小さき者と大きな世界   作:ガス貂

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初投稿か…震えが止まらんぜよ…
最初は短めです。


その時は突然に

やぁみんな!僕の名前は山田 歩(やまだ あゆむ)、どこにでもいるただの高校3年生である。

 

彼女も出来て、大学入試も合格、まさに勝ち組のような生活を送っている自分は、今日もソファに寝転びながらスマホゲームをしている。

 

プレイしているのはエレクトリアコード、

20cmの多目的人型デバイス〘エレクトリア〙を自由にカスタマイズして戦わせたり、着せ替えたりして楽しむオートバトルタイプの縦画面ゲームである。

 

「うんうん、今日も可愛いなぁ…ふへへ」

 

自分で言うのもなんだが、やっぱりウチの子可愛い…俗に言う親バカに近いものがある。

 

「さて、今日はとりあえず寝ますか…」

 

明日は彼女とのデートがある。早めに寝て明日に備えるべきだ。

時計はちょうど11時を指している。

 

「おやすみぃ〜…」

 

そうして僕は明日のデートへの期待を胸に眠りに落ちた……

 

 

 

 

「ん…んぅ…んんん…………ん?」

 

唐突な肌寒さに襲われ目が覚める。

おかしい、今は8月のはずだ。

冷房を効かせすぎたのかもしれない、それにしてもこんなにベッドは硬かっただろうか、体の節々が痛む。

 

「おっかしいなぁ………………ん?」

 

起き上がると同時にある異変に気付く、やけに視点が低いのである

 

「身長が縮んだ、のか?」

 

ここでさらに違和感、やけに声が高いのだ。

 

「と、とりあえずここがどこか確認しないと…」

 

そう言って辺りを見渡す。どうやらここは路地裏らしい、そしてあるものが目に入る。

 

「なんだよ、これ…」

 

歩が見つけた物は自身の背丈程もあるスプーンである。

それを見た瞬間嫌でも理解した。

 

 

ー自身が異様なほどまでに縮んでいるという事にー

 

 

「嘘だろ…ありえねぇよ…こんなの…」

 

あまりのショックに目眩を覚えるもなんとか踏ん張り、スプーンを杖のようにしながら路地裏から出る。

 

そして彼が目にしたものは…

 

自身の何十倍も大きい人間が大量に闊歩している様であった。

そして彼らの肩や頭に乗る自身と同じくらいの身長の存在。

毎日娘のように可愛がっていた画面の中の少女達。

 

「はは…笑えねぇよ…寝て起きたらエレクトリアコードの世界に、しかもよりにもよってエレクトリアに転生とか…」

 

そう、彼はエレクトリアコードの世界に転生したのである。

 

「なるほど転生ってやつかこれ、しっかしまぁよりによって野良エレクトリアかぁ、自衛せねばな…とりあえず、装備欲しい…せめてハンドガンだけでもないと他の野良エレクトリアに対処出来ない…それとちょっと寒い…」

 

 

 

これは突然エレクトリアコードの世界に転生した元男の物語である。




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