加速するウマ娘   作:エドアルド

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Kの始まり/入学式

 

 桜が満開の春、オレは薄紫色のバイクのイッルジオーネに跨ってとある場所を目指していた。目的の場所に近付くにつれて同じ制服を来たウマ娘たちの姿を見るようになる。そしてオレもその制服に身を包んでいた。

 

「ここが日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセン」

 

 中学を卒業し今日この日からトレセン学園に通う事になったのだ。イッルジオーネを学園指定の場所に駐車して校門へと向かう。

 にしてもスカートって慣れないな、スースーする。転生しても基本的にズボンだったからなぁ。前の中学校もそこら辺結構緩かったし。

 

 とりあえず家に送られてきた入学案内に従って入学式会場まで足を進める。

 しかし、視線が突き刺さる。まあ、オレのバ体デカいしな。身長190cm、体重98kg、別に太ってる訳ではなく筋肉がついているからこれぐらいの体重になっている。ちなみにボディービルダーとかは100kg越えは結構普通だったりする。

 

 昔から体だけはバカでかいだよなぁ、あとパワーも他のウマ娘と比べておかしい。完全なるパワー型ウマ娘ですねこれは。ばんえいウマ娘と度々間違えられる事もあったしな。

 

 それにもう本格化も終わってるからな。てか、これで本格化終わって無かったら恐ろしすぎる。どこまで成長する気だ?と言わざるおえない。

 

 そんなこんなで視線を受けつつも入学式会場に入るがやはり目立つな。だがこの体格にも利点がある。

 後ろを向けば保護者席がありそこにいる父さんと母さん、妹の春奈の姿が見えた。こういう時人を見つけやすくて良いよね。他にも翔太郎さんとフィリップさんにときめさんも見える。

 

 保護者席とアイコンタクトをしているとついに入学式が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

 

 

 

「入学おめでとう!メモリー!!」

「おめでとう!」

「おめでとう、メモリー」

「今日から高校生か、早いもんだな」

「ところで照井竜、君はなぜ泣いているんだい?」

「泣いていない!これは汗だ!」

「目から汗が出るのかい!?実に興味深いよ!」

 

 入学式も終わりオレは父さんに母さん、春奈、翔太郎さんにフィリップさん、ときめさんと合流していた。

 

「しっかし、トレセン学園ねぇ。普通に中学に進学したからてっきり普通高校に進学するもんだと思ってたんだがな」

「オレもウマ娘なんだから、走りたいのさ!それに賞金にそそられた」

「実に君らしい選択だね」

 

 号泣している父さんを尻目に話し込んでいると何やら騒がしい。元々騒がしかったが先程までとはまた違った騒がしさだ。

 

「ん?てっありゃあ……」

「えっ!?スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮世英寿!?」

 

 どうやら英寿さんがやって来て騒がしくなったようだ。それに英寿さんに続いて道長さんや景和さんに祢音さんも。

 

「入学おめでとう、アクセルメモリー」

「ありがとうございます!皆も来てくれたんだ」

「……まあな」

「道長、本当は凄く嬉しそうだったんだよ?」

「おい!?」

「メモリーちゃん、おめでとう」

 

 この世界実は仮面ライダーが沢山いる複合世界だったりする。歴代仮面ライダーの人達も確認出来た、というか知り合いになった。いやぁ、オタク冥利に尽きるぜ。

 

「ん?お前は確か新人の……」

「あ、お久しぶりです!照井警視」

 

 この世界の景和さんは警察に入る事が出来たらしい。仮面ライダーの力を持つ事もあり一時期風都の超常犯罪捜査課に研修という形で入っていた事もある。いやぁ、会った時はびっくりしたね。それと景和さんの願いが叶ってて嬉しかったな。

 

「メモリー、浮世英寿とはどういう関係なの!?」

「確かに気になるね、いつの間に知り合ったんだい?」

「あー、偶然街中であって、そこで知り合いになった感じだね」

「お前は昔から変に人脈デケェよな」

「それ程でも」

 

 まあ、実際は偶然というかあっちから話し掛けて来たんだよね。ほら、英寿さんは神様だし英寿さん自体も転生繰り返した過去あるし転生ウマ娘のオレに興味持ったんだよね。道長さんと祢音さんも英寿さん経由でね。

 

「せっかくだ、入学祝いにこのまま美味い肉でも食いに行くか?」

「もちろん英寿さんの奢りですよね!」

「ああ、勿論」

「じゃあ、お願いします!道長さん美味い肉ですよ!」

「そこでなんで俺に振るんだよ」

「えー、食べたくないんですかぁ?美味しいお肉」

「そうだぜ、道長とやら、美味い肉を食いたくねぇのか?」

「いや別に俺は……てか、誰だお前!」

「きわめてハードボイルドな私立探偵の左翔太郎だ」

「その実態はハーフボイルドな半熟野郎です」

「おい!メモリーそういう余計なとこ言うなよ!亜樹子にほんっと似てきたなお前!」

「まあ、そこがいいところでもあるんだけどね?」

「ちなみに初めて会う女性には歯が浮くどころか飛び出すような言動もする」

「おい!フィリップ!?」

「はっ、カッコつけ野郎か」

「んだとぉ!?この野郎!?」

「はい、はいそこまでだよお二人さん。仲良くね!」

「……ちっ、わかったよ」

「可愛いお嬢さんに言われたんなら仕方が無い」

 

 その後もたわいもない話をして英寿さんの奢りで美味い肉を食いに行った。いやぁ流石大スター、いいお店知ってるね。母さんとかガチガチだったけど。




今回かけたギーツ組の絡みだけで俺は満足してしまいそうです。
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