨日のお姉ちゃんを思い出してみる。
お姉ちゃんは、身体の隅々までキレイキレイして、勝負パンツにアロマオイルまで塗ってた。
……言われてみれば、えっちする前の女の子みたいなことしてる!
えっ、じゃあ私、お姉ちゃんが先生とえっちするお手伝いを、昨日させられちゃってたってこと!?
「お姉ちゃんは今頃、先生とパコパコぶちゅちゅってしてるのかな!?」
「そうかもしれません♡」
そんなの衝撃の展開すぎるよ!
私だけじゃなくて、先生まで誘惑しちゃうなんてっ!!
それに、お姉ちゃんはロリ狐さんなのに、そんなことしたらおまんまんが常に開場された状態になっちゃうし!
「ど、どうしよう、ハナコちゃん! 私、お姉ちゃんのおまんまんと先生の童貞を守るために、戦うべきなのかな?」
お姉ちゃんと先生がエッチしてるのに、私だけのけものにされちゃってる怒りから、二人の貞操を守らないといけないって気持ちがムクムクして来ちゃう。
二人だけじゃなくて、ちゃんと私も混ぜてくれなきゃダメなんだよ!
「お、お姉ちゃんは今、どこにいるの!?」
「ティーパーティの建物でしょう。関係者でなければ、立ち入りできません」
「私、お姉ちゃんの妹で関係者だから大丈夫だよ! ハナコちゃん、行ってきます!!」
「行ってらっしゃい、メブキちゃん」
居てもたってもいられなくて、ニコニコなハナコちゃんに見送られた私は、お漏らししちゃいそうなヒロインくらい必死に走り出しちゃってた。
全ては、邪痴淫虐なお姉ちゃんと先生に、チューするために!
10分後、私はハナコちゃんがいる屋上まで、トボトボと帰ってきちゃってた……。
「ただいま、ハナコちゃん……」
「お帰りなさい、メブキちゃん。どうでしたか?」
優しく出迎えて、お胸にポフンと抱き締めてくれたハナコちゃんに、私は無念の報告をしたの。
「入れて、くれなかったの!!」
信じられないことに、お姉ちゃんの妹の私は関係者扱いをされなかったの。
ティーパーティの建物に駆け込んだ後、受付の生徒さんに早速通してってお願いをしたの。
『こんにちは、お姉ちゃんにご用事あってきました!』
『あら春風さん、ごきげんよう。……急ぎのご用事ですか?』
『えっとね、先生が早くなかったら大丈夫だと思う!』
『先生が、早い? 確かに、先生なら先程来られましたが』
『やっぱり! あのね、お姉ちゃんの乙女の危機なんです!』
『……どういうことですか?』
ちょっと、言葉に迷っちゃう。
お姉ちゃんと先生がえっちしてます、なんて伝えたら、受付さんも一緒に止めに行っちゃって、私が乱入して3Pする余地がなくなっちゃうから。
『えと、ね。お姉ちゃん、先生にちゅーされるつもりだから!』
だから、えっちしようとしてるじゃなくて、先生と生徒のイケない関係ってことにして、私はそれを止めに来た性技の使者なんだってシチュエーションで話したの。
あんまり間違ってないし、それなら私が二人に嫉妬してる可愛い妹さんごっこができてるって思って。
でも……。
『そうでしたか……セイア様、ついにお覚悟を決めたのですねっ』
『にゃ?』
何故か、受付さんは熱いガッツポーズをしてから、私の手を握ってきたの。
『にゃ、にゃんですか!』
『春風さん、申し訳ありませんが──ここから先は通せません』
『!?』
『お姉さんの幸せを、どうかその場で祈っていてください』
『で、でもお姉ちゃん、このままじゃ妊娠しちゃう!』
『ふふ、春風さんはおませさんですね。ですが、安心してください。キスでは妊娠しませんから』
受付さんは、実はティーパーティの建物の処女膜さんだったの。
鉄壁のガードで、私を入れてくれなかった。
しかも私、カマトトぶっちゃったせいで、二人がえっちしようとしてるんですって言い出せなくて。
結局、私は萎びたおにんにんみたいになりながら、ハナコちゃんの元に帰ってくるしかなかったの。
……二人とも、今頃ラブラブちゅっちゅってしちゃってるのかな。
お姉ちゃんは先生が大好きだし、先生も私のこと大好きなロリコンさんだから、お姉ちゃんみたいなロリが相手でも、ビューってしちゃえるよね。
…………先生とお姉ちゃんの、ウマシカ。
「メブキちゃん、ぷくっとしちゃってますよ?」
「私の乳首もお豆さんも、ぼっきっきしてないよ。してるのはお姉ちゃんと先生だもん!」
そうだよ、今頃二人で射精耐久ジェンガを楽しんでて、何度も寸止めして先生のおにんにんを32cmくらいにしてるんだもん! ずるっこだよ!!
「メブキちゃん、寂しいんですか?」
「……そうかも」
ハナコちゃんに言われて、自覚しちゃう。
私、仲間外れで寂しいんだって。
お姉ちゃんと先生が、えっちするくらい膣内良しさんになってたのに、全然そのことを知らなかったから。
酷いんだもん、二人とも……。
「拗ねてるメブキちゃんも、可愛いです」
ツンドラ期に入りそうな私に、ハナコちゃんはポカポカ笑顔でナデナデしてくれたの。まるでお日様、私の氷河期は一瞬でどっかに行っちゃいそうになって。
「にゃ、にゃっ」
にゃーーん! って鳴いちゃいそうになるのを、一生懸命我慢する。ここでハナコちゃんに屈しちゃったら、お姉ちゃんと先生のことも全部許しちゃいそうになるから。
わ、私、まだ怒ってるんだからね!
ハナコちゃんにオコな気持ち、ドロドロに溶かされちゃってるけど、まだ許してなんてないんだからね!!
「──メブキちゃん、全ての真実を明らかにしに行きませんか?」
「にゃ?」
ハナコちゃんに屈服しちゃいそうになってる、心の中の猫さんと戦ってる中、ハナコちゃんは気になることを口にしたの。
真実ってなにかな?
先生は童貞さんだから、間違えてお姉ちゃんのおまんまんじゃなくてお尻に、32cmを挿入しちゃったってこととか?
……そうだったら、明日からお姉ちゃんも紙パンツ仲間だね!
「状況証拠から、セイアちゃんは先生とエッチするかもしれないと、私は推察しました」
「うん、間違いないよ! お姉ちゃん、絶対に昨日先生とえっちする準備してたもん!」
昨日はお姉ちゃん、ずっとウキウキしてたし間違いないと思うの。だからコクコクする私に、ハナコちゃんは口元に人差し指を当てて。にっこりしながら、こう続けたんだ。
「──ですが、先生にその気がなかったら、どうしますか?」
「…………え?」
ハナコちゃんに言われて、ハッとする。
もしかしてって、何かが見えちゃった。
ハナコちゃんにナデナデされてるピンク色の脳細胞が、ムクムクってし始める。
そういえば先生、私をえっちな目で見てるのに、いつも一生懸命我慢してくれてて、全然手を出してこなかった!
いっぱい我慢できる遅漏さんの先生なのに、お姉ちゃんに限って中田氏しちゃうなんておかしいよ!
それって、つまり!!
「お、お姉ちゃんが、先生を襲おうとしてるってこと!?」
「それも含めて、確かめに行っちゃいましょう♡」
私、誤解しちゃってたんだ。
二人が、両思いえっちする関係になっちゃったって思い込んでたけど、本当はお姉ちゃんが性欲を我慢できなくて、セクシーセイアお姉ちゃんになっちゃってただけだったんだ!
ごめんなさい先生、私勝手に怒っちゃって。
それからお姉ちゃん、あのね、陵辱は悪い人のすることなんだよ?
……でも、もしかしたらそれも違うのかな?
お姉ちゃん、もしかしたら発情期になっちゃったり?
それで、妹の私でえっちな気持ちを発散すると、えっちすぎるお姉ちゃんの行為で私のおまんまんが木っ端微塵になっちゃうかもしれない。そう思ったお姉ちゃんが、先生に助けを求めたの。
……分かっちゃった、これが真実だよ!
お姉ちゃんは優しくて大好きなお姉ちゃんだし、酷いことなんて絶対しないから、きっとそうなの!
もしそうなら、両思いえっちにならないし、パンパンしても単なる治療行為なのかもしれないね!
「ハナコちゃん、名探偵ハナコちゃんのおかげで、お姉ちゃんが発情期狐さんで先生が治療しにきたお医者さん何だって分かっちゃったの!」
「分かっちゃいましたか」
「だからね、先生はちゃんとみんなと結婚して、お姉ちゃんが独り占めしないって安心できたの! ……でも、ね?」
「見に行きたいんですね、二人の様子を」
「うん!」
安心したら、二人がどんなことしてるんだろうって気になっちゃったの。二人の初体験だもん、ちゃんと見守ってあげてたいよ!
「でも、ティーパーティの建物は処女膜さんがブロックしてて、私は侵入できないの……」
あの受付の処女膜さんは、お姉ちゃんが先生とラブラブしてるって思い込んでるから。
二人のところに行こうとすると、人の恋路を邪魔する人は馬に入れられイっちゃいなさいって諺通り、お馬さんのおにんにんを挿入されちゃって、私のおまんまんが破壊されちゃうかもしれない。
だからね、正面から突入するなんて、絶対できないの。どうすれば、二人のえっちを見守ってあげられるのかな……。
「でしたら、メブキちゃん。セイアちゃんの真似っこ、しちゃいましょうか♡」
「にゃ?」
そうして、ハナコちゃんは私の耳にこしょこしょ話したの。
「──夢の中から、二人のことを見守りましょう?」
「!」
は、ハナコちゃんは天才だよ!
初めて見かけた時から、ずっと知ってたけどね!!
長くなったので分割します。
多分、短いです(更新するお話しなことです)。