ブルアカ転生withハードモード(旧題:僕思うんですよ、キヴォトスに必要なのは装甲戦力じゃ無いかって。)   作:焼け野原主任

8 / 14
どうもどうも、焼け野原主任でございます。

今回はアビドス編第8話でございます。


第八話、アビドス高校襲撃事件、そして全盛期の遺物

「ぐえ〜…」

 

 太陽照りつける透き通る様な青空の下、汗だくになりながらアビドスへの補給物資の搬入を済ませ、その上弾切れになったIS−2への砲弾の積載を済ませた僕、大宮ミクは輸送車両の貨物庫の出入り口で座って休んでいた。

 

「お疲れ様です、先生」

 

「ああ、ありがとう」

 

 さっきまで搬入を手伝ってくれたIS−2の乗員生徒からスポーツドリンクを手渡される。

 後、さっきの搬入の時にわかった事がある、僕のIS−2の乗員生徒のセーラー服の上に着ているタンクジャケットの背中には砲! とか装填の装! とか操縦の操! と漢字Tシャツの如くデカデカと書かれているのだ、これ、意味あるか? 

 

 ちなみにさっきのは装填手だ、タンクジャケットとかセーラー服とか脱いでるけどその下の黒のタンクトップにすら白い文字で装とデカデカと書かれている。

 

「(…さて、少し状況を整理しよう)」

 

 手渡されたスポーツドリンクのキャップを開け、ゴクリと一口含む。

 

「(まず、時系列的に本編軸の一年前ということ。キヴォトスの一年がどれくらいの長さかはわからないが、これは確実と言っていいだろう)」

 

 これはヒナちゃんが二年生だったりホシノが二年生だったり存在しないはずのアビドスの先輩がいる事から推測、かつ確定した。

 ということは、ゲーム部やら何やらの本編軸で一年生しかいない部活はまだ現状ない事になる。

 

「(そして、何の因果か僕…つまり先生が子供であること)」

 

 これはまだ結論が出ていない、不思議なキヴォトスパワーって事に今はしている。マジレスすると転生した時に前世の年齢になるのかとも思う。

 …だけど。

 

 どさりと貨物庫に寝転がり、胸元のポケットから黒い()()()()()()を取り出し眺める。

「(これ(大人のカード)を持っているということ)」

 

「(…そして、なぜか僕が戦う力を持っている事)」

 

 これを僕は何かの転生特典か何かだと考えている。

 これは正直嬉しい。なぜかというと生徒と一緒に戦えて、こっちは分厚い装甲に守られているからそう簡単に銃では死なないから生徒が戦闘に集中できる上、生徒の銃じゃそう簡単に撃破できない相手を破壊できるのだから。

 

「(このMAC-10に関してはちょっと事情が違うけど…)」

 

 サイレンサーを付けて、ロングマガジンを装着し、ストックを展開したフルアーマー状態のMAC-10を見る。

 

 アビドスの校舎内にある射撃場で練習したけど、とても上手いと言える腕前ではなかった。

 実際、射撃を見たホシノからもこれはダメと言われるレベルだった。

 当たり前だけど、前世で撃ったエアガン、ガスガンどころか、モデルガンよりも強い反動が来るとは思わなかったから。

 

「もうちょっと練習しなきゃかなぁ…っと」

 

 寝た状態から起き上がり、じっとりとした汗の跡がついた貨物庫の床を見る。

 

「(…これ、ホシノから借りた服だもんね、後でちゃんと洗濯しないと…)」

 

 僕が貨物庫から降りようとしたその時。

 

 ダガダガダガダガッ! 

 

 ドラムロールの様な銃声が近くから響いた。

 

「!?」

 

 銃声がした方向を向くと、ヘルメット団の団員が銃を乱射しているのが見えた。

 

「ヒャッハー!」

 

「いけ! 攻撃だ!」

 

 どうやら奴らいつの間にか高校の敷地に侵入していたみたいで、奴らはこちらに気が付くや否や、銃をぶっ放して来る。

 

「うわ!!」

 

 ガキンキンキンキン! 

 

 僕はすぐさま貨物庫内に逃げ込んだ。銃弾は多少装甲化されている外壁に当たり、弾かれる音が聞こえる。

 

「どうしたら…」

 

「先生!」

 

 先ほどの銃声から異変を察知したのか玄関からノノミやシロコが出てきたが、ヘルメット団の銃口がそちらを向く。

 

「危ない!」

 

「え? きゃ!!」

 

 その二人の姿を見逃さず、ヘルメット団は銃を乱射する。

 出入り口近くの壁に数発が出入り口近くの壁に着弾し、外壁の塗装とコンクリートが抉れた。

 

「う…、先生! 助けに行くので待っててください!」

 

 そう言うけど、ヘルメット団からの銃撃で出入り口に射すくめられていては僕を助けることは難しいだろう。

 僕の方から動くか? いや、ここから校舎までは7mぐらい離れてる、移動しようとすれば一瞬で蜂の巣だろう。

 アロナバリアがあるから大丈夫か? いや、いくら何でも何があるかわかったモンじゃない。

 いくらアロナバリアでも集中して大量に弾が当たればエデン条約編の巡航ミサイルよろしく機能しなくなるかもしれない。

 

「(…あれ? これもしかしなくても絶体絶命ってこと!?)」

 

 ふと奥の方を見ると補給車両の運転席が見える。

 そういえば、この補給車両は前世の黒猫の運送屋よろしくウォークスルータイプになっているのを思い出す。

 

「(あ! そうか! この車両で入り口までバックで走れば…)」

 

 僕は運転室に飛び込み、エンジンをかけようとする…が。

 

「これキィ式かよ!」

 

 思わず叫んでしまった。

 話によればキィ無しでエンジンをかけることもできるそうだけど…、これは戦闘車両な上僕はその方法がわからない。

 

「(仕方ない…、覚悟を決めるか…)」

 

 持っていたMAC-10にロングマガジンを挿入し、コッキングレバーを引く。

 もちろん、あの時の様な失態を犯さないためにもセーフティーの解除を確認し、セレクターをフルオートにする。

 

「(準備はよし…、後は…)」

 

 後は僕自身の覚悟だけだ。僕は指揮官、前線に出るべき役職ではないけど、このまま射すくめられていてはジリ貧な上、満足に指揮も出来ない…。

 なら、動かなければ変わらない。

 外の照りつける太陽による暑さとは対照的に、自分の心の中は凍えていた。

 

「大丈夫、アロナがいる。アロナのバリアーが何とかしてくれる…」

 

 小さい声で自分にそう言い聞かせ、逃げ出したい感情を抑え込む。

 じっとりとMAC-10を握る自分の手が汗ばむのを感じる。

 

「ふぅッ!」

 

 震える足で火線に飛び込んだ。

 

 ◇◇◇

 

「先生!?」

 

 先生が自分からあの火線に飛び込んでいった。

 スパパパパパパとサイレンサーが付いたMAC-10を乱射してこっちに向かってくる。

 

「不味い…!」

 

「待ってシロコちゃん」

 

 シロコちゃんが先生を見て助けようと飛び込みかけるけど、それをホシノ先輩が制止する。

 

「なんで!」

 

 シロコちゃんが制止を振り切ろうとホシノ先輩に怒鳴りつけるけど、ちょっと遅れてやってきた比良坂先輩たちも止めに入る。

 

「ダメ、相手が子供だからって、貴方まで出て戦闘不能になられたらどうする?」

 

「う…!」

 

「あ! 先生!」

 

 二人が問答している間に先生は私達のすぐ近くに来て、こちらに手を伸ばしていました。

 私はその手を取ってこちらに引き寄せて、抱きしめました。

 

「先生! こっちです!」

 

 

 ◇◇◇

 

 モニュン

 

「フガ…(え!?)」

 

 MAC-10乱射しながらみんながいた所に突撃したら何故かノノミに抱きしめられたのですが!? 

 僕の視界の全てが柔らかい胸に包まれて、かなり息苦しい。

 

「ムグ…」

 

「よかったです〜!」

 

 いい匂いと共にムニュムニュとおっきな胸が左右し顔面マッサージされる。

 不味い不味い! 僕は彼女いない歴=年齢で当たり前にDTなのだ! こんなことされては色々とこの体故の体の反応が起きてしまう! 

 僕は貧乳フェチなのに巨乳にNTRされてしまう! アァイヤイヤイヤイヤ! 

 

「ノノミちゃん、先生息苦しそうだよ〜?」

 

「え? あ! すみません…」

 

 ホシノに指摘され、ノノミが僕を胸にがっちりホールドしていた腕を緩める。

 あー…柔らかかった…、E◯になったら大変だ…。

 

「さて、先生、やっとの思いで来て貰った所悪いけれど指揮をお願いするよ〜」

 

 ホシノがへにょへにょした喋り方で僕に指示を仰ぐ。

 

「OK! じゃあ! アビドス高等学校! 出撃!」

 

 …IS−2? ちょっと近づけないので今回は出番なしです! 

 

 

 

 ◇◇◇少女戦闘中…◇◇◇

 

 

 

 一通り戦闘が終わり、少しホッとして近くの半壊した塀に腰掛けると、アルミがボソリとつぶやいた。

 

「ここまできちゃったかぁ…」

 

 目線の先は、半分砂に埋まったガラリとした大きな車庫であった。

 

「…? ここまで、とは?」

 

「ああ、この車庫はむか〜しアビドスの戦車があった所でね。一時期は入りきらないくらいあったそうだよ」

 

「へぇ…」

 

 戦車庫…ってことは残りの戦車もあったりするのかな? 

 

「…ちなみにその戦車は?」

 

「借金返済の為に大体売り払っちゃったらしいんだよね。だけど、運送中に大きな砂嵐で車庫が埋まっちゃったりして戦車の回収が困難になっちゃったんだよ、だからあったとしても使い物にならないんじゃないかなぁ…?」

 

「へぇ…、ちょっとあの車庫の中を見てきても?」

 

「いってら、先生の所の戦車が来たら教えるよ」

 

 スタスタとその車庫の中に入ると、一部の壁が崩落した所為か中にも砂が入っていてそれ以外にも色々と半壊している通路も見受けられる。

 アビドス最盛期はここ一面に戦車があったんだろうなぁ…。

 僕は少しの物悲しさを感じながら使われていない車庫内を歩いている少し埋もれているとある一つの物体が目に入り、そこで立ち止まる。

 

「…これは…」

 

「あ、先生いた〜」

 

 ホシノが何時もの間延びした話し方をしてこちらにくる。

 

「戦車きたよ〜って、どうしたの?」

 

「いや、これ…」

 

「なになに〜…って、うわ」

 

 その物体に目を向けたホシノが少し硬直する。

 そこにあったのは、第二次世界大戦中、最強無比の装甲と火力を兼ね備え、電気駆動で動き回る戦車。

 でも、なぜそんな物がここにあるのか。

 

「…超重戦車マウス、こんなものが…残ってたんだ」




お読みいただきありがとうございます!

今回はアンケートで大差をつけて一位になったマウス君を出しました。

◇超重戦車マウス

それは、戦車と言うにはあまりにも大きすぎた、大きく、太く、硬く、重く、そして大雑把すぎた。
はい、大きくて太くて硬い超重戦車マウス君の登場です!
実戦投入されたけど機動力は劣悪で100t越えの大重量は普通に走るだけで舗装が剥がれるとか。
ミク君のミク君もマウ((((殴

◇新規登場させたオリ生徒二人

比良坂アルミと一空スチルですね。
基本的にはアヤネとセリカ的立ち位置と考えてもらって構いません。

◇ノノミの胸にサンドイッチされたミク君

裏山けしからん


感想と評価をエネルギーにしてバリバリ書いていきたいです。評価お願いします(評価お願いします)
その他、質問等あれば感想欄にどうぞ〜。

出して欲しい戦車

  • T−34(1941年型)
  • Tー34−85
  • KV−1(前期型)
  • KV−1(後期型)
  • KV−2
  • IS−1
  • ISU−152
  • SU−122
  • BMP-1(歩兵戦闘車)
  • IV号戦車F2型
  • IV号戦車H型
  • III号戦車M型
  • ティーガー1
  • レオパルト1
  • マウス(!?)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。