コハルちゃんとは、えっち本を共有する仲なんです! 作:ペンギン3
「オハヨウダネ、メブキ。ハジメマシテ、ワタシノイモウト」
私が握ってる棒さんから声がしてる。ボーカロイドみたいになった、お姉ちゃんの声。
プルプルって可愛く振動しながら、自己紹介してくれてる。まるで、先生のおにんにんみたいに。
……遂に、この日が来ちゃったんだね。待ってたの、ワクワクしながら、ずっと。私、今日のために借金までしちゃったもんね?
やり過ぎちゃって、ハナコちゃんにメッてされちゃったけど、それでも頑張ってきた甲斐があったよ!
「──初めましてだよ、イマジナリーお姉ちゃん棒!」
そう、届いたの! 遂に!! イマジナリーお姉ちゃん棒が!!!*1
私の手の中で喋ってるイマジナリーお姉ちゃん棒、私のおててでいっぱい震えてる。本当に嬉しいね?*2
セイアお姉ちゃんがイマジナリーお姉ちゃん時代、ずっと胸の中に居てくれてたの。夢でしか話せないけど、いつも一緒! だから、殆ど寂しくなんかなかったんだよ?
でもね、一緒に暮らすようになってから、一緒にご飯食べれて、お風呂に入れて、お休みなさいをできる様になった。それはとっても嬉しくて、ずっとずっと望んでたことだったの。
……でもね、時々寂しくなっちゃう*3。
いつも私のおっぱいに住んでてくれたお姉ちゃん、居なくなっちゃって。一人っきりの時、ポカってお胸に穴が空いちゃった気持ちになるの。
私、セイアお姉ちゃんにお胸のおまんまんの膜、破られちゃったんだ*4。
……責任とって、先生と結婚してからも、妹と一緒のベッドで寝るお姉ちゃんで居なくちゃダメなんだからね?
でも、そんなさみしんぼな日々とも、今日でオサラバなの! だって、いつだって一緒にいてくれるイマジナリーお姉ちゃん棒が、遂に家族になってくれたから!*5
イマジナリーお姉ちゃん棒はね、ミレニアム脅威の技術力でお姉ちゃんの人格を45.451919%再現した、奇跡のおバイブさんなんだよ!*6
しーこしーこされたら、せーえきの代わりにアロマを吹き出しちゃうし、お姉ちゃんよりも女子力が高いの!*7
つまり、もう一人のお姉ちゃんってこと!*8
「お姉ちゃんになってくれてありがとうだよ、イマジナリーお姉ちゃん棒!」
「オリジナルガ、キミノココロノオマ◯コヲ、カンツウシタナラ、ワタシガソノアナヲウメルヨ。タダ、イツカハ、センセイノオシリノナカデ、クラシタイネ*9」
「イマジナリーお姉ちゃん棒は、半分はお姉ちゃんだもんね。先生大好きなんだね!」
「ソウダヨ*10」
この前、お姉ちゃんと先生のラブラブ風景を見せつけられたから、納得しちゃう*11。イマジナリーお姉ちゃん棒も、先生とえっちしたいんだって。
私が一人でも大丈夫な大人になった時、バイバイってしちゃう時が来るかもしれない。けど、それまでは私と一緒にいてくれると嬉しいな!
……でも、イマジナリーお姉ちゃん棒はおバイブだから、それまで先生とえっちできないの、寂しいよね。きっと、先生のお尻も寂しがってると思うの。
でもね、安心して! 私、ちゃんと知ってるの。人の恋路を邪魔する人は、馬に挿れられ死んじゃうのってことわざ!*12
だからね、ちゃんと先生とイマジナリーお姉ちゃん棒が自由恋愛できる、そんな環境を作るから!
「イマジナリーお姉ちゃん棒──先生に、会いに行こう!」
「……カワイイイモウトダネ、キミハ*13」
私の提案に、イマジナリーお姉ちゃん棒は、ピューってアロマを吹き出しながら賛成してくれたの*14。
……お家、レズ風俗店みたいにいい匂いになり過ぎちゃわないか、ちょっとだけ心配だね?*15
「せんせー、見てみてーっ! 新しい家族の、イマジナリーお姉ちゃん棒だよ!!*16」
「センセイ、オハツニオメニカケル。メブキノアネ*17、イマジナリーオネエチャンボウダ」
「えぇ……」
そうして、早速やって来たシャーレ。疲れ気味にお仕事してた先生に、休憩も兼ねてイマジナリーお姉ちゃん棒を紹介したの!
私のおててで、プルプル震えてるイマジナリーお姉ちゃん棒を見た先生は、突如としておにんにんが喋り出しちゃった、みたいなお顔をしてたの。怖いね?*18
「ショウライノユメハ、キミノオシリニ、ソウニュウサレ、"ナカデダスゾ!"ト、アロマヲシャセイ、スルコトダ。ヨロシクタノム*19」
「よろしく頼めないよ!?」
「ソンナ、ドウシテ……*20」
そして先生は、もう一人のセイアお姉ちゃんなイマジナリーお姉ちゃん棒を、もしかするとおにんにんと勘違いしてるのかもしれなかった。酷いね?*21
「先生、イマジナリーお姉ちゃん棒は女の子なんだよ! なのに、そんな酷いこと言われちゃったら、乙女心が傷付いちゃうよ!」
「この見た目で、そうだったんだ……。ごめんね、イマジナリーお姉ちゃん棒*22」
でも、先生は大人で、イマジナリーお姉ちゃん棒はおにんにんじゃなくて、心があるご立派なバイブの女の子なんですって話したら、ちゃんと分かってくれたの。
やっぱり、イマジナリーお姉ちゃん棒より大きい、立派な大人のおにんにんの持ち主だからかな。ひんにゅーなお姉ちゃんと違って、ちゃんと謝れて偉いね、先生!*23
「イイサ。コウシテ、キミトハナシガデキテ、ウレシインダ。オモワズ、シャセイ、スルクライニネ*24」
「嬉しいのは分かったから、落ち着いて」
シャーレにマーキングしてるイマジナリーお姉ちゃん棒に、先生はそっとタオルで吹き出しているアロマを抑えてあげたの。
余計にアロマのドクドクが止まらなくなってるみたいに見えるけど、きっと気のせいだよ!*25
「ワカッタ、オチツクヨ。イモウトノオチチハ、ツカナイヨ」
「……ねぇ、メブキ。この子は、本当にセイアを元に作られてるの? どっちかというと、メブキの方に似てる気がするけど*26」
「? お姉ちゃんの人格を45.451919%再現した、半分お姉ちゃんなおバイブさんなんだよ? 残りはお姉ちゃん以上の優しさが詰まってるから、生理痛によく効くバファリンさんみたいな存在なの!*27」
先生にタオルでさわさわされちゃって、身体のアロマを全部出し切っちゃったのか、イマジナリーお姉ちゃん棒は心なしかスッキリしたお顔をしてたよ。
先生はやっぱり大人なんだね、本当に女の子をイかせるのが上手! ……私の時は、ちゃんと優しくしてね?
「セイアは今頃、頭痛に苛まれてると思うけど*28」
「……頭が妊娠、しようとしてるってこと?*29」
「確かに頭に来ることもあるらしいけど、別の意味で頭にキてると思うかな*30」
でも、賢しこ(過酷シコシコじゃないよ!)な先生は、難しいことを思い出しちゃったみたいに言うの。お姉ちゃん、頭だけでイこうとしてる、とか?*31
そんなことして、お姉ちゃんは一体どうするつもりなんだ、ろ……あれ、もしかして、そういうことなの?
──お姉ちゃん自身が、みんなを脳内からイかせちゃう、イマジナリー毒電波になろうとしてるってこと!?*32
全キヴォトス、みんなの心に入り込んで、心の中でえちえち悪堕ちASMRを展開して、みんなを絶頂させながら、えっちに駆り立てようとしている壮大な淫棒。
そのどさくさに紛れて、この前失敗しちゃった先生とのえっちを、今度こそ性交させるつもりなんだ! 私の処女も、ついでにもらっちゃうつもりなんだ!!*33
その淫棒おにんにんの一端を、先生は掴んでいるって、そういうことなんだね!
「先生の言う通り、確かにお姉ちゃんは頭に届く電波で、キヴォトスのみんなを絶頂させようとしてるかもしれない」
「どうしてそんな話になってるの!?*34」
「でもね、それは全部先生のためなの。日頃から疲れている先生を、イヤラし癒すために、一生懸命考えたプラニングなんだよ?」
疲れマラさんとかもあるって、えっち本にも描いてあったもんね。お姉ちゃんは、本当にイヤラし狐さんだよ!*35
「待って、メブキ。ストップ!」
「ストップしないとイケナイのは、私じゃなくてお姉ちゃんだよ! だからね、先生。お姉ちゃんに直接、"そんなことしなくても、セイアのおまんまんに100リットル射精したいと思ってるよ。私はセイアの、ガソリンスタンダップおにんにんだから"って言ってあげて?*36」
「そんなこと、思ってないよ!!」
「思ってなくても、言ってあげて! そうすれば、お姉ちゃんはこんな蛮行に及ぶ必要はないの!!*37」
一生懸命、お姉ちゃんの野望は、先生の愛さえあれば、愛液さんに変わっちゃうことを伝える。
そうしたら、お姉ちゃんは"電波、届いた?"ってしなくても、ガバガバおまんまんの扉を開かなくて済んじゃうから。
でも、そんな私の提案を聞いた先生は、思いっきり息を吸い込んで。
「メブキ、話を聞いて!!!」
久しぶりにおっきな声、出しちゃってたの。
「つまりお姉ちゃんは、毒電波でみんなをえっちにしようとしてないし、頭も妊娠してなくて、先生もお姉ちゃんに100リットルの射精をしようとしてないってこと?*38」
「復唱しちゃダメだよ」
「にゃーん……」
「にゃーんじゃないよね?」
「……先生は100リットルも射精できなくて、1リットルしか射精できません。勘違いしちゃって、ごめんなさい……」
「一番重要なのはそこじゃないし、それも間違ってるよ……*39」
また、先生にお説教されちゃった。
お姉ちゃんがキヴォトスを勃起ヴォトスにしようとしているなんて世界の真実は無くて、先生は100リットルもお射精ができない。
急に間違ったこと言われちゃって、びっくりしちゃったんだと思うの。私も、私のお潮吹きが一キロメートルまで及んで、青空に綺麗な虹が掛かるんだよねって言われたら、絶対に違うよって言っちゃうもん。
「あのね、メブキ。えっちなことを急に言われたら、みんなびっくりしちゃうよね?」
「えと、ね。前までは、ちゃんと我慢できてたんだよ?*40」
「……そうだったかな?」
「そうだもん!」
だって前までは、ここまでたくさん怒られたりしてなかったの。最近、ちょっと多くなっちゃってるの。
「……何か理由、あるの?」
先生に聞かれて、少し考える。私、何でうおーってなっちゃってるのか。
「えと……最近ね、すっごく楽しくて、ずっとはしゃいじゃっててね」
「うん」
思ったことをお口に出しながら、ちょっとずつお話ししてく。先生、うんうんって頷いてくれてて、もう怒ってないよって言うのが分かってね。だから、安心してお話しできたの。
「もう直ぐミレニアムでお祭りがあって、トリニティの生徒もお招き猫さんされててね」
「うん」
「お姉ちゃんもコハルちゃんも一緒に行けることになって、今からずっと楽しみでね」
「うん」
「ずっと待ち望んでた、イマジナリーお姉ちゃん棒も完成してくれて*41」
「うん」
「最近エロゲーを作ってない、伝説のエロゲー会社さんから、私宛に挑戦状も届いて……*42」
「うん……うん?」
「だからね、すっごくすっごく楽しくて嬉しくなっちゃったの。テンションが高くなっちゃって、ずっとにゃーんって状態で……」
そうしたら、頭が楽しいことでいっぱいになっちゃったの。楽しいが抑えきれなくて、お胸からドクドク溢れちゃってた。
「いっぱいの楽しいが抑えられなくて、そしたら頭がパーンってなるの。先生もお姉ちゃんも偉くてすごい人だから、きっとこんなこともできちゃうんだよって思ったら、もっともっと楽しくなっちゃって、止まらなくなっちゃうの……*43」
いつも格好良くて可愛くて偉くて凄い。とにかく素敵で大好きなみんなのことを考えると、にゃーんって気持ち、抑えられなくなっちゃう。
「きっとこんなことできちゃうんだなって考えたら、頭の中で世界がパーンって広がるの」
昔、病院で楽しく妄想してた時みたいに。昔は大好きになったエロゲーの主人公やヒロインでいっぱい考えてたけど、今はずっとみんなのことで頭がいっぱいなの*44。
「そしたら居ても立っても居られなくて、いっぱいお話ししちゃおうって、思っちゃってるん、だと思うの」
頭の中、いっぱいになっちゃって。落ち着かなくて、みんなはやっぱり凄いんだよって話、聞いて欲しくて。そしたら、我慢できなくなっちゃって、いっぱいお話ししちゃってたの。
「いつもびっくりさせちゃって、ごめんなさい、先生……」
ぺこって、頭を下げる。
先生といる時、楽しいのが抑えられないこと、多いから。
先生凄いねって褒めようって思ってたのに、全然上手くできてないの。私、褒めるの下手なダメダメ生徒さんだね……。
「……そっか、みんなのことが好きだから、なんだね」
「……うん」
そんな、シナシナメブキな私に、先生は頭をポンポンってしてくれたの。
「にゃ?」
「みんなが好きって気持ちは、全然悪いことじゃないよ。だから、落ち込まないで」
ナデナデされて、気持ちよくて、いっぱいにゃんにゃんしちゃいそうになる。
「少しずつ、パーンってなる気持ちと、折り合いをつけていこうね」
「……うん」
でも、我慢しなくちゃってお話ししてくれた後だから、ちゃんと我慢できたの。先生、ちゃんと叱ってくれて、ありがとうだよ*45。
「今度から、頭がぱーんってなる前に、どうにかする方法、考えてみるね!」
「うん、一人で思い付かなかったら、一緒に考えよっか。……ところで、イマジナリーお姉ちゃん棒、急に喋らなくなっちゃったけど?」
「えっとね、イマジナリーお姉ちゃん棒は、しゃせーアロマ出し過ぎちゃうと、賢者モードになって電源が切れちゃうの*46」
「……賢者モードとか、あるんだ」
あるの、アロマを全部出しちゃったら、もう射精できるものが火薬しかなくなるから、だって。
火薬しか出ない射精をしちゃうと、臨界点を迎えたイマジナリーお姉ちゃん棒が自爆をしちゃうから、そうならない様にリミッターが掛けられているんだって。
イマジナリーお姉ちゃん棒には、ウイ先輩棒みたいにテクノブレイクして欲しくないから、この機能を付けてくれた開発者の人には感謝しないといけないね?*47
「それと、まだ気になることがあるんだけど」
「何でも聞いて!」
ぽんぽんしてくれて元気になれたから、今の私は元気まんまん娘なの! スリーサイズだって答えちゃうよ、お姉ちゃんのなら!
「……伝説のエロゲー会社からの挑戦状って、なに?」
でも、先生はお姉ちゃんのペチャパイの大きさなんかより、エロゲー会社の挑戦状の方が気になっちゃってたみたいなの。
えへへ、先生ってば分かってるね!
「これだよ!」
だからね、私はモモトークに届いた挑戦状を見せたの。私も届いた時、すっごくビックリしたけど、あの会社ならキヴォトスに展開しててもおかしくないもんね! 最近、全年齢版のゲームばっかりだし!!
「えっと……」
先生が読んだモモトークの内容は、こんなのだよ!
『春風メブキさん、おめでとうございます!』
『厳正なる抽選の結果、あなたはこのキヴォトスで唯一の美少女ゲーム、いわゆるエロゲーをプレイする権利を得ることができました。ミレニアムに訪れた際は、是非プレイしてみてください!』
『……但し、何処にあるかは自力で探してもらいます。求めれば簡単に与えられるのでは、面白くありませんから。あなたが真のエロゲーマーであると言うのなら、聖杯を求めるが如く探索してください』
『16bitの彩りを、貴方が見つけられますように』
『──keyより』
「…………key」
先生のおめめが、まん丸になっちゃって、びっくりしちゃったみたいに呟いたの。何でこの会社が? って言うみたいに。
やっぱり先生も、伝説のエロゲーメーカーさんのことは知ってたんだね!
そうなの、学生がエロゲーしちゃダメってキヴォトス出禁にされてるけど、伝説の泣きゲーメーカーのkeyは、一般美少女ゲーのフリをして検閲を突破してきてくれたんだよ、きっと!
ずっと、楽しみなのが止まらないの。久しぶりに、エロゲー出来ちゃうって考えただけで、ワクワクしちゃう。
まだコンテンツは終わってないし、これから始まっちゃうんだって熱くなっちゃうから!(おまんまんのことじゃないよ!)
だからね、本当の本当に今から楽しみなんだよ──ミレニアムEXPO!*48
皆様、お久しぶりです!
久々の更新でいきなりなのですが、次回からミレニアムEXPO編に突入を開始します!
……と言いたいところなのですが、更新をしばらく止めていたからか、下ネタのキレが戻りきっておりません。
なので、もう1~2話リハビリしてから、EXPO編は始めようかなって思っております。
どうか、ご了承ください。