ゴッドハンドな転生者   作:色々残念

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だいぶ遅くなりましたがなんとか思いつきましたので更新します
あとはダンまちの世界ですね


異世界旅行その2、トリコの世界

「異世界の美味しいものが食べてみたい」と言い出したオーフィスの望みを叶える為に、美味いものが食べれそうな異世界を「霧の世界扉」を使って探してみた。

 

様々な異世界の中で、巨大なワニを倒して食べている青い髪な大男と身長が小さくて鼻が特徴的な男が居る世界を発見。

 

この世界は、トリコの世界で間違いなさそうだ。

 

焼かれているガララワニの肉は霜降りの脂がキラキラと光っていて、見るからに美味しそうである。

 

トリコの世界の他の場所も見て回ってみたが、美味そうに食事をしている人々が多い。

 

このトリコの世界に試しに行ってみるのも悪くはないと判断した俺は、オーフィスと一緒に「霧の世界扉」を開いた先の異世界に向かう。

 

純金の延べ棒を売却して手にいれたトリコの世界の通貨を用いて、まず最初にしたことは、祭りの屋台で売られていたホネナシサンマとやらの炭火焼きを購入してオーフィスと一緒に食べてみることだった。

 

名前の通りに骨が無く、頭からかぶりついて食べても美味しくいただけるホネナシサンマが美味いサンマだったのは間違いない。

 

「絶妙な味付けに炭の香りがたまらない」

 

笑顔で炭火焼きのホネナシサンマを食べながらそんなことを言っていたオーフィス。

 

炭火焼きのホネナシサンマを売っていた屋台以外にも様々な屋台があり、とりあえずまずは屋台巡りをすることにした俺とオーフィスは、屋台で売られている料理を食べていく。

 

特に一房まるごとチョコバナナきゅうりや焼きモアイモを気に入っていたオーフィスは、やはり甘いものが好きらしい。

 

屋台巡りを終えて、この世界のホテルに一泊した俺とオーフィスは、トリコの世界の食材を土産に持って帰る為に、ちょっとした資金稼ぎも兼ねて狩りや採取をしてみることにする。

 

トリコの世界で最初に発見した獲物は、比較的広域に生息している蟹ブタとなったが、蟹ブタの肉は100gで8000円の値がつくようだ。

 

イノシシ科の哺乳獣類で、丸々と肥えた体格とは裏腹に、計6本の短い足を高速で上下動することで、チーター並みのスピードで走行することが可能な俊敏なブタだった蟹ブタ。

 

そんな蟹ブタがチーター並みのスピードであろうと容易く追い付いた俺は、光力で作り出した光の剣で蟹ブタの首を斬り落とし、血抜きもしておく。

 

仕留めた蟹ブタを解体して斬り分けてみると、高い運動能力の為に身体が引き締まっている蟹ブタは、見た目よりも脂身が少ない。

 

試しに蟹ブタを焼いて食べてみると、淡泊な口当たりの中にも濃厚な旨味が凝縮されていて、まるで最上級の蟹を食べているような味わいだ。

 

斬り分けた蟹ブタの肉を購入しておいたグルメケースに詰めて保管しておき、次の食材を求めてトリコの世界を練り歩いてみる。

 

プリンのような味わいのキノコであるキノコプリンを発見し、幾つか採取してグルメケースで保管した後に、まだ残っているキノコプリンを食べてみた。

 

上の部分はココア味となっていて茎がプリン味となっているキノコプリン。

 

どうやらキノコプリンはサイズが大きいほど地面から抜きにくく、その大きさに比例して糖度が高くなっているらしい。

 

手のひらサイズなら普通のプリン程度の甘さだが、身の丈よりも大きいキノコプリンは凄まじく甘く、甘いものが好きなオーフィスでなければ全ては食べれなかっただろう。

 

ウージャングルでBBコーンを手に入れる為に、空を飛んで移動していると巨大なトドに鳥のような翼が背から生えているトドバードが襲ってきた。

 

拳による一撃でトドバードの頭部を粉砕して倒し、一旦地上に降りた俺とオーフィスは、倒したトドバードも解体してから焼いて食べてみる。

 

トドバードは特に腹の肉がプリプリで脂のりがよく美味であり、味の悪い食材ではないようだ。

 

なんてことがありながらも到着したウージャングルで、現れたゴブリンプラントが数体。

 

食用としての価値は無いゴブリンプラントだが、そのエメラルド色の眼球は宝石として、1個数十億で取引されるほどの価値がある。

 

ゴブリンプラント達の眼球を全て奪い取ってから、俺の雷光で焼き尽くすと、ゴブリンプラント達は灰と化した。

 

戦闘力のインフレが激しいトリコの世界だが、人間界程度なら特に問題はない。

 

ウージャングルの頂上にあるBBコーンは、かなりの厚みと弾力があり、実がぎっしりと詰まっているようである。

 

森の全ての栄養を吸って成長しているBBコーンの茎を光剣で切って、手にいれた幾つかのBBコーンの1本を、さっそく調理して食べてみることにした。

 

BBコーンの1粒を、表面を焦がさないように、ゆっくりと中まで温めてから、少しずつ温度を上げていくと、ついに弾けたBBコーン。

 

100人前のポップコーンへと変わったBBコーンは、噛むと風味が増して更に深い味となり、喉越しもなめらかで普通のポップコーンとは違う。

 

一口食べるとやめられなくて止まらなくなる味で、食べるたびに逆に腹が減ってくるようで他の飯も食べたくなり、食欲増進効果も高い。

 

調理した1本以外にも手にいれたBBコーンは幾つか残っているので、良い土産になりそうだ。

 

ゴブリンプラントの眼球を2つほど売却して、手にいれた資金を使って様々な食材を集めた俺とオーフィスは、土産は充分に手に入ったので元の世界に戻ることにした。

 

最後に小松の料理を食べてから元の世界に帰ろうと考えた俺は、オーフィスと一緒に身嗜みを整えて五ツ星ホテルであるホテルグルメへと向かう。

 

ホテルグルメの料理長である小松が作った料理は、確かに美味しかった。

 

全ての調理が終わったのか、厨房から出てきていた小松は、幸せそうに料理を食べる客達のことを嬉しそうに見ているようだ。

 

食事を終えた俺は小松に近寄ってみて、美味い料理を作ってくれたことに感謝の言葉を伝えておくついでに、感謝の気持ちとしてゴブリンプラントの眼球を1つ小松に渡す。

 

「何ですかこれ?宝石みたいですけど」

 

不思議そうにゴブリンプラントの眼球を見ていた小松は、食材に関係するもの以外には詳しくないらしい。

 

売れば数十億にはなるゴブリンプラントの眼球だな、美味い料理を作ってくれたきみへの感謝の気持ちだ、好きに使ってくれ、と伝えて立ち去ろうとした俺の背に「いやいやいや、こんな高額なもの渡されたら困りますよ!返します返します」という小松の声が届いた。

 

悪いが返品は受け付けていないんだ、とだけ言った俺は食事代の支払いを済ませて素早くホテルグルメを出ると「霧の世界扉」を開いてオーフィスと一緒に元の世界に戻る。

 

トリコの世界で手にいれた食材を使った料理を姫島家の面々に振る舞ってみると、反応が物凄く良かったことは確かだ。

 

またトリコの世界に行ってみるのも悪くはないかもしれない。

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