ブルアカ転生withハードモード(旧題:僕思うんですよ、キヴォトスに必要なのは装甲戦力じゃ無いかって。) 作:焼け野原主任
今回タイトル通りアビドス高校へと向かいます。
それと、今回は本編軸より前故のオリジナル要素が出てきます
ではどうぞ…。
「ん、私のこと知ってる?」
僕が名前を言った事にシロコが怪訝な目でこちらを見てくる。
あ、確かに、相手が名乗ってもいないのに知っているのは確かにおかしい。
「ああ、いえ…。それよりも、これは貴方が?」
僕はそれに対して即座に別の質問をしてはぐらかす。
「そう、サイクリングをしてたら突然砲撃音が聞こえたから」
彼女はいつもの真面目な表情でこちらに返答する。
ちらりと銃口を見ると硝煙の煙カスがまだふわふわと上がっていた。
「ていうか…それはこっちのセリフ、貴方方がこれ全部倒したの?」
「まぁ…、はい、そんな所です…」
少し苦笑いしながら、その普通に考えれば信じれないであろう事実を肯定する。
「…本当?」
またさっき迄の怪訝な目に戻り、信じがたい感情も混じった眼差しで見てくる。
「…はい(まぁ流石に信じられないよね…)」
「ん…、凄いね。あの量の戦車の相手に」
「信じられませ…、はい?」
シロコの口から出たのは予想外にも信じるという言葉と、逆にあの戦車の大群相手に戦い、生き残った事に感心する言葉だった。
…いやいや、流石に自分でもそう簡単に信じるのは難しいと思うけどなぁ!?
「で…、あなたは誰?」
「え…ああ、僕はシャーレの先生です。救援要請があったのでやってきました」
「…あなたが?」
またもやシロコが疑りのこもった目で見てくる。
「はい、僕が…です。信じれませんよね…」
流石にそこはまぁ一般的な感性があれば簡単にこんな子供が先生なんて信じることは出来ないよね…?
シロコは少し考えた後、こちらに顔を向けた。
「ん、わかった。信じる」
「へ?」
これもいとも簡単に信じてしまわれた事に驚いて素っ頓狂な声が出てしまう。
いやいや…、信じるの? まじで? こんなガキだよ? 子供だよ!? ショタだよ!?
「でも先生、何でこんな所に?」
僕が子供である事を歯牙にもかけず、シロコは話し続ける。
「いやいやいやいや!! 何でそう簡単に信じるの!? こんな子供だよ!?」
「ん、関係ない」
「えぇ!?」
子供だろうが関係ないとか言われてしまい、驚いてしまった。
……そういえば、ここは銃を持つ事が普通で、暴力が蔓延る学園都市キヴォトス。僕の生きていた地球とは全くもって常識が違うのだ。
…僕はここがキヴォトスであることを色んな意味でもう一回実感した。
「…まぁ、補給部隊と一緒にシャーレを出て結局どこにアビドスがあるかわからなくなって迷いに迷ってついには戦闘になって今に至ります」
僕はシロコに迷ったということを正直に話した。
「ん、だったら案内する。戦車の中に乗せて」
「わかりまし…ん?」
戦車の中に乗せろ…とな? なんかいやーな予感が。
◇◇◇そしてIS−2車内◇◇◇
「(まぁ、そうなるな…)」
僕は今、またもや女の子の膝の上に乗せられています。
その女の子…砂狼シロコは僕より身長が高いせいでちょうど胸のあたりが僕の後頭部に密着しております。
ていうか普通にさっきまでロードバイクでサイクリングしていたから少々汗っぽい匂いがする筈なのにめちゃくちゃいい匂いがするんだけど?
その所為で僕の性癖がバッキバキに捻じ曲げられそうなのですが?
何? 人の性癖壊すのそんなに楽しい?
許さん、許さんぞカイザーコーポレーション。
「ん、その信号の所を右」
「その先の信号右」
『了解』
シロコの案内を元に僕が乗員に伝える。
戦車の車内では肉声で会話しようとしても車内に響くエンジン音だったり、戦闘中であれば砲撃音などで声がかき消されやすく、無線機で連絡を取ることが主になる。
…そういえば、やけに上半身がスースーする。
その原因を探る為に自分の服を見たら…。
「ファッ!?」
『ぎゃっ! 何ですか車長! 大きい声出して!』
「ああ…、ごめんごめん…」
自分の服が破けていた。
焼けこげた後がある所を見るにさっきの戦闘での手榴弾の影響だろう。
思い出した、アロナは普段オートで防護フィールドを張ってくれている、そのお陰で体自体は大丈夫なんだろう。ただ、服に関しては全く別のようだ。
ってことはヘルメット団に囲まれたあの時、撃たれても無事だったのでは…?
「(まぁいいや、アビドスに着いたらこの服どうにかしないと…)」
そこから約十分。悶々とする感情を鋼の意志を持って抵抗しシロコの膝上に乗せられつつアビドスに到着した。
「ん、着いた」
「ありがとうございます」
「…さっきまでロードバイクに乗ってたから、そこまで汗だくって訳ではないのだけど」
シロコの顔がちょっと赤くなるのがわかる。
「気にならなかった? その…臭いとか」
「大丈夫だよ」
というかめちゃくちゃ堪能させていただきました。キヴォトス人は汗かいた方がいい匂いするんじゃないかと思うくらいにいい匂いを堪能させてもらいました。
「いや、むしろいい匂いだったよ…うん」
「…? うん、まぁ、気にならなかったのならまぁいいか」
「それよりも、ここに入ろう」
「え? ああ、はい!」
ザリザリ、と僕が手を掛けた正面入り口の引き戸がレールの間に挟まった砂を巻き込みながら開く。
「うわ…」
僕が触った手を見ると、うっすらと砂埃がついている。
「最近…、砂嵐でもあったんですか?」
「あった、と思う。私はあまり記憶がないから」
「そうですか…」
そういえば、シロコはノノミとホシノに拾われてここにいるんだっけか。
なら、知っていない…いや、覚えていないのも当然か。
シロコに案内され、アビドス高校廃校対策委員会室と書かれた板が掛けられた部屋へと辿り着く。
「ただいま」
「おかえりシロコちゃ〜ん…って、誰その服ぼろぼろの子供」
「わぁ! シロコちゃんが子供を拉致してきました!」
「おじさんかなり問題だと思うよそれ〜」
「ん、先生」
中に入ると早速僕の存在についての疑問と、シロコにあらぬ疑いがいつもの対策委員会メンバーにかけられる。
そして…。
「先生? こんな子供が?」
片や、黄色の目に緑の長い髪に太陽の髪飾りをつけたノノミと同じぐらい胸や身長のデカく、少しオラついた様な感じの生徒。
「服もボロボロじゃない! 替えの服ってあったっけ…? てか身長は?」
片や、ポニーテールに結った黒い髪に赤い目、そして、さっきの人とは対照的に割と身長とか色々普通な生徒。
その僕の知らない生徒が二人いた。
「まぁ…そうです。後身長は140くらいだと思います」
僕がそういうとちょっと待ってと言って赤目の生徒はがさがさとクローゼットの中を漁りはじめ、そこから一着の服を取り出した。
「…これ、ホシノちゃんのお古だけどいい?」
「先輩? ちょっと?」
ホシノの目を気にせずクローゼットからホシノのアビドスの制服を取り出した。
「いいじゃない、相手は子供なんだし」
彼女は僕から破れていたスーツとシャツを剥ぎ取り、一瞬でホシノの制服を僕に着せた。
「あー…、まぁいいや、おじさんのお古でいいならそれでいいよ〜」
ホシノは諦めた顔をしてそう言った。
「あ、ありがとうございます…?」
「先輩、赤の他人、それも異性に持ち主の同意無しに着せるのは良くないと思う」
「そうだけど、子供だしいいかなって。後本人もいいって言ってるから」
「まぁ、それはそれとして支援要請が受理されて良かったです〜」
ノノミが両手を少しだけ合わせて喜ぶ。そして、その腕にその爆発的な胸部装甲が少しだけ潰される。
「気を取り直して、僕は『シャーレ』の担当先生こと大宮ミク、よろしくね」
「はい! 私はアビドス高等学校一年生、十六夜ノノミです!」
「ん、同じく一年生、砂狼シロコ」
「おじさんは二年生、それで、対策委員会委員長の小鳥遊ホシノだよ〜」
さて、ここまでは学年以外本編通りの対策委員会なんだけど…。
「私はアビドス高等学校三年生、
「アタシも三年生、
この二人に関しては僕は全く知らない。どういうこと?
確かもうほとんどの先輩は卒業してしまったはずじゃ…。
「(…今考えても意味がないか…)うん、よろしくね」
「はい! ああ、後三名生徒がいるんですが…」
あれ? まだいるんだ?
…なんか一年前とはいえ僕の知ってるアビドスとは全く違うんだけど!?
ミクの困惑はまだまだ終わる所を知らない…。
お読みいただきありがとうございます。
最近あった質問
◇ミクくんアロナバリアー忘れてない?
本人は今の今まで忘れてました、てか一時期作者も忘れてました(おい
一応今回で彼はその事を思い出し、戦闘で破れたスーツの代わりにうごあつおじさんの服を着せられました。
うごあつおじさんの服を着させられました。(大事なことなので二回言いました)
◇時間軸は?
本編の一年前です。なので色々と部活などがあったり無かったり、あといなかったりする生徒がいたりします。
それに本編軸での記憶が使えなくてミクくんも困惑してばっかりだったりします。
それでは、また次回。
出して欲しい戦車
-
T−34(1941年型)
-
Tー34−85
-
KV−1(前期型)
-
KV−1(後期型)
-
KV−2
-
IS−1
-
ISU−152
-
SU−122
-
BMP-1(歩兵戦闘車)
-
IV号戦車F2型
-
IV号戦車H型
-
III号戦車M型
-
ティーガー1
-
レオパルト1
-
マウス(!?)