英霊に出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:ゲーマーN
「雑魚じゃあ、アイズ・ヴァレンシュタインには釣り合わねえ」
その言葉に、ベルが外に飛び出した直後のことだった。
彼と同じ席を囲んでいたフードを被った人物は徐ろに立ち上がると、その言葉を口にした獣人の青年――ベート・ローガの方に顔を向けた。
「【
その直後、ベートの体は机に沈み込んだ。酒場に設置された机をベートの頭が粉々に砕き、そのまま床の下まで埋められる。泥酔していたとはいえ、Lv.5の第一級冒険者の彼が反応すら出来ずに沈められた事実に、酒場が静寂に包まれた。
否、それだけが原因ではない。ベートに拳を打ち込んだその人物の声を聞き、魔法を目にした数人の店員と【ロキ・ファミリア】の古参組は己の目と耳を疑った。
「……ありえん」
ガレス・ランドックは呆然と目を見開いた。
「馬鹿な……」
リヴェリア・リヨス・アールヴは、有り得ざる光景に声を漏らした。
「何故、君が……」
フィン・ディムナは痛いほどに親指が疼くのを感じた。
「アルフィア……!!」
フードを下ろし、オッドアイを露わにした女性は傲岸不遜に告げる。
「久しいな、【ロキ・ファミリア】。お前たちがあまりにも情けないから天界から帰ってきたぞ」
少しばかり原作よりも英雄に対する憧憬が強かったベル君が主人公。
最初から魔法【サモン・サーヴァント】を習得していたベル君が、今は亡き英雄たちと共にダンジョンを駆け抜けるという物語。
原作との相違は、『豊饒の女主人』でベル君が抜け出したあとに、血の縁と廃教会を触媒に召喚されたサーヴァント『アルフィア』が、ベートをゴスペルパンチで黙らせるところから。
【サモン・サーヴァント】
・召喚魔法
・触媒推奨
・詠唱式【素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。祖には宙を裂く雷霆。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
竈火の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、輪廻の輪より来たれ、天秤の守り手よ】
【アルフィア】
所属 :【ヘスティア・ファミリア】
ホーム:教会の隠し部屋
種族 :英霊
クラス:キャスター
レベル:8(天界にて戦神との決闘に勝利したことで生前からランクアップしている)
召喚候補
・ザルド
・アーディ・ヴァルマ
・アリーゼ・ローヴェル
・ゴジョウノ・輝夜
・旧アストレア・ファミリア