ブルアカ転生withハードモード(旧題:僕思うんですよ、キヴォトスに必要なのは装甲戦力じゃ無いかって。)   作:焼け野原主任

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どうも、焼け野原主任です。

一応展開ができたので執筆いたしました。

…リメイクに移ったんじゃ無いかって?残念だったな、トリックだよ。


第十一話、拉致られた先生

ここはアビドス高等学校

 

「…まだ、先生は来ないの?」

 

「かれこれ二時間くらい待ってるんだけどね…」

 

私小鳥遊ホシノら対策委員会メンバーと先生が連れて来たIS-2(戦車)の乗員たちはいくら待っても来ない先生に対し、苛立ちと心配を隠せないでいた。

 

そんな中、私、小鳥遊ホシノは探しに行くべきなのか悩んでいた。

正直、私は彼の事をあまり信じていません。黒服と何らかの関わりがある以上、警戒するにこしたことは無いし、もしかしたら彼も黒服の息がかかっているかもしれない。

そんなことを思うと気を許すのはまだ早計だと思う。

 

が、かといって彼が居なければアビドス高校はここまで戦えなかった、と言うのもまた事実。

…いかがしたものかなぁ。

一つ、彼は先生という事です、言ってしまえば私が彼の事を信頼していない原因はここにあります。

先生という本来大人が背負うべき役目…これを彼は背負っているのです。

だけど、彼はその子供ともいえる見た目にも関わらずその職務を全うしている…恐らく、大多数の人は彼の事を才能ある人と見做すでしょう、ですが、私は違うのです。

 

私は大人が嫌いです、ただ大人が嫌いなだけじゃありません、大人が持つべく役割も嫌いなんです。

 

「ん、探しに行く」

 

「待ちなよシロコちゃん、先生がどこに居るかわからないんだよ?」

 

…とは言うけど、恐らくホテルに向かう最中に何かあったのだろう、あの時交換したモモトークの最後の文章には

 

《今日はそっちへ帰れません、戻るまでみんなの事をお願いします》

 

…って書いてあった。

 

「…どうしようかなぁ~…」

 

私が少し悩んでいると、モモトークに通知が来た。

 

「…?先生?」

 

二時間ぶり…いや、最後の通知から八時間振りのメッセージだった。

 

 

◇◇◇

 

少し時を戻して。

 

どうも、僕、シャーレの先生で子供の大宮ミク、今現在絶体絶命の状況に陥っております。

目が覚めるとホテルの天井…などではなく、一つの裸電球が吊るされた一面コンクリートの部屋にある一つの椅子に座らせられています。

動こうにも両手は結束バンドで縛られ、足は椅子の足に同じく結束バンドで固定されています。

そして、自分の目の前にあるのは一つのドアと…。

 

「おっはよ〜!」

 

「機嫌はどうかな?」

 

赤のライダージャケットを着用し、赤のフルフェイスのヘルメットをかぶった二人の元気なヘルメット団員がいます。

 

「良い訳ないだろ…」

 

まさか、黒服のいる所へ行って帰りに終電逃して仕方なくホテルに泊まろうとして気を失ったらヘルメット団に捕獲されるのはいくら何でも想定外。

 

「まぁいいや、とりあえず〜…、君の名前と所属を聞いてもいいかな?」

 

僕の名前を聞かれた、明らかに怪しい集団…というかヘルメット団相手に律儀に本名とシャーレの先生と答える訳にもいかないから…。

…ちょうどよくアビドスの制服着てるし…、ここは嘘言って逃れるか…。

 

「僕はアビドス高等学校…」

 

「ふん!!」

 

そこまで言ったところで、僕はいきなり目の前のヘルメット団員にガスリとぶん殴られた。

 

「おわ…!」

 

殴られた反動で僕が椅子ごとガタリと大きな音を立てて横に倒れる。

アロナバリアーのお陰でほぼほぼ外傷は無かったけれど、このまま横に向いたままというのも体制的につらい。

 

「あ~あ、嘘ついちゃダメじゃないかぁ…()()?」

 

…どうやらすでにバレていたらしい。これは簡単に嘘は付けないな…。

チャキ、とこちらに銃口が突きつけられる。

 

「まぁ…こちらが言いたいことは一つです、私らに協力してください」

 

「そうすれば、こっちもやってることに正当性が出るからね~」

 

キャハハハと笑いながらもう一人のヘルメット団員がクルクルと回る。

 

「…嫌と言ったら?」

 

「もちろんずっとここで拘束させていただきます」

 

即答で返ってきた、まぁ勿論そうだよね。自分らの思い通りにいかなくば指揮能力を奪う…と。

確かに理にかなっちゃいるけど…。

 

「驚いた…、てっきり暴力で無理やり服従させるもんかと」

 

「加減が分からずもしうっかり何かの拍子に殺してしまえばそこまでですし…、何よりそんなことをしても多分無駄でしょうし」

 

…あれま、割とマジでマトモな思考なしに動いてるかと思ってたけど案外そうでは無いのね。

 

「…ん、ちょっといい?こんなのどうよ…」

 

片方のヘルメット団員が僕がさっき迄話していた方の団員を呼び寄せた。

…何やらこそこそと話しているみたいだけどこっちには聞こえないが…、なんとなくないような察せてしまう。

 

「なに?んん…?ああ、それいいね」

 

彼女らはヘルメット越しでもわかりそうなくらいのニヤリとした笑みを浮かべてすぐ、此方の方にくるりと向いた。

 

「セーンセ?ちょっと遊んでみよっか」

 

「…は?」

 

遊ぶ…だと?

 

◇◇◇

 

 

《そんな訳で、今このスマホでこうして連絡とってる》

 

《…遊ぶってどういうこと~?》

 

《とりあえずちょっとだけ事情説明しても?》

 

《いいよ~》

 

《とりあえずその遊びのルール?と経過なんだけど…》

 

 

◇◇◇

 

 

「ルールは簡単、先生にはこの廃ビルの中にあるこの三つのお菓子を回収してもらいます。時間内に全部回収しきれば、私たちは先生を解放してあげます」

 

「ですが、その時間内にこの三つのお菓子を回収できなければ…先生は私たちの好きにさせていただきます」

 

僕を好きにさせて…ってもしかしてっていかんいかん、この小説がR18指定になってしまう。

まぁそれはそれとして…、解放してくれるとはどういう風の吹き回しだろうか。

 

「僕を好きにさせるって…、そんなの僕にとってリスクがデカすぎるんだが?」

 

「あっれれ~?先生が選べる立場かなぁ~?」

 

ケラケラと笑いながら団員がこちらに近づくと、霧吹きで何かを吹き付けられる。

 

「ぶわっ!なに…を…」

 

瞬間、僕の意識はぐらりと遠のいた。

 

 

目が覚めるといつの間にか両手足についていた結束バンドは切られ、近くには自分の荷物であったMAC-10と大人のカードもろもろが入ったバックが置かれていた。

 

「あ、財布…!」

 

ガサゴソとバックの中を探してみると、すぐ近くの100円ショップで買った折り畳みの財布が入っていた。

 

「中身…!」

 

中身を見ると、所持金やらすべてが入っていた。

第二の大人のカードやら現金やらを取られてなくて良かったと思います。もし取られてたら僕はヘルメット団壊滅まで戦闘を続けていたでしょう。

 

「よかった…」

 

◇◇◇

 

《うん、なんとなく事情は分かった、じゃあ助けにいけばいいんだね?》

 

《まぁそんな所、ごめんね、帰れなくて》

 

《いいよいいよ~、まぁ、おじさんたちはどんな所でも行くからさ》

 

《ありがとう》

 

《でも…財布のくだりいる?》

 

《…重要でしょ》

 

◇◇◇

 

一通りホシノとの連絡を終えると僕はスマホを仕舞い、ターゲット探しを始める為装備を確認する。

バッグの中に入っていたのはハンカチ、ティッシュにスマホ、MAC-10に予備マガジン三本。そしていつの間にか入っていた制限時間を示すタイマー。

そして、先生の必需品ことシッテムの箱。

シッテムの箱の電源を入れ、アロナを呼び出す。

 

「先生!お呼びですか!?」

 

ブォンと音がしそうな勢いでホログラムのアロナが飛び出してきた。

こんな時でもアロナは元気だなぁと思いながら僕はアロナに指示を出す。

 

「アロナ、アビドス併設のパソコンにこのメッセージを送ってみんなと連絡を取れるかな」

 

「任せてください!」

 

ふんすと胸を張ってアロナは作業に取り掛かった。

彼女は結構天然でミスも多いけど、能力はあるし何より有能であるから舐められない。

 

 

 

 

残り時間、23:50:12




お読みいただきありがとございます!


◇なんでリメイクも書くのにこっちも書いたの?

答えとしてはリメイクで書こうと思ったプロットがこちらでやった方が完成度が高い…と言う結論に至ったからですね。
真面目な話エデン条約編をどうしようかと思考していた所、エデン条約編をトリニティ編として再構成し執筆することにいたしました。

誠に勝手ですが、ここからはリメイク版を新規の物語として再構成し、同時進行で執筆することにいたしました。

それでは、また次回。

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