ブルアカ転生withハードモード(旧題:僕思うんですよ、キヴォトスに必要なのは装甲戦力じゃ無いかって。)   作:焼け野原主任

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どうも、焼け野原主任です。

今回はヘルメット団がボッコボコにされます、以上。

ではどうぞ…。


第十四話、大蹂躙スマッシュブラザーズ。(ハッピーエンド)

「さぁ〜て、ご開帳〜」

 

 ピピッ、ピピッ、ピピッ

 

 金髪が最後の砦を剥こうとし、これは終わったと覚悟する…。が、その時、モールス音の様な短い音がこの部屋に連続して響いた。

 

「ちょっと待って、ビデオカメラが…」

 

「え〜、今いい所なのに〜?」

 

 黒髪の静止に金髪が残念そうな顔をして僕の方から離れ、黒髪の方へと向かう。

 

「どったん?」

 

「充電切れ、ちょっとバッテリー探してくるから待ってて…」

 

「おっけー、じゃ、さっき撮った分を先に送って少しだけお預けって事で…」

 

 カメラの充電切れ…助かった…。

 と少しの時間的猶予が生まれたが、とはいえ結局この状態から脱せなければ状況は変わらない。

 

「ん…! ん…!」

 

 切れないかとグイグイと引っ張るが、僕程度の力で結束バンドを千切る事ができる筈も無くただ時間が過ぎていく。そこからも何とか抜け出せないかと試行錯誤するし続け…。

 

「あったあった〜」

 

「私が見つけたんだから、先にスるのは私だからね?」

 

「え〜? どうしよ〜?」

 

「ちょっと!?」

 

 三時間ほどかかって金髪と黒髪が戻ってきた。

 

「お待たせ〜、って、もう準備万端だね〜?」

 

 その言葉にふと下を見てみると僕のブツがはち切れんばかりのテントを張っているのが見えた。

 …うわぁ…俺こんなの持ってたんだぁ…、なーんて、今は現実逃避する事しかできない。

 

「ヨイショっと…」

 

 金髪はズシリと僕の膝の上に乗っかり、体制を整える。

 

「じゃ〜あ、センセと私らどっちが上か、わからせてあげるから♡」

 

 僕をを貪ろうと金髪が小悪魔的に、ニヤリと嗤った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、その後ろに一人の白髪の少女(空崎ヒナ)が降り立ったのを僕は見逃さなかった。

 

 

「二人ともぉ…、仲間外れは良くないなぁ? 私も入れてくれないと」

 

 ジャキッキュピーン、ヴィアアアアアアアアアアア! 

 

「うぎゃぁ!!」

 

「あがっ!!」

 

 どこかで聞いた台詞の後に、電動鋸の様な凄まじい発射音が轟いた。背中に被弾し、そのノックバックで膝に座っていた金髪が僕の方へ押されて僕が拘束されている椅子ごと倒れる。

 周囲にあった電灯やカメラが粉々になってもその発射音は止まず、結局その全力射撃は周囲の物を破壊し切った頃に終わった。

 一通り殲滅したのを確認すると、ヒナはこちらに駆け寄ってバチバチと結束バンドを切った。

 

「遅れてごめん先生、助けに来た」

 

「ヒナ!」

 

 感激のあまり窮地を助けてくれた僕の推しへ勢いよく抱き付き、恐怖と

 

「…な、何?」

 

「ありがとうヒナちゃん…ありがとう…」

 

「そ、そう…///」

 

 突然抱きついた事に驚いたのか、ヒナちゃんの可愛い顔の頬に赤くなる。

 ああぁぁぁしゅっごい可愛い。

 

 そんな可愛いヒナちゃんに続いてドタドタと他校の人達がやってくるのが見えた。

 セミナーのユウカにアビドスのシロコ…あれ? ツルギまでいるくね? 

 

「先生!!!」

 

 そんな彼女らは僕を見つけるなりガバァと勢い良く抱きついてきた。

 抱きつかれた影響で僕の身体中に色々な物が当たり、ちょっと良い気分になるが、それ以上に息苦しくなる。

 

「ちょっと…! みんな…! 苦しい…!」

 

 幸せな苦しさを体全体で感じていると、下の方から連続した爆発音や砲撃音が聞こえここが少し揺れる。

 

「あ、戦車が着いたのね!」

 

 その砲撃音にハッとした様にユウカが立ち上がり、この部屋をダッシュで出る。

 他に来ていた生徒達もユウカに続いてこの部屋を後にし、ここには僕と顔の赤いヒナだけが残された。

 

「ヒナ、大丈夫?」

 

「うぇ!? あ…、ううん、大丈夫」

 

 彼女は気を紛らわす様に頭を横に振り、いつもの凛々しい委員長フェイスに戻り、僕へ手を差し出す。

 僕がその差し出された手を取るとヒナちゃんは走り出した。

 

「先生、行こう」

 

「そうだね」

 

 が、この部屋の出口に差し掛かった時…。

 

「死ねぇ!!!!」

 

 バララララララ! 

 

 ドラムロールの様な銃声、ばっと振りむくとぶっ倒れていた黒髪がPPShをぶっ放していた。

 その銃弾はヒナちゃんの後頭部を捉え、穿たんとするが…。

 

 ゴガガガガッ!! 

 

 全て弾き返し…いや、鈍い音を立てて受け止められた。

 

「…邪魔」

 

 ヴィアァァァァァァム! 

 

 お返しとばかりに片手だけで向けられたMG42がチェーンソーの様な音を立ててマズルフラッシュから火が出る。哀れにも秒発200発の凄まじい弾幕を身体中にモロにくらった黒髪は見事にミンチの刑に処された。

 ………上手に挽けました〜…ってか? 

 いやはや冗談じゃない位の凄まじい破壊力だなこれ。

 

 てか、なんでここにいることが分かったんだ? 

 

「ねぇヒナ」

 

「何? 先生」

 

「なんでここにいるのが分かったの?」

 

「あ〜…うん、それは…」

 

 ヒナちゃんが少し言いづらそうな顔をする。

 …なんか、変に踏み込んじゃいけないやつなのかな? 

 

「…いや、話さなくてもいいや。でもありがとう」

 

「…どういたしまして(実は先生の着ている制服に発信機兼盗聴器がホシノによって仕掛けられたからとは言えない…)」

 

 

 ここからは各校連合によるカタカタヘルメット団三分クッキングスペシャルをお届けします。

 では、DIEジェストでどうぞ! 

 

 旧アビドス自治区で、今はカイザーコーポレーションが所有する地区にある綺麗なビル。そのビルはカイザーコーポレーションがカタカタヘルメット団へのアビドス攻略支援の一環として引き渡したのだ。

 そしてそのビルの正面玄関周辺…そこには、防衛線を構築しているヘルメット団陣地を各校連合の大量の戦車や歩兵戦闘車が周囲を囲み、その戦車部隊が容赦のない砲撃を加える蹂躙劇の一幕であった。そしてその陣地を構築している土嚢や板材が消し飛び、据え付けられた重機関銃だったものが宙を舞う。

 

「おい! 『バヒィィン!』は! 『バヒィィン!!』だか!」

 

「なんて!!?」

 

「戦車はまだかって聞いてるんだ!」

 

 絶えず振り撒かれる戦車からの砲撃音で声がかき消され、連絡もろくに取れない状況に陥り、連絡を取れる頃には吹き飛ばされている。

 

「ちっくしょう!!」

「バカ! 頭を出すな!」

「ぐわっ!」

 

 RPG-7を持った団員が戦車に向けて放とう遮蔽物から体を出すと、戦車からの機銃弾幕に晒され撃ち倒される。

 

 大量の土嚢を重ねあわせて建造された頑丈なトーチカも、トリニティが擁するチャーチル・クロコダイルの火焔放射器で燃やし尽くされ、挙句そのままチャーチルに轢かれる。

 

 そして、大量に設置されたはいいものの、砲撃で破壊された数少ない対戦車砲が応射を続け、シャーマンなど数両を撃破するが…。

 

「なんだありゃあ!!!」

 

「75mmでも歯がたたねぇ!」

 

 ぬらりと集団から姿を表したのはアビドスが擁する現在動かせる唯一の戦車、超重戦車マウス。

 側面にも正面の装甲板にも夥しいほどの弾痕が付いているが、その全てが軽く削る程度であり、全ての砲弾が弾き返された事の証左である。

 

 グゥィィと、マウスの砲口が対戦車砲の方を向き、放たれた榴弾が周囲の土嚢やコンクリート、兵士を巻き込んで対戦車砲丸ごと一撃で吹き飛ばす。

 また、近くにあった対戦車砲の弾薬も誘爆し、近くに潜んでいた対戦車猟兵も吹き飛ばした。

 

 が、マウスの進撃はそれだけにとどまらない。トーチカを踏み潰して陣地に突っ込み、挙句正面玄関の強化ガラスを突き破ってエントランス内に突入し、そこで砲撃を振り撒くというただの地獄が展開されていた。

 

 そして、場所は変わってヘルメット団戦車庫。

 正面玄関周辺の大蹂躙に向かう為に意気揚々と出撃したクルセイダー部隊。

 

「しゃあ! 行くぞ!」

 

 ギャリギャリと援護に向かう車列が交差点に差し掛かった時、一番前の車両が吹き飛んだ。

 

「なんだ!?」

 

『パンター! 交差点の近くにいます!』

 

 

 

 ◇◇◇

 交差点のパンターA型車内。

 

 風紀の腕章を付けた一人の短髪の生徒がキューポラのペリスコープから正面のクルセイダーの車列を観察している。

 

「委員長代理殿から司令が来たと思えば…、これ一両で車列を足止めしろとは無茶を言う」

 

「そう言って、実は乗り気な癖に〜」

 

「ふん、まぁあのチビは好かんが…、戦車で戦えるとあれば話は別だ」

 

 ヒナに対し愚痴を溢すが、その顔は実に満足そうな彼女の名前は馬場エルン、ゲヘナ学園最強の戦車乗りであり、風紀委員会のパンター中隊の指揮官でもある。

 

「まぁ、ウチも戦車戦は好きだからね〜。もうちっと頑張るよ〜」

 

 そう言って照準器を覗きながら砲を操作し、寸分の狂いなく砲弾を叩き込んでクルセイダーにトドメを刺す彼女の名前は赤馬ポッケ、エルンの幼馴染でゲヘナ一練度の高い砲手である。

 

 健気にも退却せずクルセイダーは反撃をするが正面装甲80mm、かつ傾斜込みで140mm近い装甲を持つパンターに全て弾き返され、逆にパンターはクルセイダーを撃破し続けること一時間。

 

「…終わったか」

 

「はぁ〜疲れた、エルン今何時〜?」

 

 チラリとエルンが手元の時計を見ると、戦闘開始の時は一時を指していたその長針は二時を指していた。

 

「一時間だ、そろそろミレニアムが室内戦闘に移行している所だろう。先に裏口から侵入した委員長代理殿が先生の回収に向かったが…まぁ、これでチェックメイトだな」

 

「そうだねぇ〜…、って、それはそれとして委員長代理と先生のことどう思う?」

 

 ポッケがエルンに寄りかかり、太ももにその頭を置く。

 

「ん? ああ、さっきも言ったが少し気に食わんが我々の使い方を分かってくれてるのは嬉しいな…、まぁ先生に関してはわからん」

 

「あ〜…、そう言うことじゃなくて…。先生と委員長代理、いいカップルになるんじゃないの? 私ら呼び寄せた時も、先生の事について嬉々として語ってたじゃん」

 

「あぁそういう…」

 

 ◇◇◇

 

 そして、場所は変わってビル階層、入り組んでて大量のヘルメット団が配置されているが…、そこにヘルメット団はいない…。いや、厳密には半死体としてそこら中に倒れている。

 

「あ"ァ"〜…、この階の制圧は終わったな。じゃ、次に行くぞ」

 

「了解です、委員長」

 

「りょうか〜い!」

 

「了解」

 

 この階を一瞬で制圧したミレニアムの特殊部隊…C&Cの手により、この階は瞬く間にお掃除されその次の階へと向かい、また殲滅した。

 

 これにより、たった一日の内にカタカタヘルメット団は殲滅され、カイザーはかなりの資金をドブに捨てる羽目になった。

 

 ◇◇◇

 

 そして、そのDIEジェストが終わり、アビドスへ向かう懐かしき我がIS-2戦車の上でヒナちゃんの隣に座っているに僕は、この事件をどう名付けようか悩んでいたが…。

 

「…これってさ、ただの蹂躙だよね」

 

 そのヒナちゃんの言葉で、僕の中に大蹂躙スマッシュブラザーズと言う名前が浮かび、それをそっくりそのまま事件名に名付けた。

 

 ふと、隣に目をやると少し眠たそうなヒナちゃんの姿が見える。

 …、そういえば、こう言う時に、褒めてやるべきなんだよな…。

 

「…ヒナ、ありがとう」

 

 ぽすり、とヒナちゃんの頭に手を乗せ、優しく撫でる。

 その動作に僕は少し気恥ずかしくなるけど、ヒナを褒めてやるのも先生の仕事だし…多分、原作で見落として事を拾い上げてやることが僕の役目かもしれない。

 

「…ん…どういたしまして」

 

 眠さ半分で僕に答える夕焼けに重なったヒナちゃんの姿に、ふと物悲しさを感じる。その光景にさっきまでの緊張感がやっと解きほぐれ、反動で急激な眠気が僕を襲う。

 

「うん…ありがとう…、ヒ…ちゃん…」

 

 そのまま、僕はヒナと共にアビドスへと帰ってきた。

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。


うん、ヒナちゃんかわいい!!(おい

◇十字路のパンターとエルンとポッケ

はい、もちろんバルクマン・コーナーの戦いですね。
エルンスト・バルクマンこと馬場エルン、そしてその時の砲手だったポッケンドルフより名前はとりました。

最後のシーン書いてる時が一番楽しかったまである。

では…また次回

R-18版(バッドエンドルート)も書いたほうがいい?

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