ミツヒデがホムラに目をつけスカウトした、その日の夜。
リクドウへと電話をかけ、ミツヒデは申し訳なさそうに眉を寄せた。
「御館様、申し訳ございません。百発百獣の勧誘に失敗してしまいました」
返事はない。やはりこの失敗は痛手だったかと思い、ミツヒデはさらに言葉を続けていく。
「彼を取り込むことができていれば、関東地方での戦績も大いに向上すると思っていたのですが……」
『ちょっと待て、ミツ』
静止がかかると、すぐにミツヒデは話を止める。
お叱りが来るのだろうと彼は予想していたが、敬愛する主から出た言葉は、予想外のものであった。
『お前さっきから何言ってんだ。誰だよ、百発百獣って』
「はっ? あの……覚えてらっしゃらないのですか?」
『あーん? 何を?』
「昔、無謀にも御館様に挑んだ小学生がいたじゃないですか。結果として敗北しましたが、腕前自体は中々のものでその後の戦績も良かったですし……彼が東京のメダリオン学園にいるというので、スカウトに向かったのですよ」
『そいつの名前なんだっけ?』
「狩兼 ホムラという少年です、今は中学生ですよ」
うーん、と唸る声が向こう側から漏れ聞こえて来る。
やがてリクドウは、溜め息と共に諦めたような声を出す。
『悪いが全然覚えてない。こんなに印象に残ってねぇってことは、よっぽど弱かったんだなソイツ』
「えぇ……? まぁ、御館様がそう仰るのなら、私の目利きが間違っているということなのでしょうね」
『ソイツ以外に見どころのあるメダロッターはいなかったのか?』
「少なくとも東京では確認できておりません。他の場所も見ておきましょうか?」
尋ねてみると、リクドウからは『いや』と返って来た。
『スカウトは地方統一戦の後で良い。メダリオン学園周りでそのザマなら、ほとんど期待できんだろ』
「そうですね……あまり手札を晒さず、目立たないよう鍛錬して大会を待っている者もいるかも知れませんし」
『それに、お前なら誰が相手でも負けねぇだろ。期待しとくぜ、ミツ』
それから通話が切れ、ミツヒデは恍惚とした笑みを浮かべながら数度頷く。
「あの狩兼 ホムラを『印象にない』の一言で片付けるとは……御館様、流石です」
※ ※ ※ ※ ※
それから三日後。
東京のサイオウ市の駅に戻って来たアスカとメイを、ホムラやリオ、ユメとリョウが出迎える。
「おかえり、二人とも!」
「ユメちゃ~ん! なんか久し振りな気がするよ!」
小さな身体のユメにムギュッと抱きつき、メイは顔を綻ばせた。
一方ホムラはアスカに対し、肩を組んで尋ねる。
「向こうの大会はどうだった?」
「色んな意味ですごい人がいた、信天翁さんっていうんだけど……」
アスカは宮城の七夕祭りロボトル大会であった出来事をメイと共に語り、ついでに現地での土産も渡しつつ、六人は寮に向かう。
その途中、リョウはふと思い出したように顔を上げ、ニヤつきながらアスカに囁く。
「せやアスカ、なんやメイのハダカ見てもーたらしいな?」
「えぇ!? なんでそれ知ってるの!?」
「グループチャットに入れて貰っとるんや。にひひ、お前もやらしー男やな~?」
「ち、違う違うって!? アレは事故だからぁ!?」
当時のことを思い出して顔が真っ赤になり、慌てふためくアスカ。
そうして歩きながら話を交わしていると、リョウは再び新たに話題を切り出す。
「実は近々帰らなアカンねん。地方統一戦もうすぐやし、向こうで調整もしときたいからな」
「そっか、なんだかあっという間だったね」
もうすぐリョウがいなくなるのか。
アスカやメイにユメも、それを理解するとやや表情が浮かないものになってしまう。
するとその他ならぬリョウ自身が笑みを見せ、両手を拡げておどけ始めた。
「なんやみんなぁ、そんな寂しそうな顔することないやろ。そらウチは銀河一のカワイイ美少女やから名残惜しいのは分かるけどな?」
「別に日本から離れるワケでも今生の別れでもねぇし、その気になりゃいつでも会いに行けるって」
「まぁウチも寂しくない言うたらウソになるけどな」
リョウは頬を掻きながら「ニヒヒ」と笑い、彼女のそんな様子が無理をしているように見えたのか、メイは元気よく右腕を掲げて呼びかける。
「じゃあ今の内にみんなでたっくさん思い出を作っちゃおうよ!」
それを聞いて、アスカたちも「おー!」と応じ、リョウもまた笑みをこぼすのであった。
だが、そんな折。
「あ~ら。ようやく見つけましたえ、重永はん?」
背後から突然にそのような声が聞こえ、一同は驚きながらも振り返る。
見れば、そこにいるのは黒く長い髪を頭の左側で団子状に纏めて梅の花の髪飾りを着け、清涼感のある水色のワンピースを着た女子だった。
年の頃はアスカたちと同程度、しかしどこかはんなりとした雰囲気であり、大人っぽさや余裕を
「あの子誰?」
「京都のメダロッターの
「えっ、京都ってことはわざわざリョウちゃんを探すためにここまで……?」
首をひねるアスカの疑問を聞くと、カオルコはカッと顔を赤くして頭を振った。
「だ、誰が! そんなガサツな女のためやなんて! わたしはそこのトンチキが近畿から離れてはるて聞いたさかい、連れ戻してやりに来たんどす!」
「はぁ? なんやお前いきなり?」
「いきなりはそっちの方やろ! もうすぐ地方統一戦やのになんでわざわざこんなとこまで来とるんよ! まさかリョウはん、わたしとの決着から逃げるつもりやないやろな!?」
先程までと違い、明らかにカオルコに落ち着きがない。
さらにリョウとアスカの距離が妙に近いことに気付くと、彼女は目を剥いてビシッと指を突き出して来る。
「まさかその男子か!? 男作りよったんか!! よりによって東京モンなんかと!!」
「はぁ~?」
「もう堪忍できひんわ!! そこの男も入れて二対二で、わたしとロボトルしぃ!! 腑抜けた根性叩き直したる!!」
なんて思い込みが激しいんだろう。
そんなことを思いながら、しかし拒否するワケにもいかず、リョウとアスカはこれを承諾した。
「巻き込んでスマンなアスカ、あいつえらい変な勘違いしとるわ」
「まぁ挑まれたなら別に俺も受けるけどさ……彼女、強いの?」
「近畿じゃ二番、ウチの次やな」
自信に満ちた笑顔を見せて、堂々とリョウは言い放つ。
そして数刻の後に、一同の耳へと聞き慣れた声が届いた。
「合意と見てよろしいですね!」
今回はスケートボードでトリックをキメながら颯爽と現れる、サイオウ市のレフェリーのMs.オオルリだ。
彼女はいつも通りロボトルの準備を促す口上を述べようとして、それを中断してアスカに向き直る。
「と、その前に……日晴選手、おかえりなさい」
「あっ、ありがとうございます。これお土産の牛タンです」
「おお! これはどうもご丁寧に! 後程ビールと一緒に頂くとして……では両チーム、メダロット転送をどうぞ!」
言われて、三人は自らのメダロットを呼び出す。
アスカはいつも通りローンビートル一式のフリント、リョウはモノノフティーガのパーツで揃えたブレイド。
対してカオルコが転送したのは、左腕のみアーマーチャリオのレフトスクトゥムに差し替えた、薙刀を右手に持つ怪僧のメダロット『MDT-GBK-00 ゴーベンケー』。それに加え、全く見慣れない機体が一機だ。
軽装の日本甲冑めいた装甲の上に薄い衣状のパーツを羽織っている他、しなやかな細身で頭部の黒い長髪のように見える部位は女型機体のようにも感じさせる。右手に一本の刀を持ち、左手には黒い横笛、足裏は天狗下駄のような形状となっている。
「アレは……なんだ? 新型?」
「カオルコ、お前ドークスどないしたんや?」
「メダテック京都支社から、わたしにど~しても使うて欲しいて贈られて来た新型メダロット『MDT-MKY-00 ウシワカバンカン』どす。メダルはドークスの時に使ってたヨシツネと同じやよ?」
そこまで期待をかけられているなら、想像以上に手強い相手に違いない。
アスカは気合いを入れ直し、メダロッチを構える。
「では! ロボトル――ファイトォーッ!」
オオルリの開始宣言と同時に、三人と四機は動き出す。
そうして真っ先に行動に移ったのは、フリントでもブレイドでもなく、カオルコの操るウシワカバンカンのヨシツネだった。
「速い!?」
「ヨシツネ!
言うが速いか、ヨシツネは即座に右腕の白刃をブレイドへと突き立てる。
虎の剣士はそれを避けきることができず、スピーディな一撃が左腕を掠めてしまう。
「へっ、この程度やったら……!?」
リョウが言いかける寸前、ヨシツネは凄まじい勢いで冷却を開始。
あまりにも異様な速さに動揺しつつも、アスカは周囲を見回してハッと目を見開いた。
「クーラープラント!? どうやって!?」
そこにあったのは、使用したチームの機体の冷却効率を上げるプラント。
ヨシツネは間違いなく攻撃行動に出ていたし、ゴーベンケーは設置効果のパーツがない上にそもそもまだ充填中。
一体どうやって設置物を生み出したのか。その答えは、他ならぬカオルコの口から語られる。
「ウスミドリの機能、クーラープラントブロー! 格闘攻撃と同時に仕掛けさして貰いましたえ!」
「チッ、そういうことかいな。こら厄介やな」
攻撃と設置、二つの行動が同時に行える。
その驚異的な性能に全員が驚き、戦況を見ていたリオが眉をしかめる。
「なんか、ズルくない? 一回の充填で二回行動してるようなモンでしょ?」
「ズルかねぇよ、射撃パーツにもリペアプラントショットとかヒータープラントショットとかあるじゃねぇか」
「……アンタに知識人ぶられるのはなんか釈然としないわね」
「あぁ?」
「はぁ?」
いつものように睨み合うホムラとリオ。
そんな二人のやりとりをスルーして、ブレイドの充填が完了する。
「やってまえブレイドォ! ミカヅキムネチカ!」
右腕のパワーソードが振り抜かれ、ヨシツネの右腕を捉える。
こちらも身をかわしたことで軽傷で済んでいるが、そのすぐ後に追い撃つ形でフリントが充填を終えた。
「行っけぇ! バスターマグナム!」
「オラッ!」
右腕を突き出してパンチする要領でライフル弾を放つフリント、だがその一撃はヨシツネの跳躍によって避けられてしまう。
ベンケイも充填を終えて、ガード態勢に移行。それとほぼ同時に、今度はヨシツネが充填を終えた。
「ウスズミノフエ発動や!」
左手に持った笛がヨシツネの口部と思われる場所に密着、優美な笛の音が鳴り響く。
だが、何かが起こる気配はない。
「あぁん?」
「不発……?」
何をしたのかは分からないが、状況は動き続けている。
続いて行動するのはリョウのブレイド、刀を構えもう一度ヨシツネに斬りかからんと動き出す。
ところが。
「う!?」
「ブレイド!?」
頭上から
そのせいで攻撃は中断となり、さらに続くフリントの攻撃の際にもタライが落下して動きが止まってしまう。
「あだぁ!?」
「フリントも!? なんだこれ!?」
落ちて来たタライは、地面に触れるとまるで雪のように溶けて消える。
これは一体何だと言うのか。疑問に思っていると、再びカオルコが笑いながら答えを提示した。
「えらい楽しそうどすなぁ~? 教えたるわ。ウスズミノフエ、その機能は
「ウェザートラップだぁ!?」
「ナノマシンを撒いて、その地形に応じて効果が変わるトラップを仕掛けるパーツやよ。砂地なら蟻地獄、荒地や山ならマグマ弾、今回は街の中の判定になったからタライが落ちて来るみたいやねぇ」
「……いや、なんでタライなんだよ!?」
フリントは頭を押さえて思わず叫ぶが、その一方でリョウは興奮気味に指を弾く。
「くぅ~っそういうことかぁ~! 街とか家の中で罠といえばタライかバナナの皮が基本やもんな、やってくれるわメダテック!」
「なんでリョウちゃんはそんなに嬉しそうなの……?」
アスカが困惑しながら言い、メイたちも苦笑。
続いてベンケイがナギカッターでブレイドに斬りかかり、左腕を破壊した。
「ほらほらぁ、どないする? 当たり前やけどこのトラップで被害あるんはそっちだけどすえ?」
「関係あらへんわ、ガンッガン攻めンでぇ!」
左腕を失いながらも再びブレイドが動き出し、直後にタライが頭上から出現。
しかし、リョウが彼に向かって「跳べ!」と叫んだことでさらに前進、命中する前に通り過ぎることができた。
「あっ!?」
「やっぱな! タライが確実に当たるとは限らんワケや、脚部のタイプと地形の相性次第ってトコやろ!」
続いてブレイドの一撃が、立ち塞がったベンケイの盾を斬り裂く。
ウェザートラップの効果が確実なものではないと分かった以上、躊躇する理由など何もない。
フリントは走りながら狙いをヨシツネに定め、頭部のビリーザハットからミサイルを射出した。
「うわっ!? ベンケイ!!」
命令と共に護りに入るものの、ダメージの累積もありミサイルの爆風を防ぎ切れず、怪僧は機能停止。
これで残るは、リーダー機のヨシツネのみ。
しかしそのヨシツネは既に充填を終えており、フリントたちよりも先に仕掛けて来る。
「ゆっくりしすぎやなぁ重永はん! こっちのメダフォースで、いてこましたる! 必殺『八艘飛び』!」
カオルコとヨシツネが紫の輝きに包まれ、メダフォースが発動。
目にも留まらぬ速度で彼女の愛機が疾走し、ブレイドを一閃。
虎剣士も反撃しようと右腕を振り被るものの、その太刀の上にヨシツネが軽々と乗って跳躍、そのまま頭部を斬り裂いて破壊した。
カオルコとヨシツネのメダフォース、八艘飛び。メダロットの機動力を向上させた上で、いかなる脚部でもあらゆる地形に適応可能とする効果。
これにより戦況を選ばず超高速戦闘ができ、ブレイドですら対応不能となったのだ。
「ぃよっしゃあぁ!! わたしの……勝ち……?」
決着がついたと確信して、拳を掲げそうになるカオルコ。
だが、寸前でハッと目を剥く。
「えっ、あれっ? なんでロボトル終わってへんの?」
『
アスカとリョウの言葉が重なり、フリントの身体が白い光を放つ。
「リーダーは最初から」
「オレの方なんだよ!」
『メダフォース発動ッ!!』
メダフォース、ピースメーカー。
カオルコが仕掛けたプラントとトラップが一掃され、フリントのボディが煌きを帯びる。
そして攻撃メダフォースかも知れないと考え離れていたヨシツネへと、一気に距離を詰めた。
「か、回避! とにかく走り!」
慌ててカオルコが命令を下すが、フリントを引き離すことが全くできない。
ほぼ同等の速度で動いて、刀の間合いに入らないようにポジショニングしつつ、射撃攻撃を繰り出している。
「ウソ、ウソやろ!? あり得へん!! 八艘飛びのスピードに追いつけるメダロットなんて今までおらんかったのに……!!」
「悪いね。俺たちがその最初の一人になるよ」
「ぐくぅ~っ!! そないなことは、勝ってから言いよ!!」
カオルコの怒声と同時に頭部目掛けて刃が振り抜かれ、ガツッとパーツを砕く音が響く。
だがフリントは機能停止しておらず、軌道を見切って左腕を盾代わりに受け止めて刀を食い込ませ、バスターマグナムの銃口をヨシツネに突きつけていた。
そして、八艘飛びの効果時間もこの瞬間に切れる。
「あっ!?」
「取った!!」
充電完了、発砲。
頭部を破壊されたヨシツネが倒れ、その場にメダルが吐き出された。
「勝者、日晴選手&重永選手チーム!」
オオルリの試合終了宣言と共に、メイとユメが歓声を上げ、ホムラも親指を立て二人を迎える。
しかし、リョウはやや納得の行っていない様子であった。
「まだまだ甘いなぁアスカ。今の感じやと、タイマンじゃ負けるで」
「そうだね……やっぱり、リョウちゃんはすごいなぁ」
二人はそうして互いに笑みを交わし合い、その様子を見ていたカオルコは、目に涙を滲ませ自分のスカートを握り締めていた。
「ぐ、
その視線に気付いたリョウは、ゆっくりと彼女の方に歩いて行って肩を組み、その頬を指で軽くつつく。
「まぁまぁしょぼくれんなやカオルコ。ウチが最強なだけでお前は強かった、流石ライバルやな」
それを聞くと、先程までの悔しさに満ちた形相が一変、頬も耳も赤くなったカオルコは、髪の端を指先でクルクルといじりながら小さく呟く。
「……女タラシの初恋泥棒」
「ん? なんて?」
「なんでもあらへんわっ」
プイッと拗ねた顔を背けられてしまい、リョウは何が何やら分からず肩を竦める。
さらにカオルコは改めてアスカの方に視線を向け、ビシッと人差し指を突きつけた。
「日晴はん言うたな。次ロボトルする時は絶対負けへん、全日本ロボトルリーグで優勝するんはわたしや」
「俺も次は自分ひとりの力で勝ちたい、もう一回戦う時を楽しみにしてるよ」
宣戦布告に頷いて返し、アスカは微笑む。
こうして新たな強敵との邂逅を果たし、カオルコも交えて一同はサイオウ市で思い出作りのために遊び歩いた。
なお、リョウが勝手にカオルコを学生寮に泊めようとしたが、それはまた別の話。
※ ※ ※ ※ ※
それから、三日後。
リョウとカオルコは、サイオウ市から自分たちの元々住んでいた大阪と京都に帰ってしまった。
アスカやホムラ、メイたちとの再戦を望みながら。
そしてアスカの方もまた、地方統一戦の前に一旦千葉へ帰郷するため荷物を持って駅に来ている。両親と待ち合わせており、車で移動する手筈だ。
見送りには、ホムラたち四人も駆けつけていた。
「本当に一緒じゃなくて良いのか?」
「昔の学校の子とか嫌なこと言ってた人たちに会うの、怖くない?」
ホムラとメイが心配そうに問いかけ、しかしアスカは頭を振ってメダロッチを見せる。
「大丈夫。今は、フリントもいてくれる」
『でも、いつかまたみんなで行きたいよな?』
「それはもちろん」
フリントの言葉に頷き、再び両親の車の到着を待つ。
やがてウイチロウの運転する車がやって来ると、乗り込む前にユメがエールを送って来た。
「が、がんばってね!」
「こいつらなら何があっても大丈夫でしょ」
リオはぶっきらぼうながらもそう言って、アスカを送り出す。
「……じゃあ、行ってきます!」
友人たちに見送られて手を振りながら、少年は故郷へ――。
メダロット解説コーナー
[機体名]
ウシワカバンカン
[型式番号]
MDT-MKY-00
[性別]
男
[パーツ]
◆頭部:シャナオー(補助/ファイターコア/なし/3回)
◆右腕:ウスミドリ(格闘/クーラープラントブロー/がむしゃら)
◆左腕:ウスズミノフエ(設置/ウェザートラップ/なし)
◆脚部:サカオトシ(二脚/アクロバティクス)
●HV:0/0/0 合計:0/0
[備考]
鞍馬天狗の弟子、源九郎判官義経をモデルとする新型メダロット。
頭部の補助機能に加え、格闘攻撃と同時にクーラープラントを設置する右腕、地形に応じて効果が変化するトラップを仕掛ける左腕と、源 義経という将を表したような多彩かついやらしい構成が持ち味。
脚部特性も相まって回避能力も非常に高く、軽々と舞い踊るように兇刃・兇弾から逃れる鮮やかな姿は、まさしく由来通りと言える。
本作品のオリジナルメダロット。