うp主の妄想による、息抜きサブストーリー 作:天元突破クローズエボルハザード
俺もそろそろ、本気で貴様を潰さなくてはならなくなったからな……!」
ハジメ「変身!!!」
ゴォーン!!!
『祝福の刻!』
『最高!』(より良く!)ガチャッ!ガキンッ!
『最善!』(より強く!)ゴキッ!ゴキンッ!
『最大!』(より相応しく!)シュルルルル!シュパンッ!
『最強王!!!』(仮面ライダー!)パァァァ!ガチーン!
『≪オーマジオウ!!!≫』ドガァァァァァン!!!
ヒースクリフ「……ならば望み通り、全力で行かせてもらおう。ラスボスらしく……第2形態でな!!!」
ハジメ「それじゃ、最後の決戦と行きますか!」
キリト「あぁ、ここでケリをつけるぞ!」
アスナ「えぇ、絶対に勝って生き残りましょう!」
ユイ「パパ!ママ!王様!頑張ってください!」
ハジメ「行くぞぉぉぉ!!!」
ソードアートオンラインfeatジオウ ―最終回―
ハジメ「らあぁぁぁ!!!」
キリト「うおぉぉぉ!!!」
アスナ「はあぁぁぁ!!!」
俺達3人は同時に駆け出し、別方向からそれぞれ茅場に攻撃を仕掛けていく。
しかし、流石はラスボスだけあってか、全然HPが減っている様子が見えない。
ハジメ「硬いな……リジェネスキルでもあるのか?」
ヒースクリフ「当然さ、私もただでやられるほど安くはないのでね!」
そう言って茅場は、3本の腕で持っている剣を、違う角度から振り下ろしてきた。
ハジメ「なるほど、なっ!!」
しかし、俺は1本を剣で、1本を足で、そしてあと1本を片腕で掴んで止めた。
その隙にキリトとアスナが、残りの剣を躱しては近づいていく。
ヒースクリフ「成程、見事な連携だ。だが……!」
キリト「しまっ!?」
アスナ「きゃっ!」
すると、茅場が急に体を発光させた。
俺は咄嗟に目を瞑って離脱したが、キリトとアスナがまともに喰らってしまったようだ。
ハジメ「させるか!」
『〈サイキョーフィニッシュタイム!キングギリギリスラッシュ!!〉』
その隙を茅場が狙うが、当然俺が許すはずもない。
サイキョージカンギレードでそれを受け止め、弾き飛ばす。
アスナ「うぅ……油断したわ…。」
ハジメ「あれは所見殺しだから気にしなくていい。そんなことより、これ使ってみ。」
キリト「また何かとんでもないことが起こりそうなんだが……。」
そんなキリトの不安げな言葉を無視し、俺が取り出したのは、ピンクと水色のエナジーアイテム2つだ。
それをキリトとアスナに投げ渡す。
『『ギファードレックス!』』
キリト・アスナ(それぞれ×50)『……え?』
ユイ「わぁ…!パパとママがたくさんいます!」
これぞ奥の手の一つ、"アルティメット大分身"だ。50×2=100人もいれば、レイドには十分だろ。
ヒースクリフ「……流石に反則じゃないかい?」
ハジメ「勝てばよかろうなのだ。」
サクッと呆れた表情の茅場を無視し、俺もガタキリバの力で50人になった。
キリト「いや、やりすぎだろ!人数増えたのはいいけど、増やし過ぎだって!」
アスナ「ハジメ君、流石に自重してちょうだい!ユイちゃんが真似したくなっちゃうから!」
ハジメ「……それもそうか。」
流石にやり過ぎたかと思い、ガタキリバは解除した。
ヒースクリフ「……ハジメ君、私はもう君がラスボスの方がいいのではと思い始めてきたよ。」
ハジメ「ダメだ、俺が本気になったら誰もクリアできなくなる。」
キリト「いや、そこは手加減しろよ。」
ハジメ「……手加減ってなんだぁ?」
アスナ「さっきしていたでしょ!」
なんのことだか(すっとぼけ)。
ハジメ「ま、さっさとクリアしないと、現実の体もお釈迦になっちまうしな。
ここで決めさせてもらおうか!」
そう言うと俺は、一気に能力を大解放した。
ハジメ「出血大サービスだ!」
初手からエボルのブラックホールを繰り出し、茅場の腕を吹き飛ばした。
キリト「そんなのありかよ!?」
ふふん、どや?しかし、茅場は臆することもなく、抉られた部分に力を込めだした。すると、
ヒースクリフ「グアアアアアッ!!!」
なんと、何処ぞのナメック星人の大魔王よろしく、腕が生えてきたではないか。
アスナ「再生した!?」
ハジメ「だが、代償は少なからずあるようだ。」
そう、奴のHPを見れば少し減っている。なのでいくら再生できても、消耗はするようだ。
ハジメ「なら次はこれだ!」
お次は極アームズの武器連射、オーマジオウver.だ。無数の武器が茅場の体に突き刺さっていく。
ヒースクリフ「クッ!次から次へと!」
茅場も武器が刺さった部分に力を入れて叩き落とそうとするが、こちらは数の暴力だ。
そう簡単に全て防ぐこともできず、じわじわとダメージが入っていく。
ハジメ「今だ!!!!」
〈Yes!Thunder!プリーズ!〉
〈ライトニングブラスト〉
〈Weather!Maximum Drive!〉
〈エレキ RIMIT BRAEK!〉
〈ドッガバイト!〉
〈ダイカイガン!エジソン!オメガドライブ!〉
〈チャージ!ライトニングトルネード!〉
そこへダメ押しに雷撃の能力を武器に浴びさせる。
すると、避雷針となったそれらは、茅場の体に一気に電流を流し込んだ。
ヒースクリフ「グッ!?うおおおおぉっ!!!」
それでも茅場は抵抗を続けるのか、腕を振り回して体を走る雷撃をこちらに飛ばしてきた。
ハジメ「チャージ・アップ!」
しかし、俺がそれらを体に吸収。更に雷撃が強くなるという無限ループになった。
ヒースクリフ「これは流石に不味いな……!」
そう呟くと、茅場は空いている手でウィンドウを開こうとした。しかし、そうはさせない。
ハジメ「うぉりゃあぁぁ!!!」
集約させた雷撃をガシャコンキ―スラッシャーに纏わせ、ウィンドウへと一直線にぶん投げた。
雷を纏った影響か光速で飛んでいき、茅場の手が触れる前にぶっ刺さった。
ヒースクリフ「フンッ!」
ハジメ「おっと!」
そこへ茅場が剣を振り下ろしてくるが、即座に躱す。中々にしぶといな……。
だが、相手は俺だけじゃないぜ?
キリト「ハァッ!」
アスナ「てやぁっ!」
キリトとアスナが死角から懐に潜り込み、それぞれのソードスキルでダメージを負わせる。
それも両者50人ずつ入るので、流石の茅場も捌き切れないようだ。HPが減っていくのが目に見える。
そして、キリトが『ダブルサーキュラー』で様子見、アスナがスイッチで『フラッシング・ペネトレイター』を発動し、更にそこへ俺がスイッチで『ヴォーパル・ストライク』を繰り出す。
すると、とうとう茅場のHPがレッドゾーンへと入った。
ヒースクリフ「!ここまでか……ならば、これで終わらせてあげよう!」
遂に追い詰められたのか、茅場はそう言って圧を放ち、俺達を吹き飛ばす。
すると、奴が何か力を溜めだしたのか、何か禍々しい光の玉が形成されていく。
ハジメ「あれはまともに喰らえば不味いな……キリト、アスナ、二人は左右から言ってくれ!
正面は俺が突破する!」
アスナ「大丈夫なの!?あの攻撃は……!」
ハジメ「心配無用!ヒーローには、最強の奥の手があるんだぜ?」
キリト「……それもそうだな。アスナ、行こう!」
アスナ「う、うん!」
そう言って二人はソードスキルを立ち上げ、俺はドライバーの両端を押し込んだ。
ゴォーン!!!
『≪終焉の刻!≫』
ヒースクリフ「原子すらも残さんと思え……"ディスペアー・ヴォイドアーク"!!!」
そう叫んで茅場が、形成を終えた光弾を撃ち出してきた。すると、その周囲の空間がだんだん歪んでいく。
まるで、その球によって抉り取られていくような光景だ。その証拠に、光弾はどんどん大きくなっていく。
キリトとアスナが両側からの攻撃の為に避けた後には、今の茅場サイズにまでなっていた。
キリト「ハジメ!」
アスナ「ハジメ君!」
ユイ「王様!」
3人が叫ぶのと同時に、私は飛び上がった。そして、球体に向けて、力が集約された右足を突き出した。
『≪逢魔時王必殺撃!!!≫』
オーマジオウ(ハジメ)「ハァァァアアア!!!」ズガァァァアアアン!!!!!
光弾とキックの文字がぶつかり合う。
空間どころか世界すらも破壊できるほどの一撃が、光弾の破壊力を相殺していき、威力を拮抗させる。
茅場は更に出力を上げるかのように、第2撃も撃ち出そうとしていた。
しかし、そこに隙ができたことに奴は気づくのが遅れた。
キリト・アスナ「「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」」
限界まで思考を加速させた二人が、咆哮をあげてソードスキルを叩き込む。
キリトは切り札の『スターバースト・ストリーム』を、アスナは『スター・スプラッシュ』を、それぞれ硬直も関係なしに連続で、スイッチもなしに交代しながら放っていく。
ヒースクリフ「うがあ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
流石に茅場もたまらずに反撃に出る。しかし、分身達がスイッチで盾となり、次々と減っていく。
そしてとうとう最後の分身も消えて本人達に剣を振り下ろされ、二人は真っ二つに……
ガキィンッ!
ヒースクリフ「なっ!?」
ならなかった。弾かれはしたものの、即座に茅場の体に剣を突き立て、落下ダメージを最小限にとどめる。
そしてこの後の展開を予期し、左右へとジャンプした。
さて、何故ここで攻撃が弾かれたか、気になるだろう?理由は最初に使った"ムテキルト"にある。
この呪文は、何処ぞの光る蕎麦マンみたく全ステータスを倍以上に引き上げるだけでなく、相手からの攻撃を一切無力化する。
しかし、その分制約もある。1回の戦闘で1人1回しかかけられない上に、倍の時間は任意発動で10秒間。
その上攻撃無力化も1回しか弾くことができない上に、ノックバックもするのだ。
だが、今回はそれで十分だ。
キリト「行け!」
アスナ「行って!」
キリト・アスナ「「ハジメ(君)――!!!」」
二人の声が、最後の引き金となった。
ハジメ「うぉりゃあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
私は一気に力を全開放し、光弾を押し返した。それもキックの威力も上乗せして。
それを見て漸く敗北を悟ったのか、茅場は剣を捨て、腕を広げてこう言った。
茅場「……ゲームクリア、おめでとう……3人、いや、4人とも。」
そんな穏やかな笑みを浮かべたまま、茅場は自らの攻撃にのみ込まれていくのであった。
そして視界が光に包まれていくのと同時に、ポリゴンの結晶が砕ける音が聞こえた。
たった今、このデスゲームの首謀者、茅場晶彦はプレイヤー達の前に敗れ去り、命がけのデスゲームは幕を閉じたのであった。
『ただいまより、プレイヤーの皆様に、緊急のお知らせを行います。』
幾許かして、そんな機械的な合成音声が聞こえてきた。
『現在、ゲームは強制管理モードで稼働しております。
全てのモンスター及びアイテムスパンは停止します。全てのNPCは撤去されます。
全プレイヤーのヒットポイントは、最大値で固定されます。
全プレイヤーは、第1層【はじまりの街】にて、強制招集されます。』
……生き残りのプレイヤー達への安全策、か。ってことは、だ。
『2024年11月7日14時55分、ゲームはクリアされました。』
ハジメ「……っし。」
そのシステム音声を聞き、漸く勝利の実感が沸いた俺は、静かにそう呟いた。
キリトやアスナは勿論、下層にいる皆にもその知らせは届いていることだろう。
『プレイヤーの皆様は、順次、ゲームからログアウトされます。その場でお待ちください。
繰り返します……』
その音声と共に、俺は目をもう一度開いた。
ハジメ「……ここ、どこだ?」
眼に映し出された光景は、紅玉宮ではなかった。なんと、空の上に転移させられていた。
キリト達も一緒だ。それにしても……綺麗な夕焼けだな。
ゆらりと流れる雲々に鮮やかな朱色の夕焼け、そこから夜に移り行こうとする深紫のグラデーション。
クリア後のご褒美にしてはささやかだが……悪くはない。
アスナ「綺麗……。」
キリト「あぁ、そうだな……。」
さて、どうなったかな?そう思って右手を振り、ウィンドウを開く。
すると、いつもの効果音とともに出現するが、装備フィギュアやメニュー一覧が消えていた。
代わりに一言、小さく【最終フェイズ実行中74%完了】と表示されていた。
ユイ「!パパ!ママ!王様!あれを見てください!」
ユイが福の袖を引っ張っているので、その方向へと視線を向ける。すると……
ハジメ「……あれが、アインクラッドの全貌か。」
長いようで短いような2年を過ごしてきた戦場。その外観を目にするのは初めてだったが……成程。
これがもし、現実にあるものだったら、とても心をくすぐられるだろう。
しかし、その鋼鉄の城は、今まさに崩壊を始めた。
驚きから無言で見つめていると、下の基部フロアから第1層、第2層、第3層……という風にしたから順繰りに崩れていき、その際の轟音が微かに風に流れて聞こえてくる。
そして俺達の思い出の場所、22層のログハウスも階層の崩壊に巻き込まれていくのが見えた。
???「なかなかに絶景だな。」
ふと、傍らから声が聞こえてきた。視線を右に向けると、そこにはいつの間にやら男が一人……
まさか、コイツが茅場晶彦か?
先ほどまで相対していたヒースクリフとしての姿ではなく、現実世界の茅場晶彦本来の姿のようだ。
白シャツにネクタイを締め、長めの白衣を羽織っている。
線の細く、尖った顔立ちの中で、その眼は変わらず冷えている。
アスナ「……あれは、一体?」
崩れ行く巨城に視線を戻しながら、アスナが問う。
茅場「比喩的表現……とでも言うべきかな。」
その問いに答える茅場の声は、驚くべき程静かだった。
茅場「現在、アーガス本社地下5階に設置されたSAOメインフレームの全記憶装置でデータの全消去作業が行われている。
あと数分でこの世界の何もかもが消滅するだろう。」
ハジメ「生き残ったプレイヤーたちは?クリアされた時のことも想定しているんだよな?」
そう俺が問うと、茅場は左手を振り、例の特殊なウインドウを呼び出した。
茅場「心配には及ばない。生き残ったプレイヤー、6,820人のログアウトは既に完了している。」
キリト「死んだ連中は…?今まで死んだ4,000人のプレイヤーはどうなったんだ?」
茅場「彼らの意識は帰って来ない、死者が消え去るのはどこの世界でも同じさ。」
それはそれで薄情過ぎないか……?すると、キリトは震える声で茅場に尋ねた。
キリト「何故…何故こんな事をしたんだ…?」
茅場は苦笑交じりにしばし沈黙すると、ゆっくりと返答した。
茅場「何故…?…何故…か。私も長い間忘れていたよ、何故だろうな…。
フルダイブ環境システムの開発を始めた時、いやその遥か以前から、私はあの城を、現実世界のあらゆる法則や枠を超越した世界を作り出すことだけを欲して生きてきた…。
そして私は私の世界の法則をも越えるものを見ることができた。」
ハジメ「その世界があのアインクラッド、そして法則すら越えるものを起こしたのが俺達、と…。」
俺がそう言うと、茅場は頷き、崩れゆくアインクラッドの方を一瞬見つめ、続けた。
茅場「子供は次から次へと色々な夢想をするだろう。私にとって……それがこの世界だった。
空に浮かぶ鉄の城の空想に取りつかれたのは何歳の頃だったかな……。
その情景だけは、いつまでも私の中を去ろうとしなかった。
年を取るごとにどんどんリアルに、大きく広がっていった。
この地上から飛び去って、あの城に行きたい……長い、長い間、それがわたしの唯一の欲求だった。
私はね、キリト君、アスナ君、ハジメ君、まだ信じているのだよ――
どこか別の世界には、本当にあの城が存在するのだと――……。」
……成程なぁ。お前には狭すぎたんだな……現実の世界が。
ハジメ「……もっと早く出会っていれば、変えられたのかもしれないな。」
茅場「……過ぎたことを嘆いても、仕方がないさ。どのみち、我々は相対すべき運命にあったのだから。」
ハジメ「そうじゃねぇよ。」
茅場「?」
今の俺の目の前にいる男は、デスゲームの首謀者ではない。天才ゲームクリエイターだ。だからこそ、
ハジメ「俺もゲーム制作には何度か携わっていた身だからさ……
共同制作?ってのが出来なくて残念だな、ってさ。」
――結局、この男には才能があり過ぎたのだ。
俺は努力で掴み取り、授かったものだが、奴は生まれた時からすでに持っていた。
どちらも道は違えど、アイツには自分の圧倒的才能で全てを実現してしまえるほどの才能があった。
故に、理解されることない暴挙ともいえる行いを、できてしまえたのだ。
茅場「……そうだな。そういう選択肢も、あったのかもしれないな……。」
それを聞いて、茅場はどこか嬉しそうに、そして残念そうに答えた。そして最後に、こう言った。
茅場「言い忘れていたな。ゲームクリアおめでとう、キリト君、アスナ君、そしてハジメ君。
君の誘いは嬉しかったが、私はそろそろ行くよ。」
その表情はとても穏やかで、純粋に夢を追いかける若者のような眼をしていた。
茅場「そしてMHC…いや、ユイ君と言ったか。君のご両親と尊敬する魔王様は本当に素晴らしい者たちだ。
誇りを持って生きていくといい。」
そうユイに言い残し、茅場は歩き出した。
ハジメ「何処に行くんだ?」
茅場「――夢の、無限に広がる世界の……幕が上がる日に。」
ハジメ「……そうか、長旅になりそうだな。お達者で。」
俺がそう返すと茅場はこちらに微笑みかけ――その存在を消失させた。
暫しの沈黙が訪れた。そして俺達は崩壊する浮遊城に視線を戻した。
既に半分ほどが崩れ、周りの雲も燃えるような赤い空も、じわりじわりと白い光に呑まれ始めている。
この世界が間もなく消滅してしまうのだというのを、改めて実感させられる。
さて、そろそろ俺達もお別れか……。
アスナ「ねぇ、キリト君。最後に君の本当の名前を教えてくれない?」
キリト「名前?……桐ヶ谷、桐ヶ谷和人…。多分、先月で16歳。」
アスナ「桐ヶ谷…和人君…か。何だ年下だったのか…私はね、結城明日奈、17歳です。」
……この二人はまた巡り会える。なんか、そんな気がする。
ハジメ「あ~、俺も教えとくか。南雲ハジメ、今年で18だ。」
そう言って頬をかくと、2人は笑みを返す。すると、辺りから光が溢れ、俺達を包み始めた。
ユイちゃんのデータはきっと、どちらかのナーブギアのローカルメモリに保存されるだろう。
しかし、異世界から来た俺は、彼等の記憶にしか存在できない。だから……ここで俺はお別れだ。
ハジメ「キリト!アスナ!二人とも、末永くお幸せにな!
ユイちゃんも、元気いっぱいのいい子に育つんだぞ!あばよぉ~!」
遂に先端部分を残すのみとなったアインクラッドをバックに、俺はそう言って1つの家族へと手を振る。
そして背後に、元の世界に通じるであろうオーロラカーテンが出てきた。
キリト「!ハジメ!お前も元気でな~!」
アスナ「またどこかで、会いましょうね~!」
ユイ「王様、またねです~!」
3人もそれに気づき、こちらに手を振って叫んだ。あの家族は、きっとどこまでも幸せになれる。
そう思いながら、俺はゲートへと背中から入っていったのであった……。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
これで一先ずアインクラッド編は終了です。
さて、次の世界についてですが候補がいくつかありますので、またアンケートをとっていきたいと思っております。
それまでは衝動に駆られて書きだした短編を投稿していくので、そちらの方も見ていただけると幸いです。
それでは、また!