うp主の妄想による、息抜きサブストーリー 作:天元突破クローズエボルハザード
ネタバレですが、主人公は作中では最強のスペックです。
とはいえ、型月ガチ勢の方にとっては、設定があやふやだと思われるので、この時点で不快だと感じた方はブラウザバックを推奨します。
それでもいいという方は……真名を告げた上でゆっくりしていってください!
……はぁ、今日も憂鬱だ。何が悲しくてクリプターに選ばれてしまったのだろうか。
よりにもよって型月世界に転生したのが運の尽き。
しかもこれは誰にも話してはいないが、俺は根源に接続できるようだ。それも任意かつ自由に。
とはいえ、非常時以外は接続を切っている。ずっと接続していたら精神的におかしくなりそうだし。
ここで察しの良い人は既に気づいているとは思うが、俺は転生者だ。
何故転生したのかって?俺にもわからない。直前まで覚えていたことは、コミケ後の宴会位だし。
多分酒の飲み過ぎで逝ったのかもしれない。あれほど飲めないって俺は言ったのに……おのれ、サークル長!
とはいえ、何も悪いことだけじゃあない。
先ず、子供の頃から顔立ちが整っていて、将来はイケメンを約束されているからだ。
今世でも生まれは日本だが、両親の血筋を引いたのかとてもイケメンだ。因みに、俺は3男だ。
上には2人の兄と3人の姉、そして弟と妹がそれぞれ一人ずつだ。もれなく全員美男美女揃いだ。
魔術の腕も上級なので、俺も必死に喰らいつこうとした。その過程で気づいてしまった。
根源。それはこの世界の魔術師にとって悲願ともいえる世界。
その世界に俺は生まれながらにして足を踏み入れていた。
それに気づいたのは根源についての資料を読んでいた途中だった。
幸いだったのは、家族全員が出払っていたことと、家政婦さんが魔術のまの字も知らなかったことだった。
その日は家族の誰かが帰ってくるまで、根源接続について色々実験していた。
どうやらスイッチのようにオンオフが可能らしい。おかげで魔術の出力調整の訓練になった。
それに加えて、俺の魔術回路の質と量は家系の中でも前代未聞のレベルらしいので、あっという間に魔術の腕は上達していった。
とはいえ、このままでは後継者問題などが勃発してしまうので、俺は家を出ることにした。
家族との仲は悪くはなかったが、外野がどう唆してくるかがわからない。
それで家族に被害が及ぶことだけは避けたい。そういうわけで、俺は単身で時計塔に渡った。
家族からは別れを惜しまれていたが、根源接続者なんていても扱いに困っていただろうなぁ、なんて思っていた。
とはいえ、その道のりも決して優しくはなかった。
自作の船で時計塔に向かう途中で霧に包まれて、ほーこーかい?なる場所に危うく監禁されかけ、必死の思いで脱出したと思ったら、今度はアトラス院に拉致されて、モルモットにされかけそうになったから無我夢中で抵抗し、気がついたらあっちこっちをたらい回しで放浪していた。
北の森を走る目玉列車にいつの間にか乗せられて目玉を抉られそうになったり、その近くの海にいたデカブツに食われそうになったり、三角形の大穴に落っこちて戻れなくなりそうになったり、西の国で襲ってきた魔術師ヨゴレ共を返り討ちにしたり、金色の狼やなんかヤバそうな赤い髪の女性から命がけで逃げ回ったりと、色々やっていくうちに暗い場所に来ていた。
もうここが何処かも分からないので勘を頼りに進むと、明かりが見えたのでそちらへ向かった。
するとビックリ仰天、なんと俺は霊墓アルビオンなる場所の下から出てきたらしい。
兎にも角にも疲れたので、時計塔のとある教授の元で匿ってもらうことになった。
その後、調子を取り戻した俺は、魔術の腕と戦闘の術を磨き、スタイルを形にしていった。
時に女の子に群がられ、時に男子とバカやったり、時に教授の手伝いをしたり、と色々あった。
まぁ、今までの経験よりは大分マシだったな……そんなある日だった。
オルガマリー「あなたがクリム・ダンブルバーグね。少し時間をもらってもいいかしら?」
カルデア所長、オルガマリー・アニムスフィアが接触してきたのは。まさかのFGOかよォォォ!?
その後、自分のこれまでを聞いた彼女から、何故か憐れむような視線をもらいつつも、取り敢えずカルデアへのスカウトを受けた。
そしてAチームになった。どうやらレイシフト適正やマスター適正が高かったらしい。
幸いにも戦闘訓練の腕はチームの中でも1,2を争うレベルの腕だったので、そこは問題ない。
……いや、あったわ。爆破事故どないすんねん。仕方がない、俺達のことは諦めよう。
取り敢えず彼等との交流を深めつつ、自身のレベルアップを図った。
序に、全てを知っているであろうこの男、ロマンにレフについての情報を話す。
最初は彼も半信半疑だったが、自身の正体を当てられてから信じてくれるようになった。
それと、今後活躍してくれるであろう後輩、マシュと藤丸君?に役立つ情報を残しておく。
とは言っても、最新版までFGOは出来なかったから、知りうる限りの情報までしかないけど。
それにしても……藤丸君?はいいなぁ。
美少女サーヴァントと合法的に、キャッキャウフフでイチャイチャ出来るし。女性なら逆ハーも可能だし。
俺も出来ればそっちが良かった!おのれ、根源!マシュはって?
……あんな純粋な子に手を出していいのは、同じく純粋な主人公だけだと思うのでノーカン。
そんなわけで、俺は爆発に巻き込まれた……一応、魔術でガードしたけどね?
そしたら、何故か急に冷凍された。ナズェダ!?まさかとは思うがロマニ、オンドゥルルラギッテンレスカー!?
あれか!?マギマリの正体バラしたり、奥さんが守銭奴化したこと教えたりしたこと根に持ってんのか!?
そんなことを思いつつ、出たらロマニの秘密を皆に暴露してやると秘かに決意した俺であった。
すると、なんか声が聞こえてきた。でも無視決め込んで寝たふりしてた。
絶対ろくでもない勧誘だもん、しかし俺に拒否権はなかった。無理やり引き込まれた。
やれ伝道者になれだの、やれ代償を払えだのと、好き勝手言われたので放送禁止ワードマシマシで罵倒してやった。
そしたら声が聞こえなくなったので、安心して再び眠りについた。
と思っていたら、今度はキリシュタリアに叩き起こされた。理不尽だ。
リーダーっていつもそうですよね!俺の事なんだと思っているんですか!?
そんな俺の文句も受け流され、何故かカルデア襲撃メンバーに入れられた。
こうなったら自棄だ。取り敢えずキリシュタリアに台本渡して、その通りに宣戦布告させた。
……練習のつもりが相手に聞かれていたり、種子が落ちる場面で色々テンパったりしたのは内緒だ。
こうして、俺は人類を裏切り、クリプターとして参戦することとなったのだ。
キリシュタリア「空想樹の発芽から90日……3ヶ月もの時間が経過した。
濾過異聞史現象――
まずは第一段階の終了を祝おう。これは諸君らの尽力によるものだ、と。」
そう言葉を発するのは我らがお茶目なリーダー、キリシュタリアだ。
今の彼は荘厳な風格を纏っているように見えるが、実際は結構な自由人だ。
だからこそ、リーダーに一番向いているんだろうなぁ……でも過去が壮絶なだけあって結構地雷多そう。
べリル「うん?そいつは大げさだ、キリシュタリア。
オレたちはまだ誰も労われるようなコトはしちゃあいない。ぜんぶ異星の神サマの偉業じゃねえの。
オレたちがしたコトと言えば、異聞帯の王のご機嫌取りだけで労われたら気が抜けちまうぜ!
本番はここからだろう?」
そう言って茶化すのは、クリプター1のヤベークズ、べリル。
正直、こいつの異聞帯乗っ取ってやりたい。何ならコイツ要らねぇ。
オフェリア「……分かっていないのねベリル。異聞帯の安定と『樹』の成長は同義よ。
異聞帯のサーヴァントとの契約と、その継続に全力を注げとキリシュタリア様はそう言っているのです。
アナタたちのような遊び気分が抜けてないマスターに対して。」
そう言ってベリルを諫めるのは見た目優等生な眼帯ちゃん、オフェリア。
この子も最初と雰囲気変わっちまったんだよなぁ……
折角マシュと女子会開けるくらいには関係築けたのに。
ベリル「おいおい、睨むのは勘弁だぜ、オフェリア。お前さんの場合、シャレになってないだろう?
……というか、キリシュタリア
ま、それについては茶化さないさ。こんな状況だ、誰かに縋りたい気持ちもわかる。
なんで、誤解だけ正しておこうか。オレはかつてないほど真剣だよ、お嬢さん。」
やること全部やべーやつが何言ってんだ。んな演技で騙されるか。
ベリル「なにしろ一度死んできたわけだしな?遊び気分でいられるほど大物じゃない。
こうして蘇生に成功したものの、異星の神とやらの恩情が二度あるとは思えない。
なら、生きてるうちにやりたい事はやっておきたい。殺すのも奪うのも生きていてこその喜びだ。
――なぁ。アンタもそう思うだろ、デイビット?」
前半の名言を後半で無駄にしておいて何言ってんだこいつ。
デイビット「同感だ。作業の様な殺傷行為は、コフィンの中では体験できない感触だった。
オレの担当地区とお前の担当地区は原始的だからな。必然、その機会に恵まれる。」
嫌な機会だなぁおい!てかそんなん喜ぶのお前ら位だよ!
そんな殺人コンビのもう片方である、存在が色々と謎の男、デイビット。
コイツはコイツでどうしたものか……いや、ポカニキにぶん投げればいいか。
ベリル「そうとも。オレたちにその気が無くても向こうから殺されに来る。
遊んでなんかいられねぇよなぁ?」
オフェリア「…………そう。貴方たちの担当の異聞帯には同情するわ。」
全くだ。デイビットはともかく、ベリルのいるブリテンは……いや、殆どがアレな奴等だしいいか。
というか、ベリルの話が長い。殺人理論云々以前に。
あまりに退屈過ぎてキリ(俺にとってのキリシュタリアの愛称)が「まだかな?」って目しているぞ。
カドック「………………。」
ペペロンチーノ「あら、平常運行のベリルに比べて、少し元気が無いんじゃないカドック?
目の隈とか最悪よ?寝不足?それともストレスかしらね?」
カドック「……その両方だ。僕の事は放っておいてくれ。仕事はきっちりこなしているんだから。」
そんな状況に呆れている目の隈少年カドックと、そのカドックの顔色の悪さを見て心配する頼れるおカm……
オネェさんことペペロンチーノ(本名は日本人だけど)。
カドックはロシアの皇女の尻追っかけているし、ペペに至っては自由奔放。
ペペロンチーノ「それはちょっと無理ね。凄く無理。放っておいて欲しいなら、せめて笑顔でいなさいな。
友人が暗い顔をしてたら、私だって暗くなる。当たり前の事でしょ?
私は私の為にアナタの心配をしちゃうのよ。アナタの事情とか気持ちとか関係なくね。分かる?
独りで居たかったら、それに相応しい強さを身に付けないと。
ストレスが顔に出ているようじゃまだまだよ。何か楽しいことで緩和しないと。」
こーいうとこが人に好かれやすいんだよなぁ……流石ペペ。言葉の重みが違う。
なんならキリとタメ張れるくらいの真面目さが感じられる。
カドック「………。」
ペペロンチーノ「そうねぇ、お茶会なんてどう?こっちの異聞帯で、良いお茶の葉を見つけたの。
アナタの所にも分けてあげるわ。皇女様もきっと喜ぶわよ?」
そして奥さんへの気遣いも忘れない、出来るオネェ。……いや、過去が壮絶なのもあるか。
しかし、インドのお茶の葉か……気になるな。今度、ウチの特産品と交換でもしてみようかな。
カドック「……余計な気遣いだ。こんな世界になってもアンタだけは変わらないな、ペペ。」
ペペロンチーノ「きゃー!褒められちゃったわー!いいわ、殺し文句にしては中々よカドック!」
カドック「違う、呆れているんだよ。……全く。遊び気分ならここに特大のがいるぞ、オフェリア。」
オフェリア「それは……い、いえ。ペペロンチーノは例外です。彼はこれがデフォルトでしょう。」
まぁ、そりゃそうとしか言えねぇよな……ペペのポジティブシンキングもある意味凄いが。
というか、そろそろキリに触れたってくれ。ソワソワしているし。
ベリル「そうそう、ペペロンチーノには何を言っても聞かねぇさ。
こんな偽名をつけるような性格だぞ?筋金入りの楽天家か、根っからのアウトローか。
どっちにしろ真剣にさせちゃあヤバい手合いさ。
コイツの地が出るぐらいのピンチなんざ、それこそ世界が終わりそうな状況だろう。
ま、そんなことは文字通り、世界が終わってもないだろうがね。」
黙れ人狼擬きが、後アウトローとか性格云々はお前が言うな。
ヒナコ「……無駄話はそこまでにして。キリシュタリア、用件は何?こちらの異聞帯の報告は済ませたはず。
私の異聞帯は領地拡大に適していない。私は貴方たちとは争わない。
この星の覇権とやらは貴方たちで競えばいい。そう連絡したわよね、私?」
そう不愛想に聞くメガネっ娘、芥ヒナコ。その正体はかの項羽の妻、虞美人ことぐっちゃん。
カルデアじゃキャラ崩壊まっしぐらなレベルの項羽スキー、残念美人とはこういうことか。
カドック「……そんな言葉が信じられるか。閉じこもっても争いは避けられないぞ、芥。
最終的に、僕たちは一つの異聞帯を選ばなければならない。
アンタが異聞帯の領地拡大を放棄しても、そのうち他の異聞帯に侵略される。
それでいいのか?座して敗者になってもいいと?」
カドックはそんなヒナコを疑い始める。でもなぁ、これ事情を知っている側からすると……ねぇ?
ヒナコ「……別に。私の異聞帯が消えるなら、それもいい。
私はただ、今度こそ最後まであそこに居たいだけ。納得の問題よ。
それが出来るなら他のクリプターに従うわ。」
……やべぇ、思わずウルッと来たわ。けど、それカルデアでも叶ってはいるんだよなぁ……。
ベリル「異聞帯間の勢力争いには興味無い、か。まぁ、結果の見えてるレースだからなあ、コイツは。」
オレ達は束になってもキリシュタリアには及ばない。
出来レースって……ウルクじゃねぇだけマシだろ。あそこ、バケモノ共の魔窟だぞ?
それに比べりゃギリシャは……いや、逸話の多さとそれぞれのヤバさとかならこっちが上か。
ベリル「俺とデイビットのところなんざ酷いもんだしな?
あれのどこが『有り得たかもしれない人類史』なんだよ。
その点、キリシュタリアの異聞帯は文句なしだ。下手すると汎人類史より栄えてる!
ずるいよな、初めからエコ贔屓されてるときた。やっぱり生まれつき高貴なやつは運が違うぜ!」
……はぁ、また話を長くさせやがって。しゃーなし、一肌脱ぎますか。
クリム「他人の芝生眺めてるなんて随分余裕あるみてぇじゃねぇか、ベリル。
そんなことほざいてる暇があんなら、テメェの庭の管理位、しっかりやっておきな。
大体、俺ぁこんな愚痴吐き大会に参加しに来たわけじゃねぇんだ。キリ、さっさと要件を言え。」
そう言って彼等を急かすのはこの俺、クリム・ダンブルバーグ。本名は……言わなくていいか。
どうせまた今度話すことになるだろうし。
ベリル「おいおい、ひでぇ言いようだな、クリム。てか、そういうテメェはどうなんだよ?」
クリム「あぁ?そもそも俺は戦いの舞台にすら立ててねぇんだ。比べるだけ無駄だっての。
んなことよりも、だ。この前、カルデアの連中がロシアにやってくるってぇ不思議な夢を見た。
偶然にしちゃあ、不吉だとは思わねぇか、キリ?まるで予知夢みてーだなぁ、なんてな。」
『!?』
そう言ってキリに話を振る。序に、カルデアの生存と行き先をわざと混ぜておく。
キリシュタリア「……予知夢、か。それなら今回の報告にも意味があったようだ。
今回、遠隔通信とはいえ、私が諸君らを招集したのは異聞帯の成長具合を確認する為だけではない。
1時間前、私のサーヴァントの1騎が"霊基グラフ"と"召喚武装"の出現を予言した。」
『!』
ま、あそこであっけなく終わっちまったら、つまらねぇもんなぁ……ゲームの展開的に。(メメタァ!)
キリシュタリア「"霊基グラフ"はカルデアのもの。"召喚武装"はマシュ・キリエライトの持つ円卓だろう。
南極で虚数空間に潜航し、姿を晦ましていた彼らがいよいよ浮上する、という事だ。」
オフェリア「……死亡してはいなかったのですね。3ヵ月もの間、虚数空間に漂っていたというのに……。」
反応は様々だねぇ……ま、俺は知っていたけどな!
ペペロンチーノ「そうね。
せっかくコヤンスカヤちゃんが魔術協会に手を回して、扱いやすい新所長まで動員したのに。
人選、間違えたんじゃないヴォーダイム?私のサーヴァントだったら基地ごと壊せていたわよぅ?」
クリム「いや、向こうの守りの万全さを考慮すれば適切だろう。向こうにはレイシフトもあるしな。
それに本来の目的――カルデアスの停止は完了している。だろ?」
ペペの指摘に対し、俺はキリのフォローをする。
キリシュタリア「……あぁ、その通りだ。コヤンスカヤの計画は良く出来ていた。
問題があったとすれば……サーヴァント達が余り積極的に働かなかった事だ。」
クリム「そうだな、神父とコヤンスカヤが本気になりゃカルデアの連中は殲滅可能だった。
そこんとこどうなのよ、巫女さんよ?」
そう言って巫女の方へと顔を向けるが、巫女は何も言ってこなかった。
クリム「だんまりかよ……まぁいい。こちらもカドックだけに任せて協力しなかったのも事実だ。
それに向こうにはそれ相応の悪運もあるようだし、甘く見積もった俺達にも責任はある。」
キリシュタリア「そうだね。次からはカルデアへの警戒を強めるとしよう。
ところでクリム、何故君は次にカルデアが出現するのがロシアだと分かったんだい?」
俺が言わなくても、デイビットが説明してくれると思うんだけどなぁ……まぁいい、説明しますか。
クリム「先ず、夢の中で吹雪が見えた、この時点で候補者は3人に絞られる。次に、目的地への縁だ。
そうなると自然とロシアが浮かび上がる。襲撃をかけたのは大量のオプリチニキだからな。
俺としちゃあ、全員生かした上で物資の処分を最優先にすることで、勝手に自滅させちまおうかって考えていたんだけどなぁ……。」
ベリル「いや、十分えぐいなオイ!」
?最も合理的な手段だろうに、何故ドン引きする必要があるのだろうか。
カドック「……ふん。因果応報とはね。やられたらやり返せ、だ。
奴等にとっちゃ、僕は真っ先に倒すべき敵だって訳だ。」
因果応報、か……この場合、貧乏くじを引かされたでもいいと思うけどな。
クリム「ま、相手さんは復讐がてらカチコミに来るんだし、待ち伏せして返り討ちにしてしまえばいいだけだろ。
ここは、カドックのお手並み拝見とさせてもらおう。」
ベリル「ハハッ、復讐か!そいつは厄介だな!話し合いは望めそうにない!ようカドック!何なら俺が――」
カドック「結構だ。アンタはアンタの異聞帯に引っ込んでろ。兄貴分を気取るのはぺぺだけで充分だよ。」
いや、どっちかというとオネェ枠な気が……。
ベリル「えー?本気で心配してんだけどなぁ、俺。
っていうか、ペペロンチーノは兄貴っつーより親父役だろう。OK、一人で踏ん張れよカドック。
皇女様への男の見せ所だしな。だが、無理はするなよ?ヤバいと思ったら
心配じゃなくて愉悦……だと神父と被るから違うか、玩具を見る目だろうに。
とはいえ、逃げの判断は正しい。生きてりゃ打てる手だっていくらでもある。
ベリル「オレたちは競争相手だが憎い敵同士じゃあない。
異聞帯を失ったクリプターに価値はないんだ。
皇女様と二人でひっそり生き伸びる分には、誰も手出しはしないさ。そうだろ、ヴォーダイム?」
ハッ、抜かしやがる。内部干渉を堂々と実行したテメェが言うか。
キリシュタリア「……カドック。言うまでもないが、我々には不可侵のルールがある。
クリプターは自分が担当する異聞帯の領域拡大を目的とする。
いずれ互いの異聞帯の境界は衝突し、どちらかが飲み込まれるだろう。
より強い人理を築き上げた異聞帯が、脆弱な異聞帯を養分とする。
だが、その衝突以外の対決────他のクリプターの異聞帯内への干渉は許されない。
ロシアにカルデアが現れるのなら、それはロシアの異聞帯の王が対応するべき事。
我々の使命は異聞帯による人理再編。もう一度、人類が神と共にある世界を作り上げることにある。」
人理再編、ねぇ……それはそれで俺も困ることにはなるが、ここでは割愛しておく。
キリシュタリア「"異星の神"による侵略が終わった今、カルデアの抹殺は余分な仕事だ。
雑務と言っても差し障りはない。……しかし、脅威であることも否定できない。
なにしろ世界を覆すのに慣れている連中だ。」
……殆どがトンチキな思い出しかないのは俺だけだろうか?
主にハロウィンとか、水着とか、バレンタインとか、クリスマスとか。
キリシュタリア「────カドック。君の手腕に期待している。
障害を排し、一刻も早くロシアの樹を育てることだ。それがカルデアの排除にも繋がるだろう。
私は全ての異聞帯に同等の可能性を見いだしたい。
人類史の可能性である異聞帯が矮小な歴史のまま閉ざされるなど許されない。」
その可能性も他の歴史を食い潰していることには変わりないんだが……言わないでおくか。
カドック「……アンタに言われるまでもない。僕だって負けるつもりはないからな。
……通信はここで切る。奴等が来るなら迎え撃つまでだ。」
そう言ってカドックは、そのまま通信を切って自分の異聞帯へ帰った。
……よし、遊びに行っちゃおうっと!
ヒナコ「……私も玉座に戻るわ。こちらの王は探求心と支配欲の
放っておくと、どんな展開を望むかわからない。」
次にヒナコがそう言って通信を切る。相手が始皇帝だし、苦労は絶えなさそうだ。
ベリル「んじゃ、俺もこの辺で。ロシアからSOSがあったら知らせてくれ。」
ペペロンチーノ「いいけど。嬉しそうね、ベリル。そんなにカドックのピンチが面白い?」
正に正論である。
ベリル「おいおい、俺がそんなにひどい男に見えるのかい、ペペロンチーノ?
カドックのことは本当に心配しているんだぜ?俺には兄弟がいなかったからな。
これでも、アイツのことは実の弟のように思ってるのさ。だから、死んだら悲しいだろ?
兄貴分として面倒は見てやりたい。」
クリム「冗談も大概にしておけ、どうせお前の興味はマシュ一択だろうに。」
正論その2。すると、ベリルがこっちを忌々し気に睨みながら、通信を切った。
ペペロンチーノ「……ベリルにも困ったものね。私も失礼するわ。こっちもちょっと様子がおかしいの。
報告は上げたけど、デイビット、クリム、2人の意見を聞きたいわ。
アナタたち、私の異聞帯の"四角"についてどう思う?」
デイビット「情報が欠落している。所感でいいか?」
あ、これ絶対奴の仕業だな。
ペペロンチーノ「勿論。アナタの直感が聞きたいの。」
デイビット「アキレス腱だ。これ以上はない急所だろう。お前にとっても、その異聞帯にとっても。
オレやヴォーダイムであればすぐに切除する。だが、おまえであれば残しておけペペロンチーノ。
そういう人間だろう、おまえは。」
まぁ、そりゃそうだな。
ペペロンチーノ「あらそう……クリム、貴方は?」
クリム「……保険、かな。残しておいて損はないと思う。必要になる時が来るかもしれないし。
後、"四角"とは関係ないけど、胡散臭い奴は特に警戒しておけ。
知らない内に虫でも仕込まれていたら大変だしな。」
進言序にさり気無くリンボの暗躍を警戒するよう伝えておく。これで少しは対策もできるだろう。
ペペロンチーノ「そう……わかったわ。じゃあ取り敢えずは"四角"の切除はしないでおきましょうか。
私としては今すぐ切り離したいんだけど……2人の直感を信じるわ。」
疑問が解消されたペペはそう言って通信を切った。さて、俺もそろそろ……
デイビット「待て、ダンブルバーグ。お前に聞きたいことがある。」
クリム「なんだ、デイビット?」
デイビット「お前の異聞帯についてだ。日本異聞帯は汎人類史の日本の国境を越えていない。
にもかかわらず、どうやって中国出身のサーヴァント――孫悟空を呼んだ?」
……あー、多分勘違いしてんなコレ。
クリム「デイビット、確かにアイツは同姓同名だが、彼は斉天大聖とは全くの別人だ。
そもそも同じ名前でも見た目容姿が違ったり、お国も違ったりなんて、英霊召喚には付き物だろ。」
デイビット「……そうか、ならいい。」
まぁ、確かに日本出身かと聞かれれば断言しにくいけどな。
クリム「質問はもういいな?俺はそろそろ帰る。庭の管理を怠ったら、虫が湧いてくるからな。」
キリシュタリア「あぁ、今度の報告を楽しみにしている。」
そう言って俺も通信を切り、元の場所へと戻った。それにしても、デイビットの質問には焦ったな。
何故って?そりゃあおめぇ……俺の異聞帯がヤヴァイからだ。
帰還した俺の目の前には広がった光景――
聳え立つ高層ビル群とそれらをつなぐチューブトンネル、宇宙ステーションに直通しているエレベーター、海中を走る道路に空を飛び交う航空輸送機、都市を包む巨大ドーム、星を囲む円盤、上空に浮かぶ大陸……
正にSFと言ってもいいレベルの最先端技術が、これでもかとここには詰まっている。
そしてこれら全てに科学と魔法の融合技術が応用されており、最早発展とかいうレベルを通り越している。
これが人類の可能性と言うのであれば……
ある意味、受け入れられてもいいんじゃないかと思ってしまう光景だ。
だからこそ……こんな異聞帯、報告出来る分けねぇだろォォォ!!!
― 永久発展惑星・ミッシングワールド ―
ロストベルト No.EX 異聞深度:EX B.C.?????
もしも、人類が魔術と科学の力で、永久機関の大量生産に成功したら?というIFの理想郷。
世界の主要都市はサイバーパンク、田舎であっても殆どスチームパンクになっており、地底では地熱を利用した巨大農園が建設されている。
各都市の上空にある浮島にはモノリスという制御システムが配備されており、それぞれにガーディアン・ラプラスがついている。
また、この異聞帯では本来召喚されるはずの英霊は、その殆どが召喚直後に地脈と一体化させられ、魔力スポットとして利用されている。
その上、自分で動くこともできない、魔力を抑えることもできないので、ただ宝具や魔力を使われ続けるというブラックも真っ青な状態になっている。
次話投稿は未定です。
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