天然の天才、作られた天才、そして努力の天才 作:古明地こいしさん
天才と言えど愉悦を肴とするものは壊れている
「ただいま〜...と言っても一生誰かの声が帰ってくるわけないか」
「では私が...おかえりなさい、あなた」
嬉しいけど無理しないでほしい。有栖を抱き上げベッドに楽な体勢で寝かせると
エプロンを着る
「料理今から作るけどリクエストは?」
「オムライスで」
作りやすいのがリクエストされた。てっきりムニエルとかその辺言われるかと思ったのだが...
料理の知識も腕も俺は勉強した
誰かさんが食べられるようにな
そしてなんとか俺はプロ一歩手前まで成り上がった
プロになるつもりはない
いやほとんど出来るが
「はい。ご要望のオムライス、オプションでスープも付けといたよ」
「さすが、気が利きますね。はむ...美味しいです。女性として悔しいですがこれに関しても仕方がありません。生活、運動においては貴方が上になってしまうのは既に諦めています。ですがそのおかげであなたに出会えました」
めちゃくちゃ褒められてるのか分からないが嬉しい言葉なんだけど
「出会い厨か?黙って食べてくれ...それか別の話に...そうだ。今日の駒云々の話だが...」
「ああ、あれですね。友達...彼女達は友達が困っていれば手を差し伸べるタイプです。そして現にあぶれた私達に手を差し伸べました。面白いくらい私の手のひらの上で踊ってくれましたよ」
え?いや、え?困惑するわ。その言葉は今言うか?
「性格悪いの知ってたけど飯食いながら言うセリフじゃあないな。飯が不味くなる」
「いえ?むしろ美味しくなりますよ?」
ドン引きかっこドン引き
けどこの女の子について行きたいと思う心があるんだよなぁ。そして彼女達には悪いがパペットになってもらいたい
せめて酷いことさせないことを祈るばかりだ
食べ終わりいつものルーティンでお風呂など済ませると珍しく弱気になっている有栖が見れた
いつもは強気なのに
「貴方は私以外の女について行きたいと思うのですか?」
「どした急に?」
同じベッドで抱き上げながら寝てると上目遣いで聞いてくる
それでも俺は落とされんぞ
「今日...Bクラスの帰りに」
「あぁ、あれね、いや友達作りしたいのは本音だけど女遊びしたいとは思ってないよ。本当だ。おでこにキスで賭けてもいい」
「唇がいいです」
「おでこだ。ん」
おでこに顔を近づける。リップ音が響き、満足したのか、俺の胸の中ですやすやと眠る有栖だった
「いつか...おいつけたら...な」
俺もそう言い残し眠るのであった
このシリーズの有栖は好きになれますかねぇ?めちゃくちゃ疑問
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