ブルアカ転生withハードモード(旧題:僕思うんですよ、キヴォトスに必要なのは装甲戦力じゃ無いかって。)   作:焼け野原主任

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どうも〜、焼け野原主任でございます。

この小説書いているのがめちゃくちゃ楽しいです。

前回の感想ありがとうございます。

では、どうぞ…。


第三話、シャーレ到着!そして明かされる衝撃の事実!

 白くあたたかい陽光に照らされて僕はベッドの上で目を覚ました。今、目の前に見えるのはどこか分からない水色の天井だ。

 

 

「…知らない天井だ」

 

 

 何となく言ってみたかったことを口に出す、これで俺のやりたい事リスト一つ達成! 

 

「シャーレの医務室です。先生」

 

 ベッドの左側からゲームだと偶にしか聞こえなかった声、だけど、ゲームのストーリーでは良く見る人の声が聞こえる。

 

「おはようございます先生。初めまして、私、連邦生徒会首席行政官の七神リンと申します」

 

 長く黒い髪に水色の目に掛けられた細い銀縁のメガネ、そして、白くシンプルな連邦生徒会の服に黒いタイツが映える。

 

「ハジメマシテ…」

 

 何となくで返事を返す、そういえば、さっきまで慣れた様な空気があったが元を正せば僕は争いを知らないただの一般人、そんな中、突然この世界に飛ばされているのだ。まだ慣れないのは仕方ないだろう。

 

「既に空崎ヒナさんから事情は聞いています。連邦生徒会長の指示を元にあなたは先生としてここに着任した事も、なぜか戦車があなたのそばにあった事も」

 

 ああそうだなそういえばと、本来の目的を思い出す。僕は連邦生徒会長からシャーレの先生として委託されてここに来たのだ。

 

「そういえばヒナ委員長は?」

 

委員長…? 空崎ヒナさんなら「とりあえず役目は終わったから」と言ってゲヘナの方へ戻りました」

 

 あーあ…、行っちゃったかぁ…、もうちょっと話してたかったなぁ…。

 

「…わかりました」

 

「それと先生、貴方にお渡しするものがあるのでついて来て下さい」

 

 リンがそう言うと医務室のドアの前へと行き、こちらに手招きをする。

 

「あ、はーい…」

 

 少しばかり気の抜けた返事をして彼女の後をついて行く。

 

「一応、このキヴォトスについて解説をさせていただきます」

 

 ここで色々とリンが解説してくれたが、大方ゲームで聞いた通り…。

 

 ・サンクトゥムタワーの制御権を持つ連邦生徒会長が行方不明。

 

 ・それに起因してキヴォトスを統括している連邦生徒会が実質的に機能不全に陥る。

 

 ・その所為でどこもかしこも色んなとこで大暴れ。

 

 …と言う事らしい。が、話はそれだけでは収まらず…。

 

「つい最近でもゲヘナで暴力事故が発生し、トリニティでは正義実現委員会とティーパーティーで内部抗争が発生しています」

 

 ……ん? トリニティってそんなに仲悪かったっけ? 

 

「それに、ブラックマーケットでもヘルメット団とPMCで銃撃戦が発生しています」

 

 …あれ? そこでも? 

 

「と、この様にそれぞれの勢力がひどく大暴れしていて、最早手の施しようがない状況にあります」

 

「…つまり、僕は面倒事を押し付けられたと?」

 

「そう言うことになりますね」

 

 oh…my…goodness(なんてこった)!! 

 

「まぁそれは後でどうにでもなりますので…、こちら、シッテムの箱の認証をお願いします」

 

 彼女がそう言うと、その手に持っていたタブレット端末をこちらに手渡した。

 僕がそのタブレット端末を受け取ると、少しズシリとした重みが腕に伝わる。

 

「…重い…」

 

「はい、シッテムの箱はあらゆる衝撃に対してある程度耐えれる様に作られているそうなのでその分、重くなっています」

 

「はぁ…」

 

 そうか、そういえば水に濡れても大丈夫だし銃弾食らっても内部に影響は少なかったんだもんね。そりゃ重いか。

 僕がそれを持ち、電源ボタンを入れると少しだけ意識が遠のいて行く、その遠のく意識に眠る様に身を任せた。

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 …我々は望む、七つの嘆きを。

 ……我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

 

 接続パスワード承認。

 確認しました、現在の接続者情報は大宮ミク、認証しました。

 

 

 

シッテムの箱へようこそ、先生

 

 

 生体認証および証明書生成の為、シッテムの箱メインオペレートシステム『A.R.O.N.A』に変更します。

 

 

 

 

「…ここかぁ」

 

 ふと眠りから目が覚めると足元には水が薄く張っていて、眼前に広がるのは水色の壁と白のロッカー、そして、学校によくある机と椅子のセットがある。後を見れば黒板と大きく崩れた壁から見える外には、机と椅子のセットが無造作に積み上げられて聳え立つ山とその奥に広がる青い海。

 

 そして…

 

「あ! きました〜!」

 

 ゲームとは違い、変な音程の機械音声ではなくちゃんとした人間らしいイントネーションの女の子の声が聞こえた。

 その声がした方を向く。そこには、僕よりちょっと高いぐらいの身長でボブぐらいの長さに切り揃えられた外側は青く、内側は桃色の髪に水色のセーラー服、そして白のスカート。

 

 シッテムの箱の中身であり、異様に人間味があるそしてガチャの中身を操作する諸悪の根源。シッテムの箱のOSシステムでありAIコ・パイロットである『アロナ』がいた。

 

「初めまして! 私はシッテムの箱のシステム管理者でメインOSで先生をアシストする秘書となりますアロナです! よろしくお願いします!」

 

 元気一杯に話し始めるアロナ、こんな少し頼りない見た目でも先生を防護フィールドで守ってくれたりしてくれる奴だから侮れない。

 その元気に気圧されながらも僕は自己紹介をする。

 

「えっと…僕は大宮ミク、ここシャーレに先生として着任した」

 

「やっぱり! では、生体認証で登録を行うので指を前に出してください!」

 

「えっと…、これでいい?」

 

 僕が人差し指を前に出すと、アロナはその僕の指に人差し指を当てた。

 

「ふふっ、こうやってみるとまるで約束してるみたいですね!」

 

「どっちかと言うとなんか宇宙人の映画のワンシーンに見えなくもないけどね」

 

 僕がそういうと、アロナは少しジト目になって

 

「これで生体認証をするんです〜! こうやって画面に残った指紋で確認するんです! すぐ終わりますから、待っててくださいね!」

 

「う、うん」

 

「(…うーん、よく見えないや…)…まぁ…、大丈夫ですね、はい!」

 

「大丈夫? 手抜いてない?」

 

「いや抜いて無いですよ〜!」

 

 怪しい…、

 

「まぁいいや、最近の機械とかは一秒もかからないけど」

 

「えー!? 一秒ですか!?」

 

 アロナがかなり驚く。

 

「うん」

 

「私にはそんな最先端の機能はありません…」

 

 アロナが少しぐすんとなって落ち込む。

 

 流石にやりすぎたと思い、いっぱい慰めるついでにこちらの事情も話した。

 

 少しアロナが落ち着いた頃に、彼女は話し始めた。

 

「…なるほど、先生の事情は大方わかりました。つまり、制御権を持っている連邦生徒会長が行方不明になり、キヴォトスのサンクトゥムタワーの制御権が宙ぶらりんになってしまったと」

 

「…連邦生徒会長について知ってる?」

 

「申し訳ありません…、私はキヴォトスに関する情報は多く知っていますが連邦生徒会長についてはほとんど知りません。彼女が何者なのかどうして居なくなったのかも、私は知りません」

 

「そうか…」

 

 知らないと言われて少し落胆する。と、言っても何となく理由は覚えている、クーデター…だったっけ? 

 

「ですが! サンクトゥムタワーの問題は私が何とか解決できそうです!」

 

 キラキラした目でそう答える。

 

「頼んだよ、アロナ」

 

「はい!」

 

 どこかからかキィィと言う音が聞こえる。

 

「サンクトゥムタワーのadmin権限の移譲完了…、はい! 終わりました!」

 

「お疲れ様」

 

「はい! これでキヴォトスは今や先生のモノと言っても過言ではありません!!」

 

「先生が承認してくだされば、この権限を連邦生徒会に移管する事もできますが…大丈夫ですか?」

 

「承認する。任していいよ」

 

「了解しました! では! 権限を移管します!」

 

 

 ◇◇◇

 

 

 目が覚めると、さっきまでいた仕事部屋の白い壁が見える。

 

「…ふぅ」

 

「お疲れ様でした、先生、こちらでも制御権の移管を確認しました。これで、今までのように行政管理を進められます」

 

「キヴォトスの混乱を防いでくれた事に対し、連邦生徒会を代表して深く感謝します」

 

 そう言って、リンは深く頭を下げる。

 

「いえいえ、どうって事ありませんよ」

 

「いえ、本当に、ありがとう御座います。…ああ、そういえば、一つ、疑問があることを忘れていました」

 

 何かを思い出した様にリンがこちらに質問する。

 

「…()()()()()()空崎ヒナさんは、風紀委員長じゃありませんよ?」

 

「…へ?」

 

 それは、僕にとってはまさかの事実であった。




お読みいただきありがとう御座います。

今回、先生であるリクが一番大変なことに気がついたところでここまで。

次回は…多分夜ぐらいには上げますのでお楽しみに。

出して欲しい戦車

  • T−34(1941年型)
  • Tー34−85
  • KV−1(前期型)
  • KV−1(後期型)
  • KV−2
  • IS−1
  • ISU−152
  • SU−122
  • BMP-1(歩兵戦闘車)
  • IV号戦車F2型
  • IV号戦車H型
  • III号戦車M型
  • ティーガー1
  • レオパルト1
  • マウス(!?)
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