うp主の妄想による、息抜きサブストーリー 作:天元突破クローズエボルハザード
「
その最中、リズは人の温かさに触れ、肝心なのは心だと理解、迷いを振り切ることができたのであった。
そしてキリトの新しい相棒、ダークリパルサーの誕生と二刀流スキルの開示、アスナちゃんを入れた三角関係等々色々ありつつも、俺たちは前に進んでいくのであった。」
キリト
「あの……アスナ、さん?」
アスナ
「キリト君、ダンジョンで夜更かし、それも一人でってどういうことかしら?」
キリト
「こ、これには海より深く山より高い深い事情が……」
ハジメ
「早速尻に敷かれているなぁ……ま、母は強し、っていうしなぁ。」
キリト
「お前なぁ……少しは手助けして「キリト君?」……すいません。」
ハジメ
「まぁ、アスナちゃん。その辺でいいだろ、もうすぐ本編始まるし。」
アスナ
「……はぁ、そうですね。それでは、双剣13、どうぞ!」
殺人ギルド、《ラフィン・コフィン》。通称《ラフコフ》。
一年を経て、アインクラッドでの生活に慣れ、攻略も順調に進んでいっていたことでようやくと安寧の日々を送ることができるようになっていった2023年の大晦日の夜のことだった。
中層エリアのフィールドに位置する野外観光スポットでパーティーを楽しんでいた小規模なギルドが彼らに襲われ、全員が殺された。
翌日の2024年の元旦の日に、最凶最悪の《レッド》を名乗るギルド《ラフィン・コフィン》結成の知らせが主だった情報屋に送付された。
――以降今日までの八か月の間、奴等は大いに暴れ続けた。
襲われたプレイヤーは数知れず、中層エリアのプレイヤーから果ては攻略組のプレイヤーまで100人余りの人々の命を奪ってきた。
そして今日、件の《ラフコフ》をぶっ潰すため、俺は突貫作戦を開始したのだった。
事の発端は、とある知らせから始まった。きっかけはアスナからのメールだった。
内容としては、「ラフコフへの対策について、話がしたいので、今から55層に来てもらえませんか?」とのことだった。
早速提示された場所に行くと、そこにはキリトも一緒に呼ばれていたようだ。
ハジメ「おまたせ~、待った?」
キリト「いや、ついさっき俺もついたとこだ。」
アスナ「ごめんね、二人とも。どうしても協力してほしいことがあって……。」
はて、アスナほどの実力者が協力要請する程の事態とは……?それについて考えようとしたその時。
???「そこからは、私が説明しよう。」
そう言って現れたのは、年の見た目は30代半ば位の男性だった。
顔立ちは日本人離れしているようだが……アスナの関係者=血盟騎士団関係者に違いない。
そして、この男から放たれる強者の圧。これらの情報だけでも正体はわかった。
ハジメ「アンタが噂の団長、ヒースクリフか。成程、噂に違わぬ強さと見た。」
キリト「へぇ、ハジメがそこまで言うってことは、強いんだな、アンタ。」
ヒースクリフ「ハハハ、ただの買い被りだよ。それこそ、君たちの活躍の方が大きいだろう。
《黒の剣士》殿に、《仮面魔王》殿?」
互いに笑みを浮かべながらも、俺は「とうとう束縛の時が来たか……。」と、内心辟易していた。
何を隠そう、今のところ俺しか知らないがこの男、ヒースクリフの正体は、あの茅場なのだ。
まぁ、まだこのカードを切るつもりは毛頭ない。
俺にもオーマジオウというジョーカーが残っているからな。用心用心。
ハジメ「それで?トップ二人が俺達に頼み込むほどのことって?」
ヒースクリフ「……殺人ギルド《ラフィン・コフィン》のアジトが見つかった。」
キリト「なっ!?」
ハジメ「ほぅ。」
漸く尻尾をつかんだか。俺も地球の本棚やある人物から聞いた情報で、ある程度検討をつけてはいたが……
妙だな?何故今になって?
そんな俺の疑問も知らずに、ヒースクリフは続けた。
この情報は、殺人の罪悪感に耐え切れなくなったメンバーの一人が攻略組に自首したことから始まったらしい。
彼から持たらされたのは、構成メンバー約30人のことからその武器に、ある程度のレベル、果ては今まで見つけることができづにいたアジトの情報までと、ラフコフ討伐が可能と考えられるには十分すぎるものだったようだ。
無論、その情報を簡単に信用する程攻略組も甘くない。
現在、各主要ギルドか取り調べを行い、情報の精査を行っているそうだ。
最有力候補として挙がっているのは、17層のダンジョン内らしい。
だが……その情報は半分が誤りだ。何故なら、情報提供者も《ラフコフ》だからだ。
確かに、そこには《ラフコフ》メンバーがいるだろう……ある一人を除いて。
その一人こそ、件の情報提供者にして、《ラフコフ》創設者、《PoH》だ。
奴はおそらく、討伐が始まったと同時にタイミングを見計らって、逃亡するつもりだろう。
なので、こちらも策を講じることにした。
ハジメ「それは上々、俺も丁度退屈していたところでしてね。
是非とも《ラフコフ》討伐に参加させていただきましょう。」
キリト「ま、ハジメがいるなら大丈夫だろ。俺も参加するぜ。」
ヒースクリフ「それは助かる。君達ほどのプレイヤーがいれば、無血開城も夢ではないな。」
そう簡単には上手くいかんだろ。というわけで、
ハジメ「それと、作戦を一つ、先程思いついたのですが……。」
ヒースクリフ「ふむ……申してみたまえ。」
そんなわけで、俺は《ラフコフ》メンバー全員を豚箱にぶち込むべく、突貫作戦を開始したというわけだ。
そして現在に至る。俺は17層のダンジョン上空にて、ハードタービュラーを走らせていた。
今回はダンジョンの天井を突き破り、空から急襲するという、豪胆な作戦だ。
状況確認ができ次第、直ぐに連絡するとは伝えているが……会談終了前にも言ったことを思い浮かべた。
"別に俺一人で、全員倒してしまっても構わんのだろう?"と。
一斉に3人からフラグだと突っ込まれたのは言うまでもない。さて、そろそろこのあたりか。
目的のポイントについた俺は、早速あるライドウォッチを取り出し、起動する。
『オーマジオウ!』
今回の作戦はオーマジオウで蹂躙しても別に良かった。
しかし、まだこのカードは温存しておくことにしたのだ。
なので、スペックが高い分、能力面では少々不安が残るオーマフォームで行くことにした。
まぁ、それでもこのゲームでなら茅場にも負けない自信があるが。
そう思いながら、いつもの言霊を発する。
ハジメ「変身!」
『キングタイム!』
瞬間、空が、天空より放たれた白金と黄金の光に包まれる。
究極にして至高の王の、降臨の瞬間である。
『仮面ライダージオウ!オーマ!』
【祝え!大魔王の力を受け継ぎ、全ての時代をしろしめす最終王者!
その名も仮面ライダージオウ オーマフォーム!真なる王の生誕の瞬間である!】
いつもの祝福を聞きながら、俺は天空から急降下、そのまま奇襲を開始したのだった。
ドッゴォオオオン!!!
ラフコフ1「な、なんだなんだ!?敵襲か!?」
ラフコフ2「嘘だろ!?まだ討伐隊が来る時間じゃねぇのに!」
ラフコフ3「クソッ!とにかく、リーダーに報告しろ!このままじゃやべぇぞ!」
一方、ダンジョン内にて。
事前に得た討伐隊の情報をもとに、返り討ちにしようと待ち構えていた《ラフィン・コフィン》は、突然の襲撃者に慌てふためいていた。
それもそのはず、リーダーのPoHが持ってきた情報では、明日辺りに襲撃が来る、という予測だったのだ。
ザザ「これは、仮面魔王か……!?」
ブラック「嘘だろ!?ダンジョンぶっ壊して向かってくるとか、アイツ、イカれてんのか!?」
PoH「……。」
幹部達も、襲撃者の正体に気づき始めていた。
その代表格であるPoHはというと、慌てもせずに落ち着き払っていた。
それもそのはず、この男にとっては《ラフコフ》のメンバーすらもただの捨て駒でしかなく、今回の討伐戦においても、メンバーには迎撃可能と伝えて、討伐部隊の相手をさせつつ、自身はその直前に逃げ出し、安全圏から高みの見物を決め込もうと思っていたのだ。
更に、《ラフコフ》自体が大きくなりすぎたこともあり、舵取りに飽き飽きしていたのだ。
どうせなら、最後にはサル同士の殺し合いを腹を抱えて見物する方が面白い、そう考える男なのだ。
PoH(……そろそろ潮時か。もう少し、騒ぎが大きくなった…ら!?)
しかし、人生とはそう簡単に上手くいくものではない。何せ、相手は魔王と呼ばれた男。
ただの人殺し風情の浅知恵で、逃げ切れるほど安くはないのだ。その証拠に……。
ハジメ「イッツ・ショー・タイム!ヘヘヘッ、どうだ?お前の声マネ、上手いだろ?PoH?」
人の形をした魔王が、天空より罪人共を見下ろしていたのだ。それも愉快なデジタル画面を背に。
そして自分達はいつの間にか、ダンジョン内部から見知らぬ空間に転移させられていた。
PoH「……クソが。」
苛立った表情で呟くPoH。直ぐに転移結晶を使おうとするも、ハジメの次の一言で封殺される。
ハジメ「あ、ここゲームの世界だけど、SAOの世界じゃないから。転移できないから、ヨロシク☆」
『……は?』
ラフコフ全員、それもPoHですら上げた疑問の声が重なった瞬間だった。
その言葉を放った魔王は……《密室》と書かれた扇子を広げては仰ぎ、高らかに笑い声をあげていた。
『……ハァーッ!?』
ラフコフの奴等が一斉に、驚きの籠った声をあげた。まぁ、理解不能なのはわかる。
この空間は、ゲンム・ゴッドマキシマムゲーマーlv1,000,000,000とギーツⅨの力を使って作り上げた、俺だけが自由自在に設定できる世界、すなわち、俺の世界だ。
ハジメ「この空間から出る条件は唯一つ、俺が出したゲームをクリアする。たったそれだけだ。
なぁに、心配することはない。
ここまで生き残った君達でも、ちゃあ~んとクリアできるチャンスのあるゲームだから、安心してくれたまえ。」
そう言って安心させる序に貶しておく。すると、馬鹿共は騒ぎ出す。
「舐めたこと言ってんじゃねーぞ!」
「誰がやるか!さっさと出しやがれ!」
「この人でなしが!それでも人間か!」
……(# ゚Д゚)。黙っていればさっきから好き放題嫌がって……。そっちがそれならこっちにも考えがある。
ハジメ「あっれぇ~?
もしかしてぇ~、この程度のクエストもクリアできないから~、わざわざレッドになったの~?
おじさんたち、だっさぁ~い。ま、それはそれで、お疲れさ~ん。だ・け・どぉ~、どうでもいいや。
だって、どうせ出る手段持ってないんだし~。」
そうして煽りまくれば、相手は更に殺気立つが、無駄無駄ァ。投擲武器でもダメージなんて入らないし。
ブラック「このクソガキがァ!いい加減に……!」
おや、漸く動き出したか。怒りだした黒ジョニーを、プーが制した。
PoH「……ルールは何だ。」
おやおや、随分と殺気を抑えているようで……では、始めるとしますか。
ハジメ「なに、単純な話鬼ごっこと隠れんぼが一緒になったゲームさ。ルールはいたってシンプル!
指定した制限時間まで、誰か一人でも生き残っていれば、君たち全員を見逃してあげよう。」
ザザ「!偉く自信があるようだな……それで?今から逃げろと?」
ハジメ「そう急かすなよ、赤ザ。」
俺が略したら上弦の鬼っぽいネーミングで呼べば、赤ザは殺気を更に込めてきた。
ハジメ「先ず、幹部3人はエクストラステージで逃げ切ってもらう。それ以外は、全員で逃走中だ。
勿論、ミッションに報酬、自首まであるぞ?せいぜい好きな道を選んでくれ。」
そう言って俺は、二つの画面を表示する。一つ目には、ゾンビが大量に浮かび上がったゲーム画面。
もう一つは、ツナギを袖まくりで着ているハンサムな自動車修理工の男性が、公園のベンチに座っているゲーム画面。
ハジメ「その他大勢の君たちが挑むのは、『サドンデスクロニクル』。
その名の通り、最後の一人になるまで生き残って見せるがいい!
騙し合い、落とし合い、協力してこちらを迎え撃つもよし!勝者こそが、このゲームの真理だ!」
俺の説明に、沸き立つ下っ端共。そして、次の画面について説明を始める。
ハジメ「そして、幹部3人組が挑むのは『やらない禍』。その名の通りだ。さぁ、逃げ「待て待て待て!?」?至って簡単なルールにしたけど、まだ何かあるの?」
そう言った俺に、焦った様子の黒ジョーが叫んだ。
ブラック「どう見てもこれ!「阿〇鬼」だろぉ!?なんで俺等だけ捕まったらペナルティありなんだよォ!?
おかしいだろぉ!」
ザザ「コイツの言うとおりだ!よりによって、なぜこれをチョイスした!?」
あぁ、そういうことね。
ハジメ「大丈夫!
向こうも捕まったら、油ぎっしゅなデブのおっさんたちに武器とられて、痛い仮装した婆さんたちに身包み剥がされて、最後はぬるぬる触手で身も心も洗われるから!」
ブラック「そこじゃねぇ―だろぉぉぉ!てか、どっちも地獄じゃねぇかぁ!」
そりゃあ、生き残りをかけたゲームなんだし、これくらいの罰ゲームは、ねぇ……?
PoH「……貴様は狂人だ。どこまでイカれてやがる。」
ハジメ「人殺しに言われても。それより、もう始めてもいい?そろそろ飯食いたいし。」
俺のどうでもいいという声色に、批判が殺到するが、サクッと無視してスタートカウントを開始した。
ハジメ「さぁー、隠れたり逃げたりする時間はあと僅かだ!
さっさと画面に入らねぇと、強制OUTになるぞー!」
そう言って、奴等の前に画面を出現させ、急かす。
既に画面の上に浮かんでいるタイマーは、カウントを開始していた。残り3分。
「ち、ちくしょー!こうなったらやってやる!」
「生き残れば……生き残れば助かるんだ……!」
「お前等、この餓鬼に目にもの見せてやれ!俺達は最強の《ラフコフ》だ!」
お~、思ったより素直で関心関心。さて、向こうはどうだろうか?
PoH「……真っ先にクリアして、貴様の首を掻っ切ってやる。」
ハジメ「ハッ、やってみろや、三下共。」
俺に自信たっぷりに返されたプーは、忌々しげにこちらを睨み、そのまま画面へと入っていった。
部下二人もそれに慌てて続く。さて、漸く全員入ったな。隠れている奴は0っと。
ハジメ「さぁ、楽しいゲームの開幕だぁ!」
そう言って俺は、ゲームのスタートボタンを押した。それと同時に、大量の画面が浮かび上がった。
その中でも、両ゲームの空を映し出した画面に、文字が浮かび上がった。
『OPEN THE GAME!』
ハジメ「さて、折角だしさっき買ってきたポップコーン擬きでも食べながら観戦するか。」
序に、搾りたてのフルーツジュースも取り出し、即席で作ったリクライニング付き玉座に腰掛けると、俺は[ゲームとは名ばかりの茶番劇]が終わるまで、時間を潰すのであった。
一方、《ラフコフ》の面々はというと……
「ギャアァァァ!?」
「も、モルテがやられた―!?」
「奴がぁ……奴が来るぅ!」
既に壊滅状態にあった。無理もない。何せ、このゲームの鬼は、人間ではないのだから。
ジェネラルG「行け!我が僕たちよ!反逆者共は一人残らず、捉えるのだ!」
「「「「「「「キシャ―ッ!!!」」」」」」」カサカサカサカサ……
『イヤァーッ!?!?!?』
そう、このゲームにおける鬼とは、超巨大なゴキブリの大群だったのだ。
勿論、人型サイズもいれば、小型もわんさか。
様々なサイズのゴキブリが、次から次へとやってくるという恐怖。当然、老若男女問わず逃げ出す。が、
ジェネラルG「ホイホイ弾、用意!撃て!」
ジェネラルの周りにあった大砲から、ネバネバの弾が打ち出される。
それらは着弾すれば即席のトラップとなり、被弾した者はあまりの重さに捕まったも同然だ。
「チクショオー!何が簡単だぁ!こんなの詐欺だろぉ!」
「あの鬼畜魔王、最初っからクリアさせる気ないだろ!」
「誰かぁ!誰か助けてくれよぉ!」
逃走者達は逃げる逃げる、背後に迫りくる地獄から。そして、捕まった後も地獄だった。
「グエェ~!?このおっさん、硬い上にマジで臭ェ……!」
「おいババア!変なとこ触るな!あっ、ちょっ、やめ、やめろォ―!?」
「ぬるぬるが気持ちわるいぃぃぃ!?イヤァッ、そこはらめぇぇぇ!?」
正に阿鼻叫喚の地獄絵図。殺人ギルドが、たった一つのゲームで瓦解した瞬間だった。
最早どちらが悪なのかわからない位の惨劇。しかし、幹部3人は更なる地獄にいた。
PoH「ハァッ……ハァッ……!」
PoHは息を殺しながら、物陰に潜んでいた。こんなのは聞いていない、下っ端たちが叫んでいた言葉だった。
それを今、自分も叫びたくなるほどの状況までに、この男は追い詰められていた。
ブラック「アッー♂!?」
ジョニー・ブラックの悲痛な叫びが、何処からか響き渡る。これで既に何度目だろうか。
最初は鬼を片っ端から殺せば、制限時間まで何とかなる。彼等はそう思っていた。
しかし、それはジョニー・ブラックが攻撃をした瞬間に、無理だということが分かった。
PoH(HPが存在しない上に、近づいたら最後……あいつ等みたいになってたまるか……!)
そう、このゲームの鬼は、異様に硬い上に移動速度も速い。
その上、めちゃくちゃ執念深いので何処までも追いかけ続けてくる。
そして至近距離まで近づけば、即座に拘束。
その後は部屋に連れていかれて、採掘され続けるだけの
既に部下二人は捕まっており、現在継続中で「やらない禍」なのだ。
PoH(Suck!こうなったら何が何でも……。)
しかし、そんなPoHの傍にも既に鬼がやってきており、現在は制限時間まで隠れることしかできず、動けない状況にあった。
それでも、流石に部屋の中を物色できるわけでもない。そう高を括っていたその時だった。
阿部「やらないか。」
PoH「!?」
なんと、壁だったはずの背後から、鬼がやってきたのだ。そしてがっちりと捕まえられ……
PoH「Ah---♂!?!?!?」
PoHの悲痛な叫びがフィールド内で響き渡ったのは言うまでもない。
ゲームが始まって30分。まだ半分も余っているというのに、この時点で《ラフコフ》は全員捕まった。
即ち、この地獄はあと30分続き、その後に彼等には、満身創痍で牢屋行きという、悲惨な末路が確定するのだった。
ハジメ「アッハッハッハッ!ちょっ、お腹がwお腹が痛ぇw」
《ラフコフ》の奴等が全員捕まり、刑罰を執行されている様を、俺は地面で転げまわりながら、爆笑していた。
正直、少しやり過ぎたかと思ってはいたが、奴等の無様な姿を見てスカッとした。
以前、とある少女の体にあった模様に気づき、問い詰めてみたのだ。
すると、彼女は脅されてラフコフに従わされているそうだ。それも強引な手段で。これは許せない。
そう思った俺は、《ラフコフ》殲滅を掲げることにしたのだった。
そこへ丁度、アスナから連絡があったのだ。
これはいいタイミングだと思い、早速協力を取り付けることにした。
今回の作戦としては、俺は一人で突貫、キリト達にはダンジョン周辺を見張ってもらい、少女は騎士団で厳重警護してもらうことにしたのだ。
後、今回は幼気な少女に刺青を強引に彫らせたと聞き、流石にキレたので本気でやることにした、という訳だ。
少女は最初、直接ではないとはいえ、犯罪に関わっていたことで塞ぎ込んでいた。
そこは幸いにも、似たような事例を解決したキリトがカウンセリングしてくれたおかげで、彼女も少しは気が楽になったようだ。
が、アスナから白い目で見られている辺り、あの少女もまたキリトに惚れたようだ……この女誑しめ。
ヒースクリフにも、同じようにして犯罪に関与してしまったプレイヤーへの処遇について、「強引に刺青を入れられた者達には、名目上だけの罰を与えて、良心の呵責に苛まれる彼等への救済措置を与えてはもらえないか。」と強く主張した。
勿論、各個人の面接の必要はあるし、人格判断は必要だ。
そんなわけで、少女含む彼ら"グリーンプレイヤーのみで構成された補給・情報収集担当の下部組織"の面々は、罰として血盟騎士団内での下働き(清掃や買い出し、尚資金は前払いで)、はじまりの街に籠るプレイヤーたちの為の物資の配達を義務づけられた。
尚、軍の影響が及ばぬように、拠点はトールバーナやロービア、タフトやコラルといった、序盤の街ということにしておいた。
折角酷い運命に遭遇しなくなったんだ。安全圏で平和に過ごしてほしいと切なる願いを込めた。
途中、軍が何やら言ってきたが、俺が決闘で圧勝して黙らせた。
ハジメ「これ以上余計な口を挟むのなら、お前ら全員一度に相手してやる。次は全員の武器でも賭けるか?」
尚も食い下がろうとする奴等にそう言えば、軍の奴等は黙って引き下がった。おとといきやがれ。
それに、DDAのシュミットも間に入ってくれたおかげで、事が思ったよりもスムーズに進んだ。
これで、《ラフコフ》によって心を病んでいた彼等も、少しずつ立ち直れるようになるだろう。
そうなれば、後は元凶を叩くだけだ。そして現在、その元凶共が罰を受けるさまを見て捧腹絶倒中。
まぁ、下っ端共は終わった時にはヌルヌルするし、全裸で排出されるが……まぁ、何とかなるだろ。
幹部のように尊厳まで奪われるわけじゃないんだし。まだお嫁にもお婿にも行けるさ……多分。
え?幹部の奴等はって?知らね。アイツらは元々人格破綻者共だし。そうして待つこと30分。
漸くゲームセットだ。メンバーは全滅。文字通りの
さてと、あいつ等を回収してやるか……。
ハジメ「……というわけで、キチガイ実行部隊共は全員身包み剥いで、武器もアイテムも全没収。
レベルもリセットされた上に、最低限の服以外は何も残っていない状態で、豚箱にぶち込んでおきました!
これで、レッドギルド代表格は死んだも同然。他の犯罪者共にもいい見せしめになりますね!」
ヒースクリフ「あ、あぁ……そうだね……。」
?何でヒースクリフさんは引いているのだろうか?俺はちゃんと任務をこなしてきたというのに。
あの後、死んだ目でうわ言を呟きながら、死体同然に倒れ伏している《ラフコフ》の面々を拘束、全アイテム没収&レベルリセットで無力化した上で、黒鉄宮の監獄エリアにぶち込んだ。スッキリ。
幹部三人は当然のように、目隠しと猿轡付き。それ以外の全員同様手錠でシステム操作を封じてある。
ま、あれだけヤられれば、嫌でも懲りるだろう。現実世界でどうなっているかは知らんが。
キリト「ハジメ……俺は今、お前に恐怖しているよ……。」
ハジメ「よせやい、褒めるなって。」
キリト「いやマジで。あれだけの所業を笑顔で執行するとか、ドン引きするわ。」
ハジメ「悪党どもに墓標はいらぬ、ここは地獄の「ストップ!それ以上は不味いだろ!?」
……あいつ等はもう」
キリト「言わせねぇよ!?」
北斗ネタで締めようとしたら、キリトに止められた。何故だ?
キリト「……ここにアスナを呼ばなくて正解だった。」
ヒースクリフ「同感だ。彼女がいたら、卒倒していたことだろう。」
ハジメ「?あぁ、そう言えば例の少女含む末端の様子は?」
何となく、この話題にも飽きてきたので切り替えることにした。
ヒースクリフ「あぁ、そちらは問題ない。上が魔王によって潰されたんだ。彼等も素直に従ってくれたよ。
やはり、君達の存在に相応の信頼がおかれているのだろうね。
ソロでアリながら、我々と同じくトップを行く、最強王者。その隣に立つ、黒の剣士。
どちらも我々には喉から手が出るほど、欲しい人材だ。」
そう言って俺達を真剣な眼差しで見つめるヒースクリフさん。ま、約束だしな。
ハジメ「そうですね、今回彼等を受け入れる条件として、俺が入団する約束でしたから。」
キリト「良いのか?お前なら一人でも突破できそうだったのに。」
ハジメ「ところが、そうも上手くはいかないんだよなぁこれが。」
確かに俺が本気を出せば、いつでもクリア可能だ。しかし、だ。
ハジメ「自分一人だけなら何とでもなる。でも、出来るだけ多くの民に、俺は手を伸ばしてあげたい。
俺の手は二本しかないから、限りがあるけどさ……ここには多くの仲間がいる、だから更に手が伸ばせる。
そう思ったんだよ。」
ヒースクリフ「手を伸ばす、か……。それが君の信念か。」
ハジメ「えぇ、だって俺……王様ですから。」
そう言って時計のような形をした手で返す。
ヒースクリフ「勿論、我々は君の入団を歓迎しよう。末端の彼等の今後についても話し合いたいからね。
しかし、その前に……君に頼みがある。私と一戦、交えてはくれないかね?」
ハジメ「!」
とうとう来たか……取り敢えず、オーマフォームとグランドジオウは使えないから……ジオウⅡまでだな。
ハジメ「いいでしょう。日時は何時頃に?場所も重要ですね。」
ヒースクリフ「ふむ……では、明日の正午、教会前の広場ではどうかね?」
ハジメ「分かりました。ダイゼンさんの為にも、盛り上げましょうね!」
そう言って俺はジョークじみたことを言う。
あの人は経理担当だし、こういう催しでは絶対何か一儲けする。そう思った。
ヒースクリフ「ハハハ、痛いところを突いてくるね。まぁ、私も負けるつもりはないよ。」
ハジメ「そう来なくっちゃ。アンタは強いって噂だからね……オラ、わくわくすっぞ!」
キリト「今度はサイヤ人かよ。まぁ、俺はハジメが勝つと思っているけどさ。」
ほう、そいつは嬉しいな。だが、残念ながら……今回、俺は負けることにしているんだ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
今回はハジメさんの自重無しの蹂躙でした!
オーマフォーム初見せなので、インパクト重視で行かせてもらいました。
ラフコフの皆様に関しては……ご愁傷様ですwまぁ、因果応報ってことで。
因みに、ゲームの元ネタは「阿部鬼」、「逃走中」、「オーバーロード」、「銀魂」です。
途中の回想の中でチラッと存在だけ登場したガールズオプスのルクスちゃん。
多分この時にキリトに合っていたらコロッと落ちそうだったのでこうなりました。
そしてラスボス、苦節13話にして漸く登場しました。
後、ハジメさんはレッドに対しては基本カサンドラスタイルです。
さて、次回はハジメと茅場の化かし合いです。
果たして、先に化けの皮が剝がされるのはどっちだ!?乞うご期待!
次回予告
ハジメ
「ひょんなことから、KoBこと血盟騎士団のトップ、ヒースクリフと戦うことになったハジメ。
互いにデスゲーム開始から戦闘を行くトッププレイヤー、相手に不足はなし。
そして同時にこれは、互いを騙し、化かし、欺く御膳試合である。
果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか!?
次回 ソードアートオンラインfeatジオウ
双剣14"激突、Sacred Sword!~愛・勇気・誇り~"」
この先の物語は、何がいいですか?
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SAO編の続き
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推しの子二次創作
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