一般儀式おじさんypが懐かしみながらアカデミアを過ごす   作:火壁

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マッチ戦勝てねえよおぉぉぉ……


これに伴い転生者複数タグを入れました。でも基本出てくるのは最初に出て来た奴くらいです。


世の中存在する以上、何かしらの役割がある(サイバー攻撃を受けたニコニコ動画を見ながら)

 翔の強化は決まった。制裁タッグデュエルもそう時間も無い。すぐにでも取り掛かりたいがここで問題にぶつかる。

 

 すぐに思い浮かぶのなんてそこまで多くない。何より翔に必要なのはデュエルで冷静にいられる精神力と、それに付随する観察眼だ。デッキもパワーが低いのは分かるが、魔法・罠が優秀なのは3期のEDで広げられている。少なくとも機械族サポートは入ってるからそこは気にかけていない。

 

「とはいえ、調子に乗った時にどうするか。それを気ぃ付けてくれりゃあ何も考えずに済むんだが、第一そんなことに悩まないなら自分で強くなるだろうし。あーーーもうめんどくさくなってきたやめよっかな」

 

 そもそもなんで俺が強化なんぞせにゃならんのか。4期5期のカードプールでも先攻ワンキルできるんだからそれ組んで終わらせろよもうめんどくせえよ新規情報ならまだしもデッキに入れてるカードのカードテキスト確認すらしないはもう怠慢でいいだろ何がどう考えたらこの時代のデュエルでバック警戒しないんだよサイクロンのひとつでも差し込んどけよ少なくともやぶ蛇は入ってないんだから。

 

「でもどうせ敵サイドに転生者紛れてるんだよなぁ……何とかしないと原作ぶっ壊れるし……」

 

 辛い……何をどうというわけでもないし俺の妄想の可能性の方がデカいからわざわざやる気にもなれない。なんでこんな苦行せにゃならんのか……自分で蒔いた種とはいえ辛くなってきた。

 

 そう考えながら俺は今何をやっているのか。そう、アカデミア校内をほっつき歩いている。別に何がどうなるわけでもないが、考える時は動いてると逆に集中できるんだよな。俺だけ?色々と他生徒にすれ違うが、オベリスクブルーがすれ違うと俺を鼻で笑ってくる。お前等……毎日デュエルモンスターズで、エース出してんのか……!ほらまたオベリスクブルーが

 

 

 

 

 

「サモサモキャットベルンベルン」

 

 

 

 !!!!!??????????!!!!!!!!!!

 

「お……お前、その呪文は……!」

 

「ククク……やはり貴様は()()()()か。この世界も稀人(まれびと)が増えたものだ」

 

 こいつは何者なんだ……いや、それ以前にその呪文は!

 

「シンクロ初期の後攻ワンキル呪文なんざデュエリストなら誰でも知ってるだろ。O()C()G()()()ならな」

 

「クハハハ!!良い!実に!!今日という日を何としよう!我が同胞に出会えたこの日に感謝を!」

 

 いやに演技くさい口調だ。何かを隠しているのか……まさか

 

「廃寮にキースを消しかけたのはお前か!」

 

「え!キースさんいたの!?マジかよサイン欲しかった!!」

 

 ……あれ?

 

「え?お前達転生者の敵サイドじゃないの?」

 

「何言ってんだ?敵?」

 

「「……え?」」

 

 俺と推定転生者は揃いも揃って小首を傾げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここだ」

 

「ここに……俺以外の転生者が……」

 

 案内された場所は、アカデミア校内にある部室棟だった。テニスとかオカ研とか出てたし学園もこの規模なら納得なんだが、なんというか……

 

「そこまでしっかりした部屋は与えられなかったのか?」

 

「俺たちの活動もそこまで精力的じゃないし、仲間内で駄弁ってデュエルできる場があれば十分だからな。さあさあ!続きは中で話そうぜ」

 

 扉が開かれ、背中を押される。室内に入り、中を見渡すと、意外にも6人もの生徒が卓を囲み、デュエルを興じていた。

 

「速攻魔法『禁じられた一滴』発動!手札3枚、その中にモンスターがあるからお前のバロネスでチェーンは出来ない!」

「あああああああもうめんどくせえええええええええええええええ!!!」

 

「回復ループと『太陽神合一』でアップした『ラーの翼神竜』の攻撃力は5000兆!!更に『ゴッド・ブレイズ・キャノン』で攻撃時魔法・罠・モンスター効果を封殺!いけ神の一撃!!」

「ふざけんなあああああああああああああああああああああああ!!!」

 

「俺のフィールドには4素材アポロウーサと3カウンターサベージに赤き竜とバロネスとフォーミュロンがいる。そして俺のエクストラデッキにはカラミティがいるためしめて8妨害だ。ハイクを読めカイシャクしてやる」

「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?」

 

 ……うん、地獄だこれ

 

「聞け皆の者!!ここに新たなる同士が現れた!この出会いを祝して彼を我らの集会に招きたいが、異を唱える者はいるか!」

 

「ん?おお!新入りさんかいらっしゃい」

 

「まさか十代の世代で新入りが入るとはなぁ。十代には会った?」

 

「明日香!明日香さんは美人ですか!?」

 

「あの鼻垂れクソ眼鏡まだ生きてる?」

 

 最後すっごい口悪かったけど概ね十代たちと同じ世代という事で話題が出来た。質疑応答、とはいっても俺が一方的に質問責めにあっただけだが、ある程度満足したんだろう部員の皆さんは口々に礼を述べてくれた。

 

「ありがとう。原作キャラとの関わりって本当に少なくてね。ッそういえば自己紹介もまだだった。僕は《奏享士》。3年で、部長。それと見ての通りオベリスクブルーだよ」

 

 最初に挨拶をくれたのは朗らかな見た目の中性的、寧ろ女性的に見える。

 

「俺は《内海啓吾》だ。2年のオベリスクブルー、よろしくな」

 

 ザ・体育会系の気さくそうな男性。さっき明日香について尋ねて来たのもこの人

 

「……《村田栄楽(えいら)》。3年のオベリスクブルーだ」

 

 無口系イケメン!ファンとかいるんだろうなぁーくたばれ!

 

「《樋野庄》だ。お前には強さしか求めていない。俺が楽しめるように精々足掻け」

 

 なんちゃってカイザー。こいつもイケメンかよアカデミアにはイケメンしかいねえのか!……隼人も翔もいたわ(超速冷静)

 

「《村田奏良》だよ。栄楽とは双子なんだーよろしくねっ」

 

 こっちも女性的な見た目で元気っ子。二人共藍色の髪で地毛という。やっぱアニメだなぁー。

 

「《虹村悠紀》よ。2年。まあよろしく……で」

 

 ここにきて初めての女性。明日香と遜色ないプロポーションでここでも姫的扱いを受けてもおかしくないのに皆も苦笑いだ……まさか

 

「そういえば俺も自己紹介がまだだったな。

 

 聞け!!全てのカードを知り尽くし

 

全てを見通すデュエルの王!

 

その名もマダラ!!

 

 ここに降臨した瞬間である」

 

「……」

 

「「「……」」」

 

「……このバカ」

 

 う~~~~~ん……やっぱりキャラは濃かった。演技ではあるとは思うんだけど、言い切った後の自信満々の表情からも温めておいたネタだったんだろうなぁ。まあでも、遊戯王アニメのキャラと見れば……いやそれでも濃ゆいわ。ン熱血指導ゥ!レベルに濃いよどう考えても。てかネーミングセンスナ〇トじゃん。

 

「はあ……聞いて分からないと思うから改めてね。この馬鹿の名前は《虹村煌太》。苗字から分かると思うけど、不本意ながら私の兄よ」

 

「恥ずかしがることはないぞ妹よ!王たる我の血縁というのはそれだけで価値があると言うもの!盛大に喧伝するがいい!」

 

「だからあんたがそんなんだからあたしまで変人扱いされんのよ!!あたしがここまで地位確立させるまでにあんたにどんだけ足引っ張られたか分かってんの!?」

 

 悠紀の喧々諤々もなんのそのといった様子で煌太は話を続ける。すげえよメンタル鋼の意志すぎんよ。

 

「ま、まあ彼も悪い人じゃないんだ。実際僕らみたいな転生者を集めてこうして受け皿を作るくらいにはね」

 

「……受け皿?」

 

 よく分からないと言う様子の俺を察したという風に奏部長が話してくれる。

 

「僕たち、元の世界でもデュエルやってた奴等の集まりなんだ。けど、この世界ってどうやっても僕たちより強いデュエリストっていないんだ。転生特典なのか、僕らの使ってたデッキとかカード丸ごと持ってこれてるしね。アニオリカードとかは無くてもこのカードプールはどう足掻いても僕らのほうが圧倒的に強いんだ。黄泉転輪とかチートはあるけどね。君も思い当たる節があるんじゃない?」

 

 ……そう、俺自身感じていた事。好きなカードを活躍させるというお題目を掲げておいてなんだが、それ以上に学園のレベルが低い。十代は最初のデュエル以来勘が冴えてると言うか、兎に角負ける事が出て来た。本気のデッキ(粛声)ではないしカードプールはほぼ同じだしで思うところはあるが、十代とのデュエルは楽しい。

 

 だが彼以外とはどうかと聞かれれば、はっきり言って弱い。仕方ないのは理解しているし、それなら強化イベント入れろよと思われるのも尤もだが、強化によってどれだけの影響が及ぶか分からないのでなるべくなら避けたい。翔のケースは既に転生者の影がちらついているからやるだけで、原作の流れが修正効きそうならやらない。でもゲート・ガーディアン強化きたくせにロイドにきたのは実質ロイド強化というには淋しい『ドラゴンロイド』だし。迷宮兄弟相手にするには役不足がすぎる。

 

 まあ何が言いたいのかと言うと、恐らく俺はまだ見ぬ強敵が欲しいのであって、きっと原作キャラは遠目に見るのが丁度良いのだろう。きっと先輩たちも」

 

「そう、そうなんだよ!やっぱ僕たちが関わってるのってなんか解釈違いでさー!」

 

「……アレ?今声に出てました?」

 

「割と序盤からね」

 

 うおっ!恥ずかし!!

 

「でもそっかー翔の強化イベントってなると……機械族汎用でも渡す?」

 

「……いや、翔に必要なのは逆境を耐える忍耐力と煽りカスを辞めさせることなんで。日数は少ないですが、やるだけやってみます」

 

「そっか……困ったことがあれば言ってね」

 

 部長に礼を述べてから部室を後にする。その時、煌太先輩が俺に話しかけて来た。

 

「おい!お前の入部届、書いてから行けよ!」

 

「え?」

 

「ここは俺たち世界のはぐれ者のたまり場だ。いつでも来れるようにしておいた方が良いだろう?」

 

「っ……!」

 

 煌太先輩の一言。なんでか俺の胸に熱いものがこみ上げて来た。俺は差し出された入部届を書いて、今度こそ俺は部室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦真くん!ははは隼人君が!!」

 

 ……そういえばこれもあった。いや、俺いる?




盤面とか色々適当にやったんで展開ルートとかないです。あと稀人は煌太くんの厨二設定です。
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