あとは気が向いた時に後日談や番外編を書くかもしれません
風邪をひいて本調子ではない時に思いついたネタを形にした話でしたがなんとか完結させることができました
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堕天使としてできることを増やしてみようかと思った俺は、相手から神器を取り出す堕天使の術式も学んでみた。
死んでも構わない相手にしか使えないので、相手から神器を抜き取る術は使い所が限られる術だな。
まあ、禍の団が相手なら、使っても誰も文句を言うことはないだろう。
そんな禍の団には神器の使い手が多い英雄派しか残っていないが、ベルセルクのゴッド・ハンドの様々な能力を使った独自の情報網によると、英雄派はギリシャ神話の冥府の神ハデスと接触したようである。
悪魔をコウモリ、堕天使をカラスと呼ぶハデスは三勢力のことを嫌っていて、三勢力と敵対している禍の団の英雄派に、封印していたサマエルの召喚を許可したらしい。
ハデスには、堕天使の勢力に所属している白龍皇を倒す為にサマエルを使わせてほしい、と禍の団は言っていたようだが、実際はオーフィスと敵対していることを恐れて、サマエルでオーフィスを弱体化させるつもりであるようだ。
「龍喰者」とも呼ばれるサマエルは最強の龍殺しの呪いを持ち、その凄まじく強力な龍殺しの呪いは、龍神のオーフィスにも有効な呪いであるのは間違いないだろう。
サマエルを召喚する許可を得た英雄派は、さっそくオーフィスを狙うことにしたようで、駒王町を歩いていた俺とオーフィスの前に現れる英雄派の面々。
神滅具の絶霧による結界も張られ、完全に隔離された空間となった道端。
神滅具の魔獣創造で作り出されたモンスター達が絶え間なく襲いかかってくるが、俺とオーフィスの相手にはならない。
モンスターを瞬殺して進む俺とオーフィスに焦りを隠せていない曹操。
「急げ!サマエルを召喚しろ!ゲオルク!」
曹操に命じられたゲオルクが召喚したサマエルから龍殺しの呪いが放たれる前に、素早くサマエルに接近した俺は光力で作り上げた剣でドラクエ7のゴッドハンドが使える技を放つ。
オーラの檻でサマエルの動きを封じ込め、頭上から檻ごと粉砕する究極の剣技であるアルテマソードによって粉砕されたサマエルに動揺する英雄派達。
その隙を逃さず俺は、雷速の雷光を放ち、ゲオルクの身体を痺れさせて気絶させた。
完全に意識を失ったゲオルクは、これでしばらく神滅具の絶霧を使うことは出来ない。
つまりしばらくの間、英雄派は誰もこの場所から逃げることは出来なくなる。
続けて、光力で作成した剣を巨大化させて、横一文字に振るうと英雄派数名と幹部らしきジャンヌとやらの首が飛ぶ。
これで残る英雄派の幹部は、トップの曹操を除けば、絶霧を持つゲオルクだけだ。
魔獣創造を持つレオナルドは正気を失った状態で、モンスターを生み出すだけの機械のようになっていて、英雄派達には完全に道具として扱われている。
レオナルドには英雄派達によって明らかに何らかの手が加えられており、神滅具持ちの子どもを都合のいい道具に加工するような外道達が、英雄を名乗っていることが俺には不快で仕方がない。
何一つとして英雄と呼ばれるようなことをしていない外道でしかない禍の団の英雄派は、生かしておく必要もないだろう。
既に手遅れで、医療系なゴッドハンドでも元の状態に戻すこともできないレオナルドの首を光力の剣斬り落とし、安らかに眠らせてやった後は、曹操とゲオルク以外の英雄派達を斬殺。
オーフィスが曹操の相手をしている間に、神器を抜き取る術式を使った俺はゲオルクから絶霧を抜き取っておく。
絶霧を抜き取られたことで、ゲオルクの張った絶霧による結界が解除された瞬間、俺が再び結界を張った。
最後に残った英雄派のトップである曹操は、オーフィスの攻撃によって完全に瀕死の状態で、あと少しで死ぬのは間違いないが、きっちりとトドメを刺しておくとしよう。
光力の剣で曹操の心臓を突き、首を斬り落として完全に殺害。
これで今後、禍の団の英雄派にオーフィスとのデートを邪魔されるようなことはないな。
残った英雄派達の死体を纏めて消し飛ばしておき、結界を解除して帰宅した俺とオーフィス。
禍の団の英雄派を完全に壊滅させたことを冥界に居るアザゼルにも一応通信機器で伝えておくと「マジか」と驚いていた。
ちなみに兵藤一誠を含む主人公勢は冥界で、好評だったドラマの続編の撮影に励んでいたらしい。
ドラマの題名はレッドドラゴンというもので、バトル系の特撮作品みたいな感じのドラマになっているようだ。
おっぱいドラゴンよりかはまともな題名なので、赤龍帝の籠手に宿るドライグも嘆いたりはしていないみたいだが、兵藤一誠にもっと強くなってほしいとドライグは思っているようである。
ドライグにとってライバルなアルビオンの宿主であるヴァーリの強さを知り、そう簡単に力の差が縮まらないとしても兵藤一誠に強くなってもらいたいと考えているドライグは、ドラマの撮影には乗り気ではない。
主人公勢が居る冥界では、そんなことになっていたようだが、冥界が平和であるのは確かだろう。
黙示録の獣も消滅し、禍の団が完全に壊滅したなら、リゼウィムが余計なことをしなければ特に敵は居ない筈だ。
そう思っていたんだが、オーフィスの気配が気になったのかクロウ・クルワッハが、俺の自宅までやってきた。
鍛えたことで全盛期の二天龍よりも強くなっているクロウ・クルワッハは最強の邪龍であるが、そう言えばクロウ・クルワッハだけは他の邪龍と違って魂だけの存在にはなっていなかったな。
クロウ・クルワッハと戦いになるかと思っていると、オーフィスが「多分気に入る」と言いながらクロウ・クルワッハに手渡したバナナ。
バナナの皮を剥き、一口食べたクロウ・クルワッハは目を見開いたかと思えば、凄まじい勢いでバナナを食べていく。
あっという間に5本のバナナを全て食べたクロウ・クルワッハは「馳走になった」と言うと去っていった。
バナナ食べて満足して帰っていく邪龍って、と微妙な気持ちになったが、戦わなくて済んだのは良いことかもしれない。
なんてことがあった日の翌日、オーフィスに伝えておきたいことがあった俺は、オーフィスを連れて俺の部屋まで移動する。
部屋の中でベッドに並んで座り、口を開いた俺は、伝えたいことを言葉にした。
俺と結婚してくれないかオーフィス、とオーフィスに俺が言った瞬間、凄まじい勢いで此方に飛びついてきたオーフィスが「する!仁と結婚する!」と言いながら抱きついてきて離れない。
断られなかったのは嬉しいが、いつまでもずっと抱きつかれたままだと、結婚式も出来ないぞ、と俺が言うと、抱きつき続けることを止めたオーフィスは素直だ。
それから、家族にも話を通しておき、結婚式の為の準備を全員で行うことになったが、父が「アザゼルにも手伝わせよう」と言い出した。
順調に準備は進んで、結婚式を行う式場は堕天使の手が入っている所になり、関係者以外が立ち入ることのない結婚式が、ついに今日始まっていく。
純白のスーツを着た俺と、ウェディングドレスを着たオーフィスが、アザゼルが用意した神父役のロボットの前で指輪を交換した。
ちなみに神父役のロボットらしき存在の中には、聖槍の穂先が内蔵されていて、三勢力の神の意思が自由に喋ったり動いたりできるようにアザゼルが作ったらしい。
「それでは誓いのキスを」
三勢力の神の意思が宿るロボットの言葉に従って、俺とオーフィスは誓いのキスをする。
オーフィスと初めて出会った時は、結婚するなんてことは考えてもいなかったが、こうしてオーフィスと結婚できて良かったと俺は思えた。
「仁、大好き」と幸せそうに笑うオーフィスに、俺もオーフィスが大好きだ、と伝えておく。
「我、とても幸せ」と言ったオーフィスを抱きしめた俺は、ああ、俺も幸せだ、と言って笑った。
主人公とオーフィスが異世界旅行に行くなら、どの異世界が良いですか?
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