TS転生ぼっちOLのサバゲーライフ   作:japbhangra

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第1章 サバゲー処女喪失
第1話 明日土曜、私(TS24歳OL)はサバゲーに行くぞ


 

 

 

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“「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!”

 

集英社 『ジョジョの奇妙な冒険 53巻』(荒木飛呂彦 作)より引用

 

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「明日土曜、私はサバゲーに行くぞ!」

 

 

 

 私こと染谷 龍子(♂→♀TS転生OL24歳)は、無意識下で固く決断していた。

 

 

 

 この決定に至ったのは、ノリと勢いが原因だ。しかし、そのノリと勢いを生んだのは、今生に生まれた時性転換していた事による人間関係構築の失敗が大きい。

 

 

『以下転生直前からこれ迄の自分語りにつき読み飛ばし可。時よ止ま(WRYYYY』

 

 

 

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 (なるようになった、なってしまったな)

 

 私は前世で、ロクデナシの男として生まれ育ってしまった。

 

 そんなダメっぷりを抱えながら、騙し騙し生きてきたが、仕事と暮らしに行き詰まり、『なんとかなる』という展望が見えなくなった。

 

 そして、40歳の誕生日から数日たった後、自分で以降の人生に見切りをつけて閉ざした。

 

 死んでしまったら脳ミソは止まり、「私は死んだ」なんて思考や認識も浮かばず、夢も見ずに寝落ちしたように意識が消えるだろうと思っていた。

 

 

 しかしその後、まるで死んだ事が夢だったかのように目が覚めて、意識が浮上した。

 

 問題となったのはその時、視界はボヤけ、聴こえる音はくぐもり、病院独特の薬品と衛生さ溢れる臭いを感じたからだ。

 

 (死に損なって、植物人間になってしまったか)

 

 一瞬私は今後の人生の更なる不自由を想像して落胆した。

 

 しかし妙な事に、身体が不器用ながら動かせる感覚があった。

 

 (取り敢えず身体が楽になるように姿勢をゴロゴロ動かすか)

 

 そんな事を考え、下の世話をされる恥ずかしさを仕方が無いと捨ておきながら何日かが経過した。

 

 

 (私、転生してるじゃん!【困惑】【放心】)

 

 身体が縮み、赤ん坊のそれになっているのだと認めた。

 

 それに加え、病院の私のベッドに訪れる者たちの明るい笑顔と話し声がそう感じさせた。

 

「りょうこー、パパだよー。」

 

「わたしがママよ、りょうこ。」

 

(うん、自殺した40の野郎にかかるセリフじゃないな。。。)

 

  

 

それから時が経ち、幼児から大学の学部生までの時を過ごした。

 

 文武両道・眉目秀麗を志して生きた。毎日30分から1時間をストレッチと運動を行い、美顔マッサージも同様に取り組んだ。前世の焼き増しとは言え授業の予習復習を欠かさず行い、親にせがんで古武術、システマ、ギターなどの習い事にも励んだ。(親が銀行でいい額を遊ばせていたので、スマホ開発企業の株買わせたのはグッドムーブだった)

 

家事も積極的に手伝ったお陰か お小遣いもいい額を貰えたので同級生達ともいい感じに遊んで過ごす事が出来た。

 

 大学も文句無しの国立に合格した。学費の事で親孝行出来たし、少しは遊んでも良いかなとオタクサークルに入った。

 

 しかし、そこからが良くなかった。私は好んでメンズジーパンとTシャツ等の野暮ったい男みたいな服を好んで着ていた。これを他の女の子達は「マニッシュスタイル」と呼んでいた。(ボーイッシュとは言わないのか!【驚愕】)

 

 新入生歓迎会の飲み会で周りのオタサーの先輩を含む女学生を見ると、いわゆる量産型女子大学生ばかりだった。メッシュの入ったユルフワな茶髪が並ぶ中、私の染めた事が一度も無い鴉色の黒髪ポニテは悪目立ちと言って良いくらい異質だった。 (いいじゃん、電車で見る黒髪ポニテジャージ陸上部女子・・・【性癖】)

 

 後、飯と酒が不味くてまを持て余し、カッコつけで始めた無ニコチン電子タバコを吸うために距離をあけたのも更に悪かった気がする。

 

そんな女が二次会のカラオケで当時201X年から数期前までの流行りアニメの女性ボーカルのアニソンじゃなくて、前世から好きだった"むせる"ような70~99のロボットアニメ等の曲ばかり選んで歌えば同期の女学生は勿論、ライトオタクな男子から困ったような反応を受けるわけでして。ただ、困りもの扱いの偏屈な先輩オタク達からは歓迎され隅の方の机で盛り上がれたのは楽しくて、三次会で他のグループから分離して別の店で美味い酒と飯を彼らに奢って貰えたのは嬉しかった。(一次会の飯が不味過ぎて腹が減っていたので嬉しかった)

 

 そんなこんなで、他の女子が居ないむさっ苦しい、飾りっ気や女っ気が無いような交流をして過ごせば、同期の友達の作り方や仲良くする方法がわからないまま時が経ち、気安い濃いオタクの先輩達が卒業してからはサークル棟の部屋の隅で窓に向かってプラモを作ったり、サントラやアニソンのアレンジ、SNSにアップする為のイラスト作成ばかりするボッチになっていた。

 

 (オタクサークルでボッチとか末期では・・・)

 

 サークルで浮きつつも、必修や卒業に必要な単位数は納め、ゼミで卒業研究はまとまり、辛うじて東証一部上場企業の内定を得て潜り込む事が出来た。

 

 

 

 近い年頃の女性とのつるみ方がわからないまま大学生活を終えた私は、社内の同期や部署の若手社員達からも浮き退勤後や週末は孤独に過ごすようになった。

 

(それなのに男女問わず40代より上の先輩社員達からは受けが良く、美味い飲み屋を教えてくれたり奢ってもらったりするのは何故か?)

 

 

 

 気安いオタク仲間どころか、年に数回会える友達と言えるような者もいない。

 

 ネット上でさえ、気が緩んで女だと匂わせたが最後、顔も見せていないのに友好的関係性が崩れて、ネットの知人がハイエナに変わってしまう。

 

 

 他のオタク気質の人達と集まって交流し、男女問わず楽しめる趣味や集いを考えた結果至った結論がこちら。

 

  

 

 (サバゲー、いいのでは?)

 

 

 

 アニソンバー、同人活動やイベントのアフター、ネトゲやソシャゲ繋がりのオフ会とかも考慮に入れたが結局

 

 

 

 (運動不足解消+コスプレ+機械いじり+ミリタリー趣味が同時に出来るって最高では?)

 

 

 

 と言う考えに至った。

 

 

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 『そして時は動き出(WRYYYYYY』

 

  「明日土曜、私はサバゲーに行くぞ!」

 

 

 

 それから自宅からアクセスのいいサバゲーフィールド『サバイバルゲームを行う場を指す』を調べ、必要な道具を調べ、その中からレンタル可能な物を省いた結果わかったのは以下の内容。

 

 

(これ、福沢諭吉1人、1~2Lの飲み物、お菓子後はせいぜいタオルとかだけ持っていけばいいのでは?ワタシは訝しんだ。)

 

 

 明朝6時、私はスマホのアラームを(ブッダム!:『ブッダと現世を罵る汚い言葉』)と念じながら止め、起き抜けの電子タバコを吸う。

 

 (行くぜネオサイタマ、やるぜサバゲー、さよならユキチ=サン)

 

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