わかりづらい話は結構無かったことになるかもしれません
ってかします
朧蒼は、見た目が完全に変わっていたことを豊魅の反応で理解した。そしてとりあえず、彼女を背負ってクレーターから離れた。森まで歩いて行き、能力を使った。
『創と滅を司る程度の能力』
この能力はクリエイターのものだ。
残念な事に朧蒼自身の能力、可能性を操る程度の能力は失われてしまったらしい。能力があやふや過ぎて本当に存在していたのかどうかすら怪しかったのだが。豊魅の外傷はないのだが、かなり妖力を使ってしまっているので能力の創の部分を使い、妖力を足してやると豊魅はその瞬間に目に見えて元気になった。
「なんか知らんが力が湧いて来たぞ!」
「やったの俺だっての……」
まぁそんな愚痴を適当に零しながら、とりあえずの応急処置は終わった。今の豊魅の妖力は、戦闘に立てる程は無い。もし今戦闘になれば、豊魅を庇いながらになってしまうだろう。
「お主、何者じゃ。見た目が違うがまるで中身は朧蒼じゃな。」
「あぁ。たしかに俺は中身が朧蒼だ。」
「妖怪の裏切り者と呼ばれとったお前が何故わしを助けた。いや、それ以前に何故人間などの味方をしたのだ!」
そう。普通は妖怪とは人間から恐れられている事で、存在している。ただ、朧蒼は違ったのだ。まず、妖怪ですら無かった。人間でも無ければ神でも無い。
全く持って謎だった。
だから人間のところへ行けば何かわかるかも知れない。
そう思って、都に力を貸したのだ。
一時期は裏切られた事もあったのだが。
「俺はもう、朧蒼を捨てる。」
「はぁ?」
「だから新しい名前で生きて行く事にする。」
「……はぁ。もう良い。なら、わしも考えてやろう。」
その後豊魅の提案で、
妖怪の妖力
神の神力
人の霊力
これら三つを持っているから「
豊魅のネーミングセンスはよく分からない。
そうして、豊魅は俺と旅をする事になった。生き残りの妖怪を探しに行くらしい。
俺達は森の奥へと進んで行った。
一方、影崎神の体を手に入れたスキアーは既にかなり離れた場所に居た。スキアーが誰かの体を必要とするには訳がある。スキアー自身の体は、穢れや、闇などの人間にとって負となる物だ。そして、影崎神は蓬莱の薬の実験体として成功した一人。つまり蓬莱人である。穢れが効かないもしくはそのものならば彼にとっては好都合。しかし、いくらのっとっているとはいえ、日の光に当たり続けるとスキアーには毒。完全に影崎神の体と馴染まない限りは、日の光に当たらないよう移動しなければならない。
そして、今。スキアーが進んでいる方向は豊魅と神人の進んでいる方向。
「く……カカ。さぁ、世界に復讐を!」
か、書き切れた…